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【守矢杯】森崎が幻想入り 10話目【嵐の予兆】
[894]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/03/17(水) 19:46:59 ID:/QKcKyyA 幽香「今更謝っても遅いわよ……!」 「吹き飛ばしてあげるわ!」 バチィッ! バチバチバチィィッ! ビシィィィィィィィィィッ!! 本体と分身、同時に放たれるビームの威力は単純に計算しても先程の二倍。 さらにツインシュート特有の複雑な軌道まで加わったそのボールは、森崎をして感嘆せしめる程のものだった。 ……だが、それでも萃香は笑みを崩さない。 萃香「行くよ。これが私の……幻想郷から失われた鬼の力さ!」 酔いに緩んでいた萃香の顔が一瞬で引き締まり……彼女の背丈がわずかに大きくなる。 森崎は最初、それは彼女が放つプレッシャー故の錯覚だと勘違いしたのだが……しかし、事実はもっと単純であった。 森崎「(げっ……本当に大きくなってやがる?!)」 森崎の胸ほどまでしか無かった彼女の背丈は、いつの間にか角がゴールバーの上辺を越えるまでに大きくなっていた。 しかし、決して成長したというわけではない。それは、言うなれば虫眼鏡を覗き込んだ時のような「拡大」である。 外見そのものは一切変わらず、ただスケールだけが大きくなってゆくその様は、控えめに言っても異様であった。 萃香「こんな豆鉄砲で私を吹き飛ばそうなんて……1000年と少しは早いね!」 ガシィィィィッ!! そう叫んで、萃香は右手一本だけを伸ばし……向かってくるボールを無造作に掴み取った。
[895]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/03/17(水) 19:48:17 ID:/QKcKyyA 幽香「なっ……?!」 萃香「残念だったねぇ。どうだい森崎、私の力は?」 もの凄い形相で睨んでいる幽香を一瞥した後、ゴール脇の森崎へと振り返る萃香。 その表情が一転して気の抜けた物に戻ると、体もそれに応じてしゅるしゅると小さくなってゆく。 森崎「む……」 森崎が萃香に向けて何かを言いかけた、その時。 中山「おい、森崎! 一体何の騒ぎだ?」 メリー「随分派手に練習してるわね……って、あれ? 萃香?」 リグル「(げげ、何か幽香の機嫌が滅茶苦茶悪くなってる!)」 騒ぎを聞きつけたフォーレスツのメンバー達が、森崎達の方へと駆けつけてきた。 ふと時計を見れば、時間は正午に指しかかろうという所。おそらく、他の組の練習はもう粗方終わったのだろう。 萃香「……ありゃ、団体さんのご到着だね。あんまり関わると霊夢がうるさいし……しょうがない。 返事は聞きたかったけど、今日はこの辺で退散させてもらうよ。また今度、ゆっくり出来るときに会おうね」 幽香「……ッ! 待ちなさいよ!」 手をふる萃香に向かって、幽香が慌てて詰め寄る。 だが、萃香の体はそれよりも早く端からほつれて白い霧になり始め……そして、ついには完全に消え去ってしまった。
[896]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/03/17(水) 19:49:17 ID:/QKcKyyA 幽香「くっ……この……ッ!」 レティ「ねぇ、森崎。一体どうしたの?」 ミスティア「んー? さっきのって萃香よねぇ?」 後に残されたのは、事情を把握出来ていないチームメイトたちと、怒り心頭の幽香。 しかし、混乱はまだまだそれだけでは無かった。 中里「……む?」 メルラン「わ、わわっ?」 文「おや、ここに居ましたか。探しましたよ、がんばりフォーレスツのキャプテンさん」 周囲のチームメイトをかき分けて現れたのは、最早お馴染みのお騒がせ天狗・射命丸文であった。 彼女は森崎の目前まで歩み寄ると、懐からすっと一枚の紙片を取り出して差し出した。 蓮子「……何? それ」 文「明日からの試合のトーナメント表ですよ。さぁ、どうぞお検め下さい」 森崎「今更かよ。前日にトーナメント表を発表ってどういう事だ? まぁ今言っても仕方ないが……」 射命丸から紙片を受け取り、開いて中を確認する森崎。 チームメイトの幾人かも興味津々のようで、森崎の後ろに回って肩ごしに中身を覗き込もうとしていた。 森崎「何々、第一試合目は……」
[897]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/03/17(水) 19:50:17 ID:/QKcKyyA ------------------------------------------------------------------------- 一試合目の相手です!→!card !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードのマークで分岐します ダイヤ→「大会二日目・破壊と歴史と信頼と」 ハート→「大会三日目・永遠亭ルナティックス」 スペード→「大会二日目・マヨヒガ連合」 クラブ→「大会三日目・魔界チーム」 JOKER→「大会一日目・博麗連合」
[898]森崎名無しさん:2010/03/17(水) 19:51:19 ID:BMvXbiFY 一試合目の相手です!→ クラブ4
[899]森崎名無しさん:2010/03/17(水) 20:12:42 ID:??? あほ毛神はまさかいないよな?
