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【宿命ありき】ファイアーモリブレム20【森崎VS日向】
[315]森崎名無しさん:2010/09/18(土) 23:33:57 ID:??? す、すまねえレナート隊長… あんたになら陽子さん尾に愛と思うから許してくれよ、なっ、なっ
[316]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/19(日) 00:55:11 ID:??? >>315 レナート「んんんんんー、許るさーん!!俺の野望の邪魔をしおって!!」 ============= サンパウロ、最後の攻撃?→ クラブQ >クラブ→空気を読まない審判が試合終了の笛を吹いた… ============= アマラウの蹴ったボールは風に乗りぐんぐん距離を伸ばしていく。 そして新田はこのボールの軌道をいち早く察知し、自慢のダッシュでカルツの背中へと回り込む。 カルツ「ぬっ!?」 新田「ボールへの一歩目の速さなら誰にも負けない!」 だが、この新田の気合を込めた走りは無駄に終わることになる。 ボールがまだ落ちてこないうちに、審判が試合終了のホイッスルを吹いたのだ。 ピッピッピイイイィィィィィィイイ!! 新田「……へ?」 松山「どうやら思った以上にロスタイムを消費できていたみたいだな。助かった……」 カルツ「ふぅ。なかなか手強い相手だったが、なんとかなったのう」 早田「おっしゃあ!これであとは森崎が日向に勝てば俺達の優勝だな!」 ワアアアアアアアアァァァァアアアアァァァアアア!! アンナ「ここで試合終了〜〜〜!!サンパウロの反撃は惜しくも届かず! マンチェスターが安定した攻撃と守備を如何なく発揮し1対0で勝利を収めました! これにより、マンチェスターの最終成績は2勝1分け、サンパウロは1勝2敗となりました。 総合優勝に向けて、まずはマンチェスターが大きく前へとリードした形になりました」
[317]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/19(日) 00:57:26 ID:??? ニーナ「地力では互角にも思えましたが、要所要所でしっかりと勝ちを収めた結果に思えますね。 特に後半のカルツ君の突破はお見事の一言でしたね。サンパウロもレナート君をはじめ最後まで健闘し、素晴らしい試合でしたわ」 アンナ「アリティアカップ3日目第1試合はマンチェスターの勝利となりました。 続いての第2試合、アカネイア対ヒューガーは1時間後の予定となっております。会場の皆様、もうしばらく――」 放送の声を聴きながら、森崎たちは観客席を後にして控え室に向かう。 勝利の歓喜に沸く松山たちマンチェスターと、敗北の絶望に打ちひしがれるレナートたちサンパウロの姿をしっかりと目に焼き付けながら。 森崎「……いくぞみんな。アリティアカップの最終戦、無様なゲームは出来ないぞ」 一同「「「「「「「「「「「「「「「おう!!!!」」」」」」」」」」」」」」」 試合後。サンパウロの控え室にて。 アカネイアの戦績ぶりでは最下位の可能性も現れたサンパウロメンバーの表情は暗かった。 前半までは自分たちの理想の展開にもっていけていたはずなのに。 後半で息切れしてしまい、結局1点も取ることも出来ずに敗れ去ってしまったのだ。 ジウ「……これで、誰かがトレードに出されることは確実だな……」 ドトール「悔しいが、今の俺たちの攻撃力不足はこの試合で明らかになった。 ……どんな結果になったとしても、俺たちに文句を言う資格はない」 アマラウ「ちくしょう…こんなんで…こんなんで終わりなのかよ。 このサンパウロのメンバーで、もっともっと一緒に暴れまわりたかったのに…!」 レナート「(くそったれ……あのとき俺が奴のドリブルを止めていれば……)」 これまでサンパウロユースを支えてきた主なメンバーは皆肩を落としていた。 これで、ほぼ確実に誰かがこのチームから去ることになる。 夢であった幼馴染四人で、憧れのサンパウロのプロ選手になるという目標は儚くも潰えることになりそうだ。
