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銀河シュナイダー伝説8 〜集結篇〜
[978]外伝〜銀河森崎伝説〜@スレタイ募集中:2011/09/21(水) 22:33:01 ID:YGl3z1I2 ???「お〜来た来た、命知らずなヒヨッコども」 やや色黒な肌に立派な黒い髭を生やした男が数十人しかいない教室へ入ってくる。 モリサキ「あ〜!?サレムのおっさん!!」 見覚えのある顔。モリサキが問題を起こすたびに担当していた教官が何故か姿を現す。 アル・サレム「おっさんではない。前任の第9艦隊指令殿が大将昇進したので私が引き継ぐ事になった。 本来ならヒヨッコどものために一々学校まで顔を出す提督などいないのだが、折角の教え子達だ。 上司の顔を忘れないように!」 今までは異なる凛々しい表情でそう話す。 モリサキ「……」 アル・サレム「さて…我が第9艦隊の初仕事はエル・ファシルの奪還だ。奪還するだけなら それほど難しい事ではないが、今回の命令は施設及び家屋の破壊を最小限にせよ、とのことだ。 その意味はわかるな」
[979]外伝〜銀河森崎伝説〜@スレタイ募集中:2011/09/21(水) 22:34:02 ID:YGl3z1I2 マツヤマ(つまり、大気圏外からの攻撃は出来ない。降下して占領するしかないという事か) アル・サレム「その顔、流石にわかっているようだな。今回の任務は通常の艦隊戦と強襲揚陸作戦を 同時に行うしかない。もし、片方でも手間取ったら帝国が無差別に爆破してしまう可能性が高いからな。 つまり、君らは降下部隊に配属されるわけだ。奪還自体の成功率はかなり高い。…しかし、 施設被害を最小限にするという前提を充たせるかどうかは君ら次第。これから僅かな間だが、 訓練を惜しまないように!」 一同「ハッ!!」 作戦を先に教えられた事で気の引き締まった数十人は同盟式敬礼で答えるのだった。
[980]外伝〜銀河森崎伝説〜@スレタイ募集中:2011/09/21(水) 22:35:04 ID:YGl3z1I2 モリサキ(まさかあのサレムのおっさんが上司とは。いや、まあそれはいいとして作戦開始までの間、 少しだけ訓練する期間があるというのは幸運だ。…さて、どんな訓練をしようか?) どんな訓練をさせますか? A.肉弾戦の可能性が高いな。格闘能力を鍛える。 B.射撃戦の可能性が高いだろう。射撃能力を鍛える。 C.大気圏内の航空戦が起きるだろう。空戦能力を鍛える。 D.そんなの関係あるか!来るべき将来のため統率能力を鍛える。 E.そんなの関係あるか!来るべき将来のため攻撃能力を鍛える。 F.そんなの関係あるか!来るべき将来のため守備能力を鍛える。 G.そんなの関係あるか!来るべき将来のため機動能力を鍛える。 H.マツヤマが万が一でも死なないように訓練の手伝いをしてやる。 I.その他 先にID表示で2票入ったものを選択します。 ※シュナイダー篇とは異なる進行をしています。
[981]森崎名無しさん:2011/09/21(水) 22:36:39 ID:llzgTiko C しかし、「亡」って亡命だよね? 「亡」くなるだったら面白いがw
[982]森崎名無しさん:2011/09/21(水) 22:37:40 ID:S7jph6+w C
[983]外伝〜銀河森崎伝説〜:2011/09/29(木) 23:41:40 ID:bOTUfrhE リアルのごたごたと、本編後用の構想データが古いものになっていたミスを修正するのに手間取り 長い間放置してしまいました。すみません。 本日より再開します。 >>981 はい。ワカバヤシさんは中の人の想定シナリオでは銀河帝国に亡命してくるはずでした。 で、シュナイダーがイゼルローンかフェザーンに赴任していればかなりの確率で保証人として 彼を取り込むことが出来たのですが、モリサキの行動と、シュナイダーがどちらにも行かなかった事で 彼はモリサキサイドの仲間として人生は修正されることになりました。 目立てる可能性がつぶれたという観点から見れば彼にとって良いことともいえませんがw C.大気圏内の航空戦が起きるだろう。空戦能力を鍛える。 モリサキ(…大気圏内の戦闘において制空権を得たものが勝利するというのはセオリーだろう) そう考え、シミュレーターによる訓練を開始するのだった。 〜〜〜
