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【合宿】幻想のポイズン49【ラストスパート】
[664]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/02/24(木) 02:24:03 ID:??? >F.「椛、久しぶりだな。 元気そうで嬉しいよ。 だが、俺達だって負けるつもりは無いぞ」 椛と話す =========================================================================================== 反町「(まあ佐野だし放っておいても大丈夫だろ。 それより椛と話そう)」 反町一樹は、決して博愛主義者では無い。 自分の興味ない事などは、当然ながら、スルーをする。 今の反町にとって重要なのは、かつての仲間の椛であり――ぶっちゃけ、佐野はどうでもよかったのだった。 椛「……反町、さんスか」 反町「(昔みたいにキャプテンとは呼んでくれないんだな……当然か。 もう俺は椛のキャプテンじゃないんだし)」 佐野を華麗にスルーし、椛へと声をかけた反町。 それに対して、椛は困惑をしていたにとりから視線を反町へと向け……。 犬歯を見せながら、ハキハキとした口調で喋り始める。
[665]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/02/24(木) 02:25:03 ID:??? 椛「反町さんのシュート力については、大体を把握しているッス。 自分達も、幻想郷Jrユースの試合の様子とかを……あの、ビデオ、とかいうので見せてもらったッスし。 ……正直言って、今の自分で、キャプテンのシュートや魔理沙、リグルのシュートを止めれるかは自信ねぇッス。 でも……」 その右手に持つ刀を反町へと向け、椛はハッキリ言った。 椛「戦う前から負けるつもりはねぇッス! 今日の試合、反町さん達に簡単に仕事はさせねぇッスよ!」 反町「……俺だって負けるつもりはないぞ。 まあ、お互い頑張ろう、椛」 にとり「も、椛ィ……(本当に敵になっちゃったのか……)」 リグル「(でも、椛が相手ならヨユーだよ。 ハットトリック〜♪)」 かつてオータムスカイズに在籍し、しかし、出番に恵まれなかった為に離脱をした犬走椛。 彼女が果たして命蓮寺で、そして魔界でどれだけの力を手に入れたのか……或いはまるで成長をしていないのか。 それもまた、試合が始まらなければわからないのだった。 佐野「……あれ? 何で誰も俺の話聞いてくれてないの? 俺、泣くよ? 泣いちゃうよ?」 そして、佐野はなんかこう、色々と不憫だった。
[666]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/02/24(木) 02:26:24 ID:??? こうして対面を果たした両チームは、それぞれ試合開始前に控え室へと向かう事となった。 〜 幻想郷Jrユース 控え室 〜 輝夜「よし、みんなきけ。 今日の練習試合の相手――命蓮寺ナムサンズは、事前に言った通りかなりの強敵よ。 特に中盤のキャプテンでありドリブラーである佐野、パスカットを得意とし競り合いにも強い白蓮。 そして、中央にいて攻守に顔を出す靈夢はいずれも一流と呼んで差し支えない能力を持ってるわ。 今日の試合、如何に中盤を支配出来るか……それが鍵になるわ」 幻想郷Jrユースの控え室では、監督である輝夜が一同に改めて敵チームの特徴をざっと話し。 今日の試合の鍵は、どれだけ相手の中盤に対抗が出来るかだと一同に言い含める。 輝夜「FWはとにかくガンガンシュートを打っていく事。 守備陣は中盤メンバーに比較をすれば劣るけれど、それでもかなりの実力者揃い。 油断をしていると痛い目を見るわよ」 魔理沙「おう!(魅魔様がいるのに油断なんてするかよ……!)」 リグル「ハッハァー、私に任せろー!(ハッハァー、私に任せろー!)」 輝夜「DFはとにかく一対一を警戒して。 ドリブルを止められそうにないなら、無理せず中央に固まっていいわ。 あと、左サイドの穣子は反町君をなるべくフォローする事。 不慣れなポジションだからね」 穣子「はいよ、っと」 輝夜「早苗は体力配分に気をつけて。 今までのようにポイントゲッターが1人って訳じゃないからね。 バカスカ打ってくる可能性が高いから、考えてセーブする事」 早苗「はい!(ルーミアさんにはパンチングで……他は状況を見て、という感じですかね)」