[318]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/19(日) 00:58:28 ID:??? バビントン「みんな……ごめんね。僕が…僕がもっとうまくゲームメイクできていれば……」 プラトン「バビ…お前はよくやってくれたよ。相手が…一枚上手だっただけさ」 悔しさと申し訳なさでボロボロ涙を流すバビントンを励ますプラトン。 だが、彼の目じりにもしっかりと自分の不甲斐なさに後悔する涙が溜まっていた。 新田「(結局俺がこの大会で得たものは森崎さんから取ったあの1点だけだった。 これが、今の俺のレベル。世界には到底通じるはずもない現実。 ……このままじゃいけない。もっと、もっと強く、速くならなければ……!)」 石崎「うう…あれからなんだか陽子さんも機嫌が悪いし…あ〜あ、このまま俺たちは南葛に送還かなぁ。 冬の選手権ギリギリまではサンパウロでもっと勉強していきたかったけど……」 アカネイア戦以外は特に目立った活躍が出来なかった遠征組。 新田は今の自分の実力の低さを改めて自覚し奮起に燃える。 石崎もまた、愛しの女性へのアピールができなかったことに酷く落ち込んでいた。 ガチャ… 控え室の引き払いの受付を追えた陽子がようやく戻ってくる。 彼女の表情は特に怒っているわけでも悲しんでいるわけでもない。 あくまでもサッカー協会の一人、引率者の一人である事務的な顔だった。 陽子「…みんなに大事な話があるわ。昨日話したフロントの意向のことは覚えているわね」 レナート「……ああ。俺達の成績が芳しくなければ、攻撃力を補強するためにトレードをするって」 陽子「ええ。その話が今日正式に決まったわ。なんと今回やってくるのは あのイタリアのミラン所属のエースストライカー!名前は…ストラット君ね」
[319]森崎名無しさん:2010/09/19(日) 01:00:03 ID:??? (ノω・、) ウゥ・・・
[320]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/19(日) 01:00:06 ID:??? ストラット。まだ17歳にして、既にミランにて活躍している新世代のストライカー。 その脅威の脚力から繰り出されるシュートの威力は、この世代の中では最高峰と言う者も多い。 アマラウ「(…やっぱ駄目だったか。ちくしょう……)」 ドトール「それで、この中で一体誰がトレードに出されるんです?」 陽子「え?」 バビントン「やっぱりナショナルチームの事情を考えれば僕が放出されるんでしょうか」 マウリシオ「……いえ、俺でしょう。イタリアのサンプドリアから手紙が届いたこともありますし。 先輩方…短い間でしたがお世話になりました。お、お、俺…このチームが…だ、だいすきで…うわぁ〜〜〜ん」 これまで必死に平静を保っていたマウリシオがついに大声で泣き出してしまう。 まだ15歳の少年にとって、共に汗を流してきた仲間との別れは想像するだけで悲しいことなのだ。 陽子「…あの〜。なんだか盛り上がっちゃってるところわるいんだけど」 頬をぽりぽりかきながら、陽子はどう表現したらいいか分からない微妙な顔になる。 陽子「トレードするって言うのは本当だけど、これは全部『トップチーム』の話よ?」 レナート「は?」 アマラウ「へ?」 マウリシオ「うぇ?」 ドトール「なん…だと…?」 狐につままれたようなポカンとしたサンパウロメンバーに、陽子はもったいぶらせるようにかるく咳をする。
[321]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/19(日) 01:01:40 ID:??? 陽子「コホン。一から説明するわね。元々翼君はトップチームに昇格が予定されていたの。 けれども彼はイタリアのレッチェとの契約を優先してしまった。 これに焦ったフロントは、貧弱な攻撃陣を補強するために、今回のトレードを行ったわけ」 バビントン「あ…あの、それじゃあ…僕達は、まだこのチームで一緒にサッカーができるんですね?」 陽子「んー。それもちょっと違うかな。ストラット君が入ったことで、チームのバランスを取るために 若い戦力をもっとトップチームに上げようとしているらしいのよね。特に…レナート君?」 レナート「え?あ、はい」 陽子「第1キーパーのバモラ選手が昨日両手を負傷してしまったらしくて、 すぐにでもあなたをトップチームへと上げて欲しいと臨時の指示が出たわ」 レナート「お……おれ、が…プロ…に?」 陽子「レナート君の他にも、ドトール君やアマラウ君、ジウ君にバビントン君にマウリシオ君。 もちろん他の皆にも大いにチャンスはあるわ。今サンパウロは生まれかわろうとしている。 あなたたちのような若い力に溢れたフレッシュな選手の力がね!」 レナート「その話…ほ、本当なんですよね?嘘じゃ…ないんですよね!?」 陽子「だーいじょうぶ。本当よ」 ここで初めて陽子が笑顔になる。その表情を見て、レナートは両手を上げて飛び上がった。 レナート「……や……ヤッホーーーーーイッ!!」 アマラウ「ワハハハハ!やったじゃねぁかレナート!俺達の中で昇格一番乗りだ!」 ドトール「この大会でサンパウロの中で一番活躍したのは間違いなくお前だ。胸を張っていけ」
