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【魔界の】幻想のポイズン50【軽業師】
[646]森崎名無しさん:2011/04/16(土) 01:03:42 ID:??? 裸になって何が悪い!
[647]森崎名無しさん:2011/04/16(土) 01:11:07 ID:??? シュート裸王め!
[648]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/16(土) 02:07:04 ID:??? >A.何か問題起こしそうな性格だし、魔理沙さんを探しに行くぞ =============================================================== 反町「(霊夢さんはまだいいとして……魔理沙さんの性格だと、何か問題起こしそうだしなぁ。 そうなったら、大会どころの話じゃない。 探しに行かないと!)」 ある意味リグルやチルノと並ぶ問題児である魔理沙。 彼女を1人で野放しには出来ないと、反町は一旦その場を離れ。 スタジアムの外へと魔理沙を探しに向かう。 とはいえ、探すアテも何も無い為、早々簡単に見つからないかと反町は思っていたのだが……。 意外にも魔理沙はあっさりと見つかった。 魔理沙はどうやらこのスタジアムにやってきた当時に出会った、命蓮寺ナムサンズの監督――魅魔に呼び出されていたらしく。 いつになく嬉しそうな表情を浮かべながら、魅魔の隣に立ち。 一方で魅魔はそんな魔理沙の頭を撫でつつ……無言で魔理沙を見つめていた。 反町「(魔理沙さんもあんな表情するんだな……でも、参ったな……。 なんだか凄く話しかけにくい。 あまり褒められたことじゃないけど……ここは隠れて様子を見させてもらおうか)」 出来る事ならばすぐに魔理沙をひっとらえて連れ帰りたいところであったが……。 2人の親密そうな関係を見ているとそれも無粋だろうと考え。 しかし、だからといってこのままほうっておくのも……と、反町は2人の死角となる位置……。 それでいて、2人の会話内容が聞こえるような位置へこそこそと隠れ。 聞き耳を立てながら、2人の話を盗み聞きするのだった。 色々と言い訳をしながらも、しかし、反町の心の中には完全に野次馬根性があった。
[649]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/16(土) 02:08:12 ID:??? ……… …… … 魔理沙「魅魔様、見てくれたか!? 魅魔様のくれたブラックボールで覚えたファイナルスパーク!」 魅魔「ああ、見たよ。 よくもまあ……大会までに仕上げてきたね」 魔理沙「へへへ、普通だぜ!」 無い胸を必死に張りながら、満面の笑みで今日の試合で見せた自身の必殺技。 マスタースパークを超える強烈なシュート――ファイナルスパーク。 魅魔から授かったブラックボールを破裂するまで使い込み会得したその技について魔理沙は魅魔に感想を伺い。 魅魔は穏やかな笑みを浮かべながら、よくやったと魔理沙の頭を撫でつつ褒める。 魔理沙はそれに対して、くすぐったそうにしながらもされるがままにし……。 至極、幸せそうな表情を浮かべながら魅魔の事を見つめていた。 反町「(……あれが本当に魔理沙さんなのか? 俺の知ってる魔理沙さんと違うぞ)」 反町の知る魔理沙とは、正に傲慢が服を着て歩いているような選手であった。 誰に対しても下手に出る事はなく、常に自身が最強なのだとばかりに威張る。 裏表の無い性格に惹かれる者も多く、にとりやパチュリーといった者達には多分に好かれているが……。 しかし、その反面敵も非常に多いというのが、反町の知る霧雨魔理沙だ。 だが、今、魅魔の前にいるのは――とても傲慢が服を着て歩いているとは言い難い。 どちらかといえば、テストでいい点数が取れたからと、母にほめてもらおうとしている――。 そんな、幼い純真無垢な少女のような笑顔が浮かんでいる魔理沙である。 一瞬、自分の目がおかしくなったのかと反町は目を擦るが……しかし、やはり、どこからどう見ても魔理沙はそのままの笑顔を浮かべている。
[650]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/16(土) 02:09:25 ID:??? 反町の知らぬ事ではあるが、実際、この魅魔は魔理沙にとって母と言っても過言では無いような人物であった。 幼い日に実家を飛び出した魔理沙を弟子に迎え、魔法の基礎を叩き込み。 そして、サッカーも教え込んだ――霧雨魔理沙の、ただ1人の師匠。 しかし、魔理沙にとっては師匠である以上に――もっとかけがえの無い、母のような存在だった。 今日の試合、魔理沙が上の空だったのも……全ては魅魔に見られているという緊張の為。 試合が開始し、しばらくして落ち着きこそしたが……つまり、それほどまでにショックを与えるような存在なのだった。 