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【オーバーラップは】キャプテンEDIT33【GKの華】
[546]森崎名無しさん:2011/06/07(火) 00:01:20 ID:??? これでタックルも50、単純な総合値だけなら水守、宇津木とほぼ並んでるか覚醒1回分くらいの差じゃないかね
[547]森崎名無しさん:2011/06/07(火) 00:19:10 ID:??? 兄より優れた弟なぞ存在しねぇ
[548]森崎名無しさん:2011/06/07(火) 01:04:41 ID:??? 地味に妖怪いちたりないがまた出た
[549]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/06/07(火) 01:17:23 ID:??? ★大前のドリブル練習→ スペード9 =★ ★達也のタックル練習→ スペードA =★ 9+1+絵柄一致補正(+5)=15 … 11〜15→達也のタックルが+2 絵柄が一致かどちらかがJOKER→上記の効果に加え好感度アップ ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 大前「どうしたどうした、達也! 腰が引けているぞ!?」 達也「そ、そうは言うけどさー!?」 大前のドリブルに対し、手も足も出ない達也。 いや、足は出すことは出しているが、全くボールに届かないでいる。 大前「サッカーは攻撃だけじゃなく、ディフェンスでも思い切りが大事なんだぞっ。ほら、もう一回! ふっ飛ばしたりしないから、ちゃんと俺の目を見て掛かって来い!」 達也「ほ、ホントだろうな?」
[550]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/06/07(火) 01:18:33 ID:??? 大前「本当だって! 今のお前は、吹き飛ばし技を使うレベルに達していないから!」 達也「…………」 それを言われるなら、いっそ吹っ飛ばされた方がマシだったかもしれない。 達也(くっそ! 悔しいけれど、ことサッカーじゃ兄貴に敵う気がしねえなあ。他はどこか抜けてるって言うのに。 どこで差が着いたのかなあ……) 大前「ほら、よそ見しない! もっと身体寄せる! 奪えなくても、左右に動いて突破を遅らせる!」 こうして、兄弟のボール越しの触れ合いは、夏の夕日が地平線に差し掛かるまで続いた……。 ※ 達也のタックル力が+2されました ※ ※ 達也の好感度が上がり、大前への感情が『頼れる兄。ただしサッカーに限る』になりました ※ ※ 大前の達也への感情が『手の掛かる弟』になりました ※
[551]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/06/07(火) 01:19:37 ID:??? 大前が弟に稽古を付けている頃、試合会場では、 ピッ、ピッ、ピィイイイイイイイイイイイイイっ! 実況「試合終了! 氷潤中、3−0で危なげなく相手を退けて勝ち上がりました! 明日には因縁の鳴紋戦へと挑みます!」 六車「ふぅ……問題無く勝ち残れたな。後は、明日の試合に全てをぶつけるのみだ」 十河「ハッキリ言って、鳴紋は清栄より大分上手だからな。ヤツらさえ倒せりゃ、県内の覇権は一気に……って寸法だな!」 終始高い支配率で対戦校を圧倒し、余裕のスコアで三回戦進出を決める氷潤中。 得点は一回戦に比べて二つ少ないが、それは相手が難敵だったというより自分たちの力を温存したが故の様に見えた。 菱野「一回戦に続いて六車選手は守備と攻撃の起点に専念。故にゴールもアシストも無し、ですか。 ますます不気味な雰囲気が漂いますわね……」 モブ部員A「まるで俺らに手の内を隠しているみたいですよ」 菱野「とはいえ、必要以上に恐れすぎるのもまた相手の術中でしょう。 私たち鳴紋中の中核となる選手たちは、個々の能力では県内の他チームを圧倒しています。 不安がるよりも、自信を持って明日の試合に臨むようにするべきですわね(とはいえ、この収穫の少なさは……)」 一回戦に比べても有意義な新情報が少ないことに、菱野は肩を落とす。 これでは偵察の意義も大したものにはならない。 むしろ準決勝以降の対戦校の偵察に力を入れるべきだったか、と後悔の念も湧いてくる。
