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【運命の扉】ファイアーモリブレム34【開かれるとき】
[281]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/15(木) 12:25:13 ID:??? セシル「私からもどうかお願いします!約束したんです!全員で正騎士に、そして近衛騎士になると!」 ルーク「ぐっ……女の子にこれ以上無様な真似をさせられるかよ!たのむジェイガン様!いや、ジェイガン大明神!」 ロディ「第七小隊は常に共にあった。一人でも欠けることすら許されることではない」 セシル、ルーク、ロディも次々と頭を下げていく。その騒然たる光景に講師たちは言葉を失い立ちすくんでいた。 森崎「(ちっ……あいつら……なんてことをしやがるんだ……)」 ジョルジュの言葉が蘇ってくる。第三部隊に戦力を割きすぎたことが今回の失態の原因だと。 ライアンの失格の責任は自分の判断ミスも間違いなく絡んでいるのだ。 それを今、クリスたち若き従騎士たちが仲間を守るため、救うために恥を捨てて行動を起こしている。 森崎「(くそっ!教官として、アイツらを導いてきたものとして俺に出来ることと言ったら……!)」 クリスたちを助け、ライアンを庇うことか?だがそれは自らの失態を認めてしまうことである。 それにたとえライアンにチャンスを与えられたとしても他の従騎士たちにとってそれは不平等なものだ。 恵まれた環境に生まれてこなかった森崎だからこそ、彼らのような目立たぬ存在の苦しさも十分理解できてしまう。 人生の先輩として、後輩たちに何を伝え何を残せるのか。精一杯悩んだ末、森崎の出した結論。それは…… ☆どうしますか? A「見せてやる!これが俺のがんばり土下座だ!」自分も頭を下げてジェイガンに懇願する。 B「そんな都合のいいことを夢見てるんじゃない!」往生際の悪いクリスたちを止める C ジェイガンに視線を投げかけ無言の抗議を行う。 2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。
[282]森崎名無しさん:2011/09/15(木) 12:35:50 ID:24zViSsc B 結果は結果として皆を諭す。 その上でライアンに修行を施す。 できなければアベルにお願いするなり対応する。
[283]森崎名無しさん:2011/09/15(木) 12:40:17 ID:/EygSIYQ B
[284]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/15(木) 13:51:01 ID:??? >B「そんな都合のいいことを夢見てるんじゃない!」往生際の悪いクリスたちを止める 森崎「(仲間と一緒に正騎士に。そのためだったら自分の立場すら厭わない、か)」 美談である。しかし、甘い幻想でもある。特にキャプテンという立場に固執し 多くの手段を取り犠牲を強いてきた森崎にとってはクリスたちの行動は滑稽極まりないものに見えていた。 森崎「やめないかお前たち!」 クリス「森崎さん…!」 カタリナ「森崎さんからもお願いします!私たちは、皆で一緒に近衛騎士に…!」 森崎「そんな都合のいいことを夢見てるんじゃない!お前たちはもう正騎士に、一人前の王宮騎士団に選ばれてるんだぞ!」 ロディ「!」 セシル「そ…それはそうかもしれないですけど……でも、アタシたちは仲間で…」 森崎「試験の結果は絶対だ。合格したものは正騎士になり落ちたものは従騎士のまま。そうですよねジェイガンさん」 ジェイガン「……ああ、その通りだ」 ルーク「なんてことを言うんだよ森崎さん!アンタだって俺たち全員の合格を願っていたんじゃねーのかよ!!」 森崎「これが現実だ。実力の伴わないものは落ちぶれていく。そうならないためにお前たちは これまで厳しい訓練に耐え、学び、戦ってきたんじゃないのか? それともなんだ。気の合う仲間と馴れ合うために、お前は正騎士になりにきたのか?」 ルーク「ぐっ……!」
