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【過去の鎖と】キャプテン三杉5【未来への軌跡】
[530]森崎名無しさん:2010/08/29(日) 03:12:58 ID:??? ★やっちまった蝶神整→ ダイヤK
[531]森崎名無しさん:2010/08/29(日) 03:14:45 ID:??? もうだめだ…この超新星もふらの行きだぁ…乙でしたぁ…!
[532]森崎名無しさん:2010/08/29(日) 04:25:35 ID:??? 伝説の超新星「お前達がちゃんと守らなければ、俺はこの星を破壊しつくすだけだあ」 ユベントス守備陣「ふん、化け物め好きにしろ(泣)」
[533]森崎名無しさん:2010/08/29(日) 05:40:55 ID:??? 後半はもっと苦戦する。 そう思ってたときも僕にはありました。
[534]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/30(月) 16:22:10 ID:??? >>531 本気で言います。 超新星ェ・・・ >>532 ファケッティ「もうダメだ、お終いだぁ・・・」 >>533 私もです、奇遇ですねw >ダイヤ→「お前らちゃんと守りやがれ!」 棚上げだ!最低だこの超新星! そう…流石に混乱し、正常な判断を失ってしまっていた。 そして最も抑えなければならない感情、怒りが口から溢れ出る…。 ジェンティーレ「何やってんだ! お前らちゃんと守りやがれ!」 ユルゲン「なっ……!」 ディーノ「ジェ…ジェンティーレ?」 カルバリョ「(おいおい、そりゃアカンのちゃう?)」 ジェンティーレの言葉に他の選手たちは耳を疑った。 彼らはてっきりジェンティーレが自らのミスを謝罪するものと思っていたのだ。 ジェンティーレは独断で新田に当たり、突破を防ぎきれずブンナークのシュートを許した。 無論ブンナークのシュートを止められなかった事に関しては彼らの力不足であり、 誰が誰を責められるような状況ではない、守備陣全員の連帯責任と考えていたのだ。 そして負けが決まってもいない今、そんな戦犯を考える事は無意味である…とも。 だがそんな彼らの思いを無視し、ジェンティーレは更に言葉を荒げるのだった。
[535]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/30(月) 16:23:37 ID:??? ========================================== その様子を…遥か天空の更に上、液晶の膜を介した異世界にて見ていた者がいた。 この世界の調停者なのか? それはジェンティーレ達には知り得ぬ事である。 ???「むぅ…い、いかんぞジェンティーレ、それ以上は取り返しがつかなくなる! お前は強敵となる予定のイタリアをヘタリアにするつもりか!?」 しかし画面の中のジェンティーレは次にファケッティを責め立てていた。 彼の序盤のミスを列挙し、敵を調子づかせ先取点を与える原因となった事を。 更にはカルバリョのオーバーラップが一度も成功していない事にも口を出した。 こうなってはユヴェントスのチームワークはズタズタである。 このフィオレンティーナ戦の敗北は当然の事ながら、ジェンティーレのこの禍根が イタリアユースに与えるであろう負の影響も???の想像に難くなかった。 ???「仕方あるまい…これだけは使いたくなかったが…。 “キング・クリムゾン・エターナル・エクスペリエンス・レクイエム”!」 瞬間、画面内が静寂に包まれ、周囲を取り巻く空気がドロドロなゲルのように変化する。 気付けば画面の中の時間経過はスローモーションとなっており、???は能力の発動に満足した。 ???「キング・クリムゾン・エターナル・エクスペリエンス・レクイエムの能力の中では、 画面内の時間が消し飛び…そして全ての人間は、この時間の中で動いた即席を 覚えていないッ!当然、このスレを見ている参加者達も同じ… そう、この世界の『結果』だけが残る。 ただし…」 スレ主「テメーは別だ、ジェンティーレ。 悪夢を体験してきやがれ。」 ==========================================
[536]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/30(月) 16:24:46 ID:??? ジェンティーレ「なんてことだ・・・ どうしたらいいんだ・・・・」 そこには膝を抱えて蹲(うずくま)るジェンティーレの姿があった。 フィオレンティーナとの試合を終え、その屈辱的大敗が頭の中を駆け巡った。 試合中の自分の言葉がカテナチオを崩壊させ、さらに守備と中盤の連携をも壊したのだ。 あの後は新田瞬に今度は完璧に抜かれ、試合終盤にはブンナークに吹き飛ばされた。 最終スコアは5−1…ベンチに戻る時、観客からはブーイングの嵐… ベンチ内においては自分に声をかける選手は誰一人としていなかった。 彼らの冷たい目がジェンティーレの記憶に残っている。 …こんな筈ではなかった。 部屋の中で一人、体育座りをしたままどれくらいの時間が経ったであろう? いつの間にか時計は23時の深夜を示しており、周囲は真っ暗となっている。 