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【幻想の】幻想のポイズン42【ポイズン】
[645]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/10/24(日) 22:43:23 ID:??? 八十一日目 月曜日 朝 反町「……いよいよか」 明くる朝――オータムスカイズキャプテン、反町一樹は誰に起こされるでもなく、自然に起き出していた。 昨日の試合の疲れは若干体に残っているが、それでも目はパッチリと冴え、意識も覚醒している。 外の小鳥の囀りを聞きながら、反町はしばらくそのまま布団に包まっていたのだが……。 やがてそれも止めると、ガバリと布団を剥がして起き上がり、素早く着替えを済ませた。 反町「(緊張してるのかな……? ……うーん、合宿で下手に失敗しないようにしないと)」 それが今日から始まる新たな戦いを前にして緊張している為なのかなと思いつつ。 反町は顔を洗ってから今一度部屋に戻ると……しばらく使う予定の無い布団を丁寧に畳み。 手早くシャツや下着など、合宿に必要な手荷物を纏めてから居間へと向かった。 ちょっと早く起きたかなと思いもしたが、居間では既に反町を除く全てのメンバーが揃っており。 合宿に向かう面々は、それぞれその脇に手荷物らしきものを持っている。 反町「おはよう」 穣子「おはようさん。 ほら、朝ごはんできてるから座りなさい」 反町「ん……わかった」 穣子に促されるままいつもの自分の席に着席し、いつものように一同揃ってのいただきますの合掌。 それと同時にオータムスカイズの面々は箸を取って食事を進めて行くのだが……。 いよいよもって、このチームから一時的とはいえ殆どの選手が離れるのが現実味を帯びてきた為か。 朝食の席ではあまり会話が無く……。 結局、特に何も無いまま時間はただ過ぎてゆき、食事を終えた一同は一旦一休み。 そして、合宿所への集合時間が近づいてくると……誰ともなく立ち上がり始め、いよいよ出立の準備を始める。
[646]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/10/24(日) 22:44:23 ID:??? ヒューイ「それじゃあ、いってくるね、サンタナ!」 サンタナ「うん! 頑張ってきなさいよ、ヒューイ! 妖精1!!」 妖精1「……努力はするわ。 (ベンチウォーマーにはもうなりたくないもん……)」 合宿に召集を受けていないサンタナは、玄関に立って振り返るヒューイとサンタナにエールを送り。 ヒューイは無邪気そうな笑みを浮かべながら元気良く頷き。 妖精1は小さく微笑を浮かべ、小さく頷く。 生まれた時から常に過ごしてきた妖精トリオ――三人の妖精が、別れ別れとなる。 それに対して三者が思う所が無かった訳ではないが……しかし、別れの挨拶は意外にも笑顔でのものとなった。 レティ「ホワイトとブラックも気をつけてね……しばらくは帰ってこれないから」 リリーW「大丈夫ですよ〜。 何かあっても私達には」 リリーB「フュージョンがある……あれ、サッカーだけじゃなくて弾幕ごっことかでも強くなれるみたいだから」 メディスン「(っていうか、サッカーじゃなくて普通の戦闘に使うのが主目的じゃないの? あの技)」 一方でレティやメディスン、リグルといった者達はリリーWとリリーBに声をかけていた。 オータムスカイズの人数が多い為か、殆どの選手たちがかなり濃い為か、はたまた両方か。 あまり目立った事が少ない春を告げる妖精、リリーWとリリーB。 しかし、そんな彼女達もかつて幽香らと結成をしていた春夏冬同盟からの付き合いであるレティや。 幽香を通じて縁のあったメディスンやリグルとは仲が良く。 それらの者達に心配をされつつも、笑みを浮かべて一同に合宿を頑張ってきてくれとやはり応援の言葉を送る。
