※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【どん底からの】キャプテンEDIT2【出発】
[78]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/09(火) 18:59:11 ID:ogr5bZ22 >>B.「そんなことはないです」 ----------------------------------------------------------------------- 大前「そんなことはないです」 小豆沢「大前?」 きょとんとしてこちらを見る小豆沢に向けて、口を開く。 大前「小豆沢さんは、いつだってチームのために、一生懸命だったじゃないですか。 監督が合流するまで、ずっと一人でみんなの指導を請け負ったりしてたでしょう? それも自分の練習時間を削ってまで。 それに、4月に入部しようとしている連中に向かって『優しくは出来ないから、嫌なら帰ってもいい』って言ってましたよね。 あんなセリフ、とてもじゃないけど嫌われたくないだけの臆病な人には言えませんよ」 小豆沢「……」 大前「それに、俺のことだってそうです。 あの入学式の日、雪村に巻き込まれて乱入した俺は、すぐに早瀬さんに負かされて自信を失くしていました。 そんないかにもお荷物になりそうなヤツに声を掛けて、もう少しサッカーを続けてみようって言ったのは、あなたでしょう?」 小豆沢「そんなこともあったね……」 大前「そして俺が練習試合にみんなから嫌われた時も、続けるなら面倒をみるなんて言って、苦労を背負いこんだじゃないですか。 下手に庇えば、俺と一緒に白い目で見られるかもしれなかったのに。 チームのみんなのために駆けずり回って、出来の悪い後輩のフォローに苦労して……。 そんなことの出来る人が、酷いキャプテンのはずないです。 小豆沢さんは自分が怪我をして、チームが負けて、それで弱気になっているだけですよ。 ……俺、前に言われたことがあります。嫌なことや悪いことがあると、自己嫌悪に陥るのは簡単だって。 今の小豆沢さんは、自分を悪者にするのが一番楽だから、そうしているだけです。 そんな一時の気持ちで、今まで頑張ってきたことを全部が間違いだっていうようなことは、やめてください」
[79]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/09(火) 19:00:14 ID:ogr5bZ22 一気呵成に言い切って、ジッと小豆沢の目を見据える。 小豆沢は、しばらく言われた言葉を噛みしめるようにうつむいていたが、やがて顔を上げると、 先着1名様で以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。 ★小豆沢さん、立ち直れる?→ !card=★ カードの絵柄で結果が変化します ダイヤ、ハート、スペード→「そうだね……弱気になってちゃ駄目だな」気力を取り戻した! クラブ→「気持ちは嬉しいよ。けど……」まだ沈んだままだ…… JOKER→やす子「よく言った! 感動した!」 菱野「大前さん、素敵ですわ!」出歯亀だー!?
[80]森崎名無しさん:2010/03/09(火) 19:01:25 ID:??? ★小豆沢さん、立ち直れる?→ スペード8 =★
[81]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/09(火) 19:21:05 ID:ogr5bZ22 ★小豆沢さん、立ち直れる?→ スペード8 =★ ダイヤ、ハート、スペード→「そうだね……弱気になってちゃ駄目だな」気力を取り戻した! ------------------------------------------------------------------------------------ 小豆沢「そうだね……弱気になってちゃ駄目だな」 大前「小豆沢さん!」 小豆沢「11人が全員で背負わなきゃいけないものを、いつの間にか一人で背負いこんでいたみたいだね。 なんだか、目が覚めたような気分だよ。……最後の仕事も残っているし、こんなところでしょげちゃいられないや」 言いながら、身を起こす小豆沢。 