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【魔界の】幻想のポイズン50【軽業師】
[652]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/16(土) 02:11:39 ID:??? 魅魔「3つ。 では他の技を併用するのはどうかと言えば……それも無理だ。 お前はパワーが売りだといっているし、周囲もそう思っている。 だが、本当は違う。 ――お前は、単純なパワーしか売りに出来ないだけだ」 魔理沙「………………」 そう、魔理沙は圧倒的なパワーを売りとしている選手である。 そのパワーは幻想郷でも他に類を見ない程のものであり、誰もが畏怖を抱く対象であるが――。 しかし、実際のところは、少し違う。 魔理沙は、パワーを売りにしているのではなく――パワーを使うしか、脳が無いのである。 スピードはあるが、それも幻想郷最速を誇る射命丸文やオータムスカイズの快速ドリブラー、橙には敵わない。 そして、彼女は絶望的なまでにテクニックというものを使うのが苦手だった。 否――苦手というよりも、使う事が出来なかったのである。 その分野を伸ばしても、二流の域を出ない――故に、魔理沙はパワーに頼るしかなかったのだ。 そんな魔理沙がシュートを撃つとなれば、当然ながら小手先の技術などは使えない。 特別な回転がかかったようなシュートも、或いは相手のGKのタイミングをずらすような技術も使えない。 故に、魔理沙がファイナルスパーク以上のシュートを撃つことは不可能なのであった。 魅魔「そして、4つ! 今の私とお前は、違うチーム同士――敵同士だ! その敵に、どうして技を教えられる!?」 魔理沙「!!」 そう言うと、魅魔は無表情だった表情を一転させ――険しい顔つきとなり。 法衣を翻し、そのままその場を立ち去ろうと足早に(足は無いが)スタジアム内部へと歩いていく。 しかし、そんな魅魔の背中を……魔理沙は慌てて法衣を掴み、必死に追いすがりながら叫ぶ。
[653]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/16(土) 02:13:19 ID:??? 魔理沙「ま、待ってくれよ魅魔様! 魅魔様は私の師匠じゃないか!! 教えてよ! 私が……私があいつに勝てるような技を、教えてよ!」 魅魔「できないって言ってるだろう!」 魔理沙「嘘だよ! じゃあ、なんで魅魔様私に会いに来てくれたの!? 私に新しい技を教えてくれる為でしょ!?」 魅魔「違うね。 私は、お前に宣戦布告をしに来たんだ。 お互い全力を賭して大会では戦おうってね。 それをあろう事か、私に技を乞うだって……? ふざけるのも大概にしなよ、魔理沙!」 魔理沙「う、嘘だ……! 嘘だぁ……!!」 魔理沙としては、魅魔の言葉を信じたくは無かった。 かつて母のように慕い、母のように愛し、いつでも味方をしてくれた師匠。 その魅魔が、魔理沙を切り捨てるような言葉を吐き……。 そして、魔理沙を侮蔑するかのような目で見ている。 それだけで魔理沙は地の底に落とされるかのような心境になり……その瞳には大粒の涙を浮かべ、必死に訴えた。 しかし、魅魔はつれない態度で取り合わない。
[654]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/16(土) 02:14:37 ID:??? 魔理沙「お願いだよ魅魔様……私、このままだとレギュラーからも落ちる……。 反町にも勝てない……リグルにだって抜かれちゃうよ……やだよ……」 魅魔「そもそもそんな状況になったのはお前がサッカーをサボってたからだろう! お前みたいな凡骨は! 練習して、練習して、練習して練習して練習して! それでもまだ練習して!! やっと二流に届くか届かないかってもんなんだ! 1日サボれば二流に落ち、3日サボれば三流だ! 反町やリグルっていう天才と争おうなんてんなら! あいつらの何倍も、何十倍も、何百倍も練習して! それでやっと肩を並べられる! やっと争える! やっと通用するってレベルなんだ!! 追いつかれ、追い抜かれ、そのままベンチに埋もれるのも自明の理だろう!!」 魔理沙「練習ならしたよ! 