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【運命の扉】ファイアーモリブレム34【開かれるとき】
[289]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/15(木) 14:00:43 ID:??? 日向が取り仕切るヒューガーが積極的に支援する私設クラブ『東邦タイガース』や 全日本ユース代表の多くが所属している『南葛ウイングス』に比べればどうしても戦力に不安を感じてしまう。 小豆沢のような優秀な選手は稀であり、お世辞にも他の選手からは彼ほどの技術も力も無いのが現状なのだ。 これも『黄金世代』のみに注力してきた日本サッカー協会にも原因の一途があるのだろうが。 早田「ある」 新田「そうですか!?うちは俺と早田さんと石崎さん、キャプテンぐらいですよまともなのは」 早田「そうかな?俺はある男に目をつけてる」 そう言うと、早田は練習に明け暮れているピッチの方へと視線を移す。 そこには休憩時間にもかかわらず元気よくボールを蹴る少年がいた。 早田「あいつは栗栖(くりす)。俺はあいつのプレイを見て翼を、そして……」 フースバルの すごい 新人→!card !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します ダイヤ→日向のような強靭さを思い出したぜ ハート→岬のような優れた技術を思い出したぜ スペード→三杉のような指揮力を思い出したぜ クラブ→松山のような粘り強さを思い出したぜ JOKER→森崎のような豪胆さを思い出したぜ
[290]森崎名無しさん:2011/09/15(木) 14:02:26 ID:??? フースバルの すごい 新人→ ダイヤ8 おや、並行世界の同一人物。
[291]森崎名無しさん:2011/09/15(木) 14:10:02 ID:??? 成長率の悪いベテランの自衛丸さんとか、コンクリも易々貫く怪力の志田さんとか 仮面被った黒衣の神湯さんとかもいるのか…胸熱。
[292]森崎名無しさん:2011/09/15(木) 14:12:41 ID:??? 残念、神湯さんは登録名として「支離薄」を名乗っているからそちらで呼ぶように。
[293]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/15(木) 14:57:14 ID:??? >>290 オリキャラ繋がりということで、アカネイアのクリスに選ばれなかった性別の方を フースバル所属の『キャプ翼4』のオリキャラにすることにしていました。 >>291 漢字でも登録できそうな名前の人も結構いますよねw佐治くんとか馬路くんとか… >>292 いっそのことシーズンごとに登録名を変えてみるのはどうでしょうか?来年は地郁くんだ! ============ フースバルの すごい 新人→ ダイヤ8 >ダイヤ→日向のような強靭さを思い出したぜ その少年は今はイタリアセリエAの名門、ユベントスに鳴り物入りで入団した 日本の誇るストライカーこと日向小次郎を想像させるような姿をしていた。 日に焼けた健康的な肌、肩まで捲り上げられた袖口から見えるその逞しい腕は 彼の強靭なフィジカルの強さを物語っているようだ。 早田「あいつのプレイは翼のようなセンスと日向のような強靭さを思い出させたぜ」 少年がネットに蹴り込むボールの音は明らかに他の選手と違っていた。 ネットが悲鳴をあげるように軋むその光景から、 栗栖という少年にとんでもないシュート力が秘められていることが伺える。 新田「……確かに、他の先輩方たちに比べれば幾分マシかも知れませんね」 自分にはない天性的なキック力に少し嫉妬しつつも、新田は冷静に戦力を分析する。 確かに彼の力があれば、他の強豪にも互角に持ちこめられるかもしれない。 栗栖「(もう少しだ。もう少しであのシュートが完成する…!)」 ドゴッ! ド ゴ ッ ! ド ゴ ッ ! 豪快なフォームから繰り出されるそのシュートは不可思議な軌道を描きながらも多大な威力が備わっていた。
[294]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/15(木) 14:59:13 ID:??? 早田「噂じゃあの日向の師匠でもある吉良耕三氏の秘蔵の教え子だとかなんとか言われてるらしいぜ。 その豊富な資金力で有力な外人選手を確保している東邦に入らず、うちに来てくれたのは大助かりだぜ」 新田「得点力はいくつあっても困らないですからね。…でも、エースストライカーの座はそう簡単に渡せませんよ」 早田「へへ…あんまり後輩イジメはすんなよな?」 新田「失礼な!森崎さんじゃあるまいし、そんなことはしませんよ」 早田「ははは、あいつのは愛情の裏返しってやつじゃねーの?」 新田「ど、どうだか…!(森崎さんに見せてやるんだ。進化した俺のスピードサッカーを!)」 先日の特別試合で森崎との蟠りは解かれたのか、新田の森崎への恨みは殆ど無くなっていた。 こうして冗談として過去の遺恨を口に出せるようになったのが何よりの証拠である。 早田「(待ってろよ森崎!特別試合の借りはこの大会で晴らさせてもらうぜ!)」 親友との熱い戦いを胸に、早田と新田は栗栖の練習へと混ざっていくのだった。
