※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【ジノとルーベン】キャプテン三杉3【体育座り】
[277]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/04/11(日) 16:07:37 ID:??? ブンナークの足は完全にボールに行っていたので明らかなミスジャッジなのだが、抗議した ところで覆る事はなかった。この1プレイでフィオレンティーナは完全に出鼻を挫かれてしまった。 この悪い雰囲気において奮闘したのが新田である。敵中盤のパス回しを自慢の足で見事にカット。 そのまま隼シュートであわや1点という展開を作り出した。残念ながらこのシュートはポストに弾かれ、 先制点は未遂に終わってしまった。このプレイに肝を冷やしたボローニャは、5-4-1というガチガチの カテナチオを組み、カウンターによるゴールを狙った。PAをこれだけ固められると、流石の新田も 思うようにセンタリングを生かせず、何度もシュートをクリアされる事となった。そのうちの 何本かが運良くボローニャの前線に渡り、カウンターの形を見せる。だが、それも中山とミュラーが シュートを撃たせる前にシャットアウト…破れかぶれに放たれたロングシュートもラムカーネが 軽々とキャッチし、フィオレンティーナの堅守をアピールさせる結果となった。
[278]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/04/11(日) 16:08:41 ID:??? 前半終了間際、敵エースからボールを奪ったレントゥルスは、敵のフォーメーションが左サイド寄り になっているのに気付く。ここで手薄な中央と右サイドの間のスペースにボールを蹴り出した。 この意図に気付き、反応したのが三杉である。自由なスペースでボールを得た三杉は敵のチェックを 物ともせず、プレッシャーの厳しいバイタルエリアで40秒もの時間ボールキープを成功させる。 これに対して浮足立ったボローニャディフェンスの隙を付き、ここで三杉は新田へのスルーパスを通す。 パスを受けた新田はここでシュートに行かず、敢えてGKとの1対1に臨んだ。 GKのプレッシャーを目の前にして新田は冷静だった。 ジョアンから教わってきたテクニック、それを最大限に発揮したドリブル…芸術的なドリブルを この場で初めて披露し、そして成功させた。GKを見事に抜き去り、貴重な1点をあげたのである。 ※新田がJokerを出したため、ごういんなドリブルが芸術的なドリブルに進化しました。 またLVが上がり、全能力が1ずつ上昇します。
[279]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/04/11(日) 16:10:25 ID:??? 後半に入り、ボローニャはさらに守備を固めた。0-4-6という形振り構わないフォーメーション… 1人少ないフィオレンティーナは流石に攻めあぐね、仕方なく強引な攻めを諦めた。 まだ攻める方法は幾つか残っていたが、レッチェを前にそれを見せるのも癪であったし、 ラムカーネにボールが行くカウンターの芽を強引な攻撃でわざわざ誘発する気にもならなかった。 結局、試合はそれ以上大きな動きがなく、最終スコア1-0で試合終了を迎えた。 観客もライバルもやや拍子抜けした様子だったが、その興味はすぐに次の試合に移って行った。 本日のメインイベントとも言えるレッチェvsインテル戦の火蓋が今切られようとしていた。 ※一旦ここまでです。
[280]森崎名無しさん:2010/04/11(日) 17:37:25 ID:??? 乙です。 通常ルールだったら、敗退決定でしたね。正直焦ってしまいました。
[281]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/04/12(月) 17:59:31 ID:??? >>280 乙感謝です!スレ内ルールを存分に活用しましたw 今のメンバーで雑魚相手に1-0はまず有り得ない感じですし・・・ それ言ったらダイスで1は出ないだろと高をくくった自分が悪いのですけどねw ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 放送「さあグループA予選、本日第二試合はインテル対レッチェです。勝ち点で言えばレッチェが1勝、 インテルが1敗となっています。フィオレンティーナが既に2勝を決めているため、インテルはこの試合 で敗北すると予選敗退が決定します。もう後がないインテル・・・今日ここで踏みとどまり、なんとか 決勝トーナメント進出の可能性を残して欲しいものです。」 観客「勝てインテルー!!」「予選敗退なんて勘弁だぞー!」「信じてるぞジノ!」 観客はほとんど悲痛な願いを込めたような声でインテルを鼓舞している。地元チームでしかも名門の インテルが予選敗退の危機に瀕している上に、今日の相手は新参チームのレッチェ・・・新参と言っても ボローニャ相手に3-0という大差で勝利しており、その実力は十分侮れない物であった。彼らは皆、 胃と喉を痛めながら必死で声援を送るしかなかった。 三杉「いよいよだな。(イスラス・・・お前の実力は如何ほどのものか?)」 バンビーノ「ミスギ、ボランチのジャシントとリベリを観ておけ。あいつらは厄介だぞ。」
[282]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/04/12(月) 18:00:38 ID:??? ジョアン「さてアルシオン、レッチェの戦術をよく観ておくがいい。要はCBのディッテンベルガだ。 (・・・まあ、ルーベン相手では全てを出し切らんかも知れぬが。)」 アルシオン「はい、コーチ。(さて・・・今日は心躍るようなプレイは観られるだろうか?)」 アップとミーティングが終了し、程なくキックオフの時間が迫ってきていた。 定例通り、キャプテンのヘルナンデスとマンチーニの間でコイントス行わる。 そんな中、ルーベンがイスラスに対して早速噛み付いていた。 ルーベン「イスラス!!」 イスラス「・・・・・・・・・」 ルーベン「無視すんじゃねえ!テメェ今日は最後まで立ってられると思うなよ!」 イスラス「フン・・・」 ディッテンベルガ「プレイで示せよルーベン、出来るものならな。」 ルーベン「なめやがって・・・見てろよ、カンピオーネでエース張るのが誰だか白黒付けてやるぜ!」