[667]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/02/24(木) 02:27:27 ID:??? それぞれのポジションの選手達に個別に指示を出した所で……。 輝夜は一息つくと、最後にこう締めくくった。 輝夜「大会前の最後の試合……当然ながら、目指すは勝利よ。 練習試合を全勝し、その勢いのまま大会に臨みましょう! さぁ、そろそろ試合開始時間ね」 それぞれ胸に秘める思いは違えど、勝利を目標としている事には違いない。 輝夜の勝利を目指すという言葉に一同は当然のように頷きを見せる。 魔理沙「(勝つぞ……! 魅魔様の前で、負ける姿を見せる訳にはいかん!)」 リグル「(久しぶりの試合だ! よーし、エースの実力を見せてやる!)」 霊夢「(私はあいつに勝っている……優れているのは、この私なのよ……)」 パルスィ「(パルパルパル……妬ましい……私の逆サイドがオータムスカイズとか妬ましい……!)」 ヒューイ「(人間にパスしまくればアシスト沢山つくかなー)」 咲夜「(今日の試合、ドリブラーを相手にする私とヒューイの役目が重要になってくるわね……)」 穣子「(うっし……やってやるわよ! 左サイドバックのレギュラーを安泰にする為にも、活躍しないと!)」 妹紅「(うんうん、みんな燃えてるね! いやぁ、身体も心も熱くなってきた!)」 妖精1「(河童の分まで頑張るんだ……! 大丈夫……私は強い!)」 早苗「(全ての練習試合を無失点で切り抜けて大会に臨みたいところですね……)」 反町「よし、いこう! いこうぜ、みんな!!」 幻想郷「「「おう!!」」」 こうして、反町率いる幻想郷Jrユースはフィールドへと向かった。 この試合に勝利し、練習試合を全勝して大会に臨む為に。
[668]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/02/24(木) 02:28:48 ID:??? 一方その頃……試合会場パルク・デ・プランス内――観客席では。 この幻想郷Jrユースと命蓮寺ナムサンズの試合を一目見ようと……。 フランス国際Jrユースに出場をする各国の代表達が詰め掛けてきていた。 幻想郷の力を長い合宿で知った者達は、その幻想郷で育ち、力をつけてきた者達を一目でも見る為に。 そして、派遣された選手達は――自分達の見知る者達が、どれだけ力をつけたかを確認する為に。 萃香「ういぃ〜。 まだ試合は始まらないのかな〜? もう瓢箪の中身もなくなっちゃうよ〜」 勇儀「おいおい萃香、その瓢箪の中身は無くならんだろうに。 ほれ、注いでくれよ」 萃香「ういぃ〜、ひっく」 ビクトリーノ「(幼女は守備範囲外、ユウギさんは見た目はいいんだけど……酒豪はヤだねぇ。 ……っていうか、サッカー観戦している間くらい酒を絶てないかね?)」 ウルグアイに派遣をされた伊吹萃香と星熊勇儀、そして、キャプテンであるラモン=ビクトリーノ。 カルツ「シュナイダーちゃんよ、今日の試合……幻想郷のゴールキーパーに要注意ぜよ」 シュナイダー「以前言っていた、モリサキにも匹敵するキーパーと言う奴か……俄かには信じがたいが……」 カルツ「いや、本当ぜよ。 実際、以前幻想郷で行われた大会ではそこにおるお嬢のシュートを完封しておったからのう」 レミリア「……ふん。 あの時は偶然よ。 次に戦う時は、必ず奴ごとゴールにねじ込んでやるわ」 西ドイツに派遣されたレミリア=スカーレットと、キャプテンであるカール=ハインツ=シュナイダー。 そして、かつて幻想郷にいた経験を持つ西尾?……ではなく、ヘルマン=カルツ。 ディアス「俺の天敵になりうるMF?」 永琳「あらゆる能力・特性を無効化してくる選手――絶対的な能力者が幻想郷にはいるのよ。 この私も、彼女に完全に勝てると言い切る事は出来ないくらいのね」 ディアス「へっ、どんな奴が相手で、どんな手を使ってこようが……。 この天才、ファン・ディアスを止めることが出来る奴なんていないぜ」 パスカル「(そうだディアス……お前を止められる者なんて、この世に存在しない)」 アルゼンチンに派遣された八意永琳、そしてキャプテンのファン=ディアスにその相棒であるアラン=パスカル。
