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【不遇キャラの】キャプテン三杉4【復讐劇】
[728]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/07/07(水) 12:34:28 ID:??? >>726-727 乙ありがとでっす! 高校に入ってからの一之瀬の変貌振りは弥生も知ってはいた。 器の小さい人だと心の片隅で思ったが、それでも軽蔑するほどの興味はなかった。 ただ、一之瀬が自分自身に積極的に関わってきた時は、驚きと共に不安を覚えたのだった。 その不安を裏切る事なく一之瀬の行動はエスカレートしていった。 ・周囲の目を気にする事なく、馴れ馴れしく会話を求めてくる。 ・休日は必ず電話を寄越してくる。 ・話した事も無い自分の趣向をいつの間にか知っている。 ・駅や校門で待ち伏せて、有耶無耶のうちに一緒に登下校しようとする。 ・いつのまにか弥生と呼び捨てるようになる。 ・干していた下着がたまに盗られている。(ただし母の。) 基本的におとなしく素直な弥生は無視する以外の対応はなかなか出来ない。 自然この問題は解決される事なく、ストレスと恐怖感だけが弥生に蓄積され・・・ そして・・・ついに事は起こった。 先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で ★何が起こったのか?→!card と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。 ダイヤ→一之瀬 明―――――右の物を退学処分とする。 ハート、スペード→弥生の堪忍袋の緒が切れた。 クラブ→色々あって弥生の心に傷が残った。 クラブA→書けないような事件に・・・ JOKER→弥生がF崎スピリッツに目覚め、一之瀬を言葉で地獄に叩き落した。天然女王様の誕生だ。
[729]森崎名無しさん:2010/07/07(水) 12:39:38 ID:??? ★何が起こったのか?→ ハート6
[730]森崎名無しさん:2010/07/07(水) 12:50:45 ID:??? >一之瀬 明―――――右の物を退学処分とする。 物扱いの一之瀬w
[731]森崎名無しさん:2010/07/07(水) 14:34:00 ID:??? 風紀委員会から目の敵にされてたのか? 弥生の前に美人の風紀委員長をストーキングしていたとかw
[732]森崎名無しさん:2010/07/07(水) 17:18:05 ID:??? >クラブ→色々あって弥生の心に傷が残った。 >クラブA→書けないような事件に・・・ 結構ブラックなルート入れて来ますな三杉さん 無事でよかったw
[733]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/07/07(水) 20:27:42 ID:??? >ハート→弥生の堪忍袋の緒が切れた。 一之瀬はその日もいつものように弥生と一緒に帰っていた。 最近の彼女は自分と色々な場所へ行きたいようで、バスに電車にと登下校のコースを毎日変える。 振り回したいと思っているのか、彼女はその日のコースを一之瀬に告げる事はない。 だが一之瀬にはそんなのお見通しであった。彼は高校に入ってから“直感が異常に 働くようになり”、お陰で“絶対に自信を失わなく”なったのだ。 それでも一生懸命自分をやきもきさせようと弥生は毎日頑張っていた。 一之瀬自身もそんな弥生をいじらしく思い、無闇に声をかけずその後姿を眺める。 一之瀬「(やっぱり俺の彼女は抜群に可愛い・・・)」 一之瀬は誇らしげに周囲を見回した。 誰も彼も自分に羨望の視線を投げているように感じる。 今この時、一之瀬は人生の絶頂を感じていた。(現実にはただの錯覚。)
[734]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/07/07(水) 20:28:53 ID:??? 一之瀬「(これも三杉の奴が居なくなったお陰だな。あいつが消えてから何もかもが うまく回るようになった・・・さ、そろそろ愛しい弥生と愛でも語らおう。)・・・弥生!」 ビクゥッ・・・!! その声を聞き、青葉弥生の肩が驚きと恐怖に震えた。 弥生「い、一之瀬くん・・・・・・一体何なの・・・?」 弥生の顔色は見るからに青かった・・・ それを見た一之瀬は、彼女が自分に声をかけて貰えず不安を感じていたと理解した。 一之瀬「ごめん弥生、心配かけたね。大丈夫だよずっと見てたから。」 弥生「(ゾォッ・・) 何で・・・そんなに私に付き纏うの・・・?」 一之瀬「いやだなあ、恋人なんだから俺が弥生を見守るのは当然だろ?」 弥生「私は貴方と恋人になった覚えはない・・・」 一之瀬「大丈夫、俺はわかってるよ弥生。」 弥生「弥生って呼ばないで!」
[735]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/07/07(水) 20:30:48 ID:??? それを発した自分自身が驚くほどの強い口調で弥生は一之瀬に叫んだ。 一之瀬は少しだけ驚いたような顔をしたが、すぐに笑顔を取り戻す。 一之瀬「ふう、困った子だな・・・どうしたんだい今日は?」 弥生「もう話しかけないで、近寄らないで。」 そう言ってスタスタと歩き出す弥生。 一之瀬は慌てて弥生の後ろを追った。 一之瀬「ど、どうしたんだよ?弥生は俺の事が好きな筈だろ?」 弥生「大嫌い、気持ち悪いわ。」 一之瀬「何故?俺が武蔵で一番だ、弥生の中でも一番だろ?」 弥生「私の中の一番は一人だけ・・・それは決して貴方じゃない・・・」 もはや弥生は一之瀬に対して言葉を返していなかった。 自分の気持ちを自分で確認するかのように彼女は呟く。 だが、それは彼女が必死で抑え込んでいた感情を呼び起こしてしまっていた。 そんな彼女の感情の昂ぶりを読み取れない一之瀬は、 遂に彼にとっても彼女にとっても地雷である男の名を口にしてしまう。
[736]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/07/07(水) 20:31:49 ID:??? 一之瀬「キミの一番は俺だよ!俺でなきゃダメだ!だってもう三杉の奴は居ないだろう!?」 弥生「!!」 一之瀬「あいつは家が財産を失って!心臓病も治せず!サッカーも俺達も捨てて どっかへ消えちまったじゃないか!あいつはもう居ないんだよ!」 弥生「・・・・・・・う・・・」 一之瀬「さ、これからは俺が守ってあげるよ。あんな奴の事なんかもう忘れよう。」 弥生「・・・ちがう・・・!!」 一之瀬「・・・?」 弥生「淳は戻ってくるわ!心臓病はもうとっくに治ってる! 彼は遠い異国で闘ってるの!!世界で一番の選手になるため闘ってる!」
[737]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/07/07(水) 20:33:01 ID:??? 一之瀬「なん・・・・・・だと・・・?」 弥生「淳は・・・自分より上だった選手が身近に居なくなったからって、 それで自分が一番だと思えるような、貴方みたいな小さい人間じゃない! 淳の事をあんな奴だなんて言う人を私は絶対許さない!!」 ダァッ・・・! 弥生は一之瀬に背を向けて全速力で走った。 後ろを一瞬たりとも振り向かずに走った。 その目には大粒の涙が零れ落ちている。 彼女はいま心の中で絶叫のように三杉の名前を繰り返していた。 いま彼女はそれ以外に何も出来なかった。 弥生「(淳・・・・淳・・・・・・ご主人様・・・・・・会いたい、会いたいよ・・・)」
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0ch BBS 2007-01-24