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キャプテンブライト8
[386]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/13(土) 01:47:08 ID:CbFVJKh6 --- さて。そして時間も場所も一気に飛んで。 リュウ&蘭&タカトシの三人は、その『現地のゲリラ部隊』に合流した。 蘭「暑ーい!」 タカトシ「暑すぎます…」 リュウ「こんな乱暴な方法で送り込まれると知ってたなら、辞退してたのに…」 タカトシ「『帰り』の時は、ちょっと頼んでみましょう」 彼らがどうやってここまで来たかは、とりあえず秘密である。 三人が到着した場所は、半壊した雨天野球場…多目的ドーム球場の前だった。 タカトシ「大きいですね…」 リュウ「これくらい大きければ、WBの船体そのものがスッポリ入るんじゃないか?」 蘭「暗闇の中なら、上空からの偵察では見つけられないかも」 そのドームのグラウンドで、十数人の人間がたむろっていた。 わいわい。がやがや。そこはとても戦場とは思えない雰囲気… …まあWB隊もそうなのだが、しかしWB隊には『殺気』がある。 だがゲリラの面々はまるで、ちょっとしたピクニック気分のような面持ちなのだ。 しかも今はお昼前でいい天気。ピクニック日和ではあるが。
[387]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/13(土) 01:49:34 ID:CbFVJKh6 リュウ&蘭&タカトシの前に、剣を腰に下げた、初老の男が近づいてきた。 オイゲン「WB隊の方々ですな。ようこそおいでくださいました。私はここの筆頭、オイゲンと申します」 メリハリのある表情で、小銃を肩に少女が近づいてくる。 キキ「あたいはキキ・ロジータ。この前は仕事の都合で『個別の11人』に駆り出されたけど、このゲリラの頭目だ」 さらに。ツインテールの、ちょっとキンキン声で、どこかの軍服姿の少女も近づいてくる。 イーディ「お二人は黙ってらっしゃい! このゲリラのリーダーは、わたくし。イーディ・ネルソンですわ!」 初っ端から、指揮系統が統一されてない…。 周囲に集まるメンバーもどことなく覇気がないというか、「戦士」の目をしていない。 芝村舞が「弱い」「NHG的にもダメだ」と言った意味がわかった。 蘭「えっと…彼らが戦うんですか?」 オイゲン「左様。WBが暗闇に紛れて隠れる場所を死守するために、我らは決起します」 蘭「(なんか聞いてたのと話が違う…)」 タカトシ「(そもそも決起したら、隠れる場所が見つかっちゃうんじゃ…)」
[388]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/13(土) 01:51:06 ID:CbFVJKh6 オイゲン「心配めされるな。このオイゲンの『知力と策略』があれば、どんな困難も乗り越えられましょう」 イーディ「わたくしは突撃兵。リーダーですけど、とりあえず後先考えずに突撃しますわ!」 キキ「アタシだって、湖で水浴びしてて裸を覗かれたら、後先考えずにぶっ放すよ!」 オイゲン「詳しくはあとにして。こちらの戦力を簡単に紹介しましょう。 アーキス、槍の達人です。マルジュ、強い魔法使い。ジュリア、剣豪。ルカ、弓の名手」 イーディ「キャスリンさん39歳は、ベテランの狙撃兵ですの」 キキ「デリックは重装歩兵の斧使い、あとディスティニー組(ハイネ、ルナ、メイリン)ばかり出てきたので。 SEEDからはサイ、トール、カズイ。とりあえず拳銃を持たせてみた」 リュウ「(彼らが活躍してる姿って…想像できない)」 蘭「(ごめん。私、存在自体知らない)」 オイゲン「彼ら9人に、我ら3人。合わせて12人。一人欠けても大丈夫、選手層も万全です!」 イーディ「でもわたくしたちには、ちょっとした弱点があって…」 タカトシ「(ちょっとした…?)」 キキ「肝心の G K がいないんだよね…」 タカトシ「また、そこなの!?」 …密かにリュウはガッツポーズ。
[389]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/13(土) 01:53:01 ID:CbFVJKh6 蘭「あら? 他の方々…9人以上いますけど」 イーディ「ええ。補給部隊等の兵站をニナってますのよ」 タカトシ「(器用に噛んだ?)」 オイゲン「実際には戦いに加わらない…不戦、という条件での参加もおりまする」 タカトシ「…あの人も?」 オイゲン「そうですな」 【選択肢】→タカトシが見た風景 先に2票入った選択肢で続行。age進行推奨ですが、別になんでも構いません。 A:弓を背中に、オムレツを作っている女性。 B:小銃の紐を肩に、パンを焼いている女性。 C:そんな二人に対し、究極の料理がどうのこうの言っているサラリーマン男性。 ----- 今日はここまでー。
[390]森崎名無しさん:2011/08/13(土) 05:50:03 ID:1RekVCLM B
[391]森崎名無しさん:2011/08/13(土) 08:20:51 ID:btyPvzKs C
[392]森崎名無しさん:2011/08/13(土) 09:07:29 ID:tXFDWSOg a ラケル?
