※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
キャプテンブライト8
[480]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/22(月) 02:37:49 ID:oavZqyzk (音姫熱、ようやく下がってきましたw)【選択肢】自室での灯里→ C:お風呂へGO! ----- 灯里「アリア社長、マー社長、たっだいまー」 アリア社長「ぷいにゅー☆」 マー社長「ZZZ...」 プライベートの灯里。なんだか想像できないが。 そもそも灯里の部屋は屋根裏部屋にあるので、今のハマーは屋根裏の屋根裏に潜んでいる。 灯里「帰ってすぐペットに餌を与えると、ヤツらは『自分が上の立場』だと勘違いします。気をつけねば」 ハマー「(え? アリア社長のほうが格下扱い? やっぱりか、という気もするでござるが)」 灯里「さーて、今日も練習しますか!」 ハマー「(練習!?)」 灯里は多様な技を持っている。一体、どんな練習をしているのだろうか。 灯里「よいしょ、よいしょっと」 愛用のオールを手にして、何度か船を漕ぐ動作をする灯里。 数秒後。 灯里「よし、練習終わりですっ☆」 アリア社長「ぷいにゅ〜」 ハマー「(速ッ!)」
[481]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/22(月) 02:47:07 ID:oavZqyzk 灯里「じゃ、次の練習ですー」 灯里は半身になって、オールを器用にクルクル回す。まるでチアガールが手にしているバトンのようだ。 それから何度か素振りを始めた。剣道のような素振りだ。 それは薙刀の型と、剣道の型、棒術の型。色々なものが混ざっていたものだったが。 だがハマーはそれらを知らないので、野球の練習でもしてるんだろう、くらいに思っていた。 ハマーにとって特に興味深くはなかったが、それでも映像を収めるのはプロ魂である。 灯里「『型』の練習も終わりにしましょう。やっぱり運動は筋肉も鍛えないと。社長ー」 アリア社長「ぷいにゅ?」 次の瞬間。灯里はアリア社長に蹴りを入れていた。二発、三発。次々と蹴りを入れていく。 アリア社長「ぷにゅ、ぷいにゅー…!」 灯里「我慢しなさい、男の子でしょ!」 アリア社長「ぷにゅ!」 そして。ハマーは恐ろしいものの撮影に成功する。 灯里「ていっ」 灯里が、足元のアリア社長をまたぐようにして…ヒールリフト。 頭上を越えて落ちてくる社長を、ノートラップで上空へドライブパス。 天井スレスレの高さで回転した社長が落ちてくるところに、ドライブシュート。 (アリア社長を)サイクロンである。
[482]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/22(月) 02:48:58 ID:oavZqyzk その速度は速くなく。だが鈍い輝きで、らせん状にアリア社長が空を飛んでいく。 灯里「むーん。ていっ」 そこに灯里が、手をアリア社長に向けて念じると。 彼女の手が蒼く輝き…アリア社長が空中で方向転換。ゆっくりとした速度で、灯里の蒼い手に吸い付いた。 アリア社長が放っていた鈍い輝きと、灯里の手が放っていた蒼い輝き。 それは対立するかのようにお互いが光を増したが…最後は灯里の蒼い輝きだけが残った。 その手に、アリア社長が張り付いている。 灯里「やった、やーりまーしたー。『気合』のディフェンスもバッチリですっ!」 アリア社長「ぷいにゅー☆」 アリア社長を抱きしめて頬擦りし、ぴょんぴょん飛び跳ねる灯里。 先ほどの『蹴り』さえなければ、愛らしい風景なのだが。 一連の騒ぎで目が覚めたのだろうか。マー社長が起き上がって…軽く、重心を下げた。 灯里「!」 アリア社長「ぷにゅ?」 アリア社長を手放す灯里。不思議そうに、地面に立つアリア社長。 次の瞬間。
[483]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/22(月) 02:50:33 ID:oavZqyzk マー社長「マァァアアアァアアアアア!!!!」 アリア社長「ぷいにゅぅうぅうー!?」 野獣が、アリア社長の下腹部を狙って噛み付いてきた。 いや、咄嗟にアリア社長も回避運動を取り、マー社長が噛み付いた場所はアリア社長のお腹だったが。 マー社長「……!!!!」←食いついてるので、喋れない アリア社長「ぷにゅ、ぷいーにゅ、ぷいにゅーー!!」 灯里「いえ、そう言われても。アリア社長、私、猫の言葉ってわかりませんし」 アリア社長「ぷいにゅー!!」 灯里「動物にとって、食事…アゴの力は生きていく上で必要です。マー社長、頑張ってくださいねー♪」 マー社長「……!!」 アリア社長「にゅー!!」 そこで 惨 劇 が行われていたが、灯里は平然としていた。 というか自分もアリア社長を蹴っていたので、その程度はいつものことなのかもしれない。
