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銀河シュナイダー伝説10 〜星海篇〜
[90]銀河シュナイダー伝説:2011/10/21(金) 21:28:05 ID:HZs7OO1Q >>86 激減するといっても、通常の任務から考えるとびっくりするほど手に入りますよ。 ただ、論功おいて最も功を上げたのはシュナイダーではなく、ぶっちぎりで彼になるので 名を挙げるという意味では確かにそのとおりです。 >>87 そうですね。あくまで結果論ですが、カルツが副官にいるのならば別の展開になった可能性も 充分ありえます。 >>88 これは大チョンボの可能性があるのではっきりいっておきます。 彼に階級が上だからそれを利用して有利に運ぼうとか、コネや権力を使って威圧しようとか 決して思わないことです。表面上はしたがっているでしょうが、彼の一挙手一投足に常に目を向け 頭をフル回転させておかなければ『気がついたら犯行者になっていた』とか『投獄された』等、 考えられうる不幸なことが全て起こりえます。 ヒントではなく対策となりますが、彼と出会ってしまったら『対峙する』か『無視する』の二択だと 思った方が失敗は少ないでしょう。
[91]銀河シュナイダー伝説:2011/10/21(金) 21:30:01 ID:HZs7OO1Q B.触らぬ神になんとやら。道を譲る。 シュナイダーにとっての幸運は学生時代に彼の深さの一端を知ることが出来た事だろう。 でなければ、単なる中尉である彼に対して『何もしない』という選択が起きうるはずが無かったからだ。 去ろうとしていく彼の背中を歯噛みしながら見つめるシュナイダー。一方、彼の中では、やはり シュナイダーという人物は『駒としては失格』と判断され、良くも悪くも興味の範疇から外れていく。 〜〜〜 装甲服内の除湿装置が彼の脂汗を引かせるにはそれでも数分を要した。 ニコライ「艦長…いま、中尉を名乗る人物が出て行きましたが…放っておいて良かったのですか?」 シュナイダーの命令どおり完全防音を施された扉の先で入り口付近を守っていた水雷長が こちらに話しかけてくる。
[92]銀河シュナイダー伝説:2011/10/21(金) 21:31:03 ID:HZs7OO1Q シュナイダー「ああ。やつには手を出すな。アレは既に人ではない……」 ニコライ「人で無い?マシーナリィか何かですか?」 少なくとも公式上はいないとされる『機械化歩兵』……旧時代における歩兵戦闘車に搭乗していた 歩兵という意味ではなく、文字通り体を機械に託した市民権すら捨てられた消耗備品としての 彼らのことでは?と勘違いするニコライ。 シュナイダー「……いや。言葉どおりの意味だ」 あえて説明する必要を感じないシュナイダーは短くそういい残すと既に戦場に残る意義を失い、 頭を抑えられたことで戦意を失いつつあるこの司令部が静まるまで静かに時が過ぎるのを 待つことになる。 〜〜〜
[93]銀河シュナイダー伝説:2011/10/21(金) 21:32:27 ID:HZs7OO1Q 〜〜〜 結論から言えば、この戦いにおいて『首謀者』たる地球教を語る過激派はシュナイダーの潜入した 惑星防衛司令部ではなく、メディア広報情報部が設置された電波塔の地下に隠れ潜んでいた。 ドゥーコフ「なるほど…そういうことか」 協力的な軍人であり、決定的な情報をもたらしたリーベルト中尉とはいえ、いきなり提督に 合わせるようなヘマはしない。フェザーン人の血が混ざっているイワン・ドゥーコフ少将は 彼から受け取った資料を持って作戦を変更、首謀者を確保する事に成功しいてもなお、 注意を怠ってはいなかった。 最も既に首謀者の彼は自害しており、その懐に入っていた綿密な計画書と、様々なバックアップ支援が 書かれていた情報を持って、彼を『操り人形である首謀者』と断定したのだが。 作戦開始から終了まで僅か3時間32分。予測していた時間を大きく短縮し、尚且つ人の死の数を 予定の半数にまで減らす事が出来たのは一重にヨハン・リーベルトが着任してから4月の叛乱発生まで に書き留められた数々の資料によるものだった。
[94]銀河シュナイダー伝説:2011/10/21(金) 21:34:08 ID:HZs7OO1Q 彼の洞察力と観察力は正確というよりも精密なものであり、そこから導き出される推論に非の打ち所は なく、ある意味において事実から半ば強制的に算出したライマル・フォン・ニコライ中尉のたてた作戦の 杜撰さがちらつくほどである。 リーベルト中尉「お役に立てて光栄です。ですが、市民達の暴動はまだ収まっていません。出来る事ならば 彼らに罪は無く、本当に打つべきは『地球教』を名乗る叛徒どもであることを提督にお伝えして いただきたいのです」 市民が事実を知るには小さすぎる騒動も一段落したところで、そう乞う彼の姿は真摯であり、 誠実さを醸し出していた。 ドゥーコフ「わかっている。提督は聡明な方だ。悪いようにはしない」 任務の成功は既に惑星防衛司令部に備え付けられているFTL(エフ・ティー・エル)と呼ばれる 超光速通信をもって発信しているのだが、本当の意味での成功は乗ってきた揚陸艦に再び乗り込み アーデルンカッツ艦隊に戻るところまでといえるだろう。故に現在は再び艦中の人となり、 艦隊に再合流すべく移動している。
