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【ロリっこ】幻想のポイズン52【ぱらだいす】
[64]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/05/26(木) 00:43:09 ID:??? >★誰かに会うかな?→ ダイヤ6 =レミリア「貴様は……」 シュナイダー「……ソリマチ、か」 西ドイツのストライカーコンビだ!★ =============================================================================================================== 反町「!?」 観客席を回っている最中、ふと近くから感じる強者が纏うオーラ。 ぞくりと背筋を悪寒が走り、あわててそちらへと振り向けば……そこにいるのは明らかに小さな体躯をした少女。 そして、その少女の横に立ちながらこちらへと視線を向ける金髪の少年。 その少年には反町は見覚えがなかったが……しかし、その横に佇む少女には、反町にも見覚えがある。 反町「レミリア……さん?」 レミリア「ふん……」 レミリア=スカーレット――反町とは、あまり縁が無かった幻想郷サッカー界トップクラスの実力を持つFWである。 彼女と対戦をしたのはただの一度きり……お祭り騒ぎとばかりに行われたオールスター戦で、敵チームを率いていたのが彼女。 あの時は早苗の渾身のセービングを、何度か防がれはしていたが見事に破り。 その力を観客たちに思う存分見せつけていた、永遠に紅き幼いストライカーである。 どうしてここにいるのか?と思わず反町は問いかけるのだが……。 レミリア「別会場の試合を見ても意味がないからな」 反町「意味がない?」 レミリア「我ら西ドイツと、あの不良天人らがいる全日本以外は有象無象しかいない予選リーグだ。 全日本以外の試合など、見る価値は微塵もない。 だからここにやってきたまでだ」 反町「なるほど……(っていうか意外とレミリアさんも偵察とかはちゃんとするんだな)」 レミリアの目的は、決勝トーナメントで当たる可能性があるチームの偵察。 これは目を瞑ってでも蹴散らせる全日本以外の敵を見る価値は無いと判断しての、西ドイツの方針でもあった。 ともすれば慢心とも取れる考えではあるが、しかし、事実全日本以外に驚異と呼べるチームが彼女たちのリーグにはいないのだから仕方ない。 反町「あ……じゃあ、隣にいるのはもしかして西ドイツの……?」 レミリア「そうだ。 こいつは……」 シュナイダー「カール=ハインツ=シュナイダーだ」 反町「!」
[65]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/05/26(木) 00:44:25 ID:??? レミリアの話を聞いた反町は、ならばレミリアの隣にいる少年もまた西ドイツのメンバーなのかと考え。 これにはレミリアも同意し……そして、2人の間を割って入るようにして、その少年は口を開く。 声は低くもないが、しかし、かといって高くもない。 相手を威圧している気はないのだろうが……それでもどこか威厳と、絶対の自信の伴った瞳。 何よりも気高い誇りのようなものを感じる、どこか気品の香りがするようなオーラを纏う少年。 その少年の纏うオーラと、カール=ハインツ=シュナイダーという名を聞いて……。 反町は以前、西尾?……ではなく、カルツに言われた言葉を思い出す。 反町「シュナイダー……もしかして……西……じゃなくて、カルツが言っていた!?」 シュナイダー「カルツが教えていたか……幻想郷ではあいつやシェスターが世話になったな」 反町「い、いや……俺は何もしてないし……」 カール=ハインツ=シュナイダー……西尾?曰く、西ドイツ――。 否、ヨーロッパ中を探しても、間違いなく彼以上の者はいないだろうとされる程の天才的なストライカー。 剛と柔を組み合わせた数多の技と抜群の決定力を持つ、西ドイツの皇帝。 先ほどから感じていた圧倒的な威圧感の正体は、その皇帝によるものなのかと反町が合点がいき……。 言葉を震わせながらも、まじまじとシュナイダーを見返す。 反町「(……シュナイダー、か。 ……なんだかとんでもないところで会っちまったけど……。 見た目や噂以上に、実力の方も凄いんだろうな……少なくとも、レミリアさんと同じくらいには。 そ、それにしてもどうしよう? 何か話した方がいいよな? うーん……)」
[66]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/05/26(木) 00:45:34 ID:??? A.「そういえば、全日本の試合はどうだった?」 全日本の試合の結果を聞いてみる B.「お前も俺を知ってくれてるみたいだが?」 シュナイダーに反町の事を聞いてみる C.「ふっ、今大会でNo.1ストライカーの看板を下ろしてもらうぜお二人さん」 挑発をしてみる D.「カルツやシェスターは元気なのか?」 西尾?とシェスターの近況を聞いてみる E.「レミリアさん、咲夜さんが早苗さんと仲悪いみたいなんですけど……」 ある意味諸悪の根源に相談だ! F.「表に出ろ! ヨーロッパNo.1ストライカーの実力を見せてもらうぜ!」 勝負だ! G.「試合で当たった時はお手柔らかにお願いします、本当に」 ぺこぺこ頭を下げてみる H.その他 自由投票枠 先に2票入った選択肢で続行します。 age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
[67]森崎名無しさん:2011/05/26(木) 00:47:06 ID:ZA7SqTCw B
[68]森崎名無しさん:2011/05/26(木) 00:49:20 ID:+D3U/Mm6 C
[69]森崎名無しさん:2011/05/26(木) 00:49:40 ID:/jgED9Jw C
[70]森崎名無しさん:2011/05/26(木) 01:17:42 ID:??? !?