[484]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/22(月) 02:53:13 ID:oavZqyzk 灯里「さて。お部屋着、お部屋着ー」 ハマー「(む!? き、着替えが!)」 ここから先は、撮影失敗は許されない。 まだバッテリーは持つだろうが、灯里がゆっくり着替えたり、その後に裸体を晒し続けるかもしれない。 ハマーはカメラに新しいバッテリーをセットした。 これはアムロに頼んで、外付けできるよう、市販のカメラを改造してもらったのだ。 最初のバッテリーから使っていき、それが切れたら外付けバッテリーに切り替わる。 外付けバッテリー駆動が始まれば、使い切ったバッテリーのほうを普通に交換すれば良い。 長時間撮影、24時間監視(盗撮)を前提とした改造である。 ハマー「(準備万端でござる!)」 灯里「ふんふんふーん♪」 灯里はゆっくりとARIAカンパニーの制服を脱いで。 その下に着ていたのは、…制服だった。 ハマー「(!?)」 踊るような足取りで(いや、実際に少し踊りながら)。 クローゼットを開ける灯里。 その中にあったのは。大量の、同じ制服…に見えるのだが。 灯里「えーと、これは外出用だしこれは柔らかい寝巻き用だし、こっちが下着用で…あ、これですー」 灯里は部屋着に着替えたらしい。と言っても、今まで着ていた服と、まるっきり同じに見えるのだが。 ハマー「(裸の要素、全くなしでござる…)」
[485]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/22(月) 02:54:50 ID:oavZqyzk 灯里「それじゃあ、お風呂に行きましょう」 ハマー「(お風呂!?)」 灯里「昨日はあおいさん、この前は桜子さんのとこだったし…今日は女風呂にしましょうか」 そう。灯里の部屋にはお風呂がついていないのだ。 というか冷静になると、軍艦の部屋に個人用の風呂がついてることのほうが驚くことなのだが。 しかし実際にWBにはお風呂がついてるんだからしょうがない(セイラさんとミライさんは入ってた)。 後継機のアルビオンでは、パイロットのキースが共用の風呂から出てきたので。 (部外者と整備士のニナとモーラも共用風呂…シャワー) WBだけ豪華なのかもしれない。 ハマー「(しかし…女風呂とは厄介でござる!)」 あそこには、もともと盗撮カメラが常設してあるのだが。 いつの頃からか、男側で操作できないようになっていた。 またカメラが送ってくる映像も、アリア社長が走り回っている姿が『ループ』したものである。 そう。あのカメラは女側に奪われたのだ。 かと言って天井、床下からの潜入は。桜子が無数のクレイモア対人地雷を設置した結界。 桜子の部屋ほどの強固さはないが、それでもかなり厳重に守られている場所。 その桜子いわく「私、罠の解除方法には自信がないのよねぇ」。 誰がどうやって女風呂のメンテをしているかは、謎だ。
[486]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/22(月) 02:56:45 ID:oavZqyzk ハマー「(今の装備では、カメラであそこの映像は無理でござるな…)」 いくつか考えが浮かんだが、どうも無理だと思った。 せめて音声だけでも拾えれば… ハマーが色々と考えてる時だった。灯里が無造作に、アリア社長&マー社長に近づいて。 ひょいっと、マー社長だけをつまみあげた。 灯里「はーい、そこまでですよー。もし長風呂になって1時間とか経っちゃうと、アリア社長が死んじゃいます」 マー社長「マー…」 アリア社長「ぷにゅ、ぷいーにゅ…」 灯里「むー。だからそんなこと言われても、私は猫の言葉がわからないんですってばー」 アリア社長「ぷ、にゅ…」 灯里「もう。甘えんぼさんですねー。しょうがないです」 灯里はゆっくりと、床で倒れているアリア社長に近づく。 マー社長に噛まれたせいで、アリア社長のお腹の出血は激しかった。 床が、血で水溜りのようになっている。 灯里「……」 灯里の顔から、笑顔が消えた。 真剣な眼差しで、それはとても神秘的で。 ゆっくりと、蒼く光り輝く手で。怪我をしたアリア社長のお腹を撫でる。 何度か、撫でる。
