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【第七小隊】ファイアーモリブレム32【育成中】
[18]森崎名無しさん:2011/07/01(金) 00:41:46 ID:??? 新スレ乙です! 森崎もついにリア充爆発し……じゃなく自分だけの専属部隊を率い戦うようになるー? 彼らがどこに配属されるにせよ第七小隊から犠牲者や脱落者が出ないよう 守護の引きが冴え続けますように。 リフさんにお祈りをお願いしたいです。
[19]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/07/01(金) 21:36:36 ID:??? >>17 イメージ的にはまだまだ部活内での先輩への憧れ程度の感情ですけどね。 それと現時点では森崎の恋愛の気持ちがミネルバに傾いているため、 何度か自分からアクションを起こさないと後輩たちの思いを受け入れることは出来ません。 >>18 おつありがとうございます!森崎の指導を受けた彼ら第七小隊のメンバーが この後の戦いでもずっと活躍し続けていければいいですね。 リフは良くも悪くも森崎に、そして参加者の皆様に愛されているようなので きっとここぞというときは頼もしい味方になってくれることでしょう。 ============ >マルス マルス「やぁ、森崎。奇遇だね」 月明かりを背に森崎を出迎えたのはアリティア王子マルスだった。 森崎「こんな夜遅くにどうしたんだい王子様」 マルス「君こそたった一人でこんな所に何の用だい教官殿」 森崎「……くくっ」 マルス「ふふっ……」 他愛のない会話が二人に思わず笑いを生み出す。 こんなに静かで暗い夜の中でも、気の合う友と語るだけで気分だけでも明るくなるものだ。 マルス「君の指導をうけている第七小隊のことだけど、随分評判がいいみたいだね。 カインから聞いたよ。全小隊の中でもかなりの好成績らしいじゃないか」
[20]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/07/01(金) 21:37:38 ID:??? 森崎「へっ、なんてったって俺が指導しているんだ。当然じゃないか。 ……といっても、実は部隊の編成や指揮などはあいつらに自主的に任せてるんだ。 あいつらの飲み込みの速さは相当なものだ。俺がわざわざ先頭に立たなくとも 進んで何かを学び、覚え、吸収しようとしている。成長の速さに驚くばかりだ」 マルス「…成長、か。僕も君と一緒に戦ううちに、多くの技を覚え、知識をつけてきた。 きっと君は多くの人を育て、前に進ませる…そんな不思議な力があるんだろうね。正直羨ましいよ」 森崎「俺から言わせれば、マルスの人の信頼を勝ち取り続ける力のほうが羨ましいぜ。 ……俺のいた世界じゃ、信頼なんてものはそれこそ何気ない会話の一つで結ばれたり崩れたりする。 元から実力のなかった俺は、多くの信頼を勝ち取るためなりふり構わず行動していた。 思い返せば、人として間違っていることも……平気でな」 それが立場の低い自分が成り上がるための手段とはいえ、森崎は過去の自分の行動に恐怖していた。 ワールドユース決勝戦後。自分の生き写しのような姿の青年の浮かべた悪魔のような笑いを 真正面から見たことでその気持ちははっきりとした形になっていく。 森崎「そうでもしなけりゃ……どうしようもなかったんだ。そうでも……しなけりゃ……」 マルス「…………」 森崎「ははっ、どうしていきなりこんな話ししてるんだろうな。 マルスもこんな俺のイメージを汚すような話を聞いて気分悪くしただろ?」 自虐的な笑いを浮かべて、森崎は空に浮かぶ月の方へと視線を泳がせる。 もしかすれば、マルスならばこのもやもやとした気持ちに 何か答えを出してくれると期待していたのかも知れない。 自分が主役となるため、力あるものを貶め、その立場を奪ってきた自分の行いに対して。
[21]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/07/01(金) 21:39:27 ID:??? 月下の懺悔→!card !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します ダイヤ→「実は、今の森崎の話と似たような夢を最近よく見るんだ……」 ハート→「今の森崎も昔の森崎も、全てひっくるめて森崎という存在なんじゃないかな?」 スペード→「そこまでのことをしてようやく立場を奪えた相手は…きっと相当な人物だったんだね」 クラブ→「もしかしてその邪念を利用して、ガーネフは復活を企んでいたりするのかな?」 JOKER→?????「おいおい、さっきから聞いてれば随分な物言いじゃねぇか?」謎の男が現れた!
