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【どん底からの】キャプテンEDIT2【出発】
[51]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/07(日) 23:54:15 ID:GE+4f6OQ >>A.小豆沢さんの怪我の様子が気になる。医務室に行こう ------------------------------------------------------------------- 大前「小豆沢さん、怪我は大丈夫かな……。俺が見に行って治りが良くなるってことはないけど、様子くらいは見に行ってみよう」 そう考え、競技場の医務室に向かうことにした。 … … … 大前「失礼します……小豆沢さん?」 医務室に入ると、寝台に腕を吊った小豆沢が横たわっていた。 小豆沢「大前か……わざわざ見舞いかい?」 大前「わざわざってことはないです。小豆沢さんが怪我をしたっていうなら、飛んででも駆けつけなくっちゃ」 小豆沢「はははっ……」 元気づけようとなるべく軽い口調で言った大前に、小豆沢は力無く笑ってみせた。 そして、しばらく黙りこむ。 小豆沢「試合、負けたんだってね」 沈黙の果ての第一声はそれだった。 大前「……はい」 小豆沢「試合の様子は大体聞いてる。先に監督やチームメイトも、ここに寄ってくれたからね」
[52]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/07(日) 23:56:56 ID:GE+4f6OQ 大前「なんだ、じゃあ俺は出遅れですか」 小豆沢「試合のすぐ後、閉会式前のことだからね。きっちり式の最後まで見届けたんなら、遅れても仕方ないさ。 ねえ、大前。……君は、実際に試合をその目で観て、どう感じた? 僕に聞かせてくれないか?」 先に2票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。 ※ IDが変わる時間帯が近いので、投票は0時を回ってからされたもののみを受け付けます ※ ※ それ以前のものは無効となりますので、ご注意ください ※ A.「一人の負傷交代でチーム力がガタ落ちになる現状は、よくないと思います」 B.「守備のタレント不足は、やはり課題では無いんでしょうか」 C.「これから三年間、金成と戦うと思うと、すごく嫌な気分です」 D.「あの反則さえなければ、勝っていたのは鳴紋でした。アレはどう考えても狙っていましたよ」 E.自由選択です。大前に言わせたいことを併記してください
[53]森崎名無しさん:2010/03/08(月) 00:00:28 ID:yZWbEtzQ E 「勝ち負け関係無しに、こんな形で終わることが悔しかったです」
[54]森崎名無しさん:2010/03/08(月) 00:02:13 ID:xZ6ywUeo A
[55]森崎名無しさん:2010/03/08(月) 00:05:00 ID:v0fhZBhM A つらいだろうけど、この状況はかなり小豆沢さんにも責任あるもんな。
[56]キャプテン正美 ◆ZnBI2EKkq. :2010/03/08(月) 00:21:08 ID:??? 新スレ乙でございます。 チーム内での立場が厳しいですが、ここから盛り返して、 「あんなこともあったな」と笑い話にしたいですね。先を楽しみにしております。 それにしてもマネージャー、いいコですねえー。
[57]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/08(月) 01:04:30 ID:H7Hq3SFY >>56 乙ありがとうございます そうですね。時間は全てを癒すと言いますし、みんなと関係を修復すれば、そんな場面もありえるでしょう 早くそうなるといいと思います >>A.「一人の負傷交代でチーム力がガタ落ちになる現状は、よくないと思います」 ---------------------------------------------------------------------------- 小豆沢「……痛いところを突くなあ」 大前「すいません。けど、これを正さないと同じことの繰り返しです。 ピッチに立つ以上、誰にも怪我を負う可能性はあります。その時に代わりを果たす人材がいないのは致命的です。 ウチのチームが少数精鋭で実力を維持しているのは知っていますが、それとチーム内で力の差があり過ぎることは別問題でしょう」 小豆沢「まったくもって、その通りだ。