[647]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/10/24(日) 22:45:25 ID:??? リリーW「私達も、代表には選ばれなかったけどサッカーはするつもりですよ〜」 リリーB「……次に会う時は、もっと強くなってるから……」 サンタナ「合宿で強くなったと思って家に帰ったら、サンタナのが強くなってたでござるの巻ね。 ま、そーいう訳だから、あんたたちもしっかり合宿してきなさいよ!」 反町「ああ……それじゃ、またな!」 サンタナ「おうさ!」 元気良くサンタナに送り出され、家を発った合宿に召集をされた一同。 玄関の戸を閉める際、不意に反町は一度その家を見上げ……。 この家であった出来事、そして、幻想郷であった様々な出来事をもう一度振り返る。 反町「(……本当に色々あったなぁ。 ……懐かしいとすら思える)」 たかだか2ヶ月と少ししか生活をしていないこの家も……。 しかし、不思議と愛着が沸き、反町は小さく家に向けて一礼をすると……。 すぐに振り向き、先を行く者達に追いつく為、小走りに自宅を後にした。 またこの家に帰ってくるのか、それともこの家を巣立つのか。 もしも帰ってくるならば、その時、反町は笑顔でいられるのか、それとも敗北感に塗れた顔で帰ってくるのか。 それら全ては、これからの反町の行動、選択……そして、実力如何によって決定されるものである。
[648]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/10/24(日) 22:46:30 ID:??? 家を出た一同は、人里の中を通り抜け――自宅と人里を挟んで丁度反対側の場所にある。 全幻想郷Jrユースの為だけに建設をされたという、合宿所を目指して歩いていた。 人里の中に入ると、やはりオータムスカイズの知名度は凄まじいのか道行くサッカーファンに声をかけられ。 反町達はそれらの対応に追われつつも、少しずつ歩いて合宿所へと向かう。 反町「(そういえば、人里を挟んで反対側って言えば……何度か行った命蓮寺もこっちの方にあったよなぁ。 今日はちょっと寄り道してる暇が無いから、寄っていくことは出来ないけど……)」 不意にそんな事を思った反町だったが、彼にとってはその判断はよかったと言えるだろう。 何故ならばこの時、既に命蓮寺は船となってとある場所へと移動を果たしていた為。 かつて命蓮寺があった場所は、現在、何も無い平坦な野原となってしまっていたのである。 そんな場所にわざわざ行っても無駄足になる為、反町のその判断は正解であった。 そして、反町がその事実を知り――命蓮寺がどこへ行ったのかを知るのは、もう少し先の話となる。 〜 全幻想郷Jrユース合宿所 〜 人里を抜けて数十分後、反町達は人里の離れに建設をされた全幻想郷Jrユース合宿所。 その入り口付近に立ち、建物を見上げて小さく感嘆のため息を吐いていた。 この合宿の為にわざわざ建設されたという合宿所は、しかし、立派過ぎると言っていい建物であり。 下手な宿泊施設よりも、豪勢な居住まいをしている。 入り口から中を覗いて見れば、内部にはサッカーコートが3面も用意されており。 練習するのにまるで不自由はしそうにない。 反町「ずいぶんと立派な……こんな建物、本当にこの合宿だけに作ったのか? 金掛かりすぎだぞ」 うどんげ「……まあ、作ったのは八雲紫らしいし。 これくらいあの妖怪にかかれば普通なんじゃない?」 反町「なんという無駄遣い……」 リグル「まーいーじゃん、いい施設で泊まれるんなら文句は無いんだし」 仲間達と合宿所の感想を言い合いながら、とりあえず中に入ってみようと足を踏み入れる一同。 玄関口から施設の中へと入り、ロビーと思しき場所に移動してみるが……。 どうやら早く着き過ぎたらしく、まだ誰もおらず、反町達はしばらくそこで時間を潰す事となる。 そして、それから数分後――。
[649]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/10/24(日) 22:47:36 ID:??? 反町「あ、パルスィ!」 パルスィ「パルパル……妬ましい、一番乗りのあなた達が妬ましい」 ヤマメ「ああもう、やめなってパルスィ。 地底から来たんだから私達が遅いのは当たり前じゃん。 えっと……みんな、これからよろしくね」 妖夢「(大妖精と一緒のチームか……彼女と練習をすれば、私の勝負弱さも変わるでしょうか……)」 キスメ「!!」←一生懸命頭を下げてる 幻想郷一のドリブラー、水橋パルスィ。 一対一と飛び出しのセンスに定評のある、黒谷ヤマメ。 反町のシュートを止めた経験もあるブロックの巧者、キスメ。 半霊シューター、魂魄妖夢。 オータムスカイズに、ある意味では一番縁のあるチーム――ネオ妬ましパルパルズの者達が到着をし。 そして、その後も続々と合宿に呼ばれたメンバー達がやってくる。 美鈴「あっ、皆さん! どうも、こんにちわ! これからよろしくお願いします」 咲夜「ジャスト10時、5分前に到着ね……」 パチュリー「ケホッ、コホッ……本〜。 本はどこ〜」 小悪魔「パ、パチュリー様、今しばらく我慢してください。 もう少しでスキマ運送によって届く手筈ですから……」 空中戦に定評のある拳法ファイター、紅美鈴。 完全で瀟洒なボランチ、十六夜咲夜。 喘息によるプレイ時間の制限を除けば文句無しの能力を持つ、パチュリー=ノーレッジ。 パスに定評のある、小悪魔。
