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【幻想の】幻想のポイズン42【ポイズン】
[634]森崎名無しさん:2010/10/22(金) 23:32:46 ID:??? ★サンちゃんのアドバイス→ クラブ4 =★
[635]森崎名無しさん:2010/10/22(金) 23:39:36 ID:??? つ、使えない…… サンちゃんらしいけどw
[636]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/10/23(土) 00:36:15 ID:??? >★サンちゃんのアドバイス→ クラブ4 =サンタナ「そういうのは私じゃなくて妖精1に聞いてよ」 相談事は苦手でした★ ============================================================================================================ 反町「……ぇえ?」 サンタナ「だってわかんないもん、そんな事聞かれたって! 私はヒューイじゃないんだから!」 反町「そんな……だって、お前、昔からヒューイと一緒にいたんだろ? どうすればいいとか、ヒューイの性格とかわかるんじゃ……」 サンタナ「そーいうのは妖精1の方が得意なのよ! 私はわかんないのっ!!」 根本的に妖精というものはオツムが弱いものが多い。 一部には新聞を読んだり、或いは読書などを嗜むものはいるものの……。 それでも、その知能指数や精神年齢というものは妖怪や人間に比べれば格段に落ちる。 そんな中でも、オータムスカイズにいる大妖精や妖精1、ヒューイといった者達は希有な知的な妖精であったが……。 チルノ、そしてサンタナの二者は本能を優先をする妖精らしい妖精。 そんな彼女では反町の複雑で込み入った相談には乗れず、反町は期待をしていた為か小さくため息を吐く。 サンタナ「てけとーでいいならなんか言ってあげるわよ?」 反町「そういう訳にはいかないだろ……うん、もういいよ。 ありがとうな」 サンタナ「……ま、私もヒューイが元気ないってんならそれはそれでヤだしさ。 妖精1に聞いてみたら? 本当に。 あいつ、めちゃめちゃ賢いもん」 その反町の落ち込み――そして、ヒューイの為に何も言えなかった事に負い目を感じているのか。 サンタナは反町に対して、再度妖精1に相談をしてみるように勧め……。 反町はそれに対して検討してみると返答をしてから、サンタナと別れ自室へと戻っていくのだった。 反町「……それじゃあ、おやすみ」 サンタナ「ん……おやすみ、人間」
[637]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/10/23(土) 00:37:16 ID:??? 反町「……いよいよ、明日から合宿かぁ」 その後、サンタナの部屋から戻り自室へと戻った反町は素早く布団に潜り込み。 天井を見つめながら、明日からの全幻想郷Jrユースの合宿に思いを馳せていた。 既に合宿に必要そうな荷造りは済ませており、後は眠って明日の選手たちとの合流を残すのみ。 オータムスカイズから殆どの選手たちが召集を受けている上。 かつてオールスターなどで何度か共に戦った事もある者も多い為、然程不安は無いが……。 それでも、オータムスカイズから離れ、また新たな場所で戦うというその事実に。 反町はいやがおうにも緊張を覚え始める。 反町「(総勢30名が呼ばれる合宿……そして、そこから残るのは25人……)」 つまり、召集を受けた30名の内、6分の1の選手は代表から落ちるという事である。 今日の練習試合や、この幻想郷での試合を通じて自信をつけ始めている反町は。 合宿でも自分の練習を欠かす事なく、練習に励めば代表落ちはしないだろうと自身の力を分析していたが……。 しかし、その落ちる5名の中には……オータムスカイズから選出された者も入ってしまうかもしれない。 反町「(とはいえ、それも仕方ない事なんだけどな……でも、やっぱりやりきれない……。 出来る事ならみんなとサッカーをしたい……けど、それは不可能なんだもんな……)」 そして、その選ばれた25名も……誰も彼もが、試合に出る事が出来るとは限らない。 試合に出場するメンバーの枠は11――その中に入るのは、やはり狭き門である。 反町「(……あれだけ凄い選手たちが選出された中で、レギュラーを掴み取る。 ……俺に、出来るんだろうか)」 全日本Jrユースでは、とてもではないがレギュラーなど取れるとは思えなかった実力しか持っていなかった反町。 全幻想郷Jrユースでは――果たして、レギュラーを取ることが出来るのか。 悶々と考えながら……こうして反町は、合宿前、最後の夜を過ごしていったのであった。
[638]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/10/23(土) 00:38:58 ID:??? 選択肢などは無いですが本日はひとまずここまで。 最近短くて申し訳ないです。 明日はなんとか合宿開始までいけたら……と思います。 それでは、お疲れ様でした。
[639]森崎名無しさん:2010/10/23(土) 00:52:24 ID:??? 乙でしたー