片腕は吊っているものの、目には鋭気が宿っている。 大前「最後の仕事、ですか?」 小豆沢「ああ。このまま清栄を喜ばせたまま卒業するのも癪だしね。引退前に、残っている連中に喝を入れてあげなきゃ。 秋の地区大会までみんなが張りきるようにね。……それに、その方が全国に行きたがっている早瀬や君にもいいだろう?」 大前「あれ、バレてました?」 小豆沢「そりゃそうさ。早瀬は考えが顔に出るタイプだし、君もその早瀬に同調しているみたいだしね」 大前「あ、あはは……」 小豆沢「そういう訳で、引退のあいさつは気合いの入ったものを考えておくよ。 みんなにはどう受け取られるか分からないけど、やれるだけやってみるさ」 大前「あ、ありがとうございます!」 小豆沢「気にしないでいいよ。これもキャプテンの仕事のうちさ。……君の喝のお陰で、なんとか全うできそうだ」 大前「そ、そんなことは――」
[82]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/09(火) 19:22:07 ID:ogr5bZ22 トントン。 唐突にノックの音が聞こえた。 小豆沢「ん? 誰か来たかな?」 大前「家族の方じゃないんですか? 怪我をしたっていうんなら、家にも連絡がいっているかもしれないし」 果たしてドアが開くと、会社員らしい男性とその妻らしい女性の顔が覗いた。 小豆沢父「優一! 怪我をしたというのは、本当か!?」 小豆沢母「骨が折れたって聞いて、ビックリしたのよ。……しっかりしてるように見えて、本当に危なっかしい子なんだから」 大前(ゆういち……?) 小豆沢(僕の名前だよ) そういえば、下の名前も聞いたことがなかった。 大前(考えたことも無かったけど、やっぱり小豆沢さんも人の子で、家族とかいるんだよな。 優一、ってからには長男か。弟さんや妹さんはいるのかな?) 先着1名様で以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。 ★華麗なる一族?→ !card=★ カードの絵柄で結果が変化します ダイヤ→弟さんらしい少年がいた。カードの数字がサッカーの上手さになります ハート→妹さんらしい女の子がいた。カードの数字が容姿になります スペード、クラブ→小豆沢さんは一人っ子らしい JOKER→なにィ!? 可愛い上にサッカーも得意な妹だと!?
[83]森崎名無しさん:2010/03/09(火) 19:24:51 ID:??? ★華麗なる一族?→ ハート6 =★ >>77 返答ありがとうございます
[84]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/09(火) 19:35:45 ID:ogr5bZ22 ★華麗なる一族?→ ハート6 =★ ハート→妹さんらしい女の子がいた。カードの数字が容姿になります 6なのでちょっぴり地味目の容姿です ------------------------------------------------------------------- 小豆沢妹「兄さん、酷い怪我……」 小豆沢「みんな、そんなに騒ぎ立てるほどのことじゃないよ。治るまでの一ヶ月かそこら、ちょっと不便になるだけさ」 そう言い、快活に笑ってみせる小豆沢。その様子に、家族も幾分か胸を撫で下ろしたようだ。 大前「(この子が小豆沢さんの妹さんか。思ったより普通の子だな……)じゃ、家族の皆さんも来られたことですし、俺はここで」 小豆沢「ああ。大前も、応援お疲れ様」 家族水入らずの邪魔をしないよう、足早に立ち去った。 小豆沢妹「お兄ちゃん、今の人……」 小豆沢「ん? あいつは部活の後輩の大前だけど……どうかしたかい?」 先着1名様で以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。 ★華麗なる一族?→ !card=★ カードの絵柄で結果が変化します ハート→「何だかカッコいいね……」大前、いい加減にしろ ダイヤ、スペード、クラブ→「ふぅん、そう」特にフラグは立たない JOKER→(私、あの人のために綺麗になる!)次回登場時に容姿に+ 2 。その上、妙なフラグが!?
