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【どん底からの】キャプテンEDIT2【出発】
[949]森崎名無しさん:2010/03/23(火) 01:58:45 ID:??? 乙でした!
[950]森崎名無しさん:2010/03/23(火) 05:40:43 ID:??? 【炸裂】キャプテンEDIT3【クリアボム】 【ポストプレイヤー】キャプテンEDIT3【大前】 【地区大会など】キャプテンEDIT3【通過点】 【信頼を取り戻す】キャプテンEDIT3【パス】 今のままでもがんばりセーピング改をぶち抜きそうだな。 ニュークリアボムを習得しJr.ユース編があったら 間違いなく日向との2トップになる。 其の際抜けるのは反町になりそう。 里帰り 行きも帰りも 気をつけて。
[951]森崎名無しさん:2010/03/23(火) 07:36:48 ID:??? 連日の更新乙でした。 帰省の間は、ゆっくりと過ごして疲れを癒してください 【逆襲】キャプテンEDIT3【鳴紋イレブン】 【全国への】キャプテンEDIT3【始動】
[952]森崎名無しさん:2010/03/25(木) 00:38:08 ID:??? 大前の能力の成長が目覚しいですね。 これは順調に行けば三年時には翼に並んでるやも。 しかし、能力40から自動成長に規制ですか、大前とかは主人公なのでそれでもいいとは思うのですが 主力級(早瀬、雪村、輝林、比良山)レベルの選手は除外したとして、他の1年らの自動成長も大前基準で上げていると かなりぬるゲー化してしまいそうなので、他の選手は35手前、ぐらいから制限つけないと最終的にとんでもない数値になりそう。 大前以外は試合でKやJOKER引きで覚醒したら全能力+1されるから余計に。 平均35で既にJYメンバーや南葛を除いては全国レベルに通用するステータスになるので、もし作者様がキャプ森本編に準拠したままの数値で クロスしていくお考えでしたら、一読者の煩わしい意見ではあるとは思いますが、心の隅にでも留めていただければ幸いです
[953]森崎名無しさん:2010/03/26(金) 17:44:40 ID:4capsAmo 確かに必要かもね。 今のままだとMFじゃ一番見劣りするらしい国岡でさえ、 二年時には長池や瀬川の初期数値を上回ってるし、 チームの中でも差別化を計らないと天井知らずになりそう。 ただ、翼や森崎などのラスボス?候補を強化するのはありだと思う
[954]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/29(月) 07:40:23 ID:??? ねぎらいのお言葉、数々のご意見、ありがとうございます 帰宅から一日休んで旅の疲れも取れましたので、今日から投下を再開したいと思います >>952-953 そうですね、既に大前が事前の想定を上回って成長していますし、NPCでは比良山辺りもすでに全国区に食い込んでますからね…… 自動成長に関しては、次の機会(作中時間の1年目12月)までに調整を施すべきですね 貴重なご意見、ありがとうございます
[955]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/29(月) 07:44:54 ID:ok/448qo 〜大会三日前・鳴紋中学校長室〜 やす子「失礼します」 普段とは違う、大人らしく行儀の良い声音で挨拶し、入室する。 室内は、重苦しい雰囲気で包まれていた。 部屋の主である校長。その片腕である教頭。PTA会長。市の教育委員長。居並ぶ重鎮が、入室した飯地を睨みつけている。 校長「飯地くん。今回呼び出された用件だが、分かっているだろうね?」 やす子「はぁ。……とんと分かりませんわ。急なお召でしたし」 PTA会長「若い女性らしいですね。厚顔ですこと」 教育委員長「まったく、これだから最近の若者は――」 教頭(い、胃が痛い……) 悪意の籠った視線が殺到する。 だが、飯地にとってはカエルの面になんとやらである。 やす子「それで、ご用件を承りたいのですが?」 校長「ふん。分かっていない訳はあるまい。我々が君を呼び出す理由など、一つしかないだろう。サッカー部のことだ」 ロマンスグレーの七三分けを苛立たしげに弄りながら言う校長。 教育委員長「先立っての夏の大会での無様な負け方。アレには不興を抱くものも多くてね?」 PTA会長「まったくです。たった一人の怪我で、こちらより一人少ない相手にあれだけの負けを喫するなんて……」 教頭「か、関係各位では、き、君の責任論も持ち上がっているのだよ」
[956]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/29(月) 07:46:17 ID:ok/448qo 口々に、飯地に対する非難を浴びせかけてくる。 やす子(……要するに、尻に火を着けに来たってわけかぁ。大会前にやる気を殺ぐようなことしてくれちゃって、まあ) 呆れ返って、思わず溜息を吐いてしまう。 それを見て飯地に堪えるものがあったと思ったか、居並ぶ面々は追及を強めた。 教育委員長「前任の方もそうだったが、やはり少年スポーツに女性指導者というのは、合わないものではないのかね? アレも去年の全国では、酷い負け方をしたものだ」 PTA会長「ふんっ。男女がどうこうではなく、近頃のチャラチャラした小娘だからいけないのです。 ワタクシたちの世代だったら、たとえ女子と言えども毅然とした精神と品格を備えているものなのですよ?」 教頭「ま、まったくそのとおりです、ハイ」 ネチネチとした小言の嵐。元々気の長い方ではない飯地は、耐えかねて口を挟む。 やす子「それで、私にどうしろと言うんですか? 茶話会というわけでもないんですし、そろそろ本題に入ってください」 PTA会長「な、なんと無礼な物言いでしょう! これですから最近の娘たちは――」 校長「まあまあ、落ち着いてください会長。……飯地くん。これだけ言われれば、大体は分かるだろう? 我々はね、疑問を抱いているのだよ。君の監督としての手腕にね」 教育委員長「物分かりの悪いお嬢さんのために、単刀直入に言おう。今回の秋季地区大会、この成果次第で君の去就を決めるのだよ」 やす子「ははぁ。要するに、勝てなければクビだと」 呑気に返答する飯地。それを不快に感じたのか、PTA会長がピクリと眉を動かす。 PTA会長「なんですか、その気の抜けた返答は! あなたには成人としての自覚と品格は無いのですか!?」