[487]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/22(月) 02:58:10 ID:oavZqyzk ハマー「(一体、何を…)」 ぱぁっと灯里の表情に笑顔が戻って。そしてアリア社長が飛び跳ねるように元気に立ち上がって。 アリア社長「ぷいにゅ、ぷいにゅー☆ ぷいにゅー♪」 灯里「うふふ。もう大丈夫ですよー」 アリア社長「…ぷにゅ?」 灯里「これ以上は、やりませんよー。自己治癒能力を高めるのも訓練です。自分で頑張って傷を治してください」 アリア社長「ぷいにゅ…」 灯里「戦場 --イクサバ-- においては、それしきの傷は気合で治さないと、死んじゃいますよ?」 アリア社長「ぷいにゅ!」 灯里「その意気です! えっと、アリア社長とマー社長。私は今日、公衆浴場に行くので、ペット禁止です。 ごめんなさい、連れて行けません。明日は誰かの部屋で洗ってあげますからねー」 アリア社長「ぷいにゅ…」 灯里「ダメです。お風呂嫌いはダメダメさんです。それとマー社長…。 私がいない間に、アリア社長の『もちもちぽんぽん』に噛み付いたら、お仕置きですからねー?」 マー社長が、何度も頷きながら震えだした。どうやら、何かをされたことがあるらしい… 灯里「タオルと石鹸とシャンプーと。下着と着替えと…うん、大丈夫。それじゃ、お風呂へGO!」 見る人が見れば、なかなか驚く不思議なことを普通にやっている灯里だったが。 ハマーにとっては、全く興味がなかった。 …だって裸とか映せないんだもん。
[488]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/22(月) 02:59:53 ID:oavZqyzk ハマーが電脳通信をやっていれば、名無しの誰かの視覚情報をハッキングするところだが。 残念ながらハマーにそんな技術はない。 女風呂は天井、床下とも罠があり。 壁は傾斜装甲:空間装甲を取り入れたルナ・チタニウム製の装甲(ガンダムの装甲)で守られている。 予算、かけすぎだろ…。 ハマー「(しかしその頑丈さが命取りでござる! これだけ密閉すれば空気孔…通風孔がいくつか必要で。 メインのダクトに侵入できれば…。チューブの先にカメラだけつけて、通風孔を通せば…。 あるいはいっそ、睡眠ガスでも注入できれば…!)」 もう軽犯罪どころか、テロに近いレベルである。 しかしハマーの攻撃方法程度なら、女性陣は何か防御策があるだろう。 女風呂への侵入が今の装備では不可能と判断したハマーは、女風呂の手前の天井裏から。 カメラは一応撮影させたまま、今度はマイクに集中した。 声も、音も、空気の振動だ。少しでも拾えれば、後で増幅できる。 ハマーにはできないが、アムロあたりに頼めば渋々やってくれるだろう。 ハマー「(何か 喘 ぎ 声 とか、撮れるかもしれないでござる!)」 多分、共用のお風呂で喘ぐ人は少数派だと思うが、気持ちは理解できるところだ。
[489]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/22(月) 03:02:01 ID:oavZqyzk 女風呂は、最初のドアも防音設計になっている。 かつ脱衣所との間にもドアがあるので、正面からの録音は無理だろう。 ハマーは指向性マイクを、エアコンのダクトに向けた。 そこは、多少は無防備なようで。僅かに音を拾うことができた! 灯里が入っていった女風呂には、数人の女性がいるらしい。 名無しの人もいるだろうが…桜子とアリーナもいるようだ。 桜子「あら灯里ちゃん」 アリーナ「今日はココ?」 灯里「はひっ。修学旅行みたいで楽しいですしねー」 桜子「お風呂ある部屋を貸してもらえばいいのに」 灯里「日本人なら、銭湯って気もしますよ?」 桜子「まあ日本人じゃない人が、楽しそうなんだけどさ」 アリーナ「いやいやいや。コレ凄い発明よ!? 湯船で温まるなんて、私らの地方じゃ『修行』とか『健康法』だし」 桜子「そんなもんかなぁ…」 アリーナ「だいたい、女どうしだからって普通は裸でウロウロしないでしょ」 桜子「だって身体を洗うわけだし」 アリーナ「シャワーなら壁で区切るわよ、普通」 桜子「こういうお風呂には入らないの?」 アリーナ「そういう時は水着着るに決まってるわよ」 桜子「えー? お風呂だよ!?」 アリーナ「裸を他人に見られるのよ? …まあ私は見られるくらいどうとも思わないから、ココ来てるけど」 桜子「裸って…。日本にはヌーディストビーチ、多分ないけど」 アリーナ「アレは、こっちだって一部の人種なんだってば。いやいや、日本にあるという混浴が、それでしょ」 灯里「こういう時。インド人は…。……。なんでもないでーす」 #危うく、第二次日イ戦争が起きるところだった。
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24