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【最後の夏は】小田Jr.の野望24【終わらない】
[276]森崎名無しさん:2010/11/03(水) 21:10:42 ID:??? 最後の一矢→ 6 そして状況→ ダイヤK
[277]森崎名無しさん:2010/11/03(水) 21:13:05 ID:??? そりゃあ乱数ってのは偏るもんですよ。それをカバーするためにリセットがあるわけですが、 リセットを否定するからにはこういうグダグダ展開も受け入れねばなりますまい。 「ガチかプロレスか」というのはどこまでも付きまとう問題ですよなー。
[278]小田ジュニアの野望:2010/11/03(水) 23:03:44 ID:TcjL699M >>277 いやあ、実は負けること自体は中の人はそれでも仕方が無いとは思ってるのですよ。。 プロレスは三沢さんが逝ってしまわれてからトンと見なくなりましたが… 全日時代の川田の三沢越えはいまだに中の人のベストバウトとして心の中で深く刻まれています。 最後の一矢→6 そして状況→ダイヤK 数字が4以上のためホイッスル… 高杉のブロック後も南葛はパスカットに走りタックルに走り、ロスタイム最後の最後まで走り回った。 しかし運命というものは残酷なもの。 ぴっぴっぴーーーーーーーー!!! 実況「ここで試合終了のホイッスル!南葛ようやくバイタルエリアまでボールを運んできましたが そこで試合終了。全日本少年サッカー大会静岡大会は2−0で修哲FCの勝利!キャプテン井沢さんが 抜けた穴をジルベルト君とジェトーリオ君の2人の南米出身のプレイヤーが見事に穴を埋め、 守りきり逃げ切りました!!」
[279]小田ジュニアの野望:2010/11/03(水) 23:04:45 ID:TcjL699M 蝶オダ(な、なんだと…) ドラミ「負けちゃったねぇ…パパ」 がっくり膝から芝生に崩れる蝶オダ。そこには悲しみの色がありありと溢れていた。 実況「そしてこの後は第二試合。去年の県大会優勝…そして全国ベスト4という輝かしい実績を 残したクラブチームNIKE対、修哲FCと同様、今年結成された若き清水FCとの試合が 行われます!このチームの勝者が修哲FCと決勝の大地の上に立つだけにこちらも見逃せません!」 〜〜〜 因みにその第二試合は大波乱、あのクラブチームNIKEが延長戦まで持ち込まれ2−3とい 僅差ながら敗北してしまうという結果だったのだが、猛はそれを知る事無く帰路につくのだった。 〜〜〜
[280]小田ジュニアの野望:2010/11/03(水) 23:05:55 ID:TcjL699M そして明けて7月4週。 蝶春菜「それじゃ、私…もういくね」 敗戦の傷が癒えず初めて自主的にサボったサッカー練習日。何気なく不思議な木の盆栽に水を上げていると 心の中でそういった声が聞こえてくる。 …ふわん… 優しく優雅に…まるで春の柔らかい日差しのように現れた蝶春菜。黄金に輝く髪に、まるでおしろいを 塗ったように白い肌。綺麗、可愛いを通り越し神々しいまでに美しく、それでいてどこか刹那的な 雰囲気を常にもつ少女のようにも年頃の女性にも見えるのはその独特の黒目がちな瞳のせいなのだろう。 小「いく…って、どこに…?」 元々ずっと一緒にはいられないことは知らされており、やることもなくなってしまったので尋ねる猛。 蝶春菜「うん…そうねぇ。もう1人のお父さんのところ…かな?」 小「お父さん?そういえばずっと前もお父さんっていってたけど…一体誰なんだ?」 蝶春菜「それはね…」 ほんの僅か空気が止まったかのように辺りは静まる。
[281]小田ジュニアの野望:2010/11/03(水) 23:07:11 ID:TcjL699M ほんの僅か空気が止まったかのように辺りは静まる。 蝶春菜「お父さんはあなたよ。半分だけだけどね。私はお父さんの忘れ物を…もう一度輝いて欲しいから ここに来たの。私の力及ばず負けちゃったけどね」 そういいながら、はにかむのはきっとそういう表情をしないと涙が溢れてしまうからなのだろう。 小「…そっか。なんとなく…本当になんとなくだけどそんな気がしていた。」 びっくりする事無く返事する猛。時折見る夢の中、その中の自分に対して彼女にそっくりな人物は… その人物は髪の色は漆黒だし、純和風の装飾をしているのだが…彼女である事は間違いなさそうだった。 そして、彼女は夢の中の自分に対して『お父さん』といっているのだ。だからきっと間違いないのであろう。 蝶春菜「そっか。やっぱり同一人物だもんね。私と接触すればそうなるのかも」 小「そうだな。向こうの自分…と表現するのもおかしな話だけど、ヨロシクな」
