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【パーフェクト】キャプテン霊夢14【覚醒教室】
[975]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2011/11/07(月) 01:09:52 ID:??? アリス「はい、こんな感じね。後はこれを果物につけるも良し、焼き菓子につけるも良し、 型に入れて冷やして固めるも良し。ここから先は各々の好みによって分かれてくるわね」 霊夢「……聞いてるだけで頭痛くなってきた」 簡単だとは思っていなかったが、ここまで面倒な手順が必要だとは思っていなかった。 細かい温度の調節なんてやったことがないし、出来るのかな……と不安になる霊夢。 アリス「慣れればチョコレートをかき混ぜた時の感触で温度が分かるようになるんだけど……。 さすがにいくら勘の良い霊夢でも最初からは無理だろうし、この温度計を使うのが良いと思うわ。 それじゃあ、今度は霊夢がやってみて頂戴。大丈夫、最初から上手く出来る人なんていないわ。 製菓用のチョコレートはとりあえず私の家にあるものを使ってくれて構わないわ」 霊夢「う、うん。分かった。ありがとう」 戸惑いながらも、とりあえず取り組んでみる霊夢。これだけ親身になって細かく教えて貰っているのだから、 霊夢としても真剣にならざるを得ない。ある意味弾幕戦やサッカーの試合よりも緊張した表情で、 霊夢はチョコレート作りに取りかかるのだった。 そして3時間後。そろそろ日も暮れようかと言う頃。 霊夢「……ふぅ、こんな感じかしら?」 アリス「……」 霊夢「ん?どうしたの、アリス?……も、もしかしてまた失敗?」
[976]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2011/11/07(月) 01:11:05 ID:??? 何度も失敗を繰り返したものの、ようやく形になったそれを見て満足げに頷く霊夢。 そんな霊夢をアリスは呆然と見ていたが、やがてポツリとつぶやく。 アリス「……貴方っていつも思うけど、本当に何でも出来るのね。 普通、初めての人が一日だけでこんなに上手に出来ないわよ?」 アリスが驚くのも無理はないだろう。目の前にある霊夢が作ったチョコレートは、 それこそお店に売られていても何の問題もないと思う程の出来だったのだ。 霊夢「そ、そうかしら?……でも、アリスのと比べると形も味も全然まだまだじゃない」 アリス「一日で抜かれたらショックで寝込むわ!……コホン、とにかく貴方洋菓子作りの才能あるわ。 私が言うんだから、自信持って良いわよ。それじゃ、今日はこれくらいにして片付けましょうか」 霊夢「ええ、今日は本当にありがとう。今度何かお礼させてもらうわね」 アリス「ふふ、そうね。楽しみにしてるわ。あ、ちゃんと結果は報告しなさいよ!」 霊夢「う……わ、分かったわよ」 御世話になった手前、嫌と言うことも出来ずに頷く霊夢。 こうして、霊夢の洋菓子作りの特訓は大きな成果を持って終わるのだった。 ※霊夢がスキル『料理上手Lv1』を習得しました!何かの役に立つかもしれません! ※アリスに一つ借りが出来ましたが、アリスなので理不尽な要求はしません。
[977]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2011/11/07(月) 01:12:44 ID:??? アリスにお礼を言って分かれた後、霊夢は人里に来ていた。 本番で作るための、製菓用のチョコレートを購入する為である。 同じ年頃の女の子が楽しそうに騒いでいる店に自分が入る、というのは 中々に勇気のいる行為ではあったが、ここまで来て下がってはいられない。 幸いにも、特に霊夢のことを気に留める人はいないようだ。 彼女達にとっては、博麗の巫女だろうが一人の女の子にしか見えないのである。 霊夢はアリスの家にあったものと同じ、製菓用のチョコレートを探すと、 それは案外簡単に見つかった。 霊夢「(えーと……結構高いわね。一人分買うとすると……大体300円くらいか。 うちのチームが私を含めて17人だから、自分以外の分を作るとしたら、16個必要ね)」 失敗する可能性を考えなければ、買うのは16個で足りる。 