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【どん底からの】キャプテンEDIT2【出発】
[56]キャプテン正美 ◆ZnBI2EKkq. :2010/03/08(月) 00:21:08 ID:??? 新スレ乙でございます。 チーム内での立場が厳しいですが、ここから盛り返して、 「あんなこともあったな」と笑い話にしたいですね。先を楽しみにしております。 それにしてもマネージャー、いいコですねえー。
[57]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/08(月) 01:04:30 ID:H7Hq3SFY >>56 乙ありがとうございます そうですね。時間は全てを癒すと言いますし、みんなと関係を修復すれば、そんな場面もありえるでしょう 早くそうなるといいと思います >>A.「一人の負傷交代でチーム力がガタ落ちになる現状は、よくないと思います」 ---------------------------------------------------------------------------- 小豆沢「……痛いところを突くなあ」 大前「すいません。けど、これを正さないと同じことの繰り返しです。 ピッチに立つ以上、誰にも怪我を負う可能性はあります。その時に代わりを果たす人材がいないのは致命的です。 ウチのチームが少数精鋭で実力を維持しているのは知っていますが、それとチーム内で力の差があり過ぎることは別問題でしょう」 小豆沢「まったくもって、その通りだ。ミドルシュートを撃つ得点源。中盤のボールを運び手。ゲームメイカーに守備。 僕が一人でいくつもの役割を兼ねていたから、たかが一人の負傷交代だけでこの結果だ。 それを正せなかったのは……キャプテンとしての、僕のミスだ」 天井を仰ぎ、息を吐く。 小豆沢「早瀬にもよく言われたよ。『もっと俺たちを頼ってください。頼れないなら、はっきり言って目を覚まさせて下さい』、 ってね。アイツは、全国でボロ負けしたのが悔しかったのか、チームを強くしようと躍起だったからね。 僕も、言われるまでも無く現状は良くないとは感じていた。けれど――」 大前「……」 小豆沢「――直せなかったんだ。臆病だったから。もしそんなことを言って、みんなに嫌われたらどうしよう? みんなは今の状態に満足しているのに、自分がそんなことを言ったら、チームの中で浮いてしまうんじゃないか? って」 信じられないほど弱気な言葉だった。 チームメイトを叱咤激励し、ここまで引っ張ってきた男の言葉とはとても思えない。
[58]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/08(月) 01:06:40 ID:H7Hq3SFY 小豆沢「僕も、君と同じく県外から来たっていうのは知ってるだろ?」 大前「ええ。南武大付属小の小豆沢といえば、有名でしたから」 小豆沢「県外からきて顔見知りが一人もいなかった僕は、入学してからずっと、サッカーを通じてしかみんなと関わりあえなかった。 ほとんど唯一のとりえだからね。県大会で活躍してからは、友達もずいぶん出来た。同じ目標に向かって努力しているから。 気を許し合うのは当然だ。けど――」 その続きは、なんとなく大前にも察せられた。 大前「――目標が同じだったのは、県大会までだったんですね」 小豆沢「その通りだよ。みんなは県でナンバーワンになると満足して、それ以上を望まなくなった。全国大会なんて物見遊山さ。 当然だよね。ここは僕のいたスポーツの強豪・南武大付属ではなくて、サッカーが盛んでない地域の普通の学校何だから。 それがたまたま、県内では強い部類だっただけでね」 全国大会で勝つ。そういう遼遠な目標を共にする同志は、小豆沢にはいなかったのだろう。 小豆沢「もし早瀬が同級生だったら、こんな悩みとは無縁だったかもね。 彼と一緒に、どこまでも上を目指して戦っていたかもしれない。 けど、みんなとサッカー以外の時間を共有したりするうちに、僕は妥協する方向に心が流れてしまった」 ――今が楽しいなら、このままでもいいのではないか。 ――無茶な目標を掲げて雰囲気を壊すより、このままでいるべきではないか。 小豆沢「勿論、全国で勝ちたいという気持ちはあった。けど、新しく掴んだ居場所を危うくすることも出来なかった。 その結果が、何でもこなすトップ下・小豆沢の誕生さ。部活動のキャプテンとして理想的に振る舞い、試合では大活躍。 チーム内で立場を維持しながら、全国大会ではあわよくば自分一人の力で勝とうとする。夢への未練と現実への妥協の産物だ。 ……我ながら浅ましいや」 大前「小豆沢さん……」
[59]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/08(月) 01:09:05 ID:H7Hq3SFY 今、大前の眼前で心情を吐露しているのは、卓越した選手でも厳くも頼れるキャプテンでもなかった。 思えば大前は、キャプテンとしての小豆沢しか知らなかった。 話すことはチームのことやサッカーのことだけ。個人としての彼など、まるで知らないに等しい。 小豆沢の、単なる一中学生としての顔。それを初めて垣間見た気分だった。 小豆沢「その結果がこの敗北さ。チームのためを思うなら、心を鬼にして鍛える必要があったのに、それを怠ってしまった。 そのせいで、みんなの拠り所だった県内最強の座も奪われてしまった。……まったく酷いキャプテンだよね」 その言葉を受けて、大前は―― 先に2票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。 A.「そうかもしれませんね」 B.「そんなことはないです」 C.「そういうことを言わないでください」 D.自由選択肢です。大前に言わせたいことを併記してください
[60]森崎名無しさん:2010/03/08(月) 01:20:34 ID:4d81F9Ps A
[61]森崎名無しさん:2010/03/08(月) 01:21:21 ID:0VHHIlA6 C
[62]森崎名無しさん:2010/03/08(月) 01:21:50 ID:uS1r1ln+ B
[63]森崎名無しさん:2010/03/08(月) 01:24:30 ID:xZ6ywUeo D どうせみんなの前ではそんなセリフいえないくせに チームで孤立してる俺にだけは言うんですね まだ立場と自分の本音を天秤にかけて妥協するんですね そんなんじゃ大学生になってもなんでも出来るトップ下の小豆沢ですよ
[64]森崎名無しさん:2010/03/08(月) 01:44:20 ID:6pRShW1c B
[65]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/08(月) 01:48:40 ID:H7Hq3SFY 選択肢が決まったところで、今回の投下はここまでとします 次回は県大会のしめくくりと、出来れば8月の月頭イベントです 月曜前の深夜にもかかわらず、お付き合いありがとうございました
[66]森崎名無しさん:2010/03/08(月) 01:54:26 ID:??? 乙でしたー
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