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【再会の地】ファイアーモリブレム17【アリティアへ】
[371]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/06/30(水) 17:15:46 ID:??? >>369-370 判定によってはとんでもないチームと試合になるかも…?もう一つの森崎の『再会』にこうご期待! >B4つのチームで総当りのリーグ戦だろ?(30分ハーフ、同点の場合延長なし引き分けで3試合) ============= ジェイガン「うむ。招待チームは全部で3つ。これまで以上の規模の大会になりますな」 森崎「いままではカップってのは名ばかりで1試合の親善試合だけだったもんなァ。 本格的な大会は今回が初めてって事だな」 ジェイガン「ちなみにどんなチームが来られるかはもうご存知で?」 森崎「いや、そこまでは聞いていないよ。まァ多分いつもの面子だろ? ビクトリーノにカルツに、そして日向達だ。今度もその関係者を引っ張ってくるんだろう?」 ジェイガン「気になりますな。果たしてモロドフ殿はどのようなチームを…」 森崎「ん?ちょっと待てよ。今までの試合を組んでいたのはアンナさんだけじゃなかったのか?」 ジェイガン「はい。アンナ殿とモロドフ殿が率先して試合を組んでいたそうです。 モロドフ殿は見かけに寄らず博識でな。異大陸の知識は恐らくアカネイア一ですぞ」 森崎「(し、知らなかった…俺に対して理解が早かったのもそのせいなのかな?)」
[372]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/06/30(水) 17:18:01 ID:??? 森崎が招待チームの予想をしている頃から少し時は遡る。次元を超えた遥か彼方の豪邸の一室。 日本サッカー協会員の片桐宗政が、2人の男の到着をタバコをくゆらせながら待っていた。 片桐「(……海外遠征組みを増やして数ヶ月……既に結果を出したという報告も届いている。 そろそろ次の段階に移ってもいい頃合だろうか……?)」 がちゃ。 松山「失礼します」 三杉「失礼します」 煌びやかな照明が印象的な小部屋に、二人の少年が入ってくる。 一人は松山光。マンチェスターユースの司令塔にして、キャプテン。 彼の周囲を効率良く使うサッカーはプレミアリーグの風によくあっているらしく 『ワイルドイーグル』の異名を既にイギリスに轟かせていた。 そしてもう一人。松山が剛を露にした面持ちならば、この少年は柔。 いや、柔を通り越してその佇まいは美を連想させる少年。三杉淳である。 かつて森崎たちとともに世界を相手に戦った『ガラスのエース』。 今の彼は、気品を漂わせた実に有意義な笑顔に包まれていた。なぜなら―― =============== 新たな刺客?→ !card !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します ダイヤ→心臓病が完璧に治り、オランダのアヤックスユースへの遠征が決まったからである。 ハート→心臓病が快方に向かい、オランダのアヤックスユースへの遠征が決まったからである。 スペード→オランダのアヤックスユースへの遠征が決まったからである クラブ→心臓病が快方に向かいそうだからである JOKER→一人の父親になるからである
[373]森崎名無しさん:2010/06/30(水) 17:20:09 ID:??? 新たな刺客?→ クラブ2 よ〜く考えよ〜 避妊は大事だよ〜
[374]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/06/30(水) 18:37:07 ID:??? >>373 出されたら出されたで困るところでしたね…w =========== 新たな刺客?→ クラブ2 クラブ→心臓病が快方に向かいそうだからである =========== 三杉「(例の病院に通いつづけて数ヶ月…奇跡というものは本当に存在するものだったんだな)」 例のすばらしい演技により発足した『三杉淳ファンクラブ募金』だけでは到底成しえなかった高額治療。 なんと、今目の前にいる片桐宗政が抱える財団が惜しげも無く援助をしてくれたのである。 おかげで今では極端に激しい運動を持続しないかぎり、フルタイムでも試合に臨める体になっていた。 (イメージ的にはテクモ版2の三杉システム。働きすぎると翌日ガッツ0) 松山「驚きましたよ。片桐さんが金持ち…あ、いや片桐財団の御曹司だとはいえ あんな高額な手術代をいとも簡単に…」 片桐「なに、彼にはこの日本のサッカーを大きく変える力があると分かっているからね。協力は惜しまないさ」 三杉「それで、僕の海外遠征のチームを斡旋してくれるとは本当ですか?」 片桐「もちろん。我々はこの『黄金世代』と呼ばれる君たちの力に大いに期待している。 あのJrユース大会を勝ち抜いた君たち全員を海外に送り出したいのが本音だ。 そうだな…プレミアやブンデスは既に人員が一杯だし…オランダなどどうだろか? 君のことだ。どこのチームでも構いませんといった殊勝なことは考えていないだろうしな」 三杉「はは…意外と痛いところを突きますね片桐さんも」 片桐「フッ…それより、先日の松山の報告のことだが……」 松山「はい。現在森崎はアカネイア大陸にてその実力を大きく伸ばしていました。 今の彼の力は…プレミアで揉まれた俺や、メキシコで猛威を振るう日向以上でした。 ですが…どうして森崎をあの大陸に?」
[375]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/06/30(水) 18:38:28 ID:??? 松山はかねてより聞きたかった疑問を口にした。 暫しの沈黙の後、片桐はタバコを灰皿に押し当て、口を開く。 片桐「もうお前たちには話してもいい頃合かも知れんな」 三杉「頃合…話せなかった理由があったということですか?」 片桐「ああ。こちらも下手に行動を起こすことが出来なくてね。 君たちも知ってはいるだろうが、例の何度もやり直せる装置…我々は 『リセットシステム』と呼んでいるものがあるのは知っているな?」 松山「はい。実際に日向が使っていたのを見て、度肝を抜かれましたよ」 片桐「その影響の強さは君たちが一番よく分かっているだろう。 本来ならば、お前たちを海外リーグに遠征させることなど夢のまた夢。 なにより三杉の容態を、ここまで回復させることなどできなかっただろう」 三杉「…その『リセットシステム』と森崎にどんな関係が?」 片桐「そもそもこのリセットシステムは、私がある方に頼まれて預かったものなのだ。 『日本のサッカーをこれほどまでないほど強くして欲しい』とね」 松山「ある方…?」 片桐「公約により名は明かせないが…その方から私は4つのシステムを預かった。 一つはブラジルの大空翼の面倒を見ているロベルト本郷に。 一つは西ドイツの若林源三を擁する見上辰夫コーチに 一つは日本の吉良耕三氏に。彼は日向の専属のコーチでもあったからな」 将来この黄金世代を率いるに値する人物は誰か。彼らに託したのはそれを見極めるためでもあった。 三杉「では最後のの一つは?」
[376]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/06/30(水) 18:39:55 ID:??? 片桐「当然私が使わせてもらっている。こちら側に有利な発言が通されるまで粘ったりするときにな…」 サングラス越しで分かりにくいが、片桐はかなり悪い微笑をしていただろう。 松山「(俺たちがこうして海外リーグで悠々とサッカーできるのもこうした夢みたいなことがあるからなんだよなぁ…)」 片桐「話を戻そう。なぜそのリセットが森崎と関係があるかというと… 何者かが、森崎のあの高い実力をリセットによって『無かったこと』にしようとする事態が起きた」 松山「なんですって!?」 片桐「もちろん私はそのようなことなどしない。彼の実力の損失は日本サッカー協会において大きな痛手だ。 問題は…誰かが彼を貶めようとしていたということだ」 三杉「なるほど…話は大分見えてきました。その疑いが日向…もといその責任者でもある吉良氏にかかっていると」 片桐「すぐに人を送り彼らの身辺を調べさせた…だが、そのような行為を行った形跡は残されていなかった」 松山「真相は既に闇の中…ってわけですか。(考えたくは無いけど…翼や若林にも疑いがかかっているって事だよな…)」 片桐「そこで、私はこのシステムを預けてくれた方に相談した。森崎を 『リセットシステム』の影響が及ばされない安全な場所で鍛えて欲しいと」 Jrユース時の絶大な力を何者かの陰謀で失いかけていた森崎を救うため、 異次元の彼方とでも言ってよい異大陸…アカネイアへと送り出すことを決めたのであった。 片桐「これは大きな賭けだったよ。いくらシステムである程度の時を戻せるといっても 戦乱がはびこる危険な大陸と聞いていたからね。まったく…」 三杉「まぁ、彼ならどんな世界でも生き延びているでしょうね」 松山「同感だ。森崎ぐらいだよ。あの世界で生き残ることができるのは」
