※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【再会した2人】ファイアーモリブレム15【再会できない2人】
[89]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/04/14(水) 19:56:50 ID:??? 男「確かに頼んだよ。それと…アカネイア同盟軍盟主であるマルス王子に伝えて欲しい。 ニーナ姫をよろしく頼む。君の手で、守ってあげて欲しいと」 カチュア「マルス様に?一体どういうことですか?それに貴方は…」 パオラ「カチュア」 男の素性と伝言の意図を問うカチュアをパオラは手をかざして諌め、男に一礼する。 パオラ「魔道書の件、マルス王子への伝言の件、かしこまりました」 男「では、失礼する。きっと、どこかでまた会えることもあるだろう」 男はそう言うと、村の外れに繋いでおいた黒馬に跨り素早く北の街道へと駆けていった。 カチュア「姉さん…あの馬はもしかして」 何か思い出したかのようにカチュアが呟く。 パオラ「グルニア産の黒馬ね。ということは…」 カチュア「大陸最強の騎馬部隊、グルニアの『黒騎士団』の一員かしら…?」 パオラ「おそらくそうね。あれほどの戦い方は、並の騎士ではできないでしょうから」 バーツ「で、でもよ、なんでグルニアの騎士がアカネイアの司祭に魔道書を託したり ニーナ様を心配するようなことを言ってるんだ?今はグルニアとは敵対してるんだろ?」 意味がわからないかのように、バーツはパオラたちに質問を投げかける。 パオラ「詳しい事情は私にもわかりません。けど…この暗黒戦争はドルーア帝国が 半ば侵略に近い形でグルニア、マケドニアと同盟を結んだことが発端なの」
[90]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/04/14(水) 19:57:58 ID:??? カチュア「弱気なグルニア王は自国の民のことを顧ず、多くの物資や人員をドルーアへと送ったらしいわね。 それを良しとしなかったのがマケドニアの先王様やミネルバ様なのだけれど… ミシェイル殿下が王位に座ったとき、マケドニアもまたドルーアと同盟を結びアカネイアに敵対することになったのよ」 バーツ「つ、つまり…どういうことなんだ?」 パオラ「どれだけ主君が堕落しようとも、それに従い、盾をかざし剣を振るうのがその国の騎士の運命。 私やカチュアも、あくまでもミネルバ様の意思に従っているだけなのだから」 バーツ「! そ、そんなのおかしいだろ…!理不尽だ!俺のいたタリスじゃ、そんな横暴な政治は通らなかった! モスティン様は俺達のことを第一に考えて、まだ発展途上のタリスを豊かにするために奔走してるって言うのによ…」 バーツからしてみれば、グルニアの騎士たちもドルーアに襲われた被害者だ。 だが、王が侵略に怯え同盟を結んだというだけで、こうしてアカネイア軍として戦わなければならない。 そんな理不尽な現状を聞き、バーツはやりきれない気持ちになる。 バーツ「じゃあなんだ?さっきの騎士は…アカネイアにグルニアを倒してくれって言ってたってのか?」 パオラ「そうかもしれないわね。一部の王侯貴族さえ倒れればグルニアはアカネイアに降伏するでしょうから。 …解放して欲しいのかもね。ドルーア帝国の魔の手から」 バーツ「……なんなんだよちくしょう……だったらこんな回りくどいことしないで 寝返って俺達の仲間になれば良いだけなのによ…くそっ!」 パオラ「騎士というものは、融通が利かないものなの。私もそう。 ミネルバ様がもしもドルーアと手を結ぶのであれば…私はその命に従うだけ」 バーツ「!」 パオラ「……うふふ、そんな顔をしないでバーツ。万が一にもそんなことはありえないから。 ミネルバ様はマケドニアをドルーアの呪縛から救うためにミシェイル殿下と敵対したのだから」
[91]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/04/14(水) 19:59:45 ID:??? バーツ「は、はは…そうだよな。まったく、パオラは冗談がきっついぜ〜」 カチュア「あ〜の〜。二人とも。そろそろいいかしら?今のうちに物資を補給したりしたいんですけどー」 二人の会話に取り残されがちなカチュアは手を上げて提案を出す。 そんなカチュアを見て一度顔を見合わせて笑いあったパオラとバーツを前にして、カチュアは再び溜息をつくのであった。 カチュア「………ハァ」 =================== 先着『一名』様で一気に判定をお願いします。 パオラの行動→ !card バーツの行動→ !card カチュアの行動→ !card !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します ダイヤ→戦闘訓練 ハート→サッカーの特訓 スペードK〜8→武器屋で買い物 スペード7〜A→道具屋で買い物 クラブ→食事がてら会話を楽しむ JOKER→全部
