※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【さらば】森崎in異世界完結編【遠き日】
[672]キャプ森ロワ:2011/05/21(土) 23:40:23 ID:??? >>671 いやあ、アノ動画はいいものですよ…ああいう感じで異世界スレ動画作りたいんですけどね。 絵だけは頭にあるんで後は素材かき集めて…って俺のショボPCじゃ動画編集もままならないし そもそも編集スキルもないんで…まあそのうち勉強でもしようかなとは思っているんですが… ってあれ?俺いつのまにあの動画マイリス登録してたんだ…? (まいったな本当に記憶にないぞ…いや本当面白いんで宣伝になったんならそれは全然いいんですけどね… しかし他人のマイリスが見れるとか知らなかったんで俺も他の人のを見てみようと思ったのは黙っておこう…)
[673]森崎名無しさん:2011/05/23(月) 23:56:37 ID:??? >>672 やっとその36まで見終わった… 確かにあの動画はいいものですな …ってなにィ!?異世界スレ動画ですと!? これは全力で支援したいですぞ
[674]キャプ森ロワ:2011/05/24(火) 21:36:30 ID:??? >>673 あの動画本当毎回戦闘させてるから凄いんですよね…ネタも凄いし。ジャバは懐かしくてツボったw 早く続きみたいなあっと。 >…ってなにィ!?異世界スレ動画ですと!?これは全力で支援したいですぞ そう言っていただけると嬉しいです。まぁ動画作成の方はラブマリーの元ネタ動画もそうですし、後は… http://www.nicovideo.jp/watch/sm5055731 の動画に凄く感銘を受けまして(他にも色々ありますけど割愛)、前々からこういった感じで素材を組み合わせて 動画作れたらなとは思うのですが…スキル以前にまずはPC買いなおさんとにっちもさっちもいかないんですけどねw (なにせPCがペン4で512MBの化石PCなんでHD動画も見ることもままならないことは黙っておこう…) それかこれも某動画の影響ですがこのシナリオベースにゲーム作ってみたいなぁとも思ってるんですよね… バイナリでもいじれればいいんでしょうけどそんな高スキルがあるわけもなく、 作るとしたらテクモキャプ翼は再現無理でしょうから多分RPGになりそうですが、 まあどっちにしろ妄想だけでまだ全く何も動く気配すらないですけどねw時間があればなぁ…本当… 夏休みのある小学生時代に帰りたい〜
[675]森崎名無しさん:2011/06/05(日) 21:33:08 ID:??? ゲーム化するとしたらやっぱり「マリモパンツ」みたいになるんでしょうかねェ
[676]キャプ森ロワ:2011/06/05(日) 23:36:15 ID:??? >>675 早速ググって来ました。こんなシステムのゲームがあったんですねぇ… 実際やってみらんことには分かりませんが、システムはよく出来てると思わず唸っちゃいました。 確かにこのシステムならゲーム化も可能そうですが…でもこれ実際作るとしたらプログラム知識が絶対いるでしょうね… まぁ知識も技術もナッシングな自分には絶対無理でしょうwせいぜいDSツクールに興味津々止まりですよ… ところで全然話違いますが… オーウェン「ククク……どうしたルーニー…顔は12歳みたいだが、頭は60歳みたいだな?」 ルーニー「くっ…!落ち着け!あんな安っぽい挑発に乗るな!……うおおおお! 」 ルーニー「みんな、植毛したぜ!いやあ、若ハゲは強敵でしたね」 あの…昨日のヤフーニュースで思わず爆笑したんですが…ルーニーさんは本当何事にもガチ過ぎて困るw でもそんなルーニーさんが大好きですw
[677]キャプ森ロワ:2011/07/21(木) 22:12:58 ID:??? 『断罪のメタファー』 ────“あの時”に戻れたら──── 人間誰しも生きていればこのフレーズを思い浮かべることはあるだろう。もしそう思ったことの無い奴は… 悪いけど俺はいい意味でも悪い意味でもそいつの事を自分とは同じ生き物とは到底信じられない。いや認められない。 だってそりゃそうだろう?そう思ったことが無いってことは自分は後悔なんかしたことが無いってそう言ってるってことだからな… そして俺…森崎有三にも当然ながら戻りたい、やり直したい“あの時”はある。いや…正確には…“あった” 「森崎くん素晴らしいフェイントでドイツ最後のDFフライハイトくんを抜き去ったァ! そして…森崎くんの前には遂にミューラーくんを残すのみ!!