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銀河シュナイダー伝説10 〜星海篇〜
[291]銀河シュナイダー伝説:2011/10/24(月) 00:00:21 ID:b9+zhuGI B.流石に重荷を1人で背負いすぎだ。困った事があればいって欲しいと望む。 シュナイダー「……少尉、それは流石に背負いすぎだ。確かにクロイツァー少尉の任務は 私を補佐すること。確かにそこに私情はいらない。だが、それでは私が困る。前にもいったかもしれないが、 君が倒れたら困るのは私なのだ」 恐らく彼女には感情論は通じない。この一年半共に仕事をすることで学んだことの一つである。 モニカ「…そうですか」 その言葉に彼女はどうしたものかと悩む。彼はたった1年半で中佐にまで昇進した門閥貴族である。 彼自身の能力も高いものであることは理解しているが、だとしてもそれが性格には何の関係もない ことも理解できる。つまるところ、彼の言葉を鵜呑みにし不満を訴えた結果、身の不幸を呼び起こす事に なりかねないというのは、着任一年目から変わらぬ思いであり、実際今現在もその思いから ねぎらいの言葉に対し『たいしたことではありません』と遠まわしに述べたのである。
[292]銀河シュナイダー伝説:2011/10/24(月) 00:01:21 ID:b9+zhuGI だがこの1年半でわかった事もある。彼は私個人にはあまり興味をもっていないが、任務遂行のために 体調を心配する事は出来るという点である。つまるところ女としては見ていないが、部下としては 見てくれており、倒れない程度には面倒を見てくれるという点である。 …まあ、地味なデスクワークをあまりしてくれないという根本的な負担軽減に気づかないのは 貴族らしいといえばそれまでだが。 とにかくつまり、この中佐の言葉は事実なのだろうとは感じるのだった。 モニカ「…そうですね。確かに報告の不備、連絡の不備、相談の不備、いずれも無かったわけでは ありません。わかりました。次の任務からは逐次報告させてもらいます」 シュナイダーの言葉に今度からは問題があったら報告しようと思うエメラルド・グリーンの瞳を もつ彼女だった。 〜〜〜
[293]銀河シュナイダー伝説:2011/10/24(月) 00:02:24 ID:b9+zhuGI 〜〜〜 長い旅も終わる。軍艦のような乗り心地をあまり重視しないワープとは異なり、何時跳躍したのか 外窓のシャッターが閉まる事以外のことではほとんど気づけない静かな亜空間跳躍航法は短距離 長距離をあわせ14回におよび、首都星、帝都オーディンの上空まで近づいていた。 そして旅人達に快適さを与えていた空間も、徐々に下船準備に必要な手続きのために一時的に 閉鎖されていきシュナイダーたちも皆と同様に下船の準備をしていた。 シュナイダー「忘れ物は…ないか」 メッツァ「…アメニティグッズをいくつか持っていくか。ロザリーの土産にもなるし」 モニカ「中尉、それでしたらこのシャンプーがきっと奥方様に喜ばれますよ」 シュナイダー(……流石に一月近くも一緒にいると少なからず交友関係が結ばれるものだな) メッツァとモニカが喧嘩したり冷戦状態になったらどうしようか?と思っていただけに 今回の異動を兼ねた旅は良い結果をもたらしたようだ。年上で階級の高いメッツァに対し 礼儀正しく接するモニカはメッツァにとっても悪い事ではなく、そして彼が妻帯者であるという 事実がモニカに安心感を与えたのだろう。 そんなことに安堵したシュナイダーは、中央港に着くとそのまま荷物を運送業者に頼むと 二人を引き連れ、憲兵総本部へ向う事にする。 〜〜〜
[294]銀河シュナイダー伝説:2011/10/24(月) 00:03:24 ID:b9+zhuGI 〜〜〜 そこは軍事施設が密集する地区の一角。一際壮麗な統帥本部の隣にある施設で高さ自体は他の 軍施設と同様せいぜい一般家屋の2階建て程度といって良いだろう。むしろ、その施設の中枢は 地下に置かれ、まるで蟻の巣の如く広がっていた。 シュナイダー(次の勤務地はここか…) 左右後方に寡黙なオスヴァルト・メッツァ中尉と眉目秀麗なモニカ・クロイツァー少尉を引きつれ 高速エスカレーターで地下数十メートルの位置まで一気に下がっていく。 迷路というよりも迷宮と表現がぴったり来るその施設は所謂『狙われやすい』施設でもあるため 位置関係を記した地図となるようなものは一切用意されておらず、各部署もアルファベットと 数字の組み合わせによってのみ示されている。つまりは、非常に迷いやすかった。
[295]銀河シュナイダー伝説:2011/10/24(月) 00:04:27 ID:b9+zhuGI シュナイダー(………) ようやくたどり着いたのは豪奢さに壮麗さを混ぜたような重厚な両扉。折角迷宮のようなつくりにしたのに これでは意味が無いなと苦笑したくなる心を平静にさせると規律正しくノックをし、「入れ」という 言葉と同時に扉を開く。 シュナイダー「カールハインツ・フォン・シュナイダー中佐。ただいま着任しました!」 敬礼の動作と共にそう宣言する。目先にいるのは老齢の大将。名をクラーマーという憲兵総監である。 クラーマー「よくこられた子爵殿。僅か1年で中佐まで上り詰めたその手腕、我が憲兵隊でも 遺憾なく発揮していただきたい。」 クラーマーという男も貴族である。しかし、門閥というにはやや足りない位置におり、そういう意味では シュナイダーという男を蔑ろにするわけにはいかなかった。…それがたかが中佐という有象無象の 地位にいるだけの男だとしても。