[92]森崎名無しさん:2010/04/14(水) 20:01:21 ID:??? パオラの行動→ クラブ9 バーツの行動→ クラブ10 カチュアの行動→ スペード9 バーツ!サジが待っている・・・
[93]森崎名無しさん:2010/04/14(水) 20:02:21 ID:??? 二人っきりで食事でございますか・・・ 妹さんが泣いてますよ・・・
[94]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/04/14(水) 20:23:28 ID:??? >>93 こ、これは悲しすぎるwwカチュアさーーーーーーん(´;ω;`)ウゥゥ ============== パオラの行動→ クラブ9→食事がてら会話を楽しむ バーツの行動→ クラブ10→食事がてら会話を楽しむ カチュアの行動→ スペード9→武器屋で買い物 ============== ガチャッ!バンッ! 店主「はいいらっしゃいま……ヒィッ」 カチュア「………」 まるで強盗のような凶暴な顔つきをしていたカチュアを見て、つい悲鳴をあげそうになる武器屋の店主。 可憐な彼女が彼女がここまで不機嫌になり、般若のような顔になってしまったのは、当然理由がある。 カチュア「(どーせ私はあわてんぼうでそそっかしくて融通が利かない天馬騎士よ! 姉さんのようにスタイルもよくないしエストのように器量も良くないわよ! いーですよーだ!私は仕事を恋人にするのよ。そしていつか姉さんより上の位に昇格して 新人のキャピキャピな部下たちをいびることを生きがいにする高給取りになってやるわ! お局様と呼ばれようが知ったこっちゃないわよ!男がなによ男がなによ男がなによ!)」 パオラはまずは食事をとり、その後全員で新しい武器を買おうと提案したのだが、 カチュアはパオラとバーツを間に取り巻く空気にとてもじゃないが耐えられなかったのだ。 自分は席を外す。先に自分だけ物資を買いに行くと言い、こうして武器屋に飛んできたのである。 カチュア「(……寂しくなんか無いんだから……姉さんだって、バーツさんと二人っきりで食事したいと思っているだろうし)」 必死に落ち込まないように心を気丈に保つ。自分は誇り有る白騎士団のカチュア。 新たな武器を手にし、主君や姉たちに負けぬように精進するだけなのだ。 陳列されている様々な武器を眺め、カチュアは何か良い武器は無いか探し回る。
[95]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/04/14(水) 20:25:10 ID:??? 何を買う?→ !card !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します ダイヤK〜7→勇者の槍 ハートK〜6→ナイトキラー スペードK〜3→手槍 クラブK〜5→細身の槍 クラブA→デビルソード それ以外→お金が足りず何も買えない JOKER→なんと裏メニュー発見!
[96]森崎名無しさん:2010/04/14(水) 20:25:41 ID:??? 何を買う?→ ダイヤJ
[97]森崎名無しさん:2010/04/14(水) 20:38:51 ID:??? カチュア……君こそ勇者だ
[98]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/04/14(水) 20:53:35 ID:??? >>97 これは嬉しい武器をゲットしましたね!やったねカチュア! ============= 何を買う?→ ダイヤJ >ダイヤK〜7→勇者の槍 カチュア「! こ、この槍は…」 カチュアの目に止まったのは、大量の鉄の槍や鋼の槍と共に乱雑に立てかけられた中古品の山だった。 その中に一つだけ、他の槍とは違う雰囲気を持つ神秘性を放つ槍を見つけたのだ。 カチュア「(間違いないわ…マケドニアでは優秀な竜騎士のごく一部にしか持つことが許されない… この槍を装備したものは疾風のごとき速さを得ることができ、2連続攻撃が可能になるという…)」 勇敢なる騎士にしか相応しくない素晴らしい槍が、今カチュアの目の前に立てかけられていたのだ。 カチュア「あ、あ、あ、あの!おじさん、この槍って…」 店主「ああ、そこにある槍は全部一律500Gだよ。鉄でも鋼でも好きなのを持っていきな」 カチュア「!?!?!?!?!?」 泡を吹きそうになるのをなんとかこらえ、 カチュアは緊張した面持ちで勇者の槍を抱えるとカウンターへと持っていった。 店主「まいどありー」 カチュア「(て、手に入れてしまった…こんな小さな武器屋で、こんな貴重な槍を私が…! 今の私ではまだ使いこなせないけど、きっとそのうち…うふふふふ!あはははは!)」 先ほどまでの憂鬱な気分はどこへやら。カチュアは思わず小躍りしながらパオラたちの待つ商店街へと戻っていくのだった。
前
次
写
0ch BBS 2007-01-24