これは日本決定的なチャンスです!!」 ワアアアアアアアアアアアアア 満員で埋め尽くされた会場から歓声がひと際大きくなる。それは勿論今しがた見せ付けた自分のプレイと これから起こるかもしれない場面の期待への歓声。だがそんなものを当然聞いている余裕は無く、今俺の目の前には… 「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおお!!」 場面が場面なら失禁位しかねない底冷えのする雄たけびを上げながら、 とても190cmをゆうに超える巨体とは思えない程軽やかにバケモノが迫ってきている。
[678]キャプ森ロワ:2011/07/21(木) 22:16:02 ID:??? (必死だな…) 前言撤回。そのバケモノの形相を見てそんなことを思ってしまえる余裕がどうやらあったらしい。 これも年季の成せる技なのだろうか。それともようやく“解放”されるからだろうか。 そんな感傷に浸りながらも肉体はすでに目の前のバケモノの裏を欠くべく利き足である右足を振りかぶる。 「フン!」 それを見て小ばかにするように鼻を鳴らすバケモノ。まぁそれもそうだろう。 俺がこのままシュートを打ったところでこのバケモノに通じるはずも無い。 なので振り下ろしながら足の軌道を変えシュートではなくアウトサイドでボールを軽く蹴ると それを待っていたとばかりに会心の笑みを浮かべながらバケモノがボールに目掛けてダイブしてくる。 …がその表情はすぐに凍りつく。何故なら掴もうとしているはずのボールが自らの手から逃げるように逆に転がっているから。 まんまとバケモノを出し抜いた俺の足元にはまるでヨーヨーのように戻ってくるボールがピタリと収まる。 カラクリを明かすとアウトサイドで蹴った時ちょいとバックスピンを掛けておいたからなんだが。 そのまま打っても良い場面ではあるが…俺の手柄にするならそうすべきだし、以前までの俺なら躊躇無くそうしただろう。 しかし“今まで”の事がふと頭によぎり、がら空きになった左にボールをはたく。一応俺の足元には190cmを超える巨体を持ちかつ それでいて俊敏に動けるバケモノが横たわっている。念には念を入れたかった。 万が一。いや億が一の可能性すら潰したかったからだ。 そして流したボールには俊足しか取り柄が無いFWの新田が嬉しそうに走りこんできていた。 だがこの時ばかりはその俊足に心底感謝していた。この試合わざわざキャプテン権限で新田を起用するように進言したのは まさにこの時の為と言っても過言ではない。無事新田の足元にボールが収まる。新田を邪魔するDFはすでにおらず、 その目の前にはゴールだけ。後はその足でボールをゴールへと蹴りこむだけ。 ここまでやったんだ。これ以上はない理想形でのお膳立て。その光景に自然とこみ上げてくるものがある。 万感の思いとはまさにこの事を言うのだろうか。それともやはり恐れているのだろうか。 俺は知らず知らずの内にあらんばかりの声を張り上げていた。 「新田ァッ!!決めろォォォ!!」
[679]キャプ森ロワ:2011/07/21(木) 22:17:45 ID:??? ────しかしそんな俺の切なる願いは──── ガコォォォン ────世界の真理の前には悲しいくらい無力だった──── 「あああッ!!ポストォッ!!新田くんのシュートは無常にもポストに当たってしまったァ!! これはビッグチャンスを前に焦ったかぁ!?そのこぼれたボールは…フライハイトくんが拾う。 フライハイトくんそのままクリアー!ドイツこれは救われました!!そして今度はドイツのカウンターアタックです!!」 「戻れぇ!!皆戻るんだァ!!」 本来ならばキャプテンである俺が率先して叫ばなければならないことを俺ではない誰かが叫んでいる。 しかし今の俺にとってはその声は別の世界の出来事のように遠くに聞こえ、ただただ目の前の現実に呆然としていた。そして… ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!! 俺にとっては“再び”終わりを告げる悪魔の宣告。その音を聞きながらぼんやりと考える。 (決めたのは順当にカペロマンか?それともシュナイダーか?いや意外にシェスターってのもあるか…) が、すぐに思考を止めた。誰が決めようと関係ない。確実にあるのは先制点を決められたという結果のみだからだ。 「フ、フフフ…アハハハ…アーハハハハハハハハハハッ!!」 笑うしかないとはまさにこのような事態を指すのだろうか。気がつけば俺はしりもちをついて狂ったように笑っていた。 その笑い声すら酷く遠くに感じる。その姿を見て何事かと思ったのだろうか、 本来であれば得点シーンというサッカーでも最も華やかな場面のはずが、敵味方関係なく入れ替わり立ち代り俺に何か言っている。 中には罵声、更には頬を容赦無くはたく奴もいたが、やがてウチのチームメイトの誰かが監督に向けて腕で×を作ると 忙しなく選手交代が告げられる。だが今の俺にはそれらの一切が雑音でしかなかった。 その後の事はほとんど覚えていない。いや…少なくともこの試合の結果だけはもうすでに“知っている”
