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【さらば】森崎in異世界完結編【遠き日】
[80]キャプ森ロワ:2010/07/27(火) 21:36:42 ID:??? 「パプティマス=シロッコ!」 『カミーユ=ビダンか…』 「こんなことをして、お前は何をなそうとしているんだ!?」 『…俗人には理解できんだろうな』 「出来るわけがない!あんなものが落ちたら地球は誰も住めなくなる! お前の名は非人道的な悪行をなした男として忌み嫌われる事になるんだぞ!?」 そう、まるで理解できない。行為そのものも無論そうだったが、パプテマス・シロッコという男がこれを行っていると言う事こそ 一番理解できない。シロッコは確かに傲慢ではあるが、彼の場合その傲慢さは優秀さから来ているところが大である。 パイロット技術も無論の事、政戦両略に秀で、人を引き込むカリスマ性も持ち合わせまさに天才と評すべき人物。 だからこそ大勢が決した今、このように戦略的にもなんら意味の成さない殆どヤケとも言える見境の無い大量虐殺に手を 染めようとするほど愚かな人物ではない。…少なくとも次のシロッコの返答を聞くまではカミーユはそう思っていた。 『ふふふふ…私という存在が人々の記憶に残るのならそれでいい…それだけでな』 「存在?…記憶?シロッコ…何を言っている…?」 一瞬シロッコが何を言っているのか本気で理解が出来なかった。しかしここに来てシロッコから発せられる 違和感の正体に気が付く。彼が抱えている感情…それは絶望だった。
[81]キャプ森ロワ:2010/07/27(火) 21:37:44 ID:??? ヴァルシオンの掲げた右腕から先程見せた赤と青の光芒…クロスマッシャーがウェイブライダーに向けて放たれる。 それを予め読んでいたカミーユはその暴力的な光を回避しつつ間合いを詰めながら機体をモビルスーツ形態に変形させ、 同時に右マニピュレーターでサイドスカートアーマーのウェポンラックからビームサーベルを取り出しそのまま切りかかる。 「シロッコッ!分からないのか!?今お前がやろうとしている事こそお前が忌み嫌う、地球の重力に魂を引かれた 人間のする事と同じだと言う事が!!」 『言ったはずだ…俗人には理解できんとな。しかし人類にとっては善き事を私はしている』 それに対しヴァルシオンも左腕に持たせた接近戦用の実体剣ディバインアームで真っ向から受け止めると、 ビームサーベルの粒子が飛び散り互いの機体を照らし上げる。 「善き事だって…?地球の重さと大きさも理解出来ない奴が何を…!」 『ならば聞くが、その重さと大きさとやらを理解した者が何をしてきた?所詮は天才の足を引っ張る事しか 出来なかったではないか!でなければデビルガンダムのような存在を許すはずが無かろう!』 「そんな事、根暗な感情をむき出しにして言えたことか!!」 『その感性…あくまでも私を否定するか…賢しい事だカミーユ=ビダン。ならば、私をもっと憎め。 憎しみを持って私の名をその心に刻むがいい!』 「ああ、それが望みならそうしてやる!そして、俺はお前を…倒す!」 『フッ…良く吼えた…と言いたいところだが、果たして貴様にそれが出来るかな…少年ッ!!』 そしてヴァルシオンがバーニアを噴かすとそれまで一応拮抗を保っていた鍔迫り合いが一気に瓦解し、 あっという間にZガンダムが押し込まれる形となる。