[282]小田ジュニアの野望:2010/11/03(水) 23:08:15 ID:TcjL699M 蝶春菜「……うん。……そうね。」 小「…???どうかしたのか?」 蝶春菜「ううん。なんでもない。同じなのにやっぱりちょっとちがうかな?って、思っただけ」 小「そりゃそうさ。俺は夢の中の俺のような破天荒な経験はしてないからな。」 蝶春菜「うん。そうだね。それじゃ行ってくる。紫乃ちゃんやどらみちゃん、それにフラウさんを 大切にしてね。私のことは忘れてもいいけど、みんなを幸せにしないと許さないわよ!」 小「ああ。大丈夫さ。俺の小学生のサッカー時代は終わったけど…人生はまだまだ先があるもんな。 中学高校と一生懸命していれば今度こそ全国にいくチャンスもあるかもしれないし、それに 親父や飛鳥さんという心強い味方もいる。俺の本当のサッカー人生はここから始まるんだ!」 まるで自分に言い聞かせるように、そう蝶春菜に別れの言葉を継げる小田猛少年だった。 〜〜〜
[283]小田ジュニアの野望:2010/11/03(水) 23:09:17 ID:TcjL699M 〜〜〜 そして…季節は幾度となく巡り… 小「親父!今日もしっかり頼むぜ!!」 本当の辛酸というものを味わってからの小田猛は父や妹のドラミと共に再びサッカーに打ち込み始め、 中学時代こそジュニアユースなどに所属することもなく、それゆえにあまり目立つ事はなかったのだが、 高校に入りその父親譲りの才能を放出。ユースに所属する事で綺羅星のごとく誕生したスターとして 有名になっていた。 強「止めてくれ。流石に年は取りたくないものだ。もう負けで構わないよ」 その少年を育て上げた父、強も又本業のすし屋をしながら再三再四の召集により重い腰を上げ 南葛SC(クラブユース)のコーチとして指導にあたり、チームの底上げを行ったいた。 小「嘘つくな。中学時代それに何度騙された事か。俺がやっとで追い抜いたと思ったらいつの間にか そのほんの少し上でプレイしやがる。もう騙されないぞ」 強「今回ばかりは本当だよ。って、ほら、足が止まってる。ダッシュ5本追加な」 小「き、キタネェ…ま、いっか。それじゃ行ってくる」
[284]小田ジュニアの野望:2010/11/03(水) 23:10:19 ID:TcjL699M 40メートダッシュを行う猛の脇にはそんじょそこらのモデルよりも美しい許婚の姿。彼女の 顔を見ると今でも心がときめき、いいところを見せようといつも以上にがんばるため、猛は いつの頃からか練習の時にはいつもつれてきていた。 フラウ「猛。がんばってくださいね」 小学6年の夏。マリーのアトリエはまるで地区大会が終わるのを待っていたかのように店じまいを しているため今の彼女はほとんど専属マネージャーであり、一時は一部の妬みや嫉妬、羨望の的となる のだがそれでも彼女の優しさは万人に向けられる。ちょっとした心遣いで皆の心境を円滑にさせ、 いつしか公認の中としてフラウもサッカーの仲間の輪に入っていた。 小「それにしても…ドラミ…大丈夫かな?」 ドラミ・オダ…つまり猛の血の繋がらない妹はいつの頃かルリタニアの次期公王と目される 猛の従兄弟と懇意になっており、今ではルリタニアへ帰郷。花嫁訓練と、公務やしきたり、歴史の 勉強をしているはずだ。 小(ま、ドラミは生まれながらに礼儀作法が完璧だったし、運動も俺を凌ぐ素晴らしさ。 胸は最後までペッタンだったけど、あれもあれで愛嬌だよな。) そんな事を思う。
[285]小田ジュニアの野望:2010/11/03(水) 23:11:20 ID:TcjL699M 紫乃「お兄ちゃん。差し入れ〜」 っと、まるでそんな事を考えている時間を見計らってやってきたのは小田紫乃。語感はよいものではないが 同じ年のドラミと同様非常に美しく育ち、ボブカットだった髪も今では伸ばし純日本美人となっている。 因みに彼女ももう16だというのにいまだに浮いた話の一つも出ないのは兄が妹に近づくヤローども を追い払っているからという噂があるのだが…本当の話である。 小(それにしても…夢のような小学時代だったな。あの挫折があったからこそ今の自分がある。 そう考えると…悪い事ばかりじゃなかったな) そう思いながら許婚のフラウと、優しく可愛い妹、それにいつまでも越えるべき位置にいる目標の父 を回りに小田猛はいつまでも元気にサッカー人生を送るのだった。 〜〜〜
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0ch BBS 2007-01-24