※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【敵味方問わず】幻想のポイズン53【白黒判定】
[916]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/21(金) 23:49:04 ID:??? 時間は過ぎれど状況は変わらず、次第に焦り始めるウルグアイ。 一方でアルゼンチンはといえば、余裕綽綽といった様子でボールを回し続けるのだが……。 ディアス「(……もう25分過ぎるな。 よし、そろそろいいだろ! パスカル、来い!)」 パスカル「(行くか、ディアス!)」 バシュッ! ダダッ! パンッ!! ダダダダーッ!! ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!! 文「あややややっ!?」 ビクトリーノ「ちっ、本格的に攻め込んできやがったか!」 後半25分、後半始まってよりここまで沈黙を守り続けていたアルゼンチンがようやく動き出す。 ボールを持ったディアスは、右前方で構えるパスカルにちらりと視線を送ると同時素早くグラウンダーでパスを出し。 これを受け取ったパスカルは小さく頷きながらこれを素早くリターン。 突如始まったディアスとパスカル、アルゼンチンコンビによる高速ワンツーはウルグアイの意表を突くのに十分な効果があり。 ディアスたちはうろたえるウルグアイ守備陣を切り裂いて一気に攻め上がりはじめる。 ジョン「あーっとぉ!? これは上手い! ディアス選手、パスカル選手! 素早い高速ワンツーで突破を図ったァ!! これにはウルグアイ対応できず! 速い速い!! これは一気にウルグアイゴールまで攻め上がるぞォ!?」 反町「う……上手い!」 輝夜「……正にゴールデンコンビって感じね。 (霊夢と魔理沙のコンビネーション並かしら?)」 パチュリー「(……このワンツーリターンの一番恐ろしい点は、やはりパスカルの驚異的な上手い合わせ方ね。 ディアスの欲しい所に適格に放っている感じ……純粋なパスの能力だけなら、彼は八意永琳すらも超えるわね……)」 ディアス「よォし、パスカル!」 パスカル「オッケー!!」 バコォッ! バッ!!
[917]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/21(金) 23:50:33 ID:??? ドリブルだけではなく、パスセンスでも一流である事を知らしめるディアス。 そして、そのディアスにしっかりと合わせられるパスカルを見て試合観戦者は驚き……。 一方でフィールドではとうとうゴール前まで迫ったアルゼンチンコンビの片割れ、パスカルがディアスに向けてラストパス。 大きく浮かび上がったボールに対し、ディアスは再びバク宙からのオーバーヘッドの体勢を取りながら飛び上がり……。 ババッ! クローデル「やらせるかァッ!」 チュレビー「弾き返してやる!」 萃香「私がキーパーになったからにゃ! もう点はやらんぞ、小僧!!」 ジョン「ああああああああああああああああああああ〜っ!! これはディアス選手、またもやバク宙オーバーヘッドに行ったァ!! しかし、今度はDF達もしっかり対応しています! フリーにはさせてもらえない! そして、後半からゴールマウスを守る萃香選手もパンチングの姿勢を見せています! 如何にディアス選手といえど、鬼が守るゴールを破るのは少し厳しいかァ!?」 ディアス「(へへっ、いるんだよな〜。 俺があまりにも優秀過ぎるから俺にばっか注意しちゃう奴。 忘れてないかね? お前たちが相手してるのは俺だけじゃないって事)」 スカッ! 萃香「なっ……!?」 ババァッ!! 永琳「もらったわ! たァァッ!!」 グルゥッ! バシュウウウウウウウウウウウウウウウッ!!
[918]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/21(金) 23:51:47 ID:??? パスカルのボールに合わせていた筈のディアスは、しかし、そのボールをそのままスルー。 これには釣り出されたDF、そして構えていた萃香もバランスを崩し……。 そして、そのスルーされたボールを横から現れ合わせるように飛び上がったのは八意永琳。 ディアスと同様――否、それよりも更に高く、美しいバク宙を見せながら飛び上がった永琳は渾身の一撃をボールへとぶつけ……。 萃香「え……永遠亭の……薬師ィ……!! くそォォオオオオッ!!」 ズババァァァッ!! ピピィーッ!! 慌てて反応し、横っ飛びにセーブに向かう萃香の右腕、僅か数センチの場所をボールが通り過ぎ。 ボールは華麗な音を立ててゴールに吸い込まれたのだった。 ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!? 永琳「忘れてもらっちゃ困るわね……アルゼンチンの天才はディアス君だけじゃない。 この私、八意永琳もいるという事を」 ディアス「へっへーん、ナイスゴール、エイリンさん!」 永琳「ディアス君も、いいスルーだったわ。 パスカル君も、いいクロスよ」 パスカル「俺はディアスが欲しい所に上げただけだ。 それにしっかり合わせたエイリンさんが凄いだけだよ」 ビクトリーノ「ち……畜生! スルーだと……!? ここにきて……スルーだと!?」 文「(ダブルハットトリックを宣言していましたから、自分で撃ってくるものと思っていたのですが……。 ……裏を完全に掻かれましたね。 いやはや、何とも巧み。 これでは鬼が勝てる筈無い)」 守護神萃香が敗れた事、 しかもその萃香を破ったのがここまで散々いいようにやられたディアスではなく攻撃には殆ど参加していなかった永琳であった事。 何よりもこの時間帯で更に点差を広げられてしまった事。 それらの事実は、勇儀の起死回生のシュートで少しだけ意気を取り戻していたウルグアイの心を折れさせるに十分なもので。 キックオフに向かう彼らのは表情は、まるでこの世の不幸全てを背負ってしまったかのようなものであったという。 アルゼンチンJrユース 6−2 ウルグアイJrユース
[919]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/21(金) 23:56:38 ID:??? >>907 どうも乙感謝です。 >>908 早苗「イチャイチャといえば私の出番ですよね!」 >>909 三歩は威力だけならとんでもシュートですからね。ガルバン君でもちょっと厳しかったんでしょう。多分。 >>910-914 三杉君が突っ込みのし過ぎで過労死しちゃうよ! 次回の更新でアルゼンチン無双を終わらせられるといいなぁ……と思いつつ。 本日はひとまずここまで。それでは、お疲れ様でしたー。
[920]森崎名無しさん:2011/10/22(土) 00:00:33 ID:??? 乙でした ここでJOKER引いていたら何点取られたことやら…… http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1303823589/921
[921]森崎名無しさん:2011/10/22(土) 00:11:09 ID:??? 乙でしたー しかしすごいですなアルゼンチン こちらの攻撃は兎も角守備がちぐはぐな奴らばかりだし不利だな 永琳は反町でどうにかされる パスカルは穣子で封殺 ディアスはメディとヒューイと妹紅で出来れば毒喰らわして1、2点取らせてオータムでぶっ飛ばして……出来るかな?