[295]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/15(木) 15:00:53 ID:??? 〜南葛ウイングス練習場〜 ?????「ここかァ…ミサキの故郷ってやつは」 その男は肩をいからせ、堂々とした足取りで指定された練習場へと向かっていく。 協会の指示により、他国のリーグに研修を命じられるのはよくある話だが まさか新リーグ開催を控えた新生プロクラブに呼ばれるとは思って見なかったこの男。 しかし、同時に伝えられた親善大会の話を聞き二つ返事で了承することになった。 早苗「お待ちしていました。遠路はるばるようこそ。私はチームマネージャーの中沢早苗よ。 元フランスユース代表ストライカー…ルイ・ナポレオンくん。歓迎するわ」 ナポレオン「おう!俺が来たからには得点には事欠かせねぇぜ。 百発百中、狙った得物は逃さない。俺のキャノン砲が火を噴くぜ!」 ワールドユース大会にて日本に屈辱的な敗戦を喫し、評判を大きく下げたフランスの大砲がそこにいた。 あの大会後、ピエールは自分の力の無さを嘆くように黙々とサッカーに打ち込む毎日を送っている。 全てはあの日失われたかつての栄光を取り戻さんため。尻でセービングされたという汚名を払拭せんがため。 なによりも、森崎のいるチームと再び相まみえられるこの機会を逃さんため。 ナポレオンは古巣シャンゼリゼに別れを告げ、岬の紹介もありこの『南葛ウイングス』へと移籍することになったのだ。 早苗「それじゃあチームの皆に紹介するから、ついてきて」 ナポレオン「(サッカー後進国とは既に過去の話になりやがった日本の新設クラブか。 主な戦力はユース代表や地元の有力な大学生という話らしいが……)」 簡単な自己紹介が行われ、ナポレオンは早速ウイングスの練習へと参加する。 その中でナポレオンの目に止まった存在がいた。それは…
[296]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/15(木) 15:02:52 ID:??? ウイングスの すごい 邂逅→!card !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します ダイヤ→ウイングスのエースストライカー、来生である。 ハート→ウイングスのキャプテンであり司令塔の井沢である。 スペード→ウイングスの攻撃の要、滝である。 クラブ→ウイングスの守備の要、高杉である。 JOKER→似ているのは髪型だけか?岩見である。
[297]森崎名無しさん:2011/09/15(木) 15:03:30 ID:??? ウイングスの すごい 邂逅→ クラブ3
[298]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/16(金) 20:50:15 ID:??? ウイングスの すごい 邂逅→ クラブ3 >クラブ→ウイングスの守備の要、高杉である。 ナポレオン「(俺たちに屈辱的な敗戦を塗りたくった日本のプロクラブとはどんなものかと身構えてみりゃあ…)」 静岡県の中でもサッカーに対して最も積極的に活動している南葛市。 今回、日本にプロサッカーリーグが設立すると聞いて一番にチーム結成を謳ったのも南葛市長だった。 他のクラブチームとは違い、企業母体を持たない純粋市民参加型のこの特殊なチームは かつての『黄金世代』の仲間たちを主に集め、来たるプロリーグ開催に備えて練習に励んでいるというのだが… ナポレオン「(全日本ユースの連中がいるとは聞いていたが、どれも本大会じゃ見たことねえ控えの連中ばかりじゃねぇか)」 だが、拍子抜けしたナポレオンの目を鋭くさせる存在が現れる。 ゴール前に立ち、積極的に周りに支持を出しながらもシュートコースを制限させる巧みな守備を見せるDFがいたのだ。 高杉「中里走れ!お前の持ち味はカットからの素早い切り返しなんだ!」 中里「御意!」 高杉「岩見、もっと積極的にプレスを仕掛けてもいいぞ。後ろは俺とメクネスさんが守り切るからさ」 岩見「ああ!」 メクネス「ふむ。だいぶ視野が広くなったな高杉。先週に比べて見違えるような成長だ」 高杉「へへ…ありがとうございます」 ナポレオン「(あいつは…?)」 回りこむようにして、その巨漢DFの背後に立つ。ユニフォームには高杉という名が記されていた。
[299]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/16(金) 20:51:28 ID:??? ナポレオン「(うちのルストよりもいい動きしてんじゃねーの。…いっちょ試してみるか) ヘイ、マネージャー!ボールひとつよこしな!」 早苗「え?あ、ちょっと、今はシュート練習じゃ…!」 早苗の静止を振り切り、足元のボールを素早く掠め取るとナポレオンは高杉のいるゴール前へと駆けていく。 ナポレオン「おい!そこのデカブツ!」 高杉「デカブツって…俺のことか?」 中里「このチームに高杉殿より大きな選手は存在しないでござるよ」 岩見「…気を付けろよ高杉。あのナポレオンって奴はサッカー誌でも有名な札付き野郎だって噂だぜ」 ナポレオン「俺の見たところ、このチームで一番まともそうなのはお前みたいだからな。 どうだ?フランスリーグで猛威を振るってきた俺の『キャノンシュート』を受けてみる気はないか?」 井沢「あ、あいつ〜!キャプテンかつ司令塔であるこの俺を無視して何故高杉に!?」 滝「まあまあ。ちょっと面白そうだから様子を見てみようぜ」 来生「へん。なんだかんだであいつは森崎に尻でシュートを止められるようなヘタレだろ?たいしたことないっての」 修哲トリオが囃し立てる中、高杉はその細い目を少し釣り上げながら言葉を返す。 高杉「…いいだろう。俺もこのチームの守備の要という自負はある。 だが、もしも俺が勝ったらちゃんとマネージャーの指示通りに練習に励むんだ」 ナポレオン「へっ、随分な自信じゃねぇか。おもしれえ」
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0ch BBS 2007-01-24