[900]森崎名無しさん:2010/03/17(水) 20:14:09 ID:??? いないとクラブ扱いにはならないんじゃないか
[901]森崎名無しさん:2010/03/17(水) 20:37:33 ID:??? 三杉のようにガッツ消費の激しい選手だから後半からの出場かもしれないが、 パチュリーよりも能力は高いから厳しい。 しかも、GKがカウンターシュートセーブの持ち主だから、FWが弱いこちらは圧倒的に不利。 ボスチーム並みに厳しい闘いになる。 試合までにどれだけ鍛えられるかにかかっていると言ってもいい位だ。
[902]森崎名無しさん:2010/03/17(水) 20:40:12 ID:??? ありすはどうなるんだろ
[903]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/03/17(水) 21:56:06 ID:/QKcKyyA 一試合目の相手です!→ クラブ4 クラブ→「大会三日目・魔界チーム」 森崎「魔界チーム? ……魔界って、ファンタジーとかに出てくるアレだよな。 死後の世界だけじゃなくて、幻想郷にはそんなもんまであるのか?」 とりあえず思ったことを口に出してみる森崎。 しかし外界組と幽香を除くチームメイトたちは、森崎のように平然とはしていなかった。 メリー「げっ……よりにもよって」 咲夜「初戦からあそこが相手か……キツいかも知れないわね」 メリーに続き、咲夜までが難しい顔をして紙面をじっと見つめる。 森崎もここに至って、この魔界チームという相手が相当の難敵なのだと悟った。 森崎「おい、なんとなく相手が強いってのは判ったが……誰か詳しく説明してくれないか?」 周囲に説明を促す森崎。だが、それに答えたのは何故かチームメイトたちでは無く、目の前の射命丸だった。 文「魔界神・FW神綺を筆頭に、脇をユキ・マイの姉妹が固め、 守りはGKに側近のメイドである夢子を置いた、非常に突出した攻撃力を持つチームです。 単純な攻撃力なら、あなたが勝利した紅魔館に迫る……いえ、下手をすれば「今の」紅魔館なら凌ぐほどの相手ですよ」 森崎「……は? あれと同じかそれ以上の攻撃力って……嘘だろ?」 咲夜「本当よ。……勿論、万全な状態であれば紅魔館が魔界に遅れを取る事なんか、万に一つもないけれど」 苦々しげに口にする咲夜。万全な状態であれば、という所が引っかかるものの、どうやら嘘をついている様子はない。
[904]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/03/17(水) 21:58:40 ID:/QKcKyyA 文「正直な所、博麗連合・守矢神社に続いての第三の優勝候補ですね。 一回戦目に当たってしまったことに関しては……まぁ、不運というしか」 蓮子「(練習はしたけど……それでも、今の私じゃまだ……)」 チーム中に漂う陰鬱な雰囲気。……それを払拭したのは意外な人物だった。 幽香「何をぶつぶつ言ってんのよ。やるからには勝つ、それだけでしょうが!」 レティ「え? 幽香……?」 今まで黙り込んでいた幽香が突然発言したことに驚き、皆がそちらの方向を向く。 幽香「優勝を目指してたんじゃないの? 博麗連合を倒すつもりだったんでしょう。 一回戦でたかが魔界如きと当たった所でそれがどうしたっていうのよ! ……ねぇ?」
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0ch BBS 2007-01-24