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【こちら松山】キャプテン松山21【地底に潜入した】
[913]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/03/28(日) 00:20:52 ID:??? 想起『松山光』 漆黒の空間内で、先程と同じ色の光が注がれて、正面の闇を剥ぎ取り……気付くとそこに誰かが立っていた。 日本人らしい黒い髪は切り揃えられて、精悍な印象を強めている。 その上には、降り積もる雪のように淡く、しかし強い彼女の想いが宿ってるハチマキ。 目が合うと、野生の荒鷲を思わせる強い眼光が松山を射抜く。 強靭な精気が離れていても伝わってくる。 仲間との強い絆を全て背中に背負い込んだかのような少年の雄姿。 それが誰か本当に解らなかった。理解を拒否したと気付くことすらできなかった。気付くと誰かと問うていた。 想起松山「俺が誰かだと? 俺は―――松山光だ!」 "松山光"が名乗りを上げた今でも。 まるで鏡のようだ……と。 "松山光"は思えなかった。 今日はここまで。切り悪いところでごめんなさい。お疲れ様でした。
[914]森崎名無しさん:2010/03/28(日) 00:33:07 ID:??? 翼の方の松山って感じだなぁ。 髪は黒くて、美子とゴールインして。さわやかイレブンなふらのの
[915]森崎名無しさん:2010/03/28(日) 00:36:45 ID:??? うん、原作の松山vsここの松山って感じだね 気になる引きだ、お疲れ様でしたー
[916]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/03/28(日) 23:07:50 ID:??? >>914 成就して然るべき恋が上手くいって、周りに冷たく扱われたりもせず真っ直ぐ成長した松山光ですね。 年齢設定は高校一年で、この外伝の松山より一つ年上です。 >>915 ありがとうございますー。 この展開になるケースは三つありました。さとりを勧誘したことで発生しました。 負けてもゲーム上では失うものはありません。 すみません。今日は(多分ですが)お休みさせてください。 この先の展開でちょっと悩んでて。 松山が主人公としては、外せない展開と考えてますが…… 私がそう考えてても、参加者さんがそうとは限らないので……お疲れ様でした。
[917]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/03/28(日) 23:14:44 ID:??? 藤沢関連の展開って、やはり重たくならぬよう抑えめが良いでしょうか? ご意見頂けたら助かります。
[918]森崎名無しさん:2010/03/28(日) 23:23:24 ID:??? 某スレでも似たような展開あったけどあっちとは逆の立場で、 向こう側の松山が成功者だもんなぁ〜。まぁトラウマ乗り越えるなんて 軽々しくやる話でもないしある程度は重くなってもしょうがないのでは? ただ某スレみたく向き合って乗り越えた時のカタルシスは無いとただ失うだけだと また…になるのかなぁ〜とは思いますが… 結局は松山さんが納得する方向でいいんじゃないでしょうか? 書きたくないものを無理に書いても作者読者お互いに不幸なだけですし
[919]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/03/28(日) 23:36:12 ID:??? >>918 ありがとうございます。 やっぱり、載せる前から悩んでちゃ駄目ですね。 カタルシスを得られるか含めて、続き書かないと始まりませんし。
[920]森崎名無しさん:2010/03/28(日) 23:39:19 ID:??? ここの松山にとって重大なトラウマなら仕方ないですよね。 ただ、そんなトラウマか?そんなに苦しむとこか?って思ってしまうと読者的に辛いかもしれません。 不幸だけど松山はヘタレではないし。
[921]森崎名無しさん:2010/03/28(日) 23:41:32 ID:??? >>918 同意。重くてもカタルシスさえあれば、と思います。 あとまあ、藤沢関係って結局どうしようもない過去の話で、かつ本編で行われたことなので、 このスレで松山がどれだけ過去のことをほじくり返されて苦しんでのたうちまわっても、 住人的にはあまり「重い」とは感じないのでは、と思います。 もちろん、それによって過去のことを知った幻想郷の面々が失望して離れていったり、 したり顔で云々説教をしてきたりしたら、また違うでしょうけど。 でもまあ、それも結局は松山さんのかきたいものを書くしかないのでは、と思うのも>>918と同じく。
[922]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/03/28(日) 23:44:58 ID:??? 光もない世界。そこに二人の光が立って、真っ向から視線を合わせていた。 何もかもぼやけた薄闇の中で、ハチマキをした松山光の周囲だけが眩しく輝いている。 松山「お前が……まつやま……ひかる?」 想起松山「そうだ。 俺が北海の荒鷲こと松山光だ!!」 "松山光"は堂々として、再度名乗る。 両の目に、昏い影など見当たらず、自分を信じ仲間を信じぬいた男特有の、強い意志の炎が燃え盛っている。 それでいて、雪国富良野から吹く爽やかな風を相手の心の裡にまで送り込むような。 さとり『わかりますか? 目の前の彼が何者か……』 声が脳に直接届いた。 闇に覆われた松山は、自身の体を目では認識できない。感じられるのは目の前の"松山光"と、さとりの声だけ。 訂正。さとりと違う、無邪気で溌剌とした声が木霊した。 こいし『えっへへ驚いた〜? すごいでしょ。 私が無意識から引っ張り上げて、お姉ちゃんが記憶から容にした、貴方が理想と考えてた自分自身だよ』 松山「(理想の……俺……?)」 さとり『こいし……。はぁ。 まぁ概ねその通りです。そして……』 想起松山の姿が透明に透き通り消えた。真っ暗に戻る。 息も吐かせず松山の正面の空間に、大型スクリーンサイズで映像が投影され、浮かび上がる。 真っ先に目に飛び込んだのは、忘れもしない全国中学生サッカー大会の順決勝戦。その試合後の一幕。
[923]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/03/28(日) 23:47:02 ID:??? 想起松山『ごめんな勝てなかったよ』 想起松山『!! こ、これは!!』 想起松山『こんなところにこんな小さく、しかも目立たないように白い布に白い糸で……』 場面が切り替わった。新東京国際空港。 マネージャー。忘れもしない藤沢美子に手当てを受けながら、感極まった藤沢を抱きしめるのはやはり"松山光" 想起松山『元気で行ってこいよな』 想起松山『むこう行ったら手紙くれよ。俺も返事書くからさ』 想起松山『それからこのハチマキ。お前との記念に大事にとっとくよ。ありがとう』 松山「やめろ……」 映像から嫌というほど解る。 松山光と藤沢美子。 二人の心が固い絆で結ばれたというのが。 こんなものは知らない。松山が通ってきた過去ではない。 なのに見てると、胸に大きな穴が開けられたような……突然襲いかかった喪失感に両目を剥いて叫んだ。 松山「やめろ!!!!」 感情を抑えきれず叫ぶと、映像がブツンと切れる。 またさとりの声が聴こえた。
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0ch BBS 2007-01-24