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【不遇キャラの】キャプテン三杉4【復讐劇】
[635]森崎名無しさん:2010/06/24(木) 12:24:50 ID:??? これがあるからキャプ森はやめられない
[636]森崎名無しさん:2010/06/24(木) 17:29:00 ID:??? 知らなかったのか・・・? (三杉は)ミハエルからは逃げられない・・・
[637]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/06/24(木) 19:42:18 ID:??? さてー、vs幻想さんの神引きでスレ主の魂は召されそうですw 本当は後半辺りに挿入しようと思っていて、設定の大筋くらいしか考えてなかったのでw ともあれ仕方ありません、もうミハエル関連はなにか憑いているんです。 松山さんのとこのひーくんの存在だって奇跡だもの! >>632 止めろー!誰かvs幻想さんを止めろー! >>633 ガッツリ入ってます、トラウマスイッチ! >>635 ちくしょー! >>636 全くホントに仰る通り!ジンクスこえー!
[638]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/06/24(木) 19:44:38 ID:??? >JOKER→ダイヤ+ミハエルの回想短編が始まるよー。 三杉の問い掛けに対するミハエルの反応は敵意に満ち満ちていた。 小馬鹿にしたような言葉、冷淡な笑みを浮かべる口許、そして・・・ その碧い瞳からは怒気と憎悪が見え隠れしているのだった。 そしてホンの一瞬・・・刹那である、ミハエルの視線が左足に落とされたのを 三杉の眼は見逃さなかった。 三杉「(ビンゴ・・・やはり何かあるんだ、このミハエル・ドノヴァンがスタメンじゃない件には。 その左足に怪我を抱えているのか・・・そうであったとして、それだけなのか・・・? いや・・・予感でしかないが、“それが”あのドリブルにも無関係じゃない気がする。)」 三杉の脳がナイフのように鋭く働き出した。 その顔はミハエルと同様に冷淡な笑みへと変わっていく。 2人は暫し言葉無く睨み合いを続けるのだった。
[639]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/06/24(木) 19:45:47 ID:??? 〜短編:天使の鳥〜 天が人に大いなる任を降そうとする時、必ずまず、その心志を苦しめ、 その筋骨を疲れさせ、その体を飢えさせ、その身を窮乏させ、 行う事為す事に幾多の障害を与える。 〜孟子〜 ミハエル・ドノヴァンは自分の美しい容姿を誇っている。 自分自身の美しさを愛する・・・所謂ナルシストと呼ばれる人種である。 だが彼には、自分の美しさを愛する心よりも強い感情がたった一つだけある。 それは・・・完全無欠、完璧という物を嫌悪する心である。 ミハエル・ドノヴァンはロサンゼルスの貧民街に生まれた。 彼が持って生まれた財産は、その端麗な容姿と前向きに生きる明るさだけだった。 だが薄暗い貧民街においてミハエルの美しさ・明るさは光り輝くようであった。
[640]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/06/24(木) 19:48:28 ID:??? 〜短編:天使の鳥〜 天が人に大いなる任を降そうとする時、必ずまず、その心志を苦しめ、 その筋骨を疲れさせ、その体を飢えさせ、その身を窮乏させ、 行う事為す事に幾多の障害を与える。 〜孟子〜 ミハエル・ドノヴァンは自分の美しい容姿を誇っている。 自分自身の美しさを愛する・・・所謂ナルシストと呼ばれる人種である。 だが彼には、自分の美しさを愛する心よりも強い感情がたった一つだけある。 それは・・・完全無欠、完璧という物を嫌悪する心である。 ミハエル・ドノヴァンはロサンゼルスの貧民街に生まれた。 彼が持って生まれた財産は、その端麗な容姿と前向きに生きる明るさだけだった。 だが薄暗い貧民街においてミハエルの美しさ・明るさは光り輝くようであった。
[641]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/06/24(木) 19:49:40 ID:??? ミハエルの笑顔は天使のようだと、周囲の人間はミハエルの美しさを褒め称え、 またその輝くような笑顔に元気付けられていた。 それ故ミハエル自身がその容姿を誇らしく思うようになるのは自然であったと言える。 またミハエルは貧民街という満ち足りぬ世界の中で、その貧しさ、 不完全さの中でそれでも懸命に生きている人々を慈しみ、尊敬した。 幼いミハエル少年の数少ない娯楽はスラムの友人とやるストリートサッカーだった。 身体の大きくないミハエル少年は決して強い部類でも上手い部類でもなかった。 だが、それでも彼は“好き”である故に懸命に打ち込み、それなりに上達していった。 ミハエルが8歳の頃である・・・ 天使のような明るさと美しさを持ったまま成長した彼の身に大きな災厄が訪れた。 利き足である左足が痛み出し、動作が不自由になり始めたのだ。
[642]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/06/24(木) 19:51:26 ID:??? だがミハエル少年はそれでもストリートサッカーを続けた。 左足が不自由になり始めた頃から右足を鍛え、まるで利き脚のように使えるようにと頑張った。 もしかしたら彼はサッカーに熱中する事で恐怖を緩和させようとしていたのかも知れない。 だがその間の努力は実り、利き脚ではないミハエルの右脚はいつしか至高の物になっていた。 さらに彼は不自由故に緩慢になった動作を補う為、視野を大きく広げるよう努めた。 その結果ミハエルは目の前の相手を見るのではなく、ゲームの流れを読んで、 常に次に自分がプレイするスペースの方を見ようとする癖がついたのだ。 周囲の人間は心の底から惜しんだ。 もしもミハエルの身体が完全であれば、どれほどの選手になったのだろう、と。 皮肉な事に、ミハエルの肉体が不完全になればなるほど、その技術は磨かれたのだ。 ミハエルは身を以って学んだのだった・・・不完全であるからこそ人は進歩するのだと。 歩みを止めさえしなければ、必ずや人の身体は、感覚は応えてくれるのだと。 Heaven helps those who help themselves
[643]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/06/24(木) 20:01:28 ID:??? だがその後も悲劇は止まらなかった・・・ミハエルが左足に不自由を覚えてから1年後、 もはや彼の左足の関節はほとんど動かないようになってしまっていた。 なけなしの金で医者に見せた所、左足の筋繊維が石のように骨のように硬変していると言う。 だが分かったのはそれだけで、原因も治療法も全く分からなかった。 症状は緩やかに進行しており、いずれ左半身全てを侵し、心臓に達して命を落とすと言われた。 その言葉通り、ミハエルの左足は徐々に表面まで硬くなり、まるで石のようになっていった。 信心深かった彼の両親はひたすら神に祈るだけだった。 ミハエル少年は、そんな両親を慰めるように言うのだった。 「もし僕がすっかり石になったら像みたいにどこかに飾ってね。 公園がいいな。美しいバラも咲いているし、サッカー友達も来るもの。」 両親はミハエルの気丈さに涙する他なかった。 何もしてやれない自分達の無力さを呪いながら・・・ だがその消え逝く命の運命は、ある時を以って大きな転換を迎える事になる。 そのスラムに“顔面がつぎはぎだらけの男”が訪れた時に、である。
[644]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/06/24(木) 20:03:03 ID:??? 本日の更新は以上です、どうもありがとうございました。 ぷはー、いつになったらユヴェントス戦が始まるんでしょうか? 先が見えないっすw
[645]森崎名無しさん:2010/06/24(木) 20:08:58 ID:??? 乙でした これ元ネタ通りだとミハエルはおとうt…ゲフンゲフン
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0ch BBS 2007-01-24