[669]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/02/24(木) 02:29:58 ID:??? ナポレオン「おい、コイシ! お前の姉貴はまたサボりか!?」 こいし「うるさいなぁ……おねえちゃんは今日も特訓なの! 大体、偵察なんて3人もいれば十分でしょ?」 ピエール「(やはりナポレオンを連れてきたのは間違いだったか……? いや、しかし……こいつ自身に幻想郷の強さを見せておく必要もあるからな……)」 フランスに派遣をされた古明地こいしと、キャプテンのエル=シド=ピエール。 そして、問題児であるルイ=ナポレオン。 ヘルナンデス「さて……話を聞く限りだと、かなり強力なFWがいると聞いたけどどうなんだい?」 映姫「私もこの目で見た事はありませんが……噂を聞く限りでは、キックオフと同時にシュートをして敵を蹂躙するとか。 まあ、噂などたいてい尾ひれが生えているものなのでアテに出来ませんが」 諏訪子「……割とそれで合っているから困るんだよね」 ヘルナンデス「……よく見て対策を練らせてもらおうか(両手に花とは正にこのことだねぇ。至福のひと時だよ)」 イタリアに派遣された洩矢諏訪子と四季映姫=ヤマザナドゥ。キャプテンのジノ=ヘルナンデス。
[670]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/02/24(木) 02:31:19 ID:??? 日向「……………………」 翼「(幻想郷と呼ばれる場所の一勢力であるオータムスカイズであれだけの実力があったんだ。 ……幻想郷Jrユース、どれだけの実力があるのか……)」 次籐「ほっ、本当に幻想郷の対戦相手のチームに佐野が?」 天子「唯一ぬにの情報筋から手に入れた確かな情報筋。 佐野っていうのがいるのは確定的に明らか」 三杉「(あれから1ヶ月……僕達も大きくレベルアップをした。 今ならば、幻想郷に通用をする筈だ。 それを確認させてもらうぞ……)」 早田「……………………」 森崎「(反町……改めて見せてもらうぜ、お前のシュート力をよ。 今の俺が、そいつを止められるかどうか……たっぷりとな!)」 藍「(大人数を引率してしまったが……まぁ、このメンバーは主力だ。 見せておかないと後々困るだろう)」 全日本に派遣をされた八雲藍と比那名居天子。 猛虎――日向小次郎。 サッカーの申し子――大空翼。 全日本の壁――次籐洋。 カミソリファイター――早田誠。 そして……全日本が誇る東洋の守護神――森崎有三と……。 心臓病を克服した、フィールドの貴公子――三杉淳。 或いは誰よりも幻想郷の恐ろしさを知る彼らもまた……当然のようにこの試合を見にやってきていたのだった。 今度こそ、幻想郷の者達に勝つ為に……。
[671]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/02/24(木) 02:33:06 ID:??? という訳で各国に大注目される中、そろそろ試合開始〜というところで一旦ここまで。 佐野君は……まあ、試合で頑張ればいいと思うよ。 という事で続きは明日以降書かせていただきます。 それでは、お疲れ様でしたー。
[672]森崎名無しさん:2011/02/24(木) 02:38:44 ID:U7d0YymY 乙 霊夢は今回の試合スタンドプレーに走りそうな気がするな
[673]森崎名無しさん:2011/02/24(木) 02:38:53 ID:??? 乙でした 駄目だ、佐野がダイスる未来しか見えないwww
[674]森崎名無しさん:2011/02/24(木) 02:47:26 ID:??? メインキャラそれぞれに運命の一戦となるのか乙でした〜
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0ch BBS 2007-01-24