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【崩落のステージ】Another-C_8【 前篇 】
[599]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/10(木) 13:44:19 ID:??? フィレンツェに来て間もない頃の新田の事が、三杉の脳裏に思い返された。 三杉(当時の新田はストライカーとしての自信を喪失し、己の限界を感じていた。 フランス国際にて知った世界レベルのストライカーとの差で、劣等感と焦りに苛まれていた。 強いシュート撃つ事を諦め…脚を活かすFWになるしかない、スピードで戦うしかない道はない、と。 そんな状態であった新田を、コーチがどのように口説いたのか・・・それは三杉の知る所では無い。 しかしその誘いを受けイタリアへ来たという事は、新田がジョアンの事を信じ、 そしてジョアンに見込まれた事実に縋っていた事とイコールだった筈である。 また三杉の目からは、ジョアンの方も新田の指導は殊更に熱心に映っていた。 三杉(そう・・・後天的に身に付けるのが難しいボールタッチ技術を粘り強く修正させるなんて、 並の入れ込みではない。 あと2人がよく話している姿も見かけたな・・・。 当時コーチに疑念を抱いていた僕は、よくない企みに新田を巻き込もうとしていると疑ったが・・・ 今思えば、あれはメンタル的に不安定だった新田へのケアだったのかも知れない。) 実力も自信もなくゴールだけに躍起だった新田が、気がつけば自在性のあるFWになっていた。 それだけでなく、原初の目的だった強力なシュートをも再び求めるようになる程に余裕を得ていた。 三杉も幾らかの助言は与えたが、あれだけで新田の成長がこれほど鋭角にはなったとは思えない。 新田自身の努力も然ることながら、心身両面でジョアンのサポートが大きかったと想像がつく。
[600]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/10(木) 13:47:06 ID:??? 三杉(そのコーチが突然去って行った・・・後ろ首を引かれる様子を欠片も見せずに。 しかもコーチは、今度試合をするその相手のチームの監督に決まっているという・・・) ここまでの事を脳内でリピートし、三杉は新田の気持ちになって考えようとした。 信頼していた師に裏切られ、捨てられたような気分・・・のような気がしないでもないが・・・。 残念ながら三杉には客観的な思考がどうしても排せなかった。 即ちジョアンが言ったように“これがプロの世界”であり、プロチーム=会社という認識である。 そこに個人の感情は何の意味も為さない。 三杉(ふむ・・・・・・。 新田が認識を正しく出来るような道筋で励ますのが比較的良いか・・・。) 彼はこの場合において、新田と感情を共有して慰める方法はとても取れないと判断した。 それが器用に出来れば新田を自分に心酔させる結果もあったであろうが・・・ 今は新田が正しい認識をし、冷静な判断を取り戻せるよう促す努力を決める。 三杉「新田、ちょっと・・・。」 新田「・・・・・・・・・なんですか?」 席を立った三杉はその足で新田を呼び止めていた。
[601]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/10(木) 13:50:50 ID:??? 三杉「ええと・・・ジョアンコーチの事なんだが。」 新田「コーチの・・・?」 三杉「ああ、僕はコーチが僕等を切り捨てたわけじゃないと思う。」 新田「・・・なんで・・・なんでそんな事が言えるんですか?」 三杉「コーチの言った通りだからさ、これがプロの世界での日常だ・・・ってね。 実際に僕はその通りだと思ったし、コーチも他意あって僕らの指導を投げたと思えない。 だから・・・お前はなるべく早く切り替えるんだ。」 新田「そんな事・・・」 先着で ★選択は最善でした。→!card と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。 《ダイヤ》 ペナA、ペナB共に消失 《ハート》 ペナA(全能力-1)消失 《スペード》 ペナB(試合開始時ガッツ100消費状態)消失 《クラブ》 ペナB半減 《クラブA》 効果なし 《JOKER》 ダイヤの結果+ボーナス
[602]森崎名無しさん:2011/11/10(木) 13:51:28 ID:??? ★選択は最善でした。→ ダイヤ9
[603]森崎名無しさん:2011/11/10(木) 13:53:57 ID:??? うわぁ相手メンバーが大会オールスターなだけじゃなくて、メンバーがペナルティ抱えた状態なのか…こりゃキツイ
[604]森崎名無しさん:2011/11/10(木) 14:01:24 ID:??? んー、この後の展開を考えるとむしろ最善だとおもう。 本当に完全フルの状態でのフィオを虐殺するレベルだと、本番でも勝てないぞw (原作ハンブルグ戦に翼も若林もいなかったことと同じ構造)