問題は他の人に上げるかどうかだ。一応お金は持っているので、買えないことはない。 霊夢「(うーん、どうしようかしら?)」 霊夢の所持金:15100円(2月末のお賽銭も含んでいます) A チームメンバーの分だけで良いか(16個購入します。1人分で300円なので、4800円消費します) B その他(購入したい数を明記して下さい。他のキャラにも渡したい場合等はこちらでお願いします) 先に2票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
[978]森崎名無しさん:2011/11/07(月) 01:14:34 ID:xcmZu5Eg B予備含めて20個買う
[979]森崎名無しさん:2011/11/07(月) 01:26:19 ID:Si11eGLc B 予備含めて20個買う+華扇にも渡す
[980]森崎名無しさん:2011/11/07(月) 01:27:41 ID:c9Mwefdw B 予備含めて20個買う+華扇にも渡す
[981]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2011/11/08(火) 23:30:28 ID:??? >>68さん 乙ありです!その一言が励みになります。 B 予備含めて20個買う+華扇にも渡す 最初はチームメイト分だけを買おうと思っていた霊夢だが、少し多めに作っておいても損はないし、 と考えて少し多めに購入しておくことにする。 霊夢「(失敗する可能性もあるかもしれないし、少し余分に買っておいた方が良いわね) え、えーと、すいません、これを下さい」 店員「はい、ありがとうございます。6000円になります」 若い女性店員さんにお金を支払う霊夢。元々そこまで重い物でないとは言え、 さすがにこれだけ買うと相当の重量感がある。 霊夢「(あ、そういえば……せっかくだし、あいつにも渡してみようかしら)」 霊夢の脳裏に浮かんだのは、シニョンキャップをつけた仙人の顔。 茨木華扇。真面目で説教臭いくせに何処か抜けていて、色々な表情を見せてくれる。 サッカーをする前からたまに神社に来ていた彼女だが、今は不定期に霊夢に修行をつけに来る。 友人と言って良いかすら分からない奇妙な関係だが、お世話になっていることは事実だ。 日頃の感謝、というのは少し大げさかもしれないが、チョコをプレゼントするくらいは良いだろう。 霊夢「(うん、そうね。来るかどうか分からないけど、家は知ってるんだし 来なかったらこっちから行ってやればいいんだわ。そうしましょう)」 喜ぶかどうかは別として、面白いようにうろたえる華扇の姿が用意に想像出来てしまい、 思わず笑みが浮かんでしまう霊夢だった。 ※クーベルチュール・チョコレートを20個分購入しました!資金が6000円減りました!(残り9100円)
[982]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2011/11/08(火) 23:31:29 ID:??? 空「あ、霊夢お帰り―」 心「キャプテン、御帰りなさい」 焔「お帰りー!」 午後の7時頃、博麗神社に戻った霊夢を空と心と焔が順に出迎える。 少し前までは考えられなかった光景に、なんだか不思議な気持ちになる霊夢。 だが、悪い気はしない。少し顔が緩むのを自覚しつつ、言う。 霊夢「ただいま、皆。遅くなってごめんね」 空「そうだよ!もうお腹ペコペコー!」 霊夢「別に待ってなくても良かったのに……」 自分のせいで夕飯が遅くなってしまったことに多少申し訳ない気持ちなる霊夢だが、 3人の後ろから出て来たルナサが苦笑しながら言う。 ルナサ「一応居候している身だからな。家主に断りもなく夕食を取るというのも…… というのは冗談として、これだけの人数がいるのに霊夢に一人で夕食をさせる のも何だか悪い気がしてな。皆で待っていたんだよ」 霊夢「……そっか、ありがと」 空「そうだよー!地霊殿だと、皆が揃ってる日は皆で一緒に『いただきます!』するんだから!」 焔「私もおなか空いた!早く食べようよー!」 霊夢「はいはい、それじゃ行きましょっか」 心「あ、あの、今日は私も少しお手伝いしたんですよ!」 霊夢「そうなんだ。それじゃ、楽しみにしてるわね」 5人連れ添って居間に戻り、遅めの夕食を取るマリオとヨッシーFCのメンバー。 その食卓からは、1年前の博麗神社からは考えられない程の賑やかな声が響き渡るのだった。