[82]キャプ森ロワ:2010/07/27(火) 21:39:11 ID:??? 『そんな軟弱なモビルスーツでこのヴァルシオンは倒せはせんよ!!』 「くぅ!?」 Zガンダムは後方に全力でバーニアを噴かす事で辛くもその圧力から逃れると、再びウェイブライダーに変形し一旦距離を取る。 『フッ…さっきまでの威勢はどうした?私を倒すのではなかったのか?』 「くッ…!」 シロッコのせせら笑いにカミーユは臍を噛むが、実際Zガンダムとヴァルシオンでは機体性能に絶望的な差がある。 火力は勿論の事、今のように馬力、その大出力から運動性すら上を行っており、Zガンダムが勝っているところ言えばせいぜい 変形機能とヴァルシオンより全長が小さいがゆえに小回りが利くといった程度である。 その中でも最も深刻なのは…Zガンダムの火力不足にある。 Zガンダムの最大火力であるハイパーメガランチャーはその大きさゆえシロッコ程のパイロットと対するにはデッドウェイトでしかなく、 すでに投棄している。なので仕方無しにメインウェポンであるビームライフルを三連射するが、一発目、二発目は ヴァルシオンのバリア装置…歪曲フィールドに弾かれ、最後の三発目は何故か歪曲フィールドに阻まれる事無く、 ヴァルシオンの右肩辺りに命中はしたのだが、せいぜい装甲の塗装が剥げた程度のものでしかなかった。 他の武装と言えば実弾兵器のグレネードランチャーもあるが、ビームライフルより弾速が遅いものをむざむざと食う程 シロッコは甘い相手ではないし、頭部に据え付けられたバルカンなど当たったところでヴァルシオンの装甲にとっては 紙吹雪以下のものでしかないだろう。残る道は接近戦しかないのだが──
[83]キャプ森ロワ:2010/07/27(火) 21:40:22 ID:??? 「シロッコめ…どこまでも人を見下して馬鹿にする!」 憤るカミーユ。武器が通じない事に憤っていたわけではない。そんな事は最初から分かっていた事。 本来であればロンド・ベルの全主力をもって当たるべき相手であり、モビルスーツ単体での交戦など自殺行為と同義である。 カミーユが歯痒いのは今の攻撃もシロッコの技量ならば回避できるのをわざわざ歪曲フィールドで弾いた事や、 更にそのフィールドまで外してわざと受けて見せた事でカミーユとZガンダムの無力さを嘲笑っている事にある。 もっと言えば先程の接近戦すらも仕組まれたものだったと気付いてしまった。現に今はヴァルシオンのクロスマッシャーの火力と シロッコの精密射撃の前にZガンダムは這う這うの体で回避するのがやっとであり、もう一度接近などとても 出来る状態ではなかったからだ。 「くそッ…!どうすればいいんだ…どうすれば…!このままじゃ…」 弱音を吐くというつもりは無いが、流石にヴァルシオンをZガンダム単機で相手をするには荷が勝ちすぎており、 このままではジリ貧になるのは火を見るより明らかであった。故に増援に期待したいところではあるが、 元々二正面作戦によって戦力が分断されており、更に皮肉にもカミーユの戦場全体を把握しうる 類まれなニュータイプ能力が未だ苦戦を続ける友軍の思念を感じ取っていてそれを否定していた。 正に状況は八方塞でカミーユの脳裏に「敗北」の二文字がよぎったその瞬間── 『諦めんじゃねぇ!!』 それを打ち消すかのようにカミーユの脳裏に叱咤激励する声が響き渡る。 「──!?今の声は…?」 幻聴ではない。男…それも少年の声を確かに聞いた。しかしカミーユには今の少年の声に全く聞き覚えが無い… はずなのだが、その響きにはどこか懐かしいものを感じ、ほんの一瞬だがカミーユは気勢を緩めてしまった。