[605]森崎名無しさん:2011/11/10(木) 14:36:52 ID:??? なお相手は烏合の衆の模様
[606]森崎名無しさん:2011/11/10(木) 16:57:13 ID:??? さてブンブンは赤札を引けるかな
[607]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/10(木) 17:00:25 ID:??? >>603 ホッホッホ、私(フィオレンティーナ)はまだ2回の変身を残していますからね。 今のが全力だとは思わないことです。 ・・・ていう精神状態でいれば平気ですよ☆ >>604 ペナがなくとも虐殺レベルのつもりの実力差で組んでいます、実は。 ただこのスレは依然として、戦い方にって実質の実力差が当てにならなくなる性質がありますけれど。 >>605 ジョアンコーチによる耳寄り情報、という訳ですね。 >>606 ブンナークの安定さは異常なくらいですが・・・さて? ============================================= > 選択は最善でした。→ ダイヤ9 > 《ダイヤ》 ペナA、ペナB共に消失 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新田「そんな事…本当の所がどうなのかは、判らないじゃないですか。」 三杉「ああ、その通りだ……しかしな新田。」 感情が先に立った人間が、今の言葉だけで納得する筈がないと… これを予想していた三杉は次の論法に繋げようとした。 しかし驚いた事に、新田はそんな三杉を手のジェスチャーで制した。 そしてなんと三杉の予定とは逆に、彼の方が話し始めるではないか。
[608]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/10(木) 17:01:30 ID:??? 新田「けれど俺にだって、そう考えなくちゃいけないってのは判っています。 さっきの態度も『プロの姿勢はどうあるべきか』を教える最後のレッスンだった… そういう風に受け取るつもりです。」 三杉「新田…! お前……」 新田「コーチが本当は何を考えていたとしても、俺にとっては絶望から掬い上げてくれた恩師です。 そしてコーチが指導してくれた技は、シッカリと俺のサッカーに息づいていますから。 だから明後日はコーチに俺の全てを見せてやるつもりです、安心して下さい。」 三杉「ああ、判った。 これからも頼りにしている。」 新田「ふふ、任されます。」 三杉(驚いた…極限状態の時こそ、その人物の本質が見えると言われているが… これほど肝が据わっているとは正直思っていなかっ……いや、育てられたのか。 プロとしてのメンタルを、あのジョアンコーチに…。) コーチによる新田の育成は、全ての面で非の打ちどころがなかった… そういう感想を三杉は持たざるを得なかった。 今の新田はJrユースの頃とはまさしく別人、一個のプロとして踏み出すラインに立っている。 コーチから離れた後も、自ら道を選び成長しくのだろう…そう信じられた。 ※次回テストマッチにおける新田のペナが全て消失しました。
[609]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/10(木) 17:04:20 ID:??? 三杉(さて、次はブンナークへのフォローだな。 彼の場合だと………) 今度は新田とは対照的なくらい頑強そうで大柄な、色黒の少年に目をやった。 これまでもメンタル的に散々心配とケアを余儀なくされてきた、フィオレンティーナ最強ストライカー… シンプラサート・ブンナークは、コーヒーカップの柄を握ったまま虚空を見つめている。 この野菜王子に劣らぬ豆腐メンタルに対し、三杉が考える最善のストーリーは… A アンザーニ監督なら大丈夫だ、無事退院できると信じよう。 B アンザーニ監督の復帰は絶望的・・・これからは僕達自身で考え、進まなければならないんだ。 C ジョアンコーチの事はもう忘れるんだ、これからは僕が指導してやる。 D コーチは僕達を切り捨てた訳じゃない・・・これがプロの世界なんだ。 E そんな事よりジェラート食べに行こうぜ。 F そんな事より財布を買いに行こうぜ。 G ブンナーク、俺達にあの紫のユニフォームは眩しすぎるとは思わないか? H お前の真摯な態度はむかつく程だぜ、しかし人の心を動かすそのオーラはなんだ? I 行けブンナーク、お前の行く手には俺達の未来がある。 跳べブンナーク、何も恐れぬお前のクールなガッツを見せてくれ。 『2』票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
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0ch BBS 2007-01-24