[640]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/10/24(日) 00:22:47 ID:??? 〜魔法の森 魔理沙の家付近〜 ドガァアアッ!! ドッゴァアアアアアアッ!!! 魔理沙「はぁっ……はぁっ……」 反町が悶々として夜を過ごしていた頃……一方で魔法の森の奥深くでは。 いつもの白黒の魔女服を着た幻想郷のパワーシューター――霧雨魔理沙が、一人、練習を行っていた。 彼女が打つのは、やはり先ごろかつての友が残していった、黒いボール。 かつての師匠が魔理沙へと送った、通常の3倍――以上の重さを持った、特別性のボールであった。 そのボールを託され――そして、あの守矢フルーツズに敗戦をしたあの日から。 魔理沙はいつも決まった時間になると、こうしてブラックボールを使いシュートの練習を繰り返すようになった。 最近までは魔法の実験に忙しく、ロクに練習も試合もこなしていなかった体は……。 そのハードにも思える練習に当初は悲鳴を上げていたが、しかし、それもやがて収まった。というより、押さえ込んだ。 魔理沙「私は誰の下にもつかん……絶対に……!」 低く唸るような声を出しながら、魔理沙はただただブラックボールを蹴り続ける。 辺りにある木々がボールが当たるたびに悲鳴を上げ、わさわさと葉を揺らしても……。 魔理沙はそれらを全て無視し、何かに取り付かれたようにボールを蹴る。 魔理沙「(早苗にももう負けん……霊夢が編み出せないような新技を今度こそ編み出す……。 そして……あの優男……反町を越える得点力をつける……!)」 全幻想郷に選出をされた、自分を負かした者、自分の新技をあっさりと模倣した者。 そして、自分を超えるストライカー……それぞれへの対抗心を燃やし。 霧雨魔理沙はこの日も遅くまで、シュート練習を繰り返し続けたのだが……。 しかし、最後まで必殺技を開発する事は出来ず。 合宿前に他の選手たちに大きなアドバンテージをつける事は、終ぞ出来ないのだった。
[641]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/10/24(日) 00:24:00 ID:??? 〜博麗神社 寝室〜 こうして魔理沙が深夜の猛特訓に励んでいた頃。 その魔理沙の相棒であり、他者からは幻想郷のトッププレイヤーと見られている博麗霊夢はといえば……。 お風呂を浴びてさっぱりした体で、ほかほかのお布団に包まれて眠っていた。 霊夢「ZZZ……」 基本的に緊張などとは無縁な霊夢にとっては、合宿前最後の夜もいつもの夜と変わりなく。 また、自身が合宿で最後まで残る事も。そして、スタメンとなる事も確定しているものだと考えていた為。 1ミリもまるで緊張などせず、高いびきをかいて眠っていたのである。 霊夢「むにゃむにゃ……クソババア……今度こそ……ほえ面かかせてやるわ……」 類稀なる才能――神から授かった、不公平すぎるサッカーセンスのみでサッカーを行い。 努力を何よりも嫌う博麗霊夢。 そんな彼女も、しかし、こと姉である靈夢の事になれば感情を露にし、真剣になる。 ただ、その霊夢の真剣の度合いは――やはり練習をするという行為には直結しなかった。 それは彼女が、努力というものは無意味なものだと判断をしている為である。 霊夢「ZZZ……」 姉である靈夢の圧倒的過ぎる才能を前にすれば、どんな努力も意味を成さないと知っている霊夢。 彼女は靈夢に、才能だけで渡り合おうと考えていた――それしか道は無いと考えていた。 それが間違ったものなのか、それとも妥当な判断だったのか……。 それはいずれ、わかる事である。
[642]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/10/24(日) 00:26:50 ID:??? 〜守矢神社 早苗の部屋〜 そして、こちらは妖怪の山にある守矢神社――その本殿の奥にある、早苗の部屋。 ここではまだ明かりがともっており。 部屋の主である早苗は、明日から始まる合宿の準備の最終確認を行っていた。 指差し、声出ししながら、大きなキャリーバッグに入った物品を確認しつつ。 早苗はうんうんと頷き、必要なものが全て揃っている事を確認してからジッパーを締め。 キャリーバッグを部屋の出入り口付近へと置いて、明日何があっても忘れず持っていけるようにしてから……。 しかし、そういえば火の元や戸締りの確認をしていなかったと部屋を出。 火の元などを見て周り、問題ない事に安堵をしてから自室へと戻り電気を消して就寝をする。 早苗「(神奈子様、諏訪子様が外界へ戻ってしまったから、今日だけは一人なんですよね……。 ……私も明日になれば、合宿所で皆さんと合流できるようになるんですが……)」 いつもはいる筈のこの神社が祀る二柱――八坂神奈子と洩矢諏訪子の二人は、オータムスカイズの面々が夕食時話していたように。 外の世界のJrユースチームへと派遣に向かっている為、不在。 その為に早苗は、この大きな神社で一人だけで過ごすという――ちょっとだけ不安な一日を過ごしていたのである。 しかし、それも目をつぶって眠り、明日になればおしまい。 明日からは合宿所で幻想郷代表の面々と一緒にいれるのだから大丈夫だと、内心自分を励ます。 早苗「(そうです……寂しいなんて言ってられません。 今度の大会では……諏訪子様や神奈子様と戦う事になるんですから。 あのお二方にも……絶対にゴールは割ら早苗。 外の世界で……私の力を。 私の奇跡のセービングの力を、見せ付けるのです)」 こうして早苗は、明日からの合宿にその大きな胸を期待に膨らませて眠りについていった。 因みに、折角先ほど出入り口付近へと置いたキャリーバッグは、戸締りなどの確認の為に部屋を出て行った為。 現在は入り口付近から離れた場所に置かれてしまっていた。 東風谷早苗……微妙にツメが甘い、奇跡の風祝であった。 八十日目 日曜日 終了 ※普通の時間に寝たので反町のガッツが回復しました。 450/880→650/880
[643]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/10/24(日) 00:28:28 ID:??? 短いですが本日もこれだけです。すみません。 明日はもうちょっと長く更新できると思います。 それでは、お疲れ様でした。
[644]森崎名無しさん:2010/10/24(日) 00:37:26 ID:??? 乙でしたー
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0ch BBS 2007-01-24