[84]キャプ森ロワ:2010/07/27(火) 21:41:38 ID:??? 「戦場で感傷事かい、少年ッ!!」 そしてそのカミーユが見せたほんの僅かな隙をシロッコは逃すはずも無く、その緩みの呼吸に合わせるように 容赦なくクロスマッシャーを放り込んでくる。これをバランスを崩しながらもギリギリのところで回避するZガンダムだったが、 シロッコからすればこれは想定内で本命はこの次の一撃。 『しま──ッ!?』 「落ちろ!カトンボ!!」 姿勢制御もままならないZガンダムの目の前にバーニア全快で躍り出ると、通信越しに慌てふためくカミーユの声に 優越感を感じながら一気にディバインアームを振り下ろす。…だがこの確信を持った一撃でもZガンダムは咄嗟に ビームライフルの銃口にビーム刃を形成させ、ロングビームサーベルでディバインアームを受け止めてみせ、 何とか機体を一刀両断されるのだけは免れる。しかし流石にZガンダムのパワーではそれを受けきる事までは不可能で、 ロングビームサーベルは弾き飛ばされ、更に続けざまにヴァルシオンが放つ蹴りをまともに胴体に受けるZガンダム。 重量では約10倍位の差がある特機からの渾身の蹴りをまともに受けてはもはや機体制御どころの話ではなく 慣性の赴くままに吹き飛ばされる。 「ええい!…どこまでも不愉快にさせる奴だ!」 勝敗の帰趨はすでに決したが、最初の一刀で仕留め切れなかった事に明らかな苛立ちと共に舌打ちをするシロッコ。 感情に身を任せて自らピンチを招いたかと思えば、今のように咄嗟の反応では常人ならざるものを見せつけてくる。 敵味方強力なニュータイプがひしめく中でも抜きん出て高い感応力と敏感過ぎると言ってもいい感性を持つカミーユ。 しかもそれがある意味自分の踏み込める領域でない事を思い知らされればシロッコにとっては尚の事不愉快でしかない。
[85]キャプ森ロワ:2010/07/27(火) 21:42:44 ID:??? 「だが…ここまでだな。いくらセンスがあろうとも、自らの力の使い方も満足に知らず、感情を碌にコントロール できんような子供ではこれが限界だ」 そしてもうすでにまともに動けないであろうZガンダムにゆっくりとクロスマッシャーの照準を合わせるシロッコ。 後はトリガーを引くだけで己の天敵ともいえる不愉快な存在を消滅させられる。その事に柄にも無い高揚感を覚えながら シロッコはクロスマッシャーのトリガーに手を掛ける。 「く…くそッ…ううう…」 コクピット内でロックオン警告音が鳴り響く。それだけではない。機体の異常を示すアラートも同時に鳴り響いている。 何とかしなくては…と頭では思っているのだが、今のヴァルシオンの蹴りの衝撃はZガンダムのショックアブソーバーシステムの 限界を有に超え、カミーユの体は大きく揺すられてしまいどうやら軽い脳震盪を引き起こしているらしく、 操縦桿を握る手は震えるだけで全く動いてはくれない。 そして…ヴァルシオンの右腕から螺旋状に絡む赤と青の光芒がZガンダムに向かって放たれる── (直撃…!やられる──!?) こうなってくるとなまじ直感力が高いのは残酷である。自分が撃墜されるのをまるでスロー映像を見るかのように 感じ取ってしまうのだから。だがカミーユを包んだのは赤と青の光芒ではなく… 先程も感じたどこか懐かしい感覚を持つ碧の光だった。
[86]キャプ森ロワ:2010/07/27(火) 21:43:53 ID:??? 「バカな…有り得ん…」 我が目を疑い思わず呆然と呟くシロッコ。それはそうだろう。クロスマッシャーの威力からすればZガンダムの装甲など 紙細工にも等しいはずで、直撃すれば文字通り塵一つ残るはずがないのだ。しかし目の前の光景では塵どころか、 さしたる損傷も無くZガンダムは存在していた。そして更にそのZガンダムを粉状の淡い碧の光がオーラのように 覆い尽くしている。その光はまるでZガンダムを護るかのように徐々に広がりつつあった。 どこからか自分の名を呼ぶ声が聞こえる。 (誰だ…誰が俺を呼んでいるんだ?) それは少年のようであり、少女のようであり、大人の男性のようであり女性でもあり、それらが代わる代わる カミーユの名を呼んでいる。