[377]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/06/30(水) 18:41:21 ID:??? 理解しがたい理論と根性で、どんな苦境にも立ち向かう男、森崎有三。 そんな彼だからこそ、片桐はこの賭けに乗り、そして勝ったのである。 片桐「松山の報告では、あの地ではリセットの効果がうまく発動できなかったらしいな。 この結果から、日本サッカーの地盤を固めるために、計画の第二段階に移ることにした」 松山「第二段階…?」 片桐「近々あちらの大陸でサッカーの大会を開くらしい。それに乗じて、 我々も新たな才能の芽を発掘していきたいと思ってね。 君たちに続き、海外で自分の才能を花開かせたいと願う者は大勢いるのだから」 片桐の脳内には、世界各国のクラブで日本人選手が中心となり凌ぎを削るという図が描かれていた。 その行く先は日本サッカーの驚異的な成長。そして…ワールドカップの優勝。 片桐「先日届けられた向こう側の案内状には、3つのチームを送り出せるようだ。 一つは予定通り、松山。君が所属しているマンチェスターユースのメンバーだ」 松山「はい。チームメイト達も大会のことを、森崎との対決を楽しみにしていますよ」 片桐「もう一つはウルグアイユースの面々や日向、若島津達の連合チームを予定している。 三杉、お前は今回彼らのチームに加わってもらう。 補充人員は向こう側で出してくれるそうだが…あまり期待しないほうがいい」 三杉「オランダへの遠征前の総仕上げには丁度いい機会ですね。分かりました」 片桐「最後のチームだが…いくつか候補がある。君たちの判断にゆだねたい」 三杉「僕たちが?」 片桐「これは将来日本サッカーの中心となる人物を決める選考試合でもある。 未来の自分たちのチームメイトとなる者達だ。君たちにも選ぶ権利がある」
[378]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/06/30(水) 18:42:43 ID:??? 目指せ海外遠征!→ !card !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します ダイヤ・ハート→中山が率いる南葛高校 スペード→若林が率いるハンブルガーユース クラブ→翼が率いるサンパウロユース。しかし…? JOKER→なんと翼が既に所属しているイタリアのプロクラブのレッチェ!?
[379]森崎名無しさん:2010/06/30(水) 18:43:13 ID:??? 目指せ海外遠征!→ クラブK
[380]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/06/30(水) 18:58:54 ID:??? 目指せ海外遠征!→ クラブK >クラブ→翼が率いるサンパウロユース。しかし…? 三杉、松山ともに考えたのは新たな力の発掘よりも実力者との対決であった。 松山「(片桐さんには悪いけど…俺は森崎だけじゃなく翼とも戦ってみたいんだ!)」 三杉「(森崎、日向、そして翼…将来だれにこの体を預けるか、見極めるには丁度いい機会だ)」 片桐「分かった。早速サンパウロにいるロベルト氏に連絡をとろう。少し待っていてくれたまえ」 片桐は応接間に二人を残して部屋を出る。彼も翼と森崎たちの戦いを楽しみにしているのだろう。 だが、数分後。彼は血相を変えて応接間に舞い戻ってきた。 片桐「た、大変だ!!これを見てくれ!!」 床に乱暴に叩きつけたFAX紙に、三人は一斉に首を向ける。 松山「ど、どうしたんですか片桐さん!落ち着いて!」 三杉「なにかチームに不都合でも?」 片桐「つ、翼が…サンパウロを出て、イタリアの……レッチェへの移籍に承諾したと… しかもユースチームなどではない。プロ契約だ。若干17歳で…セリエAの世界に殴りこみだ…と…?」 三杉・松山「「な、なんだってぇ〜〜〜〜〜〜!?」」
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0ch BBS 2007-01-24