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【ゴルゴム】ラインライダー滝第十話【最後の日】
[590]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2010/08/17(火) 00:47:28 ID:??? ヒイロ(……!? ゼロの予測よりもわずかだが、速い!) ヒイロの足がボールを捉える寸前、藤川はジャンプしてそれを回避。 その動きは、ゼロシステムの予測していたそれよりも速く、鋭かった。 藤川(よし、抜いた! 後は反町か瀬文にボールを……) 目下最大の障害であったヒイロを抜き去り、僅かだが安堵する藤川。 だが彼は知らなかった。この先にいるサイドバックが一部の者達から天才少年、スペシャルなどと呼ばれている事を。 ウッソ「この試合、そのドリブルは何度も見てきたんだ! いい加減でかい顔しないでよ!」 藤川「なっ!?」 着地の瞬間、ウッソが足払いの様な動きで藤川の足もとからボールを奪い取る。 ウッソ「よし!(これで会場のお姉さんの何人かは僕のファンになった!)アムロさん!」 すかさずカウンターの為にアムロへとパスを送るウッソ。 丈「させるものかぁっ!」 そのパスコースに、雄たけびを上げながら丈が割り込む。 この試合まるでチームに貢献できていない彼のそのプレイには、恐ろしいまでの気迫が込められていた。 そして、丈の足は見事にボールを捉えた。 ウッソ「なにィ!?(折角の出番だったって言うのに!)」
[591]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2010/08/17(火) 00:48:52 ID:??? 実況「あーっと! 藤川君の隙を突いてボールを奪ったウッソ君でしたが、カウンターのパスを丈君が気迫の籠ったプレイで見事カット! 両チーム共に一歩も譲りません!」 丈「ここで俺がボールを奪えば……」 ボールをインターセプトした丈は真っ直ぐに正面を見据える。 シン「奪われるってなら何度でも奪い返すだけだぁ!」 そこには当然のようにシンの姿があった。 丈「やはり来たか。本来なら避けて通るべきだろうが……悪いが俺もやられ放題で引き下がれる男ではない!」 そう言うと、丈はシンを抜き去るべくドリブルを開始した。 実況「丈君、シン君を抜きに動いた! ここまで完全にシン君に抑え込まれている丈君ですが、果たしてここでリベンジできるのか!」 丈「抜くっ!」 シン「抜かせるかぁ!」 今日はここまででゴザル 明日こそ……明日こそ試合を終わらせる……! 高杉「(今夜は)さらば森崎板! さようならみんな!」
[592]森崎名無しさん:2010/08/17(火) 06:56:09 ID:??? どっかで聞いたせりふ乙!
[593]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2010/08/17(火) 22:59:23 ID:??? >>592 乙メキシコ感謝! 大変申し訳ないのですが、どうにも文章が思い浮かばなかったので今日は更新できません。本当にすいません で、お詫びと今後の展開を書きやすく目的も兼ねて、 先に次の試合で登場するふらの高校の新たな兄弟が誰になるか判定をしちゃいたいと思います 【分岐】 先着一名様で、 最近は地獄に落ちる人をよく見かける気がする→!card !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの絵柄で分岐します。 ダイヤ、ハート→地獄の超新星、「慈円手入(じえんていれ)」さんだ! スペード、クラブ→地獄の黒豹、「阿部瑠(あべる)」さんだ! JOKER、クラブA→両方 今日はこれだけ 出来るだけ早く続きを書けるよう頑張りますですハイ
[594]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2010/08/17(火) 23:00:26 ID:??? 最近は地獄に落ちる人をよく見かける気がする→ ハートK ダリナンダアンタイッタイ…
[595]森崎名無しさん:2010/08/18(水) 04:56:02 ID:??? がんばってほしいが無理せずにな乙でした!
