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【ジノとルーベン】キャプテン三杉3【体育座り】
[200]森崎名無しさん:2010/04/02(金) 16:18:27 ID:??? 髪型だ、髪型のせいだ 沢木とは対戦してないので
[201]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/04/02(金) 16:41:58 ID:??? >三杉「ま、あの髪型は皆が思っている以上にインパクトがあるからね。 >それに中山の部屋に大友中メンバーとの写真もあったし・・・うん、見間違える筈がないよ。」 > >以上、どう見ても後付けです。本当にありがとうございました。 >ダイヤ→あの顔、あの髪型・・・どう見ても岸田だ。本当にありがとうございました。 三杉は自分の目を疑いたかったが、今度はそうはいかなかった。 その顔は岸田本人という事実以外は示唆していなかったのだ。 三杉「岸田だ・・・」 中山「だろ!?新田も見ろよ!」 新田「ま、間違いありません・・・って、あれ?フカヒレヘッドがもう一つ!?」 三杉&中山「な・・・なんだってぇぇぇ!!!!」 三杉と中山は新田の指差す方向を注視する。そこには確かに岸田以外にフカヒレヘッドが存在した。 実は彼こそが赤井止也、サンプドリアのディフェンスエースなのであった。 三杉達が観客席で驚く中、グラウンドではチームメイト同士のサイン確認などが行われていた。 その選手間のチェックがある中、フカヒレAがフカヒレBに話かける光景が見られた。
[202]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/04/02(金) 16:44:35 ID:??? 岸田「・・・赤井、ありがとな。」 赤井「え、どうしたんすか岸田さん?」 岸田「俺はこんなに早くプリマヴェーラとしてこのグラウンドに立てるとは思わなかった。 どうしても世界でプレイしたくて自費留学という道を選んだ俺だけど・・・ お前が先にサンプドリアで道を切り開いてくれていなければ正直無理だったぜ。」 赤井「何言ってるんすか!サンプドリアのトライアウトで認められたのは岸田さんの実力です! 俺はずっと、岸田さんが牙を隠したサメだって思っていた・・・その通りだったじゃないですか! 俺がこの髪型にしてるのは南葛小のシャーク岸田に憧れたからなんですよ!」 岸田「はは、そうだったな。その期待はランピオンを抑え込む事で応えてみせるぜ。 俺のフカヒレクリアが空中を制し、お前のクリムゾンタックルが地上を制す・・・ ランピオンのロケットヘッドもヘルマーのドライブシュートも通用しなければ ローマは必ず焦ってくる筈だ。そうすれば勝ちの目が見えてくる。」 赤井「はい、あてにしてますからね!」
[203]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/04/02(金) 16:47:41 ID:??? マルコ「・・・という訳で、あれがアカイだよ。」 中山「そうか・・・驚いたぜ全く。」 三杉達はマルコの説明で、もう一人のフカヒレが赤井である事を確認していた。 急に視覚のみで事実を把握するのは困難だったが、ちゃんと説明されれば受け入れるのは難しくない。 マルコ「まあボクも驚いたけれどね・・・あの髪型は日本で流行っているのかい?」 三杉「いや・・・あれが日本人のスタンダードだと誤解しないで欲しい。」 マルコ「う、うん分かった。それとキシダについてはデータが不足しているんだけど・・・ 彼についてはキミ達の方が詳しいんだよね?」 新田「ああ、でも大友中で一緒だった時はそこまでの選手とは・・・」 中山「それについては試合を観ていれば分かるだろう、」 そう、いつのまにか試合開始が間もなくという所まで迫ってきていたのだった。
[204]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/04/02(金) 16:48:50 ID:??? 放送「グループCのローマ対サンプドリア、間も無くキックオフです!攻めのローマと守備のサンプドリア、 前者はイタリアが誇る爆撃機 ランピオンくんが、後者はディフェンスエースの赤井くんが鍵を握るでしょう。 前評判ではローマ有利の予想が出ていますが・・・果たしてどうなる!?」 ピィイイイイイイイイイイイイイイイ!! 放送「さあサンプドリアのキックオフで試合が始まります!」 サンプドリアは手堅くパス回しで攻撃を始めた。 だが、ローマの選手は素早い動きですぐさまボールをカットした。 放送「おっと、ローマの動きが良い!早くも攻守が入れ替わりました!」 中山「うん・・・?今のは・・・」 三杉「反応が早すぎる・・・単に動きが良いだけではないね。」 マルコ「・・・」 サンプドリアの短い攻撃とは対照的に、ローマの攻撃は長かった。 パスは面白いように通り、ドリブル突破も高確率で成功していた。 点はなかなか動かないが、序盤からローマのペースで試合は繰り広げられる。 しかしそこにローマの選手とサンプドリアの選手の実力差があるようには思えなかった。 三杉の目には、個々の技術は拮抗しているように映っていたのである。
