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【魔界の】幻想のポイズン50【軽業師】
[694]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/16(土) 21:58:06 ID:??? >C.「おーい、魔理沙さーん。 どこにいるんだー?」 さも今探しに来た風に大声で呼びかけてみる =========================================================================================== 魔理沙が今にも魅魔に叩かれようとした瞬間、反町は咄嗟に機転を利かせ。 さも今探しに来た風に、大声を出して近くに誰かがいるという事を2人に知らせた。 不器用な反町にこのような器用な真似が出来るのか、もしかしてバレるのではないかと反町も内心ヒヤヒヤであったが……。 しかし、魅魔は反町の声を聞くと振り上げていた右手を一瞬ピクリと動かし……。 眉を少しだけ顰めた後、強引に法衣を掴む魔理沙を振り払うと、足早に去ってゆく。 対して、魔理沙はといえば反町の声が聞こえた瞬間、思い切り硬直をし……。 しかし、魅魔が去るとその後を追いすがるかのように手を伸ばしたのだが……。 魅魔が振り返り、眼光鋭く魔理沙を睨むと怯えつつその手を引き。 くるりと踵を返して、反町の声が聞こえた方向に背中を向けてとぼとぼとどこかへと去ろうとする。 反町「(ふぅ、なんとか暴力沙汰にはならなかったか……。 ……って、あれ!? 魔理沙さん、そっちは俺達の控え室の方向じゃないぞ!? ど、どうしよう……急いで追って連れ戻した方がいいんだろうか? でも、今は1人にしてあげた方がいいのかも……。 宿舎の場所は知ってるから、放っておいてもちゃんとかえってくる筈だし。ここは……)」 A.「ん? なんだ魔理沙さん、ここにいたのか! さぁ、そろそろ帰りますよ!」 魔理沙を強引に連れて帰る B.「お? 負け犬が背中見せて逃げ去っていくぞ?」 ここだ、ここで追い討ちだ! C.「(まあ放っておいた方がいいかな……)」 ひとまず魔理沙をそっとしておいてあげよう D.その他 自由投票枠 先に3票入った選択肢で続行します。 age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
[695]森崎名無しさん:2011/04/16(土) 21:59:17 ID:4SgEKMJo C 今はそっとしておこう…
[696]森崎名無しさん:2011/04/16(土) 22:00:38 ID:Vkp4JOFE C
[697]森崎名無しさん:2011/04/16(土) 22:01:02 ID:0IFZlCUY B
[698]森崎名無しさん:2011/04/16(土) 22:01:11 ID:rn2BzPFw C
[699]森崎名無しさん:2011/04/16(土) 22:01:14 ID:OiXcizlQ A
[700]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/17(日) 00:32:06 ID:??? ども、短いですが今日はここまで。 再びNPCシーンになりますので、退屈になるかもしれませんが何卒ご容赦を。 それでは、お疲れ様でしたー。
[701]森崎名無しさん:2011/04/17(日) 00:40:53 ID:??? お疲れ様でしたー そういやリーグはどういう組み合わせになるんだろ イタリア、アルゼンチン、フランス、ウルグアイか?
[702]森崎名無しさん:2011/04/17(日) 00:44:55 ID:??? 乙でしたー
[703]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/18(月) 01:32:59 ID:??? >C.「(まあ放っておいた方がいいかな……)」 ひとまず魔理沙をそっとしておいてあげよう ====================================================================================== 反町「(まだ泣いてるみたいだし……俺にはそんなところを絶対見せたくない筈だ。 ここで出て行くのは酷だな……そっとしておこう)」 魅魔と魔理沙の関係を反町一樹はそう深くは知らない。 しかし、それでも2人の間にはかなりの信頼関係があるという事はわかり――。 そんな間柄である魅魔に冷たい言葉を投げかけられた魔理沙の心中を察せられない程、反町は馬鹿でも無い。 ここで自分が彼女の前に姿を現せば、余計ショックを与えるのではないか。 そう判断をした反町はここは魔理沙を1人にするのが最善だろうと判断し、その場を立ち去ったのだった。 ……… …… …
[704]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/18(月) 01:34:23 ID:??? こうして霧雨魔理沙が、かつての師匠に痛烈な罵声を浴びせられ突き放されていた頃。 一方でその魔理沙が歩いていった方角にある、スタジアムに併設されていた小さなサッカーコートには……。 博麗霊夢と博麗靈夢、先代の博麗の巫女と――現在の博麗の巫女。 今日の試合、キーマンになると思われていたが思っていた程は活躍しなかった10番と。 それなりに活躍はしていたがすぐに引っ込んだ10番が相対していた。 霊夢「で? もう若くない癖にJrユース大会に出ようとしている恥知らずが何の用かしら? そろそろ私達の宿舎に帰らなきゃならないんだけど?」 靈夢「ふぅ……今日の試合、勝てなかった割に随分と大きな口を叩くわね」 霊夢「勝ったじゃない、6−0で」 靈夢「選手間の話よ。 貴女、私に無様にボールを奪われたの覚えていないの?」 霊夢「あら? じゃあ、あんたは私にボールを零されてそのせいで失点した事を覚えてないのかしら?」 両者に共通をするのは、相手を蔑むような目をしているという事。 ただ唯一違うのは、靈夢の瞳には哀憫のような感情が混じっており。 逆に霊夢には、嫉妬と憎悪のような感情が混じっているという事だろう。 お互い全力を出す事を嫌い、努力もまた嫌い、才能に恵まれた背番号10番。 しかし、それでも尚、靈夢の前には霞む霊夢の才覚。 それが悔しく、悲しく、故に霊夢は今日の試合で証明しなければならなかった。 自身が靈夢以上の才覚の持ち主であるのだと……努力をせずに証明しなければならなかった。 博麗霊夢にとって、努力という行為を行う事自体が靈夢に対する屈服なのである。 かつて幼少の頃、努力をしても追いつけなかった姉に対し、才覚だけで勝てる事を今日の試合で証明しなければならなかった。 そして、今日の試合、霊夢は勝利をした――6−0という大勝で。 選手間の勝負にしても、あまり胸を晴れるような成績ではないが、それでも決して悪くは無い。 確かに1度は負けはしたが、逆に1度零れ球にしたことが上手く得点に繋がったのだ。 結果を見れば、靈夢の1勝と霊夢の1分けでは、後者の方がより価値あるプレイだったのは明白である。 だからこそ、霊夢はこの時、完全に自身の方が靈夢よりも優れていると思っていた。 既に引退をした身である靈夢に、勝ったのだと思っていた。
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0ch BBS 2007-01-24