[552]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/06/07(火) 01:20:44 ID:??? 菱野「さて、そろそろ他の試合会場に向かった方々も合流してくる頃合い――」 モブ部員B「……マネージャーっ!」 菱野「――噂をすれば、ですわね」 息せき切って駆け寄ってくる部員に苦笑しつつ、菱野は彼らを出迎える。 菱野「お疲れさまでした。他の会場の方ではいかがな試合でしたか?」 モブ部員B「赤口中の方なんですけどね、あの東風谷って女選手が凄い勢いでアシスト稼いでましたよ! ウチはシードで一試合少ない分、本多さん辺りでもひょっとしたらアシスト王を浚われそうですよ!」 モブ部員C「俺らは清栄の試合を観に行ってたんですが、まあ向こうはいつもの清栄でしたよ。 金成が中心になって攻めるパターンは相変わらず。菅原や上遠野も上手くはなってましたけど、劇的って程じゃあ……」 菱野「ふむふむ――」 菱野は聞きとった情報を元に、手元のノートに修正を加えていく。 菱野(特記事項は特に無し、と。ただ新興勢力の赤口中はともかく、氷潤と清栄は何度も鳴紋中に煮え湯を飲まされているチーム。 何か今大会での対戦に備えて、隠し玉の一つ二つは用意しているはず。……油断はしないようにしませんと!) 新たな発見は得られなかったが、それが故に敵が何かを隠していることを予感せざるを得ない。 今後も激しさを増していくだろう大会に、菱野は改めて気を引き締めるのであった。
[553]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/06/07(火) 01:22:04 ID:??? 〜明けて翌日、三回戦試合前ミーティング〜 やす子「よし、みんなきけ。ミーティングを始めるわよ」 紋切り型の口上に続いて居並ぶ選手たちを見渡す飯地監督。 やす子「三回戦の相手はお馴染の氷潤中よ。今回はこの段階で当たったけど、実質的には県ナンバースリークラスのチーム。 つまりは準決勝の対戦相手に相当する的よ。油断は禁物だからね?」 大前「……まあ、連中を相手に油断していると痛い目を見るのは、学習済みですからね」 比良山「去年も秋の大会前の練習試合では、思わず手間取ってしまったからな。 年々地力を上げてきているだけに、今回も前より手強くなってきている可能性は濃厚だろう」 本多「六車のヤツは、タイプは違えど俺に迫るレベルのボランチ。舐めていては手痛いしっぺ返しを食らいそうだ」 やす子「うんうん。流石に経験豊富な三年の主力は、油断の気配は一切無しね。流っ石ー♪」 落田「いやー、そんなに褒めないでも……」 国岡「お前にゃ言ってねーよ」 渡会(そして国岡にも言ってないよな?) 態度に固さは無くとも緩みの気配は伺えないスタメンの様子に、飯地はひとまず満足そうに肯き、 やす子「結構結構。その慎重さは頼もしいわ。けれどね――」 次いで獰猛にニヤリと笑った。
[554]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/06/07(火) 01:23:09 ID:??? やす子「――今のあなた達は、このレベルの敵を相手取るのに苦戦すら論外になるわ。 敵は県内では十分に強豪。でも、この狭い世界での強豪クラスなら、可哀そうなほど圧倒出来て当然。 それが来月に全国で戦うチームのレベルってものよ。……そこのところは、理解できているわね?」 水守「足元をすくわれないようにしつつ、圧倒的な結果を残せってことですか?」 宇津木「俺は『』確かになとみとめているが『浪野中を圧勝したなら当然』という意見。 県内トップの浪野の守備力をバラバラに引き裂いたとなればそれ以下の氷潤にも出来て当たり前でしょう?」 浅村「うー……でも守備の厚さはともかく、個々の選手の質は氷潤が上じゃないっスか?」 末松「でも、キーパーの一橋だって安宅と大差ないレベルでしょ〜? 楽勝だって〜」 やす子「はい、そこっ! 水守くんが良いこと言ったのに、すぐに忘れるような真似しないの!」 達也「油断せず、かつ圧倒する、ですね……(強豪チームってこういうのを求められるのな。面倒臭ェ)」 やす子「言ってみれば氷潤中は『気の抜けない格下』っていう学生サッカーでは対戦機会の少ないタイプのチームよ。 良い経験になるから、しっかり勉強させて貰ってきなさい!」 何だかどこぞのオランダ人の様な言い回しだった。 菱野「それでは個々の戦力紹介となりますが、よろしいでしょうか?」 雪村「はーい」 やす子「ん。菱野ちゃん、後はよろしくー」
