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【敵味方問わず】幻想のポイズン53【白黒判定】
[835]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/16(日) 01:26:14 ID:??? ギュルルルルルルルルルルルルルルルゥゥゥゥゥッ!! 萃香「はァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!?」 ディアス「あーらよっ、出前3丁〜!!」 バシィッ! ポーンッ!!! 最高度まで到達した瞬間、急降下してきたボールは丁度ディアスの背後へと正確に落ち。 これをディアスはノールックで今一度踵で蹴り上げ、唖然とする萃香たちの横をすり抜けた。 もはや観客も……そして対戦相手であるウルグアイの面々までも、何が起こっているのかわからない。 何故ボールが、このような不可思議な落ち方をしたのか……そして、ディアスは何故それがわかっていたのか。 いや、理解していた者たちもいたのかもしれない。 だが、彼らはそれを理解したくてもしたくなかった――納得をするのが、怖かった。 反町「嘘、だろ……? まさか……ヒールリフトで……2度目のヒールリフトの段階で……ドライブ回転をかけてたのか!?」 ピエール「馬鹿な……! そんな事……プロでも出来る奴なんていない……!!」 ヘルナンデス「まさか……そんな……! み、認めない……僕は認めないぞ……!!」 リラダン「うっ……うわあああああああああああああ!!」 バージェス「止まれェェェェェェェエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!」 ディアス「お前たちじゃ……ちょっと役不足だ」 バシィッ! ポーンッ!!!! もはや破れかぶれとなるしかない最終ラインのDFは、再び空中で繰り広げられたヒールリフトであっさりと抜き去られる。 しかし、こんなに簡単に抜かれる彼らを非難するのは、筋違いである。 今の彼を止める事は……例えプロの選手であろうとも、出来るかどうかわからないのだから。
[836]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/16(日) 01:27:14 ID:??? カノーバ「くそっ! くそっ! くそおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!」 バッ!! ディアス「とどめに……ちぇいりゃっ!」 パンッ! ポーンッ!! GKのカノーバが決死の覚悟で飛び出し、ボールの落ちてくる瞬間を見極めボールを確保しようとする。 だが、それもまた――ウルグアイにとっては残念な事に、徒労へと終わる。 カノーバがボールに触れるより前、ディアスはなんと自身が飛び跳ねて自ずから空中のボールへと接近。 そのまま5度目の――最後のヒールリフトを決め、浮いたボールはループシュートに近い軌跡を描き。 カノーバが地に倒れる最中、あまりにも綺麗にゴールネットへと吸い込まれた。 パシュッ…… スタッ ディアス「ハッハァー!! 見たかァ!! 俺が天才、ファン=ディアスだァァァ!!」 ウワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!! アルゼンチンJrユース 1−0 ウルグアイJrユース
[837]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/16(日) 01:28:35 ID:??? ジョン「あっ……なっ……こっ……こっ……こっ、これは……これは……なんといったらいいのか!? 申し訳ありません!! 今、言葉が……言葉が出てきませんッ!!!! とにかくっ! とにかく、ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオルッ!!! 試合開始……僅か、1分! たった1分で、あまりにもあっさりと点が入ってしまったぁぁ!? アルゼンチンッ!! ファン=ディアス君が……あまりにも! あまりにも圧倒的過ぎる個人技で、 一気にゴールまで駆け抜けたァァァア!? 私は夢を見ているのでしょうか!? こんなプレー、こんな技……こんな選手!! 見た事がありませんっ!! これが、これが……!? これが、天才! 天才、ファン=ディアスなのかあああああああああっ!?」 ウワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!! 観客「あ、ありのまま今起こった事を話すぜ……!? 俺は試合が始まったと思ったら、いつの間にかアルゼンチンがゴールしていた! な、何を言っているのかわからないと思うが、俺も何をされたのかわからなかった……。 魔王だとか橋姫だとかそんなチャチなもんじゃ断じてねぇ……もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ……」 「いや、魔王はいい勝負してると思う。ふつうに」「いやでも……いやでも、こっちの方が凄いと思うぞ!? 多分!!」 「ウルグアイェ……」「あれが本当にJrユースのプレイかよ……!?」
