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【どん底からの】キャプテンEDIT2【出発】
[703]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/20(土) 01:29:12 ID:8V/HxHD2 >>A.相手として名乗り出る ----------------------------------------------------- 大前「監督、俺がやってみても良いですか?」 やす子「ん? いいわよ、やる気があるなら」 あっさりと承諾する飯地。 国岡「はあ? 俺でさえボールを取られたのに、お前がか? すっこんでろ、馬鹿が」 本多「いや、せりあいの強さなら相当のものだろう。実力を見るには、丁度良いかもしれない」 意外にも、本多が大前の肩を持つ。それに不快そうに眉を上げる国岡。 国岡「……ほ、本多ぁ、お前は大前を見限ってたはずだろう!?」 本多「ああ、とっくに見限っている。シュート防がれて崩れかけた脆さ、手柄を焦る短慮、どれも評価に値しない。 だが、空中でのボディコントロールと体格、筋力は、チーム内でも格段に優れているとは感じている。 別に試合で使う訳じゃあない。これは輝林の実力を確認するための、デモンストレーションだ。 だったら、やる気と能力があるヤツがやればいいだけの話だ」 国岡「ちっ……コウモリ野郎が」 吐き捨てて、本多から離れていく国岡。 大前「……悪いな、本多」
[704]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/20(土) 01:30:14 ID:8V/HxHD2 本多「礼を言われる筋合いは無い。俺がお前を嫌いでいるのには、変わりは無いからな」 大前「へへっ、そうかい」 その堅苦しい返事がおかしくて、つい噴き出してしまう。 そこへ、着替えの済んだ輝林が戻ってきた。 輝林「お待たせしました。では、始めましょうか」 やす子「あいよー。じゃ、相手は大前くんだけど、いいかな?」 輝林「……彼ですか。手ごわそうです」 大前「お褒めに預かり恐縮だが、まだベンチにも入れてないよ」 輝林「そうですか」 軽く言葉を交わし、あとは目前と見つめ合う。いや、この場合は睨み合いだろうか。 開始の合図の前から、相手のポジショニングと体勢、踏み切るタイミングを見極めようと、二人は互いを探り合っていた。 やす子「じゃ、1・2の3で上げるから、それを大前くんはトラップ、輝林くんはクリアーね。 それじゃあ―― 1っ」 大前「…………」 やす子「2のっ――」 輝林「…………」 やす子「――3っ!」
[705]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/20(土) 01:31:14 ID:8V/HxHD2 ポーンっ…… 飯地の蹴り出したボールが、弓なりに浮き上った。 大前「――行くぞっ!!」 輝林「――行きます」 二人が地面を蹴ったのは、ほぼ同時だった 先着2名様1行ずつで以下の文の『!』の後のスペースを消し、カードを引いてください。 【攻撃】 ★大前→トラップ 38+浮き球補正(+3)+!card=★ 【守備】 ★輝林→クリアー 34+浮き球補正(+2)+クリアー上手い(+2)+!card=★ 攻撃側 - 守備側の数値の差で分岐します 2≦ トラップ成功! 1〜-1= こぼれ球に 一応、輝林の勝ち -2≧ クリアー成功! 【備考】 トラップ対クリアーorとびだしは接触プレイですが、試合ではないので反則は発生しません。
[706]森崎名無しさん:2010/03/20(土) 01:33:50 ID:??? ★大前→トラップ 38+浮き球補正(+3)+ ダイヤ2 =★
[707]森崎名無しさん:2010/03/20(土) 01:34:09 ID:??? ★大前→トラップ 38+浮き球補正(+3)+ ダイヤ10 =★ 3年までに50とどけば翼クラス
[708]森崎名無しさん:2010/03/20(土) 01:35:57 ID:??? ★輝林→クリアー 34+浮き球補正(+2)+クリアー上手い(+2)+ ダイヤ6 =★
[709]森崎名無しさん:2010/03/20(土) 01:43:00 ID:??? おやびっくり。 「優秀なDF」で「クリアー得意」の輝林より元の数字で3勝っちゃってるよ。 恐るべき飯地特訓・・。