[680]キャプ森ロワ:2011/07/21(木) 22:18:47 ID:??? ピッ、ピッ、ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!! 試合終了を告げるホイッスルを俺は控え室で聞く。距離的には随分あるはずなのにその音だけは俺の意識を確実に刺激する。 程なくしてぞろぞろと控え室に人が雪崩れ込んでくる。その表情はどいつもこいつも辛気臭いもので結果は聞くまでもない。 「試合は…何対何で負けた?」 しかしそれでも尚、俺は結果を聞く。いや聞かなければならない。一縷の望みにかけて。 「…0対2だ」 だが結局はその望みは果たされることは一度として無い。しかし代わりに絶望も感じない。すでにわかっている事だからだ。 0対2で日本の敗北。何をどうしようが俺たちはあのバケモノから1点も取ることが出来ず、 何をどう守ろうが俺たちはドイツに2点奪われ負ける。それがこの試合における決定事項でもあり世界の約定。 「てめぇ…よくも抜け抜けと負けたとか聞きやがるな」 そしてこの後起こることもそうだ。どうやら今回の切っ掛けは俺らしい。 俺の言葉に今にも殴りかからんとばかりな雰囲気でギロリと俺を睨んきたのはチーム一武闘派の日向小次郎。 といっても視線は日向だけじゃなく、何人かは確実に似たような視線を俺に向けている。それも当然かと思う。 キャプテンでありながら茫然自失となって途中交代しチームの士気を著しく低下させた。戦犯ものといってもいいだろう。 そんな事を冷静に分析しながら俺はそれらの視線を受け止めつつこれから起こるであろうことに思いを馳せ、 諦めるように心の中でそっとため息をついた。 これから起こる事は何のことは無い。要は予定調和であり崩壊という茶番である。 切っ掛けは誰かの些細な言葉。そしてそれは誰かの心を抉り、膨らみ、責任追及という名の罵倒に発展し、果ては殴りあい。 元々勝利という細い糸の上で成り立っていたものがたった一つの敗北で修復不可能なほどまで簡単に千切れてしまう。そんな茶番…
[681]キャプ森ロワ:2011/07/21(木) 22:20:14 ID:??? 「ふぅ…」 ため息と共に自分にあてがわれた部屋のベッドへと倒れこむ。ベッドのひんやりとした感触が殴打によって熱を帯びた体には心地よい。 『つまり、勝てば官軍だ。だがお前の失態で負けたらお前は戦犯扱いされ、敗戦の非は私ではなくお前にかかってくる。 そうなればお前は危険分子のレッテルを貼られ、将来日本代表に呼ばれる可能性も低くなる』 あれはいつの事だろうか監督が俺に言った言葉をふと思い出し俺は思わず鼻で笑ってしまう。 「俺が原因で負けるのならその方がよっぽどマシだ…」 そう。敗因が自分ならばどれだけ事は簡単だっただろうか。どれだけ自分は救われただろうか。 トゥルルルル…トゥルルルル… そんな俺の心情はお構いなしにと無遠慮に突如として鳴り響く部屋の電話。その事に特に驚きは無い。 この電話がいつ、誰が、何のために掛けてきたのかを俺は知っている。 これは悪魔の誘惑だ。人は時をも支配し遡れるという禁断の果実。…だが同時に結局人は神にはなれないという答えを示すものでもある。 「こんなになってまでまだ続ける気か?…俺は…」 それは誰に向けた言葉なのだろうか。電話の向こうにいるであろう人物か。あるいは俺自身か。あるいはその両方か。 こんな思いをしてでもまだ俺は“輝かしい未来”とやらの為に続けなければならないのだろうか… トゥルルルル…トゥルルルル… それともこの思いこそが禁断の果実へと手を伸ばした者への断罪なのか…それならばいっそのこと…俺は… トゥルルルル…トゥルルルル…トゥルルルル…トゥルルルル… ────俺は────
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24