[838]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/16(日) 01:30:17 ID:??? 反町「な、なんなんだ……! なんなんだあいつは!?」 ヒューイ「……ねぇ、あの10番(ディアス)。 最初にヒールリフトをしてから……一度もボールを地面に落としてないよね?」 美鈴「そ、そういえば……! 確かに、そうですよ!!」 レティ「4人に囲まれた状況からダブルヒールで突破し……ドライブ回転をかけた2度目のヒールリフトで萃香達をけむに巻き……。 後は有象無象を、好き勝手料理した……って感じだったわね……」 輝夜「(永琳……あなた……とんでもないのを見つけた上、よくもまあこんな化け物に仕立て上げたわね……)」 うどんげ「こ、これに師匠まで加わるとか……う……嘘でしょ……!?」 メディスン「そっか……アルゼンチンはあの10番だけじゃない。 ……永遠亭の薬師もいるんだ」 このディアスの一連のプレイを見た観客たちは、即座に気づいた――気づかされた。 彼は並大抵の選手ではない――というレベルなのではない。 何十年……いや、何百年に一度と言えるレベルの選手なのだと。 彼は間違いなく天才だった――誰がどう見ても、天才と言うしかない選手だった。 しばし誰もが騒然としながらディアスについて口々に話していた折、不意にパチュリーが冷静に……。 しかし、どこか熱意の籠った声色で呟く。 パチュリー「……以前、書物で見た事がある。 ……外の世界には、ほんの一握……サッカーの神に祝福されたプレイヤーがいると。 ありとあらゆるサッカーの戦術……ありとあらゆるサッカーの常識を。 その類まれなるセンスと、持って合わせた独創性――そして、確かな技術で無に返し。 全ての試合で主役となる為に生まれてきた存在があると……」 妖精1「は……博麗の巫女みたいなもん!?」 パチュリー「霊夢とは意味合いが違う。 霊夢はあくまでも相手の能力を打ち消すだけ。 だけど、彼らは相手を打消し、自らの力で状況を作り出す――人は、彼らをこう呼ぶわ……」 ヘルナンデス「ファンタジスタ……!!」
[839]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/16(日) 01:31:31 ID:??? 諏訪子「(あ、あんなもん見ちまったら……早苗また常識無くしちまうんじゃないかな……!?)」 映姫「なんという……あんな選手が……存在するのですか……」 ナポレオン「ざけんな! 何がファンタジスタだ……!! あんな奴……!」 ピエール「落ち着け、ナポレオン! ……なんという事だ。 アルゼンチンのファン=ディアス……確かに噂には聞いていたが……」 こいし「お……お姉ちゃん……! 勝てるよね……!!」 さとり「………………」 誰もが口々に叫び、或いは嘆き――そして、怒りを露にしていた。 それだけのものが、彼の……ファン=ディアスのプレイにはあった。 人々をいい意味でも悪い意味でも騒然とさせる事の出来る、一握の人間――ファンタジスタ、ファン=ディアス。 彼の伝説は、この時から始まる。 パスカル「ナイスゴール、ディアス! まず1点だな」 ディアス「ああ、うーん……ダブルハットトリックまであと5点か〜。 さーてと、次はどうやって点を取ろうかな〜」 永琳「(………………)」 ビクトリーノ「く……う……ま、まだまだ! まだまだ試合は始まったばかりだ!! 出会いがしらの失点くらい、すぐ取り返すぞ! みんな!!」 ウルグアイメンバー「「「お、おう!!」」」 永琳「(牙を殺ぐにはまだ足りない……より一層、攻撃が必要ね……)」 =================================================================================== >>827-828 どうも乙ありがとうございますです。 そして、ディアっさんがスカイダイブ的な何かをした所で本日はひとまずここまで。 続きは明日以降書かせていただきます。それでは〜。
[840]森崎名無しさん:2011/10/16(日) 02:46:34 ID:??? 乙 ウルグアイは何点取られることになるのやら
[841]森崎名無しさん:2011/10/16(日) 22:32:42 ID:??? 33-4
[842]森崎名無しさん:2011/10/16(日) 22:39:33 ID:??? >>841 翼「リグルが全力を出せばその倍は点を取れるな」
[843]森崎名無しさん:2011/10/16(日) 23:04:36 ID:??? 三杉「君は何を言っているんだ」
[844]森崎名無しさん:2011/10/16(日) 23:11:11 ID:??? 33-4で検索してみよう(提案)
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0ch BBS 2007-01-24