[285]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/15(木) 13:52:35 ID:??? ジェイガン「これまでの試験結果を考慮した故の結果だ。確かに光るものはあるものの、 まだ正騎士に昇格させるほどの実力を兼ね備えてはいないと判断した。 ……残念だが、近衛騎士団の話も無かったことにさせてもらうぞ」 カタリナ「そ、そんなァ……」 クリス「(森崎さんは私たちの味方だって信じてたのに……あんまりだよ、こんなの……!!)」 第七小隊の悲しみを帯びた視線が突き刺さるのを森崎は感じていた。だが、森崎は厳しい表情を崩さなかった。 森崎「(きっと俺は薄情な教官だとアイツらから恨まれるんだろうな。だが、俺は心を鬼にしてでもお前たちに伝えたいんだ。 実力の無いものは何時迄経っても栄光を掴みとることは出来やしない。 優しさだけでは乗り越えられない壁があるということを、今のうちに理解してくれ)」 優しさと甘えはまったく違うものだということを、森崎は彼らを信頼しているからこそ伝えたかった。 皮肉にも森崎もまた、自分への好感という犠牲を強いてクリスたちを助けようとしていたのであった。 ジェイガン「…それではこれにて合格発表は終わる。なお、正騎士の叙勲式についてだが…」 重苦しい雰囲気の中、ジェイガンが後日の予定を伝えようとする。しかしその時…… ????「諸君!まだ一勝負あるぞ!」 低く響く、しかしどこか穏やかな雰囲気もあるその老人の声の方を森崎たちは振り向いた。 森崎「モ……モロドフさん!?」 第七小隊の最終試験はライアンのみ落第という残念な結果となった。 嘆き悲しむ従騎士たちに、森崎は現実の厳しさを心を鬼にして説き伏せる。 だが、突如森崎たちの前に現れたモロドフによって事態は新たな展開を迎えることになる。 『前日編・森崎有三の7日間で分かる王宮騎士講座』 おわり
[286]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/15(木) 13:55:06 ID:??? ここで少し時間は遡る。アカネイアと日本の交流を繋ぐものとして サッカー協会の研修生として派遣されたモロドフは協会員の片桐宗正とレストランにて待ち合わせをしていた。 片桐「おまたせ致しました。モロドフ氏」 モロドフ「いえ、私もいま来たところですじゃ。もっともこのような台詞は逢引の時に相応しいものと思いますがの」 片桐「ふふ…冗談がお好きなお方ですね。それより、電話でも話したとおり 今日は有意義な企画が纏まりそうなので、その確認をお願いしたいのですが」 モロドフ「はい。それではお店の中へ入りましょうか」 その後、簡単な食事を取りつつ片桐はバッグから書類を何枚か取り出しモロドフの方へと差し出す。 片桐「以上、3チームほど選手を見繕っておきました。目を通しておいてください」 モロドフ「日本とアカネイア。2つの世界のプロサッカーリーグ同時開催を記念した親善大会ですか…」 片桐「はい。2年ほど前にアリティアカップという大会が行われたことは覚えておりますよね」 モロドフ「それはもちろん。主催国でありながら3位というものたりぬ結果では老いた脳でも忘れることはできません」 片桐「前大会のリベンジも兼ねて、ぜひ検討の程をお願いしたいのですが。 昨年のユース選考特別試合において、アカネイアの皆様のサッカーセンスは類まれなものだと認識しているのです。 双方のスキルアップも出来ることまちがいなしですよ」
[287]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/15(木) 13:56:27 ID:??? モロドフ「……なるほど。話はわかりました。確かにこちらとしても非常に興味深く有益なお話ですね」 片桐「先日のユース大会での優勝もあり、日本のサッカーに対する興味は確実に大きくなりつつあります。 他国の一流リーグに見劣りしない試合を行える地盤を、開催前に彼らに身につけてもらいたいのです」 モロドフ「うむ。まだサッカーの歴史も浅く未熟なものが多い我が国も同じことが言えるでしょうな」 片桐「それでは…!」 