しばらく、魔理沙と魅魔はそうして無言のままでいたのだが……。 不意に、魅魔は頭を撫でるのをやめると、魔理沙の顔を覗き込みながらその口を開く。 魅魔「ところで魔理沙、何か他に私に言いたいことがあるんだろ?」 魔理沙「……やっぱり、魅魔様にはお見通しか」 魅魔「何年お前の師匠やってると思うんだい」 魔理沙「……だよな。 魅魔様、ファイナルスパークを覚えられたのは……嬉しいんだ。 ブラックボール、もらえた事も感謝してる。 でも……それだけじゃ、足りないだよ……」 魅魔に、改めて問われると……。 魔理沙は一転、先ほどの笑顔を曇らせ、深いため息を吐きながらぽつりぽつりと語り始めた。 ファイナルスパークは、確かに強い――世界レベルで見ても、間違いなくトップレベル――。 否、世界屈指の威力を持っていると言って、過言では無い。 だが……しかし、それでも尚、届かない――反町一樹には、まるで届かないのである。 魔理沙「全然届かない……ファイナルスパークじゃ全然届かないんだ……! マスタースパークを超える、ファイナルスパークでも駄目なんだ! ファイナルスパークを超える、新しい技が必要なんだ!! だから魅魔様、教えてくれ! ファイナルスパーク以上の必殺シュートの撃ち方を!!」 魅魔「………………」 反町「(……意外だな)」
[651]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/16(土) 02:10:25 ID:??? 反町を越えるには、ファイナルスパーク程度では全然足りないと……魔理沙はそう自覚をしていた。 それが、反町にとっては意外に思えた。 あの魔理沙が、自身が反町に劣ると――そう自覚をしているとは到底思えなかったからである。 一瞬、やはりあれは魔理沙ではないのではないかと疑いながら、反町は魔理沙達の様子を再び見やり……。 一方で魅魔は、魔理沙の嘆願に特別驚く様子も無く……むしろ、予想をしていたかのように無表情を浮かべ……口を開くのだが……。 魅魔「無理だ」 魔理沙「えぇっ!?」 魅魔の口から放たれたのは、その魔理沙の願いを否定する言葉だった。 当然ながら、これには魔理沙も目を丸くして驚きつつ、どうしてと問いかけようとするが……。 魅魔はそれを手で制しながら、更に続ける。 魅魔「――まず、無理だ。 1つに、今からじゃ大会にはとても間に合わん。 大会まではもう3日しかない。 3日程度じゃ、技なんか身につかんだろうが」 魔理沙「うっ……」 そう、既に国際Jrユース大会は目と鼻の先までに迫っているのである。 今から必死に練習を繰り返したところで、たった3日では新技を覚える事は不可能に近い。 それは、誰よりも魔理沙自身が知っている。 魅魔「2つに……ファイナルスパーク以上の技を、私は教えられん。 あれ以上の技なんて、私は知らん。 無いもんを教えてくれと言われても無理だ」 単純にパワーだけを追求する技――マスタースパークを、更に鍛え上げたファイナルスパーク。 その鍛え上げた時点で、既にファイナルスパークは1つの技として完成をしていた。 故に、その威力を更に向上させるというのは土台無理な話である。
[652]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/16(土) 02:11:39 ID:??? 魅魔「3つ。 では他の技を併用するのはどうかと言えば……それも無理だ。 お前はパワーが売りだといっているし、周囲もそう思っている。 だが、本当は違う。 ――お前は、単純なパワーしか売りに出来ないだけだ」 魔理沙「………………」 そう、魔理沙は圧倒的なパワーを売りとしている選手である。 そのパワーは幻想郷でも他に類を見ない程のものであり、誰もが畏怖を抱く対象であるが――。 しかし、実際のところは、少し違う。 魔理沙は、パワーを売りにしているのではなく――パワーを使うしか、脳が無いのである。 スピードはあるが、それも幻想郷最速を誇る射命丸文やオータムスカイズの快速ドリブラー、橙には敵わない。 そして、彼女は絶望的なまでにテクニックというものを使うのが苦手だった。 否――苦手というよりも、使う事が出来なかったのである。 その分野を伸ばしても、二流の域を出ない――故に、魔理沙はパワーに頼るしかなかったのだ。 そんな魔理沙がシュートを撃つとなれば、当然ながら小手先の技術などは使えない。 特別な回転がかかったようなシュートも、或いは相手のGKのタイミングをずらすような技術も使えない。 故に、魔理沙がファイナルスパーク以上のシュートを撃つことは不可能なのであった。 魅魔「そして、4つ! 今の私とお前は、違うチーム同士――敵同士だ! その敵に、どうして技を教えられる!?」 魔理沙「!!」 そう言うと、魅魔は無表情だった表情を一転させ――険しい顔つきとなり。 法衣を翻し、そのままその場を立ち去ろうと足早に(足は無いが)スタジアム内部へと歩いていく。 しかし、そんな魅魔の背中を……魔理沙は慌てて法衣を掴み、必死に追いすがりながら叫ぶ。