合宿が始まって、ずっとずっと……誰よりも練習したよ!!」 魅魔「それで足りるもんか! 私が消えてから毎日毎日やってはいなかったろう!」 魔理沙「無理だよ! 弾幕ごっこや魔法の研究……サッカーを毎日出来る訳ないじゃない!」 魅魔「なら仕方が無いだろう。 片手間で、二刀流で、両方を得られる程……お前は恵まれてはいないんだ! どれかを取るなら、どれかは諦めなきゃならん!」 もはやいつものような男勝りな口調は取れ、過去のそれに戻ってきている魔理沙。 頬に水滴を流し、魅魔に対して泣き叫べば……やはり返ってくるのは魅魔の叱責の声。 もはや魔理沙には、返り咲く可能性というものなど残ってなどいない。 そういった意味を込めて吐かれる魅魔の言葉は……傍から聞いている反町すらも残酷だと思えるもので。 そして、魔理沙にとっては……正に死の宣告とも言えるような言葉であった。 魔理沙「そんな事……言わないでよ、魅魔様……。 練習してなかったのは謝るよ……なんだってするよ……だから、お願いだから……私に教えてよ……。 あいつらに負けたくない……惨めに負けたくないんだ……」 それでも、尚、魔理沙は魅魔に嘆願をした。 今の魔理沙に頼れるのは――素直に自身の本音を打ち明け、頼れるのは魅魔しかいない。 そして、魅魔ならば絶対に自分に味方をしてくれると、今もまだ信じていた。 しかし――やはり魅魔は頑なだった。
[655]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/16(土) 02:15:43 ID:??? 魅魔「しつこい奴だね……いい加減、聞き分けな!」 魔理沙「!?」 自身の法衣を掴み、泣きじゃくる魔理沙に……鬼のような形相を浮かべつつ。 魅魔はその右手を大きく振りかぶり、そして、振り下ろそうとする。 反町「!!」 魔理沙が目を丸くして、硬直をする中、それを見ていた反町は――。 A.「待て! そこまでだ!!」 これはいかんと間に割って入る B.「(いや、ここで俺が出る方がよっぽど魔理沙さんのショックに違いない……)」 様子を見続ける C.「おーい、魔理沙さーん。 どこにいるんだー?」 さも今探しに来た風に大声で呼びかけてみる D.「ヒャッホー、俺も混ぜろ!」 魅魔に加勢する E.その他 自由投票枠 先に3票入った選択肢で続行します。 age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
[656]森崎名無しさん:2011/04/16(土) 02:16:17 ID:??? もう可哀想になってきた 普通の魔法使いにお戻り……
[657]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/16(土) 02:17:43 ID:??? >>644 いえいえ。 >>645-647 でもあまり他の人の裸体に目移りするのは許されざる行為なので注意が必要です。 という事で本日はひとまずここまで。続きは明日以降書かせていただきます。 それでは、お疲れ様でしたー。
[658]森崎名無しさん:2011/04/16(土) 02:20:22 ID:zLWpTYqs C あんまり可愛そうに思わないのは、やっぱ多分に自業自得だからかなあ。 お師匠の言う通りで、人生をシュートに注ぎ込んだ魔王に勝ちたかったら自分も同じことをやるか、できることを生かさなきゃ。 折角理想的な万能FWなんだから
[659]森崎名無しさん:2011/04/16(土) 02:22:35 ID:Coqq9toc B
[660]森崎名無しさん:2011/04/16(土) 02:23:14 ID:??? >>658 いや、今後もう浮き上がる目は無いらしいし それならいっそもうサッカーなんて一時の夢だったと諦めさせて 魔法使いの道に戻してやったほうが優しさだと思うの
[661]森崎名無しさん:2011/04/16(土) 02:25:54 ID:??? 万能性でも反町に負けてね? 反町ドリブル・パス・タックル・パスカット全部出来るぞ
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0ch BBS 2007-01-24