[95]銀河シュナイダー伝説:2011/10/21(金) 21:35:55 ID:HZs7OO1Q もちろん支配下においた惑星防衛司令部の管理のために10数名の屈強な戦士を残してきては いるのだが、『首謀者』は消え去り、流血帝の御世における様々な悪行がメインメディアから 『罠であり誤報であった』と流れた事で市民達の士気は目に見えて落ち込んでいったため、 それでも充分という判断だ。 特に誤報と宣伝したのに、『首謀者の仲間』である広報部から何の反応も無いことがそれを 事実だと市民に思わせるには充分な効果をもたらしているだろう。 そのあたりの情報はシュナイダーにまで伝わってきていない。ただ帰投に際し、 『首謀者は地球教団を名乗る所属不明者。しかし、ヨハン・リーベルトの数ヶ月に渡る調べによって 近い将来には全てが明るみに出るであろう』という事のみである。 ニコライ「………」 シュナイダー「………」 すし詰めだった往路も帰りはやや空いている。理由を考えるのは精神衛生上よろしくないので 頭を空っぽにしているが、『何かが違う!』と彼を苛ませる思考の塊が常に頭の中をちらつく。 しかし、行動に移すための確信は無く、あの資料を受け取らなかったのは自分自身である。 だからこそ、これでよかったのだと。自分に言い聞かせるシュナイダーだった。 〜〜〜
[96]銀河シュナイダー伝説:2011/10/21(金) 21:36:57 ID:HZs7OO1Q 〜〜〜 リザルト 作戦立案補佐(佐官) 勲功値+150 勝利(佐官) 勲功値+60 少数占領成功ボーナス(佐官) 勲功値+50 個人武勲 0 合計 勲功値+260 ●勲功値368 → 628 (NEXT800) 運動系経験2 → 5 となりました(基本値2+戦闘負傷1) 〜〜〜 余談だが、後に『リーベルト手帳』と呼ばれることになるデータ帳…それによってまた異なる 不和の種が撒かれることになるのだが……それはまた別の話である。 〜〜〜
[97]銀河シュナイダー伝説:2011/10/21(金) 21:38:00 ID:HZs7OO1Q 帝国暦481年6月 休息ターン この月の前半は、暴動鎮圧の任務が皆に与えられていたのだが、少数精鋭によって重要施設を 占拠することに成功したアーデルンカッツ艦隊においてそれは蜘蛛の子を散らすよりも簡単だった。 故に負傷しまともに動くのも億劫なシュナイダーの乗る巡航艦は特別待機を任じられ、結果的に 仕事にありつけず、大腿部に大きく開けられた傷を癒す事に専念させられることとなる。 シュナイダー(……しかたないか……) 戦闘の最中ではそんなこといってられない状況だとしても、療養となると別である。不完全な状態で 歩き回ることの愚かさを知るシュナイダーは充分な休息を取り、ようやく足に負担無く歩く事が できるようになるまでには半月の期間を要する事になる。 …もちろん走ったりサッカーをすることはいまだに厳禁であるのだが。
[98]銀河シュナイダー伝説:2011/10/21(金) 21:39:27 ID:HZs7OO1Q モニカ「ご無理をするからですよ。」 そんな事をいうのは治療中に艦長の仕事を全て請け負う事になった副官兼副長の美しい女性。 しかし、規律に殉じる性格である彼女はそのことに対し不満を漏らす事も無く、一々その日にあった 出来事をわかりやすいレポート方式に書き出して艦長に報告しに来る。 シュナイダー「すまないな。……ニコライ中尉、やはり今回の作戦立案の功で昇進か」 モニカ「そうですね、今月いっぱいは水雷長として任務を続けますが、来月初頭にも新しい 水雷長が召喚されるはずです」 ニコライの能力は水雷という部門ではなくほかの部門でこそ伸びるという判断なのだろう。 水雷長としては並み程度の能力しかないニコライにとってはその方が幸せだろうと特に 異存を述べることも無く受け入れるシュナイダー。
[99]銀河シュナイダー伝説:2011/10/21(金) 21:40:28 ID:HZs7OO1Q モニカ「さて…惑星内はまだ治安が回復しきっていませんので、流石にお連れすることは出来ませんが、 少しくらい動かないと筋肉がそがれてしまいますよ。艦内散策でもなさいますか?」 状況としては既に再占領行動も終わっており、シュナイダーへの褒賞も終わっている。 具体的にいうと今回の一件のみで、この一年間に溜めた勲功値の7割以上に比する勲功を与えられ、 一気に昇進間近まで進んだ。 …問題なのは、自分だけものすごいスピードで昇進しているため副官モニカとの身分差がつきすぎつつ あることだが。 シュナイダー(……新しい大尉クラスの副官でも陳情するか。いや、モニカを私のコネで無理やり 中尉や大尉にするのも策だな。) そんな事を考えるシュナイダー。
[100]銀河シュナイダー伝説:2011/10/21(金) 21:41:50 ID:HZs7OO1Q 能力とは身分につくという奇妙な格言があるとおり、彼女の官位が上がればそれだけでも能力が上がり、 それだけシュナイダーの役にも立つ。そう考えると全くない選択でも無いような気がする。 何をしますか? A.シミュレーターに篭る。(能力が100(運動、格闘、射撃は120)になるまで ダイス1個で政治、外交、裏工作以外の能力を訓練できます) ※今回のみ運動系の訓練は出来ません。 B.デスクワークの残業をする。(必ず成功。後方系経験+2固定、勲功値は運営能力に依存) C.陳情を行う。(コネクションを使用し、様々な恩恵を受ける事が出来ます) D.艦内風紀更正を行う(任務の半分の効果で艦内の風紀を正します。勲功値は得られません) E.誰かに会いに行く(モニカ、ローロフ、ニコライ、アルメング、コッケルの中から選んでください F.酒保へ向う(艦内の風紀を知ったり、誰かに会ったり、偶にイベントが起きます) G.リハビリがてら艦内を散策する(モニカがついてきます) H.その他 先にID表示で2票入ったものを選択します。
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0ch BBS 2007-01-24