[205]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/04/02(金) 16:51:54 ID:??? 中山「これは実力云々じゃない、ローマの選手は相手の動きを高確率で読んでいる・・・」 マルコ「そう、試合前からサンプドリアは丸裸にされていた。フィッツウォルタによって。 (しかも、彼自身はまだ全然本気を出していない・・・)」 三杉「データサッカーとでも言うべきかな・・・」 ポーン! この状況の中、右SHのモンドニコから決定的なセンタリングが放たれた。 放送「ああっと、ここでついにランピオンくんのロケットヘッドが火を噴くか!?」 ランピオン「くらえ!ロケットへ…(なにィ!?)」 岸田「打たせん!」 ランピオン「み、見えん・・・!」 ガチガチに固められた岸田の前髪が高い打点に割り込んだ。 ランピオンに競り負けない跳躍力とフィジカルはそれだけで称賛に値したが、 勝負を決定付けたのはランピオンの視界からボールの行方を遮った前髪だった。
[206]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/04/02(金) 16:53:01 ID:??? バコーン! 放送「岸田くん強い、当たりの強さとジャンプ力を見せ付けました!私の目からはこの競り合いは互角、 或いはランピオンくんが勝っているように見えましたが、最後の最後でランピオンくんがバランスを 崩しました!ボールは大きくはじき返って中盤に戻ります!」 ランピオン「クソッ、なんて事だ!」 岸田「浦辺と同じ髪型の奴に負けてたまるか!」 しかし、この岸田のファインクリアも虚しくサンプドリアは簡単にボールを奪われる。 パスによる連携もドリブル突破も通用せず、中盤はローマが完全に圧倒していた。 サンプドリアは水際でゴールを奪われるのを阻止していたが、勝負の行方は明らかだった。 赤井「だりゃあああああ!!!!」 ズザァァァァァ!!! ヘルマー「なにっ・・・!」 赤井「よし・・・でもこれじゃキリがないぜ。」 岸田「油断するな赤井!!!」 赤井「え!?」
[207]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/04/02(金) 16:59:18 ID:??? ズザァァァァ!!!!! 放送「フィッツウォルタくん、ヘルマーくんのすぐ後方に詰めていた! すぐにボールを奪い返してそのままランピオンくんに上げるか!?」 フィッツウォルタ「(あのクリアは初めて見たが中々強力だ・・・ もう少しデータが欲しいが、このプレイで無力化してしまえば関係ない。)」 ダダダッ! 岸田「なに・・・!」 フィッツウォルタはボールを上げずにドリブルで突破を図った。 軽快なドリブルでサンプドリアDFを抜き、GKとの1対1を迫る。 これにはランピオンを徹底マークしていた岸田も対応せざるを得ない。 岸田「クソッ、フカヒレタックルだ!」 フィッツウォルタ「甘い。」 ポンッ 岸田「なにィ!」 ここでフィッツウォルタがボールを左サイドに振った。 いつの間にかヘルマーが左サイドに待ち構えている。
[208]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/04/02(金) 17:14:52 ID:??? ヘルマー「いくぜ、ドライブパスだ!」 岸田「まずい、クリアしないと・・・!」 だがドライブパスの軌道は岸田の頭、いや髪を遥かに超えていく。 そしてランピオンは既にドライブパスを想定したポジショニングで構えていた。 ランピオン「まずは1点!」 バッギャアアアアアアアアアアアアン!!! シュピィィィィン!!!! 放送「決まったああああああ!前半20分、ランピオンくんのロケットヘッドがサンプドリアゴールに 突き刺さりました!しかしローマのこの連携、見事としか言い様がありません!」 試合が動いたこの1点目のプレイ・・・だが、これは勝負を決める1点としての意味を持っていた。 三杉達の目には、これから先に繰り広げられるであろう虐殺ゲームが既に見えていた。
[209]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/04/02(金) 17:15:57 ID:??? 一旦ここまでです。
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0ch BBS 2007-01-24