[922]森崎名無しさん:2011/10/22(土) 00:35:42 ID:??? ディアス 「カウンターシュートって知ってるか?」
[923]森崎名無しさん:2011/10/22(土) 08:49:47 ID:??? 反町「オータムドライブの威力を知っているか?」 勇儀の三歩必殺を止められない=オータムも然り だが正直森崎の反応とか見るとなぁ 魔王モード習得して前の最高値に戻らせたいとか考えちゃうよ
[924]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/23(日) 01:04:42 ID:??? >>920 アルゼンチン1 0-3 ウルグアイ とかになっていたかも! >>921-922 どうも乙感謝です。 ディアス「カウンターシュート? 見て覚えた」 >>923 さとり・ミューラー・森崎「「「やめろォ!!」」」 ====================================================================================== ジョン「なんっ……という事でしょう!? アルゼンチン! ここでっ……ここでっ、ディアス選手ではなく! 永琳選手がゴールを決めたァァアッ!! 見る者を魅了するそのアクロバティックなオーバーヘッド! 高々と飛び上がるその様は、ただただ美しいと評するよりほかに言葉が見つかりませんッ!! 萃香選手、これは意表を突かれたか止められず!! アルゼンチン、再び4点差にしてしまったァァァ!! これで6−2!! アルゼンチン、強い! 強すぎるゥゥウウッ!!」 反町「……純粋なシュート力だけなら、永琳さんの方がディアスより上か」 輝夜「ディアス君は上背は無いけど、永琳は女にしては身長も高い。 高い浮き球への対処も上手いわ。 脚力も上と考えると……反町君の言うように、シュート力だけなら永琳がディアス君より優れているわね」 うどんげ「(やっぱり師匠は凄い……ディアスっていう子とパスカルっていう子の関係みたいに、私と師匠もなれたらなぁ……)」 ヤマメ「(……弾くのが精いっぱい、かなぁ。 くそぅ、パルスィとオータムスカイズのを足して2で割って更に大技くっつけたような奴らだ。 オータムスカイズのも化けもんだがあいつらもたいがいだぁ)」
[925]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/23(日) 01:06:12 ID:??? 観客「チートにチートが合わさり最強に見える」「あのバク宙からのオーバーヘッド……ディアスより飛んでなかったか!?」 「ウルグアイちゃんが息してないの!」「ところでさっきのゴール決めた人、ジュニアユースって……」「しっ! 言うな!!」 ディアスにばかりスポットライトが当たる中で、遂に火を噴いた永遠亭の至宝の一撃。 それは前半戦からアルゼンチンがディアスだけのワンマンチームではないと見極めていた者たちだけではなく。 一般の観客たちにも強い衝撃を与える事に成功をしていた。 ディアスを注意すれば永琳が来る、しかし、永琳を止めようと動けばディアスがフリーになる。 ただ一人の天才ではなく、二人の天才を所持するアルゼンチンJrユースの恐怖が、いよいよ観客たちにも知れ渡ってきた瞬間であった。 バルバス「ふふふ、永琳殿の指導によりディアスは一皮剥け、もはやプロと言って差し支えない程にまで……。 いや、プロでもいない程の超一流と呼ばれる選手へと成長をした。 それに刺激を受けて他の者たち――特にパスカルは急激に伸びた。 その成長速度だけならば、間違いなくディアス以上だろう。 そして、そのディアスとパスカルをこのチームで誰よりもうまく扱える永琳殿の存在……。 素晴らしい、完璧なチームとは正にこのアルゼンチンJrユースの事を言うのだろう。 これで優勝が出来なければ私は無能だな」 この観客たちの怒号を聞いて終始悦に浸っていたのはアルゼンチン監督、バルバスである。 ディアスの才能に惚れ、ディアスを中心としたチームを作る事を目標としていたバルバス。 彼の目論見は永琳の力によって自身が思っていた以上の完成度となり、彼は今、監督として幸福の絶頂にいた。無論、半裸で。
前
次
写
0ch BBS 2007-01-24