ただ一つ、点けっ放しとなっていたTVが不気味に彼の顔を照らしていた。 ジェンティーレはTVへと目を向けた。 そこには彼の知る人物が映っており、どうやらインタビューを受けているようである。 ジェンティーレ「あ…リモコン」 ジェンティーレは生気ない動作でリモコンを手に取り、そして音量を上げた。 選手の声が徐々に聞こえてくる。 ロッシ「・・・・つねに クールでいること これが だいじでしたね 気もちが みだれると 判断が にぶります そうするともう かんたんなシュートも とめられない 味方に しじも だせない それと へたなライバル心をもつのも ひかえました これも 気もちを みだす げんいんに なりますからね」 ジェンティーレ「・・・・・ そうか・・・ たしかにオレは ちょっとあつくなってたな・・・・・・よし!」
[537]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/30(月) 16:27:04 ID:??? ========================================== ここまでのあらましを確認し、一先ず満足の表情を見せるスレ主。 だがそこで能力の開放は終わらなかった、スレ主は再び精神統一に取りかかった。 スレ主「更に時をスッ飛ばす、今度は長いぞ!」 ========================================== ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!! ジェンティーレ「なんて事だ…イタリアユースが…」 スタジアムの観客席でジェンティーレは涙を浮かべていた。 ワールドトーナメント、フランス国際以来の大々的な国際大会。 今、その大会におけるイタリアユースの敗退が決まったのである。 ジェンティーレ「何故、オレはあそこに居ないんだ… オレは一体何をやっていたんだ、何が間違っていたんだ…」 苦難と屈辱の道程を思い出すジェンティーレ。 コッパ・イタリア・プリマヴェーラの後に行われた代表合宿。 彼は当然その一員として選ばれ、合宿に参加する権利は得た。 しかし他の選手との信頼は、あの試合以降完全に崩壊していたのだ。 連携が取れずにカテナチオを組めない守備陣。 原因どこにあるのか…それは監督も、コーチも、誰もが知っている事だった。
[538]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/30(月) 16:28:15 ID:??? 結局、ジェンティーレは代表の22人の中に選ばれなかった。 合宿は挽回のため与えられた機会だったが、失われた信用を取り戻せなかったのである。 今度のイタリアユースはストラットが復活し、中盤・ボランチに人員を揃え、 真っ向から力で押し切れるチーム作りがされたのだ。 だが、そのイタリアを以ってしても優勝は出来なかった。 自分があそこに立っていれば…と、リベロのポジションを遠くから見つめるジェンティーレ。 だが、そんな“たら・れば”は勝負において無価値である。 ジェンティーレは敗者として終わった…いや、敗者にすらなれなかったのかも知れない。 少なくとも、彼の心には一生をかけても払い戻せないほどの屈辱が宿っていた。 それは今後も彼のプレイへと影響する事は間違いがなかった。 ======================================== スレ主「ベネ(良し)。 ジェンティーレは十分身に起こる悲劇を体験した。 ここで時は逆方向に加速する…この世の誰もこの事象を知覚する事は出来ない。 ただしジェンティーレにだけは、白昼夢として深層にその記憶を残す。」 ==========================================
[539]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/30(月) 16:29:16 ID:??? ジェンティーレ「ハッ! ドリームか!?」 味方守備陣に対して怒りのままに八つ当たりのような暴言を放った直後の事である… ジェンティーレは意識が一瞬途切れたような感覚に陥ったのだ。 試合中なのに長い長い夢を見ていたような…悪夢を見ていたような気がしていた。 ユルゲン「なっ……!」 ディーノ「ジェ…ジェンティーレ?」 そんな感覚は幻であるかのように、現実として味方の反応が返って来た。 当然ながら誰しもが反発を心に抱いているのがジェンティーレにも理解できた。 彼らの瞳には哀しみと怒りの色が同居しており、不信感が生まれる直前であった。 ファケッティ「おい、ジェンティーレ! 今のはお前の作戦放棄だろ!? それなのに味方を責めるのは筋違いだ、しかも試合中に!」 マズい雰囲気と思ったのか、キャプテンのファケッティが激しく指摘してくる。 当然だった、キャプテンとして当然の対応だった、間違っているのは自分なのだから。 …と、、、ジェンティーレは考えた。 何故だか解らないが、いつのまにか彼の怒りは霧散しており、冷静になっていた。 常にクールでいなければならない、下手なライバル心を持つべきでないと心の奥底が言っている。
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0ch BBS 2007-01-24