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【運命の扉】ファイアーモリブレム34【開かれるとき】
[286]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/15(木) 13:55:06 ID:??? ここで少し時間は遡る。アカネイアと日本の交流を繋ぐものとして サッカー協会の研修生として派遣されたモロドフは協会員の片桐宗正とレストランにて待ち合わせをしていた。 片桐「おまたせ致しました。モロドフ氏」 モロドフ「いえ、私もいま来たところですじゃ。もっともこのような台詞は逢引の時に相応しいものと思いますがの」 片桐「ふふ…冗談がお好きなお方ですね。それより、電話でも話したとおり 今日は有意義な企画が纏まりそうなので、その確認をお願いしたいのですが」 モロドフ「はい。それではお店の中へ入りましょうか」 その後、簡単な食事を取りつつ片桐はバッグから書類を何枚か取り出しモロドフの方へと差し出す。 片桐「以上、3チームほど選手を見繕っておきました。目を通しておいてください」 モロドフ「日本とアカネイア。2つの世界のプロサッカーリーグ同時開催を記念した親善大会ですか…」 片桐「はい。2年ほど前にアリティアカップという大会が行われたことは覚えておりますよね」 モロドフ「それはもちろん。主催国でありながら3位というものたりぬ結果では老いた脳でも忘れることはできません」 片桐「前大会のリベンジも兼ねて、ぜひ検討の程をお願いしたいのですが。 昨年のユース選考特別試合において、アカネイアの皆様のサッカーセンスは類まれなものだと認識しているのです。 双方のスキルアップも出来ることまちがいなしですよ」
[287]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/15(木) 13:56:27 ID:??? モロドフ「……なるほど。話はわかりました。確かにこちらとしても非常に興味深く有益なお話ですね」 片桐「先日のユース大会での優勝もあり、日本のサッカーに対する興味は確実に大きくなりつつあります。 他国の一流リーグに見劣りしない試合を行える地盤を、開催前に彼らに身につけてもらいたいのです」 モロドフ「うむ。まだサッカーの歴史も浅く未熟なものが多い我が国も同じことが言えるでしょうな」 片桐「それでは…!」 モロドフ「……一つ、条件をお願いしたいのですがよろしいでしょうか?」 片桐「ええ。私に出来る事でしたら」 モロドフ「……このリストの者たちにも招集をかけてやってください。 ユース大会を制覇し、大きな力を手に入れつつある今のあなた方協会の力ならば可能なことでしょう」 そう言うとモロドフはメモ用紙を片桐に手渡してくる。その名前の一覧を見た片桐は一瞬驚くもののすぐに笑と言葉を返す。 片桐「分かりました、お任せ下さい。それでは、一週間後に再びこのレストランにて」 モロドフ「ええ。両国のサッカーの反映を願う、素晴らしき大会にいたしましょうぞ」 アカネイア大陸への遠征。そして親善大会。この知らせはプロリーグ開催を待つ若きクラブチームに大きな波紋を起こすことになる。
[288]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/15(木) 13:58:21 ID:??? 〜南武フースバル練習場〜 新田「早田さん、聞きましたか?片桐さんからの例の話」 早田「ああ。まさかこんな形でアイツらと再戦できるとは思って見なかったな」 石崎「アカネイアのカワイコちゃんたちにまた会えるんだなあ。デヘヘ…」 ???「ほーう。その大陸の女の子はそんなに可愛いのか」 石崎「あ、キャプテン!そりゃあもうよりどりみどりで右も左も困っちゃうっすよ。 守備の機会がこれほど待ち遠しい相手はいないというかなんというか」 話の輪に入ってきたのはフースバルのキャプテンであり司令塔である小豆沢である。 石崎たち『黄金世代』よりも上の世代の中でも随一の技術を持つ優れたプレイヤーだ。 小豆沢「なるほど。これは陽子くんにも伝えて置かなければな。 チームマネージャーに敵チームの情報を教えておいて損はないだろう」 石崎「うへぇ!か、勘弁して下さいよ〜!」 事務室へ行こうとする小豆沢を追いかける石崎を、新田はしばらく楽しそうに眺めていたが徐々に顔に影を落としていく。 新田「……早田さん。俺たち南武フースバルに勝ち目はありますかね?」
[289]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/15(木) 14:00:43 ID:??? 日向が取り仕切るヒューガーが積極的に支援する私設クラブ『東邦タイガース』や 全日本ユース代表の多くが所属している『南葛ウイングス』に比べればどうしても戦力に不安を感じてしまう。 小豆沢のような優秀な選手は稀であり、お世辞にも他の選手からは彼ほどの技術も力も無いのが現状なのだ。 これも『黄金世代』のみに注力してきた日本サッカー協会にも原因の一途があるのだろうが。 早田「ある」 新田「そうですか!?うちは俺と早田さんと石崎さん、キャプテンぐらいですよまともなのは」 早田「そうかな?俺はある男に目をつけてる」 そう言うと、早田は練習に明け暮れているピッチの方へと視線を移す。 そこには休憩時間にもかかわらず元気よくボールを蹴る少年がいた。 早田「あいつは栗栖(くりす)。俺はあいつのプレイを見て翼を、そして……」 フースバルの すごい 新人→!card !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します ダイヤ→日向のような強靭さを思い出したぜ ハート→岬のような優れた技術を思い出したぜ スペード→三杉のような指揮力を思い出したぜ クラブ→松山のような粘り強さを思い出したぜ JOKER→森崎のような豪胆さを思い出したぜ