ミドルシュートを撃つ得点源。中盤のボールを運び手。ゲームメイカーに守備。 僕が一人でいくつもの役割を兼ねていたから、たかが一人の負傷交代だけでこの結果だ。 それを正せなかったのは……キャプテンとしての、僕のミスだ」 天井を仰ぎ、息を吐く。 小豆沢「早瀬にもよく言われたよ。『もっと俺たちを頼ってください。頼れないなら、はっきり言って目を覚まさせて下さい』、 ってね。アイツは、全国でボロ負けしたのが悔しかったのか、チームを強くしようと躍起だったからね。 僕も、言われるまでも無く現状は良くないとは感じていた。けれど――」 大前「……」 小豆沢「――直せなかったんだ。臆病だったから。もしそんなことを言って、みんなに嫌われたらどうしよう? みんなは今の状態に満足しているのに、自分がそんなことを言ったら、チームの中で浮いてしまうんじゃないか? って」 信じられないほど弱気な言葉だった。 チームメイトを叱咤激励し、ここまで引っ張ってきた男の言葉とはとても思えない。
[58]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/08(月) 01:06:40 ID:H7Hq3SFY 小豆沢「僕も、君と同じく県外から来たっていうのは知ってるだろ?」 大前「ええ。南武大付属小の小豆沢といえば、有名でしたから」 小豆沢「県外からきて顔見知りが一人もいなかった僕は、入学してからずっと、サッカーを通じてしかみんなと関わりあえなかった。 ほとんど唯一のとりえだからね。県大会で活躍してからは、友達もずいぶん出来た。同じ目標に向かって努力しているから。 気を許し合うのは当然だ。けど――」 その続きは、なんとなく大前にも察せられた。 大前「――目標が同じだったのは、県大会までだったんですね」 小豆沢「その通りだよ。みんなは県でナンバーワンになると満足して、それ以上を望まなくなった。全国大会なんて物見遊山さ。 当然だよね。ここは僕のいたスポーツの強豪・南武大付属ではなくて、サッカーが盛んでない地域の普通の学校何だから。 それがたまたま、県内では強い部類だっただけでね」 全国大会で勝つ。そういう遼遠な目標を共にする同志は、小豆沢にはいなかったのだろう。 小豆沢「もし早瀬が同級生だったら、こんな悩みとは無縁だったかもね。 彼と一緒に、どこまでも上を目指して戦っていたかもしれない。 けど、みんなとサッカー以外の時間を共有したりするうちに、僕は妥協する方向に心が流れてしまった」 ――今が楽しいなら、このままでもいいのではないか。 ――無茶な目標を掲げて雰囲気を壊すより、このままでいるべきではないか。 小豆沢「勿論、全国で勝ちたいという気持ちはあった。けど、新しく掴んだ居場所を危うくすることも出来なかった。 その結果が、何でもこなすトップ下・小豆沢の誕生さ。部活動のキャプテンとして理想的に振る舞い、試合では大活躍。 チーム内で立場を維持しながら、全国大会ではあわよくば自分一人の力で勝とうとする。夢への未練と現実への妥協の産物だ。 ……我ながら浅ましいや」 大前「小豆沢さん……」
[59]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/08(月) 01:09:05 ID:H7Hq3SFY 今、大前の眼前で心情を吐露しているのは、卓越した選手でも厳くも頼れるキャプテンでもなかった。 思えば大前は、キャプテンとしての小豆沢しか知らなかった。 話すことはチームのことやサッカーのことだけ。個人としての彼など、まるで知らないに等しい。 小豆沢の、単なる一中学生としての顔。それを初めて垣間見た気分だった。 小豆沢「その結果がこの敗北さ。チームのためを思うなら、心を鬼にして鍛える必要があったのに、それを怠ってしまった。 そのせいで、みんなの拠り所だった県内最強の座も奪われてしまった。……まったく酷いキャプテンだよね」 その言葉を受けて、大前は―― 先に2票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。 A.「そうかもしれませんね」 B.「そんなことはないです」 C.「そういうことを言わないでください」 D.自由選択肢です。大前に言わせたいことを併記してください
[60]森崎名無しさん:2010/03/08(月) 01:20:34 ID:4d81F9Ps A
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0ch BBS 2007-01-24