モロドフ「……一つ、条件をお願いしたいのですがよろしいでしょうか?」 片桐「ええ。私に出来る事でしたら」 モロドフ「……このリストの者たちにも招集をかけてやってください。 ユース大会を制覇し、大きな力を手に入れつつある今のあなた方協会の力ならば可能なことでしょう」 そう言うとモロドフはメモ用紙を片桐に手渡してくる。その名前の一覧を見た片桐は一瞬驚くもののすぐに笑と言葉を返す。 片桐「分かりました、お任せ下さい。それでは、一週間後に再びこのレストランにて」 モロドフ「ええ。両国のサッカーの反映を願う、素晴らしき大会にいたしましょうぞ」 アカネイア大陸への遠征。そして親善大会。この知らせはプロリーグ開催を待つ若きクラブチームに大きな波紋を起こすことになる。
[288]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/15(木) 13:58:21 ID:??? 〜南武フースバル練習場〜 新田「早田さん、聞きましたか?片桐さんからの例の話」 早田「ああ。まさかこんな形でアイツらと再戦できるとは思って見なかったな」 石崎「アカネイアのカワイコちゃんたちにまた会えるんだなあ。デヘヘ…」 ???「ほーう。その大陸の女の子はそんなに可愛いのか」 石崎「あ、キャプテン!そりゃあもうよりどりみどりで右も左も困っちゃうっすよ。 守備の機会がこれほど待ち遠しい相手はいないというかなんというか」 話の輪に入ってきたのはフースバルのキャプテンであり司令塔である小豆沢である。 石崎たち『黄金世代』よりも上の世代の中でも随一の技術を持つ優れたプレイヤーだ。 小豆沢「なるほど。これは陽子くんにも伝えて置かなければな。 チームマネージャーに敵チームの情報を教えておいて損はないだろう」 石崎「うへぇ!か、勘弁して下さいよ〜!」 事務室へ行こうとする小豆沢を追いかける石崎を、新田はしばらく楽しそうに眺めていたが徐々に顔に影を落としていく。 新田「……早田さん。俺たち南武フースバルに勝ち目はありますかね?」
[289]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/15(木) 14:00:43 ID:??? 日向が取り仕切るヒューガーが積極的に支援する私設クラブ『東邦タイガース』や 全日本ユース代表の多くが所属している『南葛ウイングス』に比べればどうしても戦力に不安を感じてしまう。 小豆沢のような優秀な選手は稀であり、お世辞にも他の選手からは彼ほどの技術も力も無いのが現状なのだ。 これも『黄金世代』のみに注力してきた日本サッカー協会にも原因の一途があるのだろうが。 早田「ある」 新田「そうですか!?うちは俺と早田さんと石崎さん、キャプテンぐらいですよまともなのは」 早田「そうかな?俺はある男に目をつけてる」 そう言うと、早田は練習に明け暮れているピッチの方へと視線を移す。 そこには休憩時間にもかかわらず元気よくボールを蹴る少年がいた。 早田「あいつは栗栖(くりす)。俺はあいつのプレイを見て翼を、そして……」 フースバルの すごい 新人→!card !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します ダイヤ→日向のような強靭さを思い出したぜ ハート→岬のような優れた技術を思い出したぜ スペード→三杉のような指揮力を思い出したぜ クラブ→松山のような粘り強さを思い出したぜ JOKER→森崎のような豪胆さを思い出したぜ
[290]森崎名無しさん:2011/09/15(木) 14:02:26 ID:??? フースバルの すごい 新人→ ダイヤ8 おや、並行世界の同一人物。
[291]森崎名無しさん:2011/09/15(木) 14:10:02 ID:??? 成長率の悪いベテランの自衛丸さんとか、コンクリも易々貫く怪力の志田さんとか 仮面被った黒衣の神湯さんとかもいるのか…胸熱。
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0ch BBS 2007-01-24