[393]森崎名無しさん:2011/08/13(土) 10:56:30 ID:Kk6h3MTM A
[394]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/14(日) 00:18:02 ID:b1YRMCmM A:弓を背中に、オムレツを作っている女性。 ----- タカトシ「弓を持ってますけど…」 キキ「ラケルさんだね。彼女のオムレツは絶品だよ」 オイゲン「なんでも、戦争は嫌だそうです。人を傷つける事はどうしてもできないとか申しておるそうです」 イーディ「きっと憲法九条の信者に違いありませんわ!」 蘭「(キナ臭いとこに踏み込んじゃダメだってば!)…あっちのパン焼いてる人は? 赤いスカーフの」 イーディ「あちらはガリア義勇軍のアリシア・メルキオットさんですわね」 タカトシ「アリシア…? 前にメカ沢が陳情した時、確かあの人のオールが届いたような」 イーディ「最強の偵察兵にして最強のパン屋(予定)ですわ」 キキ「ジャムおじさんは『メンテ技術』が最高なだけで、直接戦闘は得意じゃないからね」 オイゲン「確かに。彼女の敵陣制圧力は最高峰でしょう」 タカトシ「そんな人が、なんで前線に出ないんです?」 イーディ「それは、わたくしより上官になってしまうからですの」 タカトシ「(そんな理由で…) リュウ「じゃあ、あっちのサラリーマンの男は?」 オイゲン「知りませぬ」 イーディ「存じ上げませんわ」 キキ「知らないねぇ」 こいつら軍隊として、というか、集団としてダメだろう。
[395]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/14(日) 00:20:27 ID:b1YRMCmM 色々と話をしていたら。オムレツを作っていたラケルが近づいてきた。 ラケル「WB隊の皆さんですね? はじめまして、私はラケル。森で猟師をしています。 弓の腕は村で一番だと言う人もいるけど、自分ではそんなに巧いとは思わないわ。 弟がゲリラに賛同して弓兵として参加してるので、どうぞよろしくお願いします。 …私? 私はダメです。戦争は無理。でもお料理なら自信があるわ。よかったら食べて行ってください」 軽くお辞儀をすると、彼女は戻って行った。 蘭「ふーん。弓の腕は村で一番って、けっこう凄いんじゃないかしら?」 オイゲン「しかし所詮は小さな村ですし、弓使いが一人しかいないとか、そういう理由でしょう。 私どももゲリラとして戦うにあたり、戦闘員の能力査定をしております。試しにラケルにも弓を引かせましたが。 楯と鎧で完全武装している私に、彼女の弓は、一度も当たりませんでした。命中率0%です。役には立ちますまい」 キキ「でもさ。オイゲンの足元に毒蛇が出てきた時、あの距離なのに一撃で撃ち抜いたよ?」 オイゲン「百発も撃ってれば、マグレで一発程度はどこかに当たりましょう」 イーディ「命中精度なんて、テキトーに近づいてマシンガンぶっ放すだけなら全く問題ないですのに」 ゲリラ側も色々と個性的なメンバーだということがわかったが。 ちょっとやそっとの個性じゃ驚かなくなってる本家WB隊の三人も、もう個性的な部類であろう。
[396]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/14(日) 00:23:22 ID:b1YRMCmM タカトシ「それにしてもラケルさんですけど。戦争が嫌いって、なんだか普通の女性っぽいですよね」 蘭「(『普通の女性っぽい』?)」 #普通の女性→WB隊女性陣とキャラが被らない→女らしくて魅力的→キャラが立つ→レギュラー定着!? 蘭「(お、落ち着け。落ち着くのよ私。『女らしさ』。アリーナでも失敗した程の難易度だけど。 それだけに、ここで『普通に』『女らしさ』を見せれば、一気に株が上がるわ! 中学生女子くらいの初恋的な感じを出すには…。…よし!)」 設定。席が隣ということで一人の男子と親しくなり、次第に恋へと変わるも言い出すキッカケがない女子中学生。 …いける! これなら誰ともキャラ被ってない! あとは、行動あるのみ! 蘭「津田くん。ううん、タカトシくん…!」 タカトシ「…なんです突然?」 蘭「私、最近タカトシくんのことが気になってきて。でもなかなか言い出せなくて。 だからほら、今日ってバレンタインデーでしょ? ちょっと勇気を出してみたの。 チョコレート、作ってみたんだ。もらってくれる…?」 タカトシ「はぁ…(バレンタインデー?)」 唐突に蘭が差し出したバレンタインチョコを、タカトシが受け取ろうとした瞬間。 横から現れたサラリーマン男性が、蘭のチョコを手で叩き落とした。
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0ch BBS 2007-01-24