[650]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/10/24(日) 22:48:51 ID:??? ルナサ「……むぅ、遅れたか」 メルラン「あははは〜、何よ姉さん。 ちゃんと集合時間前についてるじゃん」 リリカ「(はー……とんだタックルの名手ばっかり。 DFの数は少ないけど、それでも残れるかなぁ……)」 芸術的なパス精度が売りの、ルナサ=プリズムリバー。 回転をしてその回転力を使ったシュートを得意とする、メルラン=プリズムリバー。 鋭いタックルと姑息さが目立つ、リリカ=プリズムリバー。 お燐「じゃじゃーん。 あたい、参上!」 お空「うにゅ! (あの意地悪な人間に負けないように、頑張らないと!)」 猫の瞬発力を生かした突破と守備が武器の、火焔猫燐。 爆発的なキック力とスタミナを有する、霊烏道空。 そして……。 早苗「す、すみません! 朝起きたら昨日荷造りした手荷物が見つからなくて……」 反町「あ、いや、大丈夫。 まだ集合時間前ですよ、早苗さん」 奇跡のゴールキーパー、東風谷早苗。 霊夢「ねむ……にしても多いわね。 宴会じゃないんだからこんなに集めなくてもいいでしょうに」 咲夜「合宿なのだから人数が多いのは当然でしょう……まったく」 稀代のサッカーの天才、博麗霊夢。
[651]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/10/24(日) 22:49:58 ID:??? 魔理沙「よう、私で最後か?」 にとり「あ、魔理沙! ん……そう、みたいだね。 魔理沙がドベだ」 パチュリー「自称・幻想郷最速の割にはずいぶんと遅いわね……」 魔理沙「昨日寝たのが遅くてな……ま、いーじゃねーか。 どうせまだミーティングとかも始まってないんだろ?」 リグル「(ちぇっ……どうせならそのまま寝て遅刻して怒られればよかったのに)」 サッカーはパワーが持論である、霧雨魔理沙。 それにオータムスカイズのメンバーを加え、これで丁度30人。 合宿に召集をされた一同が全員そろい、その圧倒的人数に反町は思わず威圧されそうになりながらも……。 そういえば、監督は一体誰なんだろうと首を捻る。 反町「(思えば、何も聞かされてなかったよな……? 流石に監督が不在って訳は無いだろうし、もうメンバーが全員集まった以上。 監督がそろそろ出てきてミーティングを始めてもおかしくない筈なんだけど……)」 そんな事を考える反町を他所に、一同はわいわいと適当な雑談に興じていたのだが……。 ???「あら、皆、ちゃんと集合時間前に揃っているようね」 そんな折、不意にロビーに召集メンバーではない誰かの声が響いた。 一同が一斉に振り向くと、なんとそこにいたのは……。 先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、 ★監督は誰だ!?→!card=★ と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。 JOKER→板尾神「わしやぁ!!」 ゲェー、板尾神!? どうして女言葉でしゃべったの? ダイヤ・ハート・スペード→紫「私が監督の八雲紫よ。 これからよろしくね」 ババァーン!! クラブ→輝夜「私が監督の蓬莱山輝夜よ。 みんな、大船に乗った気でいなさい!」 (一応)統率力はあります
[652]森崎名無しさん:2010/10/24(日) 22:50:29 ID:??? ★監督は誰だ!?→ クラブA =★
[653]森崎名無しさん:2010/10/24(日) 22:51:11 ID:??? ★監督は誰だ!?→ ハート7 =★
[654]森崎名無しさん:2010/10/24(日) 22:51:16 ID:??? よかった…個別分岐が無くて
[655]森崎名無しさん:2010/10/24(日) 22:51:29 ID:??? いきなりこのカードかよwww不安になってきた…w
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0ch BBS 2007-01-24