[290]森崎名無しさん:2011/09/15(木) 14:02:26 ID:??? フースバルの すごい 新人→ ダイヤ8 おや、並行世界の同一人物。
[291]森崎名無しさん:2011/09/15(木) 14:10:02 ID:??? 成長率の悪いベテランの自衛丸さんとか、コンクリも易々貫く怪力の志田さんとか 仮面被った黒衣の神湯さんとかもいるのか…胸熱。
[292]森崎名無しさん:2011/09/15(木) 14:12:41 ID:??? 残念、神湯さんは登録名として「支離薄」を名乗っているからそちらで呼ぶように。
[293]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/15(木) 14:57:14 ID:??? >>290 オリキャラ繋がりということで、アカネイアのクリスに選ばれなかった性別の方を フースバル所属の『キャプ翼4』のオリキャラにすることにしていました。 >>291 漢字でも登録できそうな名前の人も結構いますよねw佐治くんとか馬路くんとか… >>292 いっそのことシーズンごとに登録名を変えてみるのはどうでしょうか?来年は地郁くんだ! ============ フースバルの すごい 新人→ ダイヤ8 >ダイヤ→日向のような強靭さを思い出したぜ その少年は今はイタリアセリエAの名門、ユベントスに鳴り物入りで入団した 日本の誇るストライカーこと日向小次郎を想像させるような姿をしていた。 日に焼けた健康的な肌、肩まで捲り上げられた袖口から見えるその逞しい腕は 彼の強靭なフィジカルの強さを物語っているようだ。 早田「あいつのプレイは翼のようなセンスと日向のような強靭さを思い出させたぜ」 少年がネットに蹴り込むボールの音は明らかに他の選手と違っていた。 ネットが悲鳴をあげるように軋むその光景から、 栗栖という少年にとんでもないシュート力が秘められていることが伺える。 新田「……確かに、他の先輩方たちに比べれば幾分マシかも知れませんね」 自分にはない天性的なキック力に少し嫉妬しつつも、新田は冷静に戦力を分析する。 確かに彼の力があれば、他の強豪にも互角に持ちこめられるかもしれない。 栗栖「(もう少しだ。もう少しであのシュートが完成する…!)」 ドゴッ! ド ゴ ッ ! ド ゴ ッ ! 豪快なフォームから繰り出されるそのシュートは不可思議な軌道を描きながらも多大な威力が備わっていた。
[294]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/15(木) 14:59:13 ID:??? 早田「噂じゃあの日向の師匠でもある吉良耕三氏の秘蔵の教え子だとかなんとか言われてるらしいぜ。 その豊富な資金力で有力な外人選手を確保している東邦に入らず、うちに来てくれたのは大助かりだぜ」 新田「得点力はいくつあっても困らないですからね。…でも、エースストライカーの座はそう簡単に渡せませんよ」 早田「へへ…あんまり後輩イジメはすんなよな?」 新田「失礼な!森崎さんじゃあるまいし、そんなことはしませんよ」 早田「ははは、あいつのは愛情の裏返しってやつじゃねーの?」 新田「ど、どうだか…!(森崎さんに見せてやるんだ。進化した俺のスピードサッカーを!)」 先日の特別試合で森崎との蟠りは解かれたのか、新田の森崎への恨みは殆ど無くなっていた。 こうして冗談として過去の遺恨を口に出せるようになったのが何よりの証拠である。 早田「(待ってろよ森崎!特別試合の借りはこの大会で晴らさせてもらうぜ!)」 親友との熱い戦いを胸に、早田と新田は栗栖の練習へと混ざっていくのだった。
[295]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/15(木) 15:00:53 ID:??? 〜南葛ウイングス練習場〜 ?????「ここかァ…ミサキの故郷ってやつは」 その男は肩をいからせ、堂々とした足取りで指定された練習場へと向かっていく。 協会の指示により、他国のリーグに研修を命じられるのはよくある話だが まさか新リーグ開催を控えた新生プロクラブに呼ばれるとは思って見なかったこの男。 しかし、同時に伝えられた親善大会の話を聞き二つ返事で了承することになった。 早苗「お待ちしていました。遠路はるばるようこそ。私はチームマネージャーの中沢早苗よ。 元フランスユース代表ストライカー…ルイ・ナポレオンくん。歓迎するわ」 ナポレオン「おう!俺が来たからには得点には事欠かせねぇぜ。 百発百中、狙った得物は逃さない。俺のキャノン砲が火を噴くぜ!」 ワールドユース大会にて日本に屈辱的な敗戦を喫し、評判を大きく下げたフランスの大砲がそこにいた。 あの大会後、ピエールは自分の力の無さを嘆くように黙々とサッカーに打ち込む毎日を送っている。 全てはあの日失われたかつての栄光を取り戻さんため。尻でセービングされたという汚名を払拭せんがため。 なによりも、森崎のいるチームと再び相まみえられるこの機会を逃さんため。 ナポレオンは古巣シャンゼリゼに別れを告げ、岬の紹介もありこの『南葛ウイングス』へと移籍することになったのだ。 早苗「それじゃあチームの皆に紹介するから、ついてきて」 ナポレオン「(サッカー後進国とは既に過去の話になりやがった日本の新設クラブか。 主な戦力はユース代表や地元の有力な大学生という話らしいが……)」 簡単な自己紹介が行われ、ナポレオンは早速ウイングスの練習へと参加する。 その中でナポレオンの目に止まった存在がいた。それは…
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0ch BBS 2007-01-24