[85]森崎名無しさん:2010/03/09(火) 19:36:30 ID:??? ★華麗なる一族?→ ダイヤ3 =★
[86]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/09(火) 20:14:31 ID:ogr5bZ22 ★華麗なる一族?→ ダイヤ3 =★ ダイヤ、スペード、クラブ→「ふぅん、そう」特にフラグは立たない --------------------------------------------------------------- 妹の興味なさげな返事に、小豆沢は内心安堵していた。 小豆沢(……良かった、大前が気になるとか言い出さなくて。 あの菱野さんを恋敵にして失恋、なんてなったら立ち直れなさそうだし……) 小豆沢妹「兄さん、今失礼なこと考えてなかった?」 小豆沢「い、いや!? なんでもないよ!?」 ※ 小豆沢に妹がいることが判明しました ※ ※ 2年目から登場するかもしれません ※
[87]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/09(火) 20:17:00 ID:ogr5bZ22 〜翌日、鳴紋中グラウンド〜 3年生の引退ということで、グラウンドにはサッカー部の面々が顔を揃えていた。 だが、その表情は一様に沈鬱である。 宿敵・清栄学園に喫した敗北、そしてその屈辱的な試合内容。誰も顔を明るく出来ないのは当然である。 やす子「――と、いうわけで、今日をもって部活動を引退する小豆沢キャプテンから、最後のあいさつをいただきたいと思います」 飯地監督の言葉に促されて、部員たちの眼前に並んだ3年生から、小豆沢が一歩前へ歩み出る。 そして、居並ぶ後輩たちの顔を見渡しながら、口を開いた。 小豆沢「この鳴紋中サッカー部の歴史は、清栄学園との戦いの歴史と言い換えてもいいだろう。 設備で勝る清栄に対抗するため、部員を少数に絞り込み練習効率の向上を図り、今日までこの少ない選手で戦ってきた。 それは今まで勝利を積み重ねるという結果を生んできたが、最後の最後で敗北することになってしまった。 そのことについては、キャプテンとして自分の不徳を心苦しく思う」 早瀬(……小豆沢さん) 小豆沢「ともあれ、僕ら3年生の戦いは、ここで終わる。けれど残された君たちの戦いはこれからだ。 2年生は僕らに替わって上に立ち、より一層後輩たちを指導していかなければいけない。 1年生は今まで以上にチームの中核に携わり、厳しい戦いを経験しなくてはいけない。 どれも辛いことだとは思う。けれど――」 小豆沢は、一旦言葉を切ると深く息を吸い込んだ。 小豆沢「――けれど、僕は重ねて君たちに要求したい。絶対にピッチに立つ限り、勝つことを諦めるな、と。 辛いこと、挫けそうなことはいくらでもあるだろう。時には、不可能なことに直面して勝負から目を背けたくなるようなことも。 だが、君たちは幾種類ものスポーツから、あえてサッカーを選んだ筋金入りのフットボーラーだ。 サッカーに対する誰にも負けない情熱と、困難や不可能から逃げない勇気を持っていると、僕は信じる!」 ザワ……。 俄かに部員たちが騒いだ。
[88]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/09(火) 20:19:05 ID:ogr5bZ22 小豆沢「君たちの次の目標は秋季地区大会。清栄とも、そこで再戦することになるだろう。 まずはその戦いに勝つことを考えて、これからの3ヶ月間を切磋琢磨してほしい。 だが、僕の望みはそれ以上のところにある。清栄に勝つのではなく、清栄を超えて欲しい。その為には勝つだけでは駄目だ。 この県内だけの鳴紋中では無く、全国に名をとどろかせる鳴紋中。 そうなって初めて清栄を――そして、今までの鳴紋中を超えたと断言できる」 本条(な、何を言い出しているんだ、この人は) 小豆沢「僕が真に君たちに望むのは、君たちが僕らを超えていくことだ。 ……全国大会で勝てるようになれ! 僕たちが達成できなかった、全国での勝利を掴み取れ! 全国には、この鳴紋中や清栄を超える強豪校がいくつもあるだろう。だが、諦めずに最後の最後まで戦ってくれ! 僕らが3年間を捧げたこのサッカー部を、ただのサッカー部ではなく、日本で最高のサッカー部と思わせて欲しい! ……僕の言い残したいことは、以上だ。後は、各員の奮闘に期待する」 そう言葉を締めくくって、小豆沢は頭を下げた。 先着1名様で以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。 ★部員たちの反応→ !card=★ カードの絵柄で結果が変化します ダイヤ→拍手喝采が巻き起こった! ハート、スペード→部員の半分は戸惑っていたが、もう半分は拍手を送った クラブ→全員戸惑っている…… JOKER→みんなが超やる気になった! 大前以外の部員の全能力+1!
前
次
写
0ch BBS 2007-01-24