[22]森崎名無しさん:2011/07/01(金) 21:40:53 ID:??? 月下の懺悔→ スペード8
[23]森崎名無しさん:2011/07/01(金) 21:41:29 ID:??? 月下の懺悔→ クラブ2
[24]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/07/01(金) 22:28:08 ID:??? 月下の懺悔→ スペード8 >スペード→「そこまでのことをしてようやく立場を奪えた相手は…きっと相当な人物だったんだね」 マルスは少し間を開けてから、上空の月を見上げて口を開く。 森崎に目線を合わせたくないというより、森崎と同じ方を向いていたいという気持ちの現われだった。 マルス「今、君が僕にそういうことを言うってことは、今の君にとって相当苦しいことをやってきたんだと思う。 きっと思い出したくもないくらい、記憶の彼方に消し去りたい、無かった事にしたいって思うくらい……」 森崎「……そうかもな。だが、それはできないことだった。 俺が俺の意志で選びとってきた選択なんだ。後悔はしてもなかった事になんて…できなかった」 マルス「僕らの世界にも、特に政治に関してはよくある話だよ。 少しでも多くの権力や富を得るために、周りの力をそぎ落とし蹴落とす。 もしかすれば僕だって同盟軍の盟主の立場を守るために 君が知らないところで色々と裏工作や根回しをしていたかも知れないよ?」 森崎「マルスが裏工作…?」 どう考えても関連性が湧いてこない単語を並べられ、森崎は頭を捻る。 マルス「今のは冗談として…とにかく、上の立場に立つ人というのはそれを支える下の立場の人がいなくては成り立たない。 君の場合はその上の立場の人を下の立場の人にすげ替えるために色々と行動したんだろう? それは競争本能を持つ生き物としての極普通の感情なんだと思う」 森崎「……普通、だったんだろうか」 マルス「君がそこまでして立場を奪えた相手は…きっと相当な人物だったんだと思う。 でも、今君がその人物よりも上の立場にいるというのなら、君の行動には大義があったんだろう。 その人物の支配をよしとしない多くの人の考えが、君を上の立場へと押し上げた結果なんだ」
[25]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/07/01(金) 22:29:09 ID:??? 森崎「そ、そうさ。あいつらは昔から自分の力を誇示して、俺みたいな立場の弱い者を鼻にかけては……」 マルス「でも、君が今後悔しているということは……君はその彼の良さを知っている。そうなんじゃないかな?」 森崎「あいつらの……良さ。翼や若林の……良さ……」 そうだ。若林は怪我で出られない自分の代わりに俺に熱心に指導してくれたし 翼はボールはトモダチだ。勇気を出してボールに飛びつくことを体を張って教えて…… 森崎「ち……違う!あいつらはそんなことはしてくれない!するものか!」 自分の理想と記憶の食い違いに頭が混乱してくる。 いや、どちらの姿が自分の理想なのか、記憶なのかすらも判断ができかねていた。 森崎「(翼や若林は……いつも自己中心的で俺たちを見下していた。そうじゃないのか! だから俺はあいつらを蹴落そうと……いや、俺でも蹴落せると思ったんじゃないか!)」 あの二人が性格的に歪んでいるからこそ。自分が彼らに成り代われるチャンスがあると信じた。 だってそうだろう?もしもサッカーの実力が高いだけじゃなく、性格まで綺麗なままだったら それこそ世界がひっくり返りでもしない限り、俺のような存在は対等に並べるわけ無いじゃないか。 森崎「え…?」 そこまで考えて森崎の思考は止まった。今の自分はいったい何を考えているのだろうか。 自分が人道に外れた裏工作をしてまでようやく掴んだキャプテンという座は 翼や若林が愚劣にまみれた、周囲から反感を呼ぶ性格という前提があってこそのものだというのか。 森崎「(そんなことない。俺は…俺はなるべくしてなったんだ。キャプテンに……キャプテン森崎に!)」 マルス「森崎……今さらだけど、自分の過去を僕に話してくれてありがとう。 たとえどんな過去を持っていようと、僕は今の森崎を見ている」
[26]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/07/01(金) 22:30:54 ID:??? 森崎「マルス……」 葛藤する森崎を心配するかのように、マルスは今度はしっかりと森崎と視線を合わせて語る。 マルス「今の森崎はアカネイア大陸にサッカーを運んできた伝道師。 アリティア騎士団の頼れる戦士、それに第七小隊を立派に指導する教官。 そしてなによりも……僕の胸をはって全力で誇れる友だ」 真正面からの恥ずかしい言葉のオンパレードを受け、森崎は顔を赤くして頬をぽりぽりと掻く。 森崎「……ったく。相変わらずくさいセリフをズケズケ言いやがって。 これじゃあセンチメンタルな気分に浸ることも出来やしねぇ」 どんな過去があろうとも、自分を受け入れてくれる存在が近くにいる。 今はそれで構わない。そう、今はただ自分に課せられた使命を一つずつ乗り越えていくだけでいい。 そう心の中で結論付けると、森崎は再び夜空に淡く輝く月を見上げるのだった。 ※マルスの評価が上がりました
[27]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/07/01(金) 22:32:27 ID:??? 月の光はどんな場所にも等しく注がれる。 とある山岳地帯の奥。森崎とマルスと時を同じくして、一人の青年が怪しく輝く月を見上げていた。 中山「(……なぁ森崎。俺はお前に対して取り返しの付かないことをしてしまった。 今の俺のこの状況は、そのことにたいしての罪滅しなんだと思っている)」 謎の仮面の集団に混じって生活することはや数日。 中山はあの日、冷たく光る斧を手渡され山賊の討伐を命じられた風景を思い返していた。 月下の回想→!card !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します ダイヤ→「確かアイネって魔道士の女の子がすごい魔法で山賊を一掃したんだよな」 ハート→「確かクライネって弓を持った女の子が次々と山賊を射ぬいていったんだよな」 スペード→「確かローローって呼ばれる大男の集団が山賊たちを蹴散らしていったんだよな」 クラブ→「俺に『闇のオーブ』の力を授けてくれた医者がまた助けてくれたんだよな」 JOKER→「確かクライネって娘のピンチを助けてあげたんだよな」
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0ch BBS 2007-01-24