[296]銀河シュナイダー伝説:2011/10/24(月) 00:05:27 ID:b9+zhuGI シュナイダー「ハ!閣下にご指導いただき、帝国皇帝陛下のため粉骨砕身の覚悟であります!」 それをなんとなく知るシュナイダーだったが、それでも礼儀をわきまえない彼ではない。 口上と建前を完璧にこなし、後ろに控える二人も同じように敬礼を行う。 クラーマー「うむ。このオーディンは陛下の威光もあり平穏そのものじゃ。じゃが、虫けらというものは いくら叩いても何時もどこからか湧き出てしまう。子爵殿には期待しておるぞ」 そういうと、すぐ傍にいた副総監に合図し、送りとどかせるのだった。 〜〜〜 副総監の名はオッペンハイマー伯爵。黒髪に立派な黒髭を称えた少壮の男であり、 その年齢でその地位というのは、能力が高いか、生まれが良いかのどちらかに思えた。 オッペンハイマー中将「詳しい説明は他のものから聞けば良いが憲兵隊の主な任務は知っているな?」 わざわざ副総監が見送るという状況に緊張していたシュナイダーに対しての気遣いだろうか、 通路を歩きながらそんな事を尋ねてくるオッペンハイマー中将。
[297]銀河シュナイダー伝説:2011/10/24(月) 00:06:28 ID:b9+zhuGI シュナイダー「ハ!軍隊内における独立部隊であり、軍隊内部における事件、事故の解決を行う部署だと 認識しています!」 オッペンハイマー「まあ、それも正解といえば正解か。だが、ほとんどの場合は治安維持と 要人の護衛、それに式典会場の警備など、どちらかといえば地味な部署だ。まあ、部署が部署だけに 様々な情報の集まるところだから、将来のためには一度は経験をしていた方が良いだろう。」 硬くなっているシュナイダーに、はっはっは、と笑いながらそんな事を言ってくる。そこに必要以上な 気安さを感じてしまうが、とっつきにくいよりは何倍もマシだろうと静かに聞くことにする門閥子爵。 オッペンハイマー「あとこれも重要なことだが、クライネルト伯爵夫人を妹に持つ卿ならば ここである程度勲功を積めば、『宮廷警備兵』に抜擢される事もある。幾つかの制限が あるとはいえ宮廷内を自由に移動できる権利をもてるからそれを目指すのも良いだろう。 まあ、それはすべて君達次第だ。私を超え憲兵総監を目指すもよし、陛下直属の『親衛隊入り』 を目指すもよし。すべては君次第だよ」 最後まで笑いながらそんな事をいうオッペンハイマー中将だった。 〜〜〜
[298]銀河シュナイダー伝説:2011/10/24(月) 00:07:28 ID:b9+zhuGI 帝国暦481年10月 任務ターン メッツァ「遅くなったが俺が副官になるから能力がかなり変わる。注意するべきだ」 そういうのは司令部入り口で待ち受けていたオスヴァルド・メッツァ中尉。 モニカ「今回は関係ありませんが、能力の補正を得られるのはその補正値が一番大きい人物のみです。 たとえば、運営能力が120と122の副官がいた場合、その両者の補正率が50%であれば 122の副官の補正を得、120の方が60%、122の方が50%であった場合、120の副官の 補正を得ることになります。」 シュナイダー「つまり、補正の補正は得られないということだな。」 と、そんな説明口調の会話をする。 副官 オスヴァルド・メッツァ中尉 ●身体能力93 ●格闘能力72 ●射撃能力119 ●空戦能力100 ●統率能力99 ●機動能力93 ●攻撃能力95 ●守備能力90 ●運営能力53 が加わりました。 〜〜〜
[299]銀河シュナイダー伝説:2011/10/24(月) 00:08:28 ID:b9+zhuGI 憲兵隊における任務は毎回決まっているわけではない。また、暇な時は『任務として』訓練を 行う事が出来るのは艦長職とは非常に大きい違いといえるだろう。 受付「今月行われる任務は以下のとおりです。いずれかをお受けください」 違った。非常に大きい違いはそれだけではなく、受付などに『女性士官』がいるということだ。 これでモニカの精神的負担も随分と改善される事だろう。 どの任務を受けますか? A.デスクワークを行う(必ず成功。後方系経験+2固定、勲功値は運営能力に依存) B.内治安維持を行う。 (運動値と格闘値もしくは射撃能力で判定。但し何事も無ければ判定はなしで、運動系経験+2。勲功値並) C.要人護衛を行う。 (官位が高ければ高いほど、護衛される人物の地位が高くなりやすくなります。運動系経験+、勲功?) D.事件捜査を行う。 (イベントではありません。後方系もしくは指揮系経験+ 勲功中の上) E.訓練を行う。 (裏工作以外のすべての訓練をダイス1個で行える。(運動系は120、その他は最大能力100まで) F.サボる。(休日ターンが2回になります。勲功値減少) G.特務任務に志願する。 (イベントが起きる…かも。タイプは様々だが基本的には自身では選べず、1/4でスカ。また2ヶ月以上の 長期任務になる事もある。全ての能力が一定以上であった方が望ましい。難易度、勲功、経験なども様々) ●身体能力91(88) ●格闘能力73(73) ●射撃能力109(94) ●空戦能力90(75) ●統率能力98(96) ●機動能力93(92) ●攻撃能力97(97) ●守備能力103(103) ●運営能力91(83) ●外交・情報収集力100(100) ●政治能力98(98) ●裏工作能力95(95)●人脈4230 ●コネクション455 ●一時資産16 ●恒久資産6(うち消費2) ●勲功値663(NEXT800) ●運動系経験5 ●指揮系経験8 ●後方系経験0
[300]森崎名無しさん:2011/10/24(月) 00:13:46 ID:V/PoGIXM B
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0ch BBS 2007-01-24