[555]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/06/07(火) 01:24:30 ID:??? 菱野「では……まず氷潤中で一番に留意すべきはキャプテンであるボランチの六車選手です。 ボールカットとキープ力に秀でた選手ですので、中盤では常に彼に気を配る必要がありますわ。 過去の対戦では攻撃参加が多い方でしたが、今大会では守備と攻撃の起点に専念する場面が多くなっています。 ただ、氷潤中で最大の攻撃力を持っておられるのもこの方ですので、皆様との対戦に備えて切り札を温存していた可能性も高いですわね」 大前(六車の切り札、か。ドリブルの上手さを利用した1対1シュート? それとも意表を突いてミドルか? 浮き球はそれ程でもないから、ダイレクトシュートって線は無し、かな) 菱野「ダブルボランチを組まれる十河選手も優秀なプレイヤーですが、六車選手に比べると一、二枚落ちる感は否めません。 それでも相方の上がりをカバーする動きには注意してくださいね? また右サイドハーフの八田選手は昨年より大幅にスタイルを変え、今年は強引な突破を信条としたアタッカーに変わっています。 彼のサイドアタックが氷潤の主たる得点源でしたので、相対する左サイドの皆さんはご注意を」 達也「うへえ……よりにもよって、また俺の守備範囲に厄介なのが来たのかよ」 本多「まあ、そんなに気にするな。お前の前には雪村もいる」 菱野「守備陣ではやはりキーパーの一橋選手が出色ですわね。既に浪野中の安宅選手と遜色ないクラスの守護神です。 ただ、やはりとびだしを重視されているようで、ポストプレイを活用すればゴールを空にすることも狙えそうですわ」 雪村「安宅と遜色ないってことは、浪野中戦と同じくらい点を取らなきゃね!」 比良山「いや、お前はもう少し中盤の争いに力を入れろ……六車がいるんだから」 菱野「さて、これまで中盤と後方の主戦力を上げさせて頂きましたが、反面、前線の攻撃力を担う強力な選手は不在です。 それでも浪野中に比較して優位に立てるだけの層はあるのですが……」 渡会「この県ではっきりとFWが強いって言えるチームって、ひょっとしてウチだけなんじゃね?」 末松「だよね〜」 水守(どうしてそこで末松さんがドヤっという顔をするんだろう?)
[556]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/06/07(火) 01:25:41 ID:??? 菱野「……総じて中盤に主力が集まっているチームです。 自然、ボールを巡って争う時間帯も多くなりますので、浪野中戦と比較してシュート機会が減る可能性もあります。 また人数は少ないとはいえ、DF個々の力は浪野中と遜色ありません。 決定機でのご決断には、慎重かつ確実なものが求められるかもしれませんわね。それともう一つ……」 一旦、コホンと咳払いをし、 菱野「氷潤中は浪野中よりも中盤でのパス回しと突破を多用する相手です。 慣れない陣形で中盤での混戦時の動き方が分からない内は、多少の混乱が起こる可能性は否めません。 何度か突破を許す事態もあり得ますので、DFの皆さんもお気を付け下さいね?」 輝林「…………」 浅村「もちろんっス! 守備の時に気の抜けた真似してたら、本多さんが怒るっス!」 本多「ほう、なかなか分かっているな」 やす子「つまり、浪野中戦がANSを用いた攻め方の練習だとすれば、今回は中盤での主導権争いの練習ね。 個人技での突破、組織でのパスワーク、いずれも県内では歯応えのある相手よ。 みっちりとこの陣形での戦い方を学んで、でもってついでに鳴紋中らしく圧勝してきなさい!」 大前「……と、言う訳だ。監督からの注文は多いけど、俺たちなら問題なく捌き切れる。 その自信を持ちつつ、油断なく勝ちを目指すぞ!」 雪村「おーっ!」 やす子「私をダシにした!?」 宇津木「汚いな流石キャプテンきたない」
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0ch BBS 2007-01-24