[653]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/16(土) 02:13:19 ID:??? 魔理沙「ま、待ってくれよ魅魔様! 魅魔様は私の師匠じゃないか!! 教えてよ! 私が……私があいつに勝てるような技を、教えてよ!」 魅魔「できないって言ってるだろう!」 魔理沙「嘘だよ! じゃあ、なんで魅魔様私に会いに来てくれたの!? 私に新しい技を教えてくれる為でしょ!?」 魅魔「違うね。 私は、お前に宣戦布告をしに来たんだ。 お互い全力を賭して大会では戦おうってね。 それをあろう事か、私に技を乞うだって……? ふざけるのも大概にしなよ、魔理沙!」 魔理沙「う、嘘だ……! 嘘だぁ……!!」 魔理沙としては、魅魔の言葉を信じたくは無かった。 かつて母のように慕い、母のように愛し、いつでも味方をしてくれた師匠。 その魅魔が、魔理沙を切り捨てるような言葉を吐き……。 そして、魔理沙を侮蔑するかのような目で見ている。 それだけで魔理沙は地の底に落とされるかのような心境になり……その瞳には大粒の涙を浮かべ、必死に訴えた。 しかし、魅魔はつれない態度で取り合わない。
[654]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/16(土) 02:14:37 ID:??? 魔理沙「お願いだよ魅魔様……私、このままだとレギュラーからも落ちる……。 反町にも勝てない……リグルにだって抜かれちゃうよ……やだよ……」 魅魔「そもそもそんな状況になったのはお前がサッカーをサボってたからだろう! お前みたいな凡骨は! 練習して、練習して、練習して練習して練習して! それでもまだ練習して!! やっと二流に届くか届かないかってもんなんだ! 1日サボれば二流に落ち、3日サボれば三流だ! 反町やリグルっていう天才と争おうなんてんなら! あいつらの何倍も、何十倍も、何百倍も練習して! それでやっと肩を並べられる! やっと争える! やっと通用するってレベルなんだ!! 追いつかれ、追い抜かれ、そのままベンチに埋もれるのも自明の理だろう!!」 魔理沙「練習ならしたよ! 合宿が始まって、ずっとずっと……誰よりも練習したよ!!」 魅魔「それで足りるもんか! 私が消えてから毎日毎日やってはいなかったろう!」 魔理沙「無理だよ! 弾幕ごっこや魔法の研究……サッカーを毎日出来る訳ないじゃない!」 魅魔「なら仕方が無いだろう。 片手間で、二刀流で、両方を得られる程……お前は恵まれてはいないんだ! どれかを取るなら、どれかは諦めなきゃならん!」 もはやいつものような男勝りな口調は取れ、過去のそれに戻ってきている魔理沙。 頬に水滴を流し、魅魔に対して泣き叫べば……やはり返ってくるのは魅魔の叱責の声。 もはや魔理沙には、返り咲く可能性というものなど残ってなどいない。 そういった意味を込めて吐かれる魅魔の言葉は……傍から聞いている反町すらも残酷だと思えるもので。 そして、魔理沙にとっては……正に死の宣告とも言えるような言葉であった。 魔理沙「そんな事……言わないでよ、魅魔様……。 練習してなかったのは謝るよ……なんだってするよ……だから、お願いだから……私に教えてよ……。 あいつらに負けたくない……惨めに負けたくないんだ……」 それでも、尚、魔理沙は魅魔に嘆願をした。 今の魔理沙に頼れるのは――素直に自身の本音を打ち明け、頼れるのは魅魔しかいない。 そして、魅魔ならば絶対に自分に味方をしてくれると、今もまだ信じていた。 しかし――やはり魅魔は頑なだった。
[655]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/16(土) 02:15:43 ID:??? 魅魔「しつこい奴だね……いい加減、聞き分けな!」 魔理沙「!?」 自身の法衣を掴み、泣きじゃくる魔理沙に……鬼のような形相を浮かべつつ。 魅魔はその右手を大きく振りかぶり、そして、振り下ろそうとする。 反町「!!」 魔理沙が目を丸くして、硬直をする中、それを見ていた反町は――。 A.「待て! そこまでだ!!」 これはいかんと間に割って入る B.「(いや、ここで俺が出る方がよっぽど魔理沙さんのショックに違いない……)」 様子を見続ける C.「おーい、魔理沙さーん。 どこにいるんだー?」 さも今探しに来た風に大声で呼びかけてみる D.「ヒャッホー、俺も混ぜろ!」 魅魔に加勢する E.その他 自由投票枠 先に3票入った選択肢で続行します。 age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
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0ch BBS 2007-01-24