[596]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2010/08/21(土) 23:29:25 ID:??? >>595 乙感謝だぜ 無理はしてないッスよ〜。ただ絶望的に文才がないだけですタイ 丈(ここまでの戦いで分かった事、それは奴の動きが俺の高速ドリブルよりも確実に速いということだ。 ここはパワープレイで行く!) 驚異的なスピードで自身に迫ってくるシンの姿を見ながら、丈は逆にスピードを落としての強引なドリブルで突破を図った。 シン「俺をふっ飛ばして抜く気か! 舐めるなーっ!」 丈「それは俺の台詞だ! ここだけは負けん!」 一方のシンもスピードを緩めることなく丈に向かって突撃。そのまま二人は真正面から交錯し…… 実況「こぼれ球になったー!」 丈「おのれっ!(奪われないようにするのが精一杯か!)」 シン「くそーっ!(もう少しで完全に奪えていたのに!)」 こぼれたボールはサイドの方へと流れ、カミーユが確保する。 カミーユ「この先にいるのは名無しだけだ! ビームコンフューズで……」 即座にパスを出そうと前線を見るカミーユだったが、その視界に信じられない人物が飛び込んでくる。 若島津「キエェェェェェェェェェェッ!!」 カミーユ「うわぁぁぁぁぁっ!?」 実況「ああーっと!! なんとここで若島津君がオーバーラップ! 強引なスライディングタックルでカミーユ君を吹き飛ばした!」
[597]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2010/08/21(土) 23:30:28 ID:??? 若島津「(今日の失点は全て俺の失態。ならばせめて決勝点にくらいは貢献させてもらうぞ!)反町ィ!」 すかさず若島津はPA内に侵入していた反町に向けて鋭いパスを放つ。 実況「ボールを奪った若島津君、PA内の反町君に向けて低いパス! 当然反町君はボレーの体勢です!」 反町「でりゃあああああっ!!」 ロラン「うっ!?」 反町は若島津のパスをダイレクトでボレー。 クリアーに向かっていたロランの脇をすり抜けたシュートは一度地面をバウンドし、頑駄無ゴールへと飛んでいくが…… ドモン「そう簡単にハットトリックなどさせるものかぁっ!!」 ドモンはこのシュートに完全に反応。全力で飛び上がると必殺の右腕をゴールネット上面に向かっていたボールに向けて伸ばす。 そしてドモンの右腕はボールに接触。キャッチは出来なかったものの、ボールを弾く事に成功した。 実況「ドモン君今度はトクシックインパクトに反応! キャッチこそできませんでしたが、ゴールは阻止しました!」 ドモン「誰でもいい! クリアーだ!」 刹那「俺が行く!」 ドモンの腕に弾かれて宙を舞うボールをクリアーに向かう刹那。 と、その刹那よりも速くボールに飛び込む一つの影があった。 瀬文「東邦のFWは反町だけじゃないんだぜぇ! 食らえ! ここまで温存していた俺の一番の大技……タイガーヘッドビーム!!」
[598]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2010/08/21(土) 23:31:52 ID:??? こぼれ球に頭を叩きつけ、必殺のヘディングシュートを放つ瀬文。 刹那「がはっ!?」 そのヘディングはビームの名に違わぬ威力とスピードで刹那を吹き飛ばし、一直線にゴール目掛けて飛んでいく。 ドモン「とどけぇぇぇぇぇっ!!」 バランスを崩しながらも必死にボールに向かって飛ぶドモン。 だが無情にもドモンの腕がボールを捉えることはなく…… ピィィィィィィィィィィッ! ピッ、ピッ、ピィィィィィィィィィィッ!! 東邦の三点目と試合終了を告げる笛が高らかに鳴らされた。 東邦3-2頑駄無 試合終了! 一旦ここまで
[599]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2010/08/22(日) 01:55:08 ID:??? 実況「ここで試合終了! 3-2! 終わってみればお互い譲らぬ攻防の末、東邦学園が決勝進出を決めました!」 ブゥゥゥゥゥゥゥッ!! 試合終了と同時に、会場から割れんばかりのブーイングが沸き起こる。 そのブーイングを浴びながら、藤川がヤレヤレといった様子で頑駄無キャプテンのアムロに声をかける。 藤川「ったく、日向がいないんだからもう少しボリューム抑えてくれても良いと思うんだがねぇ。 ……それはともかくとしてだ。正直ここまで競るとは思わなかったぜ」 アムロ「東邦学園を苦戦させられたというのなら光栄だな。だが俺たちもいつまでも格下でいる気はない。 冬の大会ではきっちりとリベンジさせてもらおう」 藤川「言うねぇ。ま、こっちも神奈川の高校には因縁があるし、望む所ではあるがね」 アムロ「何?」 藤川の言葉を訝しむアムロ。 に対し、藤川は苦笑しながら口を開く。 藤川「ウチはこの大会の少し前に神奈川の高校と練習試合をしてね。負けたんだよ、ズタボロに。 日向が雲隠れしてるのもそれが原因ってわけ。 あ、あんまりにもボロ負けだったから緘口令が敷かれてるんでこの話はオフレコで頼むぜ」 アムロ(日向のいる東邦をボロ負けさせる高校……そんなチームが神奈川に? ……もしや……)
[600]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2010/08/22(日) 01:56:56 ID:??? 神奈川で東邦を負かせるチーム。アムロの頭の中に一校だけ心当たりがあった。 アムロ「……その高校というのは生田(仮)、か?」 藤川「……御名答。さっきも言ったがオフレコで頼むぜ。ウチのキャプテン様は全力でその事実を揉み消しにかかってるみたいなんでな」 肩をすくめる藤川。 アムロ「肝に銘じておくよ(今の話が事実ならば、甲児やギリアム達には悪いが冬の選手権最大の障害は生田(仮)だな。 以前の練習試合では引き分けだったが、どれほどのレベルアップを果たしているのか……)」 そして最後に二人のキャプテンは握手を交わし、それぞれ自分のチームのベンチに引き揚げて行くのだった。
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0ch BBS 2007-01-24