[984]外伝〜銀河森崎伝説〜:2011/09/29(木) 23:43:20 ID:bOTUfrhE そして慌しく時は過ぎ去り5月。 既に入隊式や一連の形骸化されたオリエンテーションも終わり、モリサキの所属する第9艦隊は 訓練も兼ねたワープ移動を繰り返し、エル・ファシルまで残り僅かな距離まで迫っていた。 モリサキ「…で、降下部隊の指揮は誰が取るんだ?」 艦隊指令であるアル・サレムが降下部隊の指揮まで取れるだけの余力があるとは思えずそんな事を 隣で地道に訓練を繰り返していたマツヤマに尋ねる。 マツヤマ「さあ?幕僚会議では既に決まっているようだけど、まだ新兵である俺たちの耳までは 入ってきていないな。ま、末端である俺たちは部下を出来るだけ死なせないように、最大限の 効率を発揮するだけさ」 モリサキ「部下…ねぇ。まあ、100人くれ!というつもりはないが、副官も含めて僅か12人。 これじゃサッカーの紅白戦も出来ねーぜ」
[985]外伝〜銀河森崎伝説〜:2011/09/29(木) 23:44:21 ID:bOTUfrhE 慣性制御による2Gの空間の中、それでもまるで何事も無いかのように振舞うモリサキと、その中で 汗だくになりながら両手持ちの戦斧をひたすら振り回すマツヤマの会話は誰にも聞かれてはいない。 マツヤマ「まあいいんじゃないか?新米少尉という立場でも付き従ってくれる仲間というのは悪くない ものだぞ。実際は俺たちのボディーガードみたいなものらしいが」 モリサキ「金を賭けて育てた金の卵を死なせるわけにはいかないってか。…実戦経験を 知らないという意味ではそのとおりだが、気に入らないな。」 それはお前は士官学校卒だから、部下を壁にしてでも生きろと言っているようなものである。つまり、 人の生命は平等ではないといっているに思えて気持ち悪いものがある。 マツヤマ「だからこそ俺たちが彼らを守る必要があるんだろ。俺たちも生きて部下も生きる。 そして作戦も達成させる。…単純な事だろ」
[986]外伝〜銀河森崎伝説〜:2011/09/29(木) 23:45:21 ID:bOTUfrhE モリサキ「ケッ!一々正論だな。そんなことはわかっている。わかってはいるが…最大限の効果を 得るためには、仲間を殺すという選択もある。その選択を強要された時、俺やお前にそれが出来るのか?」 マツヤマ「その質問は正確ではないな。まず絶対条件としてそうなる前の選択で正しい選択を しなければいけないということだ。仲間を見捨てるという選択肢がでない作戦を選び、結び、そして 勝たなければいけない。……と、そろそろ時間だな。半舷休息。次はモリサキの番だよ」 そう笑いながらモリサキの「意味が違いだろう」という文句の声を聞き流し、巨大な片刃の斧を 渡してくるのだった。 〜〜〜
[987]外伝〜銀河森崎伝説〜:2011/09/29(木) 23:46:48 ID:bOTUfrhE 〜〜〜 そして6月に入る僅か数日前…ついに第9艦隊はエル・ファシル駐留軍と接触を果たす。 ゴゴーーン!!ビーーービイーービーーー!! 本来ほぼ真空空間であるはずの宇宙空間では艦内に直接的な被害が出ない限り無音である。 が、人間としての感性がどうしてもそれに慣れないため、そして危険であるという認識を聴覚をもって 直接的に知る事が出来るようにするため、ある程度の周りの状況は機械制御の合成音で危険を知らせてくる。 モリサキ「さて、では行くか。」 マツヤマ「…死ぬなよ?」 モリサキ「お互いにな」 そう短く言葉をかわすと、大型輸送艦に牽引されていた強襲揚陸艇におのおのが乗り込む。
[988]外伝〜銀河森崎伝説〜:2011/09/29(木) 23:47:49 ID:bOTUfrhE 全く知らない者たちよりも多少は見知った仲間が近くにいた方が能率的に動けるだろうという上層部の 判断によってマツヤマ率いる第48小隊は惑星防衛管制司令部、モリサキ率いる第58小隊は そのすぐ近くにある宇宙防衛管制司令部を占領する事は事前に連絡が入っていた。 …とはいっても、僅か10数人で一つの施設を占拠できるはずは無く、そのほとんどは専門的な陸戦隊 の猛者である装甲機動歩兵隊や水上部隊、降下専門部隊などで構成されており、モリサキやマツヤマは 実際にはおまけのようなものである。 モリサキ「さてさて…見た目よりは軽いが、視界に問題があるんだよな」 揚陸艇の中、そんな文句を言いながら、自分には似合わないクリーム色のそれを着込むモリサキ。 フライング・サッカーのGK服も中々に厚手であるがフルフェイスのマスクカバーまでつけた装甲服は その比ではなく、どちらかというと瞬発力で戦うモリサキには向かないものだった。 ビルト「まあまあ少尉殿。装甲服無しではブラスターの一撃で致命傷を受けてしまいますので何卒何卒」 モリサキの言葉を聞いていた配下の1人がそんな事を言いながらパーツ分けされた装甲服を渡してくる。 モリサキ「ああ、ビルトか。あんがと」 そういいながら素直に受け取るモリサキ。
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0ch BBS 2007-01-24