[983]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2011/11/08(火) 23:32:32 ID:??? 霊夢「(さてと……そろそろ良いかしらね?)」 チームの皆にばれないように、夕食の片付けが終わってしばらくした後に台所を使うことにする。 チョコのことは話していない。せっかくだし、ギリギリまで秘密にしておこうかと思ったのだ。 ちなみに早苗は今日は用事があるとのことで、片づけが終わった後に、守矢神社の方に帰って行った。 念の為明日の予定を確認したところ、夕方前にはこちらに戻ってくるとのことなので、そこで渡せば良いだろう。 チームメンバーも明日はほとんどが自分の家に戻る予定があるようなので、 彼女達にチョコレートを渡すとしたら朝食の前辺りが良いかな、と考える。 霊夢「うん、心達はもう寝てるみたいだし、ルナサ達は夜は台所は使わないから大丈夫かな。 白蓮やナズーリンはちょっと分からないけど……」 まあバレたらバレたでその時はその時、と楽観的に考えて、チョコ作りを開始することにする。 悩みすぎるのは自分の主義に合わない。 アリスに借りた料理用温度計を使って、湯煎を行う。大分慣れて来たとは言え、 一度失敗してしまったら駄目になってしまう為、慎重に温度を測る。 幸い、練習の成果か特に失敗するようなこともなく、テンパリングを終えることが出来た。 霊夢「うん、ここまでは順調ね。っていうか、こんなの専用の温度計なしで 後はこれをどうするかだけど……アリスみたいなのはさすがに無理よね」 アリスもバレンタインデーに備えて色々な物を作っていた。単に型に流して固めるだけの物ではなく、 桜桃やイチゴなどの表面をチョコレートでコーディングしたものや、木の実を砕いて形を整え、 それを溶けたチョコレートに漬け込んで、何やら人形を象った細工菓子のようなものまで作っていた。 本当に手先が器用だなぁと少し羨ましく思ったものだ。
[984]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2011/11/08(火) 23:34:22 ID:??? 霊夢「ま、ここで冒険したってしょうがないし、普通に作りますか」 さすがに霊夢にアリス程の技術はない。それに果物等の材料も揃っていないので、 ここは大人しくアリスの家から借りてきた型に流し込んで固めることにする。 霊夢「(しかし、型と言っても色々あるわね……。どれにしようか迷うわ)」 アリスから借りて来た型の数の多さに悩みながらも、霊夢は一つずつ丁寧にチョコを創り上げていく。 ウサギ達にはウサギの型にホワイトチョコで目と口と象った物を作った。 ルナサ達は、それぞれの楽器の型が無かったので、音符の型を使ってみた。 ナズーリンには杖の型、妖夢には剣の型、空は鳥の型、とそれぞれのイメージに 合わせて型にチョコレートを流し込んでいく。 そして、最後の一つ。早苗の分を作ろうとした時、霊夢の手がぴたりと止まる。 霊夢「……」 目の前にあるのはハートの型。これ以上ないくらい単純明快な型だ。 渡されたは良いものの、まだこれを使った型は作ってはいない。 霊夢「(ど、どうしようかしら……流石にちょっとこれを使うのは恥ずかしいけど……)」 A ええい、女は度胸だ!これを使ってやる! B い、いや、流石にそれはやめておいて、無難な型を使おう。 C その他(何か案があれば明記して下さい。面白そうな型があれば指定もOKです) 先に2票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
[985]森崎名無しさん:2011/11/08(火) 23:38:52 ID:5kJ4EiXI C ウシ柄 ……はさすがに無茶なので A
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0ch BBS 2007-01-24