だがどの声もカミーユの記憶には存在しない。その一方でそれらの声を懐かしいと感じる 自分も確かにいて、知っていそうで知らない、二律背反したもどかしさをカミーユは感じていた。 《カミーユ》 《お兄ちゃん》 「フォウ?ロザミィ?…そうか……だったら…!」 しかし続けて自分の良く知る二人の少女の声がカミーユの名を呼んだ瞬間、全てが理解できた。たとえ記憶が定まらなくとも、 自分が今何をすべきか、そして彼らは自分に何をもたらそうとしているのかをはっきりとその感性で把握出来たからこそ── 「俺の体を皆に貸すぞ!!」 迷う事無く自分の体を預けられた。この時すでにニュータイプの能力とは関係無しにカミーユは何となく理解していたのかもしれない。 この声の主達がかつて自分の仲間であったと言う事を。そしてその仲間達の意思を吸い込んでZガンダムは発動する。
[87]キャプ森ロワ:2010/07/27(火) 21:44:58 ID:??? 「ゼ、Zが…どうしたんだ?」 Zガンダムにそう形容してよいのか分からないが、人魂のようなモノが集まるのが見える。果たして気でも触れたのだろうか。 そうでも思わなければ目の前の光景を現実として認識するには余りにも浮世離れしている。 だがそれが真実だと告げるかのようにシロッコの脳髄は不愉快さと共にかつてないほどの疼きを彼に伝えていた。 そして人魂のようなものを吸い込んだZガンダムは燃え盛る炎のような赤いオーラを輝かせながらその身に纏う。 【宇宙を駆ける〜Zの発動】 http://www.nicovideo.jp/watch/sm5522694 「私の知らない武器が内蔵されているのか?」 『わかるまい。人を家畜のように扱い、他人を受け入れようとしないシロッコには。この俺の体を通して出る力が!』 そして自分を諭すようなカミーユの声は通信回線から聞こえてくるものではなく、脳に直接響き渡るような感覚。 それに伴って脳髄の疼きは更に増している。 「体を通して出る力?そんなものが、ヴァルシオンを倒せるものか!」 それでも尚、シロッコは目の前の現実を認めようとはしない。いや認められないのではない。理解できないのだ。 戦闘能力と言う面だけでみるならシロッコのニュータイプ能力は間違いなく優秀と言えただろう。 だがニュータイプの本質…相互理解という概念の方では彼はついぞニュータイプ足りえることは無かった。 《カミーユはその力を表現してくれるマシンに乗っている…》 《Zガンダムにね》 「女の…声?」 だから彼女達の声は聞こえてもその姿を双眸に捉えることは出来ない。 何故なら、それは孤独であるシロッコには絶対に起こしえぬ力だったから。
[88]キャプ森ロワ:2010/07/27(火) 21:46:36 ID:??? 「まだ、抵抗するのなら…!」 そしてカミーユがブーストペダルを限界まで踏み抜くと、Zガンダムはまるで意思を持つかのようにデュアル・アイを光らせ ヴァルシオンに向かって真っ直ぐにバーニアと粉状の碧の光の軌跡を残しながら宇宙を駆ける。 「勝てると思うな…小僧ォォッ!」 全身には鳥肌が立ち、操縦桿を握る手は僅かに震えを見せ、脳髄の疼きはいよいよ我慢できるレベルの物では無くなって来ている。 それは相手を畏れていると言う事に他ならない。しかしそれでも未だ戦う意思を見せているのはカミーユが否定して見せた 自らが天才であると信じて疑わない傲慢さゆえである。無謀とも言えるZガンダムの突進を前にして、自らを奮い立たせるように叫び、 クロスマッシャーを放つ。自分の技量とクロスマッシャーの弾速とZガンダムの性能──瞬時に弾き出した答えは撃墜の確信。 