[322]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/19(日) 01:02:40 ID:??? ジウ「すっげぇ!すげぇぜレナート!うはは、待ってろよ!俺たちもすぐに追いかけていくからな!」 マウリシオ「怪我で離脱したバモラさんの居場所を消しちゃうくらい活躍してくださいね!」 バビントン「おめでとうレナート。本当に…おめでとう!」 マリーニ「よーし、プロ昇格を決めたレナートを胴上げだ!皆アツマレー!」 こうしてレナートを中心に輪を囲んだサンパウロメンバーは笑顔で胴上げをするのだった。 そこから少し離れた場所で、陽子が資料を抱えながらニコニコと微笑む。 陽子「(うふふ、彼らを団結させるために、あえて大事なところを隠してトレードの話をしたけど効果覿面みたいね。 あとは……ちょっとイマイチな石崎君、新田君、そして……森崎君ね)」 兄から引継ぎを頼まれた仕事はまだ半分も終わっていない。選手の戦いは終わったが、彼女の戦いはこれから始まるのだ。 日本サッカー協会の一員として、将来の全日本の主将を決めるサバイバル戦。 アカネイア対ヒューガー戦にて、森崎と日向のどちらがキャプテンに相応しいかを見定める戦いが。 陽子「(ま、今はとりあえずレナート君たちの健闘を労っておきましょうか)」 最後にレナートの将来性の項目に◎をひとつ書き加えて、陽子は静かに控え室を後にしたのだった。
[323]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/19(日) 01:03:42 ID:??? そして――サンパウロユースのメンバーが引き払った後の控え室。 今この部屋の扉には『アカネイア同盟軍』と書かれた紙が張られている。 〜アカネイア〜 森崎「よし、みんなきけ。いよいよ今日がアリティアカップ最後の試合だ。 これまでの俺たちの成績は0勝2敗。だが、サンパウロが敗れたことで この試合でヒューガーに2点差をつけて勝てば3位に入れることが確定した」 ジュリアン「なんかどっちもピリッとしねぇ成績だけど…まァ最下位よりはマシだよな」 マルス「なんとしてでも2点差をつけて勝つしかないね。森崎、フォーメーションの案はもう出ているのかい?」 森崎「ああ。今回対ヒューガーに合わせたフォーメーションが、これだ」
[324]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/19(日) 01:05:44 ID:??? ※マンチェスター戦のフォーメーションです (ワンボランチ/3-4-3) J−H−F −−−−− E−I−G −−D−− −−−−− A−C−B −−@−− ☆フォーメーションを変更しますか? Aこのまま B3-4-3(オーソドックス) C4-4-2(ツートップ) D3-5-2(ダブルボランチ) E4-3-3(ブラジルタイプ) F4-5-1(ワントップ) Gその他(できるだけ詳しくお書きください) 2票集まった時点で確定です。ageでお願いします。sageではカウントできません
[325]森崎名無しさん:2010/09/19(日) 01:07:16 ID:??? コングラッチュレーション ,―==7 Congratulation! コングラッチュレーション |く ___ _> Congratulation! fll`ーU+' `''、 ー=| おめでとうレナート・・・・! _,,..-´:|ヽー-;ー..,,_ . ,−=-, ,,..-‘≡≡:| ><´|≡::|ヽ おめでとう・・・・・・・・・・・・! おめでとう・・・・・・・・! . | l____ヽ.|≡l≡≡≡| |::| |≡:::/::| . |(llー´_ヽ|≡|≡≡≡|.|:::|l≡::/::::| ポストのほうがまだマシだぜ! .. 4 l__`=|_|≡:|≡≡≡::||:::|'≡/≡| /|\,.・|::≡:|ヽ|≡≡≡≡≡:::/|≡::| _,,.........、 ≡|/}:ヽ|:≡|::::|{≡≡≡≡≡:::{ .|≡::| ヽ_,, ヽ ≡:| |:::|l≡:|≡|:|≡≡≡≡≡:::|. .|≡::| /_> | :::≡l|:::|'≡:|≡:|::|≡≡≡≡≡:::|. .|≡::| |7 llう.. | ≡≡≡≡/|≡ヽ≡≡≡≡≡::::|. ..|≡::|. z-..,〃、 ム__ ll´.. | ::≡≡≡::/ ヽ≡ヽ≡::|―、≡≡::l ..|≡::| / ミ 1´/ヽ==,... ::≡≡≡| \≡ヽ::| ヽ≡≡l .ljヽl | 刀、ミ _,,,..-`‐三=ー- ::≡≡≡| |ヽ/ー.、.. ヽ≡≡l. .|/ | ノ= ∠i /ヽ、≡≡≡≡≡ :|¬、≡≡ヽ. |≡ゞー=ッ |≡≡| __/ (ll ー゜\|ヽ. /≡::ヽ≡≡≡≡≡ :| ヽ≡≡ヽ |≡≡ヽミ. |≡≡| l|. ll7| ヽu=/l二ll二l'''ヽ /≡:::/≡≡≡≡≡
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0ch BBS 2007-01-24