[957]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/29(月) 07:47:37 ID:ok/448qo 教育委員長「まあまあ、落ち着いてください会長さん。……飯地くん、流石にそれくらいは分かっているみたいだね?」 校長「あえて付け加えるなら、ただ勝てばいいのではない。清栄に勝たなければいけないのだ。 伝統ある我が校が、あんな金満新設校を相手に、恥を晒すわけにはいかんのだよ」 教頭「まったくその通りです」 ムキになったように力説する校長と、教頭の追従。 飯地の忍耐力は、一秒ごとに砂時計の砂の様に消耗していく。 やす子(うわー……ルサンチマン全開ね、この校長。そんなに金持ちが嫌いなのかしらねー) PTA会長「ワタクシどもの子どもたちが、あんな下品な学校に負けたと思うと、悔しくてもう……!」 教育委員長「そうですとも。ええ、まったくです」 ハンカチを噛むPTA会長と、ニヤニヤと薄ら笑いを浮かべる教育委員長。 やす子(虚栄心が見え見えな中年女に、わざわざ嫌味を言いに来た暇なオッサンかー。 こんなのが学校関係者の重鎮と思うと、気が滅入るわね) 校長「そう言う訳だ。この大会で優勝できなかった場合、君には監督の座から退いてもらう」 やっと呼び出された用件が本人の口から出た。 やす子「(年食うと、話が長くなるから嫌ねぇ)分かりました。この大会、全力で勝ちに行きますわ」 校長「分かれば結構。では下がりたまえ」 教育委員長「本当に分かっているのかねえ……」 やす子「……では、失礼しました」
[958]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/29(月) 07:48:42 ID:ok/448qo ねちっこい視線を送る教育委員長を無視し、飯地は退室する。 ドアを閉める直前、PTA会長の金切り声が聞こえた気がしたが、気のせいにすることにした。 やす子「やれやれだわ。ようやくチームの体制が整ってきたところだっていうのに、ここで結果が出なきゃ交代? もう少し長い目で見てほしいものよね、まったく」 さも面倒臭そうに独り言を言う。 やす子「けど、勝てば問題無いか。勝てばさ。夏の合宿と合わせて、あれだけ鍛えてきたんだからね。 これで勝てなきゃ、監督のいる意味がないってもんよ!」 小言を浴びて凝った肩を、腕を軽く回してほぐす。 そうして歩く闊達な姿からは、とてもではないがつい先ほどに去就を求められたことは察せられないだろう。 『気楽に行こう(Take it easy)』。それこそが飯地やす子の人生論だった。
[959]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/29(月) 07:49:59 ID:ok/448qo 〜秋季地区大会・当日〜 実況「波乱の県大会から三ヶ月、早くも今日から秋季地区大会が開催されます。 来年度のシード権、そしてひと夏を超え成長した選手たちのプライドを賭けた戦いが、今始まります!」 観客「今回はどこが勝つと思う?」「金成がいるから清栄じゃね?」「鳴紋は小豆沢が抜けちまったしな……」 「へっへっへっ、氷潤は今回、相当調子が良いらしいぜ?」「お前、夏にも似たようなこと言ってなかった?」「なにィ!?」 常ならば鳴紋優勢のムードで染まるはずの観客席は、だが今回は混沌とした様相を呈していた。 三年間鳴紋中の常勝街道を支えてきた絶対的エース・小豆沢の引退。 その一事が、鳴紋サポーターの顔に暗い影を落としている。 逆に意気上がるのが清栄学園への応援である。 清栄応援団「勝ってー! 勝ってー! 清・栄っ!」「負けるな負けるな、清・栄っ!」「最強! 無敵! 清・栄っ!」 観客「だーっ! アイツらの応援、うるせー!!」「向こうさんは元気だなー」「あっちには不動のエースがいるからな」 「金成が、言うなれば清栄版小豆沢か」「今までの三年間とは逆のパターン、か……」「鳴紋にも金成みたいな1年生がいればなあ」 入場する選手団に万雷の喝采を送る清栄応援団。その歓呼を浴びる選手たちは、一様に満足そうな笑みを浮かべる。 清栄新キャプテン「へへへ……優勝が決まってると思うと、応援も心地よく聞こえるもんだな」 清栄選手A「ホントホント。これまでは『また小豆沢とやるのか』って、暗い気持ちになったもんだけどよ」 清栄選手B「あの野郎はもう引退だからな。これからは俺たちの時代だぜ!」 口々に盛り上がる選手たち。だが、その活気の原動力であるはずの1年生エース・金成は、苛立たしそうに眉間にしわを寄せている。 金成(ちっ、たかが県内の大会でデレデレしやがって……。8月に全国でどれだけ無様を晒したか、忘れたのか? ……やはり、今の2年生主力のチームでは駄目だ。幸い、1年の中には俺と同じく本気で全国を目指すヤツが何人かいる。 来年までにそいつらを引き立てて、チームの主力に押し上げねえと――)
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0ch BBS 2007-01-24