[283]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/04/12(月) 18:01:58 ID:??? 放送「さあコイントスによりレッチェボールとなったようです。この試合はどのようなドラマが待っている のでしょうか?おっと、レッチェのフォーメーションは昨日までの3-5-2とは異なり、変則の3-4-3となって います。イスラスくんがやや高めでプレイするようですね、ヘルナンデスくんを相手に攻撃的に行くという 意思表示でしょうか?」 インテル 4-4-2 −−−−− −J−H− Jペルッツィ Hマッテオ −−−−− EG−IF Eガリア G葵 Iルーベン Fイゴール −−−−− C−−−D Cマロッキ Dディノ −A−B− Aジャンカルロ Bカレーラ −−@−− @ヘルナンデス レッチェ 3-4-3(?) −−H−− Hカルネバーレ J−−−F Jイスラス Fモゼ −−I−− Iマンチーニリ −−−−E Eミケーレ −D−G− Dリべリ Gジャシント −−−−− A−C−B Aドミーニコ Cディッテンベルガ Bチェーザレ −−@−− @ブルノ
[284]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/04/12(月) 18:04:18 ID:??? ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!! 放送「さあグループAの予選ハイライトとも言えるインテル対レッチェ、今試合開始です! この試合にインテルが勝てばグループAは更に混戦の様相を呈します。逆にインテルが負ければ 決勝トーナメント進出チームがその時点で決定となってしまいます。崖っぷちのインテルは 序盤からボールを奪いたいところ!さあ太陽王子こと葵くんが早くもチェックに行く!」 ダダダダダダダ! 葵「ウオォォォォ!!」 マンチーニ「そうがっつくなよ、まだ試合は始まったばかりだ。」 葵「なに!」 ポン!ポン!ポン! 放送「おっと、レッチェここはショートパスで確実に繋げていきます。」 ポン!ポン! ゾクゥ・・・ 三杉「(な・・・なんだ今の寒気は・・・。)」
[285]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/04/12(月) 18:05:37 ID:??? レッチェのパスワークに対し、三杉は只ならぬ物を感じた。 あまりに綺麗に繋がるパスは確かに驚くに値したが、それだけに留まらぬ何かを三杉は感じ取っていた。 それは三杉の記憶の片隅に存在する、あの戦術に類似していたからかも知れない。 ポン!ポン!ポン! インテルメンバー「く、くそ!」「もっとプレスをかけていけ!」 ディッテンベルガ「(甘いな・・・)」 放送「こ、これはどういう事でしょう!?レッチェ、インテル側のプレスを物ともしません! ボランチのジャシントくんとリベリくんも・・・いや、DF陣もどんどんラインを上げて徐々に インテル陣営の領地を侵して行きます!不気味だ、これは不気味だ!」 三杉「そうか、これは・・・!」 マンチーニ「決めろカルネバーレ!!」 カルネバーレ「任せろ!!!」 ポーン! 三杉が絶句したところでレッチェのラストパスが入った。練習通りの理想的な高い浮き球に対し、重戦車 カルネバーレがベストポジションでパワーヘッドにいく。
[286]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/04/12(月) 18:07:27 ID:??? ドゴオォォォォォォォ!!!! ヘルナンデス「舐めるな!!」 バチィッ!! 放送「ヘルナンデスくんナイスパンチング!ボールを大きく弾いた!そう、インテルには彼がいます! 黄金の右腕ジノ・ヘルナンデスくん、彼がいる限りそう簡単にゴールは割れません!」 ルーベン「ハッ、調子に乗ってラインを上げやがって!カウンターの餌食だぜ!」 こぼれ球をフォローしたインテルは当然如くカウンターを狙った。 不用意なまでにラインを押し上げていたレッチェは慌てて戻らなければならない事態である。 だが、ディッテンベルガを中心とした最終ラインはハーフラインのやや後方を維持したままだった。 ボールは素早く回され、あっという間にハーフライン付近のルーベンにまで届く。 ボランチのジャシントがチェックに行くが、ルーベンはすかさず最終ライン直前のマッテオへロングパスを放る。 マッテオ「(よし、こんな隙だらけなディフェンスは初めてだぜ!)」 三杉「無駄だ・・・」
[287]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/04/12(月) 18:09:32 ID:??? ピィイイイイイイ!! ルーベン、マッテオ「何ィいい!!!」 葵「今のって・・・!」 ディッテンベルガ「ふん、道化が。」 放送「おっと、これはオフサイドです!これはインテル、絶好のチャンスを潰しました!」 ヘルナンデス「(・・・そういう事か!)」 あまりにも狙いすまされたオフサイドトラップだった。レッチェが最終ラインを異常なまでに 高く維持したのは、ディッテンベルガの芸術とも言えるオフサイドトラップがあっての事だったのである。 レッチェSBのドミーニコは素早くボールを拾い、右SHのミケーレへのパスでリスタートする。 そしてまたレッチェのパス回しが再開されるのだった。
前
次
写
0ch BBS 2007-01-24