[71]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/05/26(木) 01:41:21 ID:??? >C.「ふっ、今大会でNo.1ストライカーの看板を下ろしてもらうぜお二人さん」 挑発をしてみる ============================================================================================= シュナイダー「ほう……!」 レミリア「な、なんですってェ!?」 ここで反町一樹は、皇帝――カール=ハインツ=シュナイダーシュナイダー。 そして、紅魔館の主――レミリア=スカーレット両者に対して、明らかな挑発行為を行った。 本来ならば温厚で何事も穏便に済ませようとする、平和主義者である反町からは考えられない行為。 しかし、これはそんな反町にも一端のストライカーとしての自覚が目覚めてきた証とも言える。 頂点を目指すというのならば、当然ながらその栄冠に辿り着けるのはたった1人しかいない。 今までの反町ならば、その栄冠に辿り着こうとすら考えなかったのかもしれないが……。 幻想郷で数多のゴールを築き上げ、自信を持ち、そして、今日の試合であの萃香から1ゴールを奪い取り。 勇儀の三歩必殺ともほぼ遜色の無いシュートを撃てた事で、 反町は自身がNo.1ストライカーになれるだけの実力を備えていると認識をしていたのである。 この挑発行為は、それを改めて確認し――大会No.1ストライカーになってみせるという宣言。 そして、シュナイダーやレミリアには負けないという宣戦布告でもあった。 反町「ドリブルやパス、それに競り合い強さではお前たちにかなわないかもしれないが……。 シュートに関しては、間違いなく俺が上だ。 悪いが今大会No.1ストライカーの座は貰ったぜ」 シュナイダー「…………確かに、お前の言うように現時点ではお前の方がストライカーとしての質としては上だろうな」 レミリア「シュナイダーッ!」 更に続ける反町の言葉を、意外にもシュナイダーは肯定し、レミリアは狼狽をする。 レミリアとしては、当然ながら矮小だと思っている反町に見下される事は面白くない。 顔を真っ赤にしながら、反町を射殺さん勢いで睨み付けるのだが……。 一方でシュナイダーは極自然に笑みを浮かべながら、返答をする。
[72]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/05/26(木) 01:42:56 ID:??? シュナイダー「だが……俺もこのまま手を拱いているつもりはない。 大会中にお前に追いつき……追い越す。 それを試合で証明してやる」 反町「大会中に急成長なんで無理だぜ?」 シュナイダー「無理かどうかは俺が決める事だ」 相変わらず、いつになく強気な反町に対して、真っ向から勝負を挑むシュナイダー。 彼らがもしもあたるとすれば……決勝トーナメント。 それまでの日数は決して多いとは言えず……シュナイダーの言葉も無謀のように思える。 しかし、その無茶で無謀な言葉も、シュナイダーが呟けば本当にそうなるかもしれない……という気に反町はなった。 少なくとも、カール=ハインツ=シュナイダーという男は、反町に負ける気などは微塵にも無い様子である。 シュナイダー「モリサキら、全日本を倒し……決勝トーナメントではお前たちを倒す。 そして、優勝という栄冠を手に入れるのは俺たち西ドイツだ」 反町「いや、幻想郷が勝たせてもらう」 視線を交じらせれば、火花が散る反町とシュナイダー。 シュートコントロールという1点だけを集中的に鍛え上げて出来た、幻想郷屈指のストライカー。 ヨーロッパでNo.1と謳われ、間違いなく世代最強クラスの実力を持つ西ドイツの皇帝。 初対面である筈の2人は強く睨み合い……やがて、互いに無言で背を向けて歩き出した。 時計を見れば、既に試合開始10分前……そろそろ自分たちのチームに戻らなければならない時間だったのである。
[73]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/05/26(木) 01:44:29 ID:??? 反町「………………(言ってやった……! あれだけ凄そうな奴に言ってやったぞ! これで後には引けない……! いや……引くつもりもない!)」 そして、皇帝の視線から逃れた反町は思わず安堵のため息を吐く。 緊張の糸がぷつりと切れたように脱力しながら手を見れば……手のひらはじっとりと湿っており。 それだけシュナイダーの醸し出すプレッシャーが異常なものなのだという事を改めて認識していた。 反町「(カール=ハインツ=シュナイダーか……日向や三杉とは違った意味で……強敵になりそうだ……)」 新たな強敵の登場に、胸の動悸が早まるのを感じる反町。 怖くないと言えば嘘になるが……それでも、反町は彼と対戦をするのが少しだけ愉しみな気がした。 因みに、かなり残念な事に、この時彼が強敵として名を上げた中には、魔界の軽業師の名前は無かった。
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0ch BBS 2007-01-24