[710]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/20(土) 02:15:06 ID:8V/HxHD2 >>709 更に言うなら、夏合宿の菱野とのボートイベントでせりあいが伸びてなければ完敗でした 本当に女運でサッカーをやっている主人公ですねw ★大前→トラップ 38+浮き球補正(+3)+ ダイヤ2 =43★ ★輝林→クリアー 34+浮き球補正(+2)+クリアー上手い(+2)+ ダイヤ6 =44★ 43-44=-1……-1= こぼれ球に 一応、輝林の勝ち -------------------------------------------------------------------------- 大前「ぐっ!?」 輝林「っ!?」 ボールを挟む恰好で、大前の肩と輝林の頭がぶつかり合う。 うめきが漏れたのは二人同時だった。 大前は輝林のクリアーに行くヘディングの鋭さと、見かけ以上の当たり強さに。 輝林は大前の高さとフィジカルに、それぞれ舌を巻いていた。 そして、空中での交錯の結果は、 輝林「――ふんっ!!」 輝林に、僅かに軍配が上がった。 一瞬生まれた力の均衡を自ら崩し、ボールを大前の体からこぼしていく。 大前(う、上手い!! 俺の込めた力を巧みにいなしやがった! 身動きの不自由な空中だっていうのに、凄いテクニックだ! っと、着地――!!) 簡単も束の間、重力に引かれ始めた身体を立て直し、何とか両足で地面に降りる。
[711]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/20(土) 02:16:27 ID:8V/HxHD2 国岡「へ、へっ! やっぱり大前の負けだったぜ! 身の程知らずめっ!」 比良山「お前が言うな」 早瀬「お前が言うな」 豊原「お前が言うな」 落田「お前が言うな」 やす子「落田が言うな」 落田「ええっ!? 酷いぜ監督!」 やす子「だって君、春から全然伸びてないじゃないのよ。……ま、今の勝負は輝林くんの勝ちね。 体格と高さの不利を、見事に技術で克服しているわ。大したものよ」 飯地の賛辞を、しかし輝林は不服げに受け止める。 輝林「……実際の試合ならば、敵の後続がこぼれ球に詰めている状況です」 やす子「なに? だから勝ってないと思ってるの? 気真面目ねえ。けど、これはあくまで大前くんとあなたの勝負だからね。 試合になったら、フォローしてくれるチームメイトもいんだるし。 今は自分より体が大きく高く飛べる相手を封じた、その結果を誇りに思いなさい」 輝林「はい」 やす子「逆に大前くんは体格とジャンプ力に頼り過ぎ! もっと技術を磨かないとやってけないわよ? 力があっても、活用できなきゃ意味が無いんだからね? ボールタッチの基礎から、みっちり練習しなさい!」 大前「はいっ!」
[712]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/20(土) 02:17:28 ID:8V/HxHD2 国岡「けけけっ! 監督に叱られてやんの。いい気味――」 やす子「国岡くんは色々問題外! 勝手に勝負始めたり、しかも有利な状況でそれに負けたり、その後も暴言吐いたり! 君はまず根性から叩き直しなさい。グラウンド10周!!」 国岡「――なにィ!?」 本条「アレだけやりゃあ、当たり前だろ……少しは堪忍を覚えろよ」 国岡「ぐっ、本条先輩まで……! くそっ、やりゃあいいんだろ!」 やす子「反省の念がこもってない! 5週追加!」 国岡「くっ……!」 苛立たしげにしながら、国岡が駆けだす。 それを何とも言えない想いで見つめる本条。 本条「本当に大丈夫か、アイツ? ……俺の見たところ、ここのMF候補の中では、落田は別格として一番見劣りするんだが」 やす子「本条くんは、あの子の面倒を何かと見てるんでしょう? どうにか出来ないの?」 本条「俺も監督にどうにかしてほしいくらいですよ(キャプテン就任の駒として使ってるんだが、予想外に使えないしな)」 やす子「うーん、こうなったら特訓するしかないかなー」 そう言いながら、今後の練習計画をブツブツと呟きだす飯地。 時折、独逸流岩石落としとか、ジープで追いかけるとか、手刀で滝を切るとか漏れ聞こえてくる。が、本条は知らない振りをした。
[713]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/20(土) 02:18:32 ID:8V/HxHD2 早瀬「おい監督、練習は?」 やす子「――あ、ああ。ごめんごめん。それじゃ今日の練習ね! 国岡くんも走り終わったら合流するからね。 その時は温かく迎え入れて頂戴。私はちょっくら特訓場所の下見に行ってくるわ〜♪」 早瀬「……特訓?」 本条「……知らない方が良い」 万感の思いを込めて呟く本条。この時ばかりは、早瀬が派閥争いの敵であることを念頭から消し去っていた。 輝林「大前くん」 大前「ん?」 練習に移ろうとしていた大前を、輝林が呼び止める。 輝林「あらためて、これからよろしく」 大前「ああ、こちらこそな」 こうして、鳴紋中サッカー部は新たな一員を仲間に加えたのだった。 ※ ディフェンダー輝林が大前のクラスに転校してきて、サッカー部へ入部しました ※ ※ それなりに拮抗した勝負をしたので、輝林の好感度が上がりました ※
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0ch BBS 2007-01-24