よしんば回避したところで先程のようにバランスを崩したところを間合いを詰めて斬りかかるだけ。 だがそれに対し全く回避行動のそぶりすら見せずにZガンダムのリアクションはシールドを掲げるだけであり、 そのままクロスマッシャーの直撃を受けるZガンダム。余りに簡単に事が運んだことに少々拍子抜けする気持ちもあったが、 しかしシロッコは警戒を解けない。何故なら直後にまたしてもどこからか脳裏に声が響き渡ったからだ。 《守りなら任せろ!》 《チッ…全く世話の焼けるガキだ》 そしてシロッコの懸念どおり爆風から現れ出る、紅だけではなく更に碧のオーラも纏ったZガンダム。そしてシールドは シロッコの見間違いでなければ一瞬だけだが黄金色に輝いていた。 単発でダメならばと、更に苛烈な砲撃を連続で加えるシロッコだったが…またも脳裏に言葉が走る。 《相手を良く見るんだ。そしてフェイントを入れながら相手とのタイミングをずらせば…》 そして今度は先程と違って悉く回避される。それもこちらへ突進するスピードを全く緩めることなくである。 しかも信じがたい事に今の砲撃は全てZガンダムの動きに翻弄され、誘導されたもの。その動きは今までのZガンダムの 動きからはかけ離れており、蝶のように舞いながら、蜂のように刺す、モビルスーツの動きにしてはどこか人間臭く、 それでいて芸術的とも言える動き。
[89]キャプ森ロワ:2010/07/27(火) 21:48:19 ID:??? 「そんなまやかし事で!!」 これ以上好きにさせれば流石にマズイと本能で分かっているからこそシロッコも焦りを見せ、冷静になるべく 一旦距離を置こうと後退をかけようとした瞬間── 《今だ!!》 そのシロッコの考え、動きを読んでいたかのように、そこしかないという絶妙なタイミングでZガンダムの左腕から グレネードランチャーが発射される。本来であれば何でもない一撃だが、心理的死角を付かれたシロッコにこれを 回避する術は無く、ヴァルシオンは被弾する。無論この程度の攻撃ではヴァルシオンを撃破するにはまだ程遠い。 しかしダメージは無くとも機体は衝撃で揺すられ一瞬だが動きが止まる──そしてその一瞬の隙を付いてZガンダムが 一気にヴァルシオンの間合いに迫り来るのを止める事が出来ない。 ヴァルシオンの懐に飛び込んだZガンダムが右マニピュレーターでビームサーベルを引き抜き、居合い抜きのように 逆袈裟斬りを放つと、ヴァルシオンもディバインアームで応戦。交差する光の刃と銀の刃。激しいスパークが飛散し、 奇しくも初撃と同じような展開。が、今回の激突でパワー負けしてバランスを崩したのは馬力が勝るはずである ヴァルシオンの方だった。そんな有り得ぬ事態に驚愕で瞳を大きく見開くシロッコ。しかしそのような状況においても咄嗟に 右腕のクロスマッシャーの照準をZガンダムに合わせられる冷静さと技量は宇宙でも指折りである証拠であろうが… だがそれすらも読んでいたかのようにその右腕も瞬時にZガンダムの振り上げられたビームサーベルに切断される。 そして息も吐かせぬ間にZガンダムはそのまま反時計回りに回転しながら… 《 F I R E !》 烈火の如き激しき右足の蹴りをヴァルシオンの左腕に叩きつけ、ディバインアームをマニピュレーターごと弾き飛ばす。 そしてヴァルシオンの武装を無効化したZガンダムはウェイブライダーに変形しながら急速後退を掛け── 《いけぇぇぇぇぇーっ!!》 「うおおおおおおおおおおおおおおーっ!!」 カミーユは全身から全てを搾り出すかのように雄叫びを上げながらウェイブライダーをヴァルシオンに突撃させる。
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0ch BBS 2007-01-24