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銀河シュナイダー伝説10 〜星海篇〜
[915]森崎名無しさん:2011/11/05(土) 20:08:19 ID:??? 上手くスレ主の決めた正解に辿り着くといいねw 俺はシェリルでしくじった時点でこのスレの恋愛は諦めてるから、 お前さんの恋愛を応援するよ…w
[916]銀河シュナイダー伝説:2011/11/05(土) 20:22:17 ID:UWEqXWm2 >>910 つかず離れずというのも良い関係かもしれませんよ。 >>911-914 実は恋愛に関してはあまり難易度は高くありません。特に何もしてなくても今回の一件のように 『つり橋効果』もありますし。それに幾人かにはばれてしまったようですが、、 >>915 シェリル嬢は原作付きなので例外的に難しくしていましたからねぇ。まあそれでも、選択ではなく ひたすらカード運が悪かった結果なので、『中の人の正解』の選択肢にすら届いていませんがw …あ、そうそう。気付いている方もいるかもしれませんが、中の人は基本的には草を生やす文章は 書きませんが、草を生やしている文章に限ってはそのまま草をつけてお返しします。 もし、気分を害された方がいたらごめんなさい。 正直wほど、各人の感じ方の異なる表現方法はないと思うので、普通に(藁とか(笑)とかなら まだある程度は共通認識があると思うのですが。ネットスラングは難しいです。
[917]銀河シュナイダー伝説:2011/11/05(土) 20:23:34 ID:UWEqXWm2 お客さんの来訪?→クラブQ 毎日が激務であるシュナイダーにとってそれはある意味において数年ぶりの本当の意味の「休み」であった。 シュナイダー(………) 病院内の気温、湿度はその病人にとって最も快適であり、貴族であるシュナイダーへ割り当てられた 部屋はほぼ完全に防音、治療に良いという意味合いから喧騒にならない程度の静かな音楽が ゆったりとしたリズムで奏でられており……シュナイダーはいつの間にか深い眠りについていた。 〜〜〜 それはセピア色の遠い遠い記憶。 ルディ「カール。お前に残してやれるものは何も無い。だからせめて市井の民と共に生きる術を教えよう。」 シュナイダー「はい、父上」 まだシュナイダー子爵家の当主がルディ・フォン・シュナイダーで会った頃。ルディの父の代に 起きた次代の皇帝継承の争いで第一皇子リヒャルトについたシュナイダー家は、その争いに破れ 門閥からは程遠い存在になった。
[918]銀河シュナイダー伝説:2011/11/05(土) 20:24:34 ID:UWEqXWm2 ゆえに『仕立て屋風情』とあざけられ、呼ばれる屈辱に耐え忍び、いつかは…いつかは…と思っていた ルディも諦めにも似た感情で、次男であり爵位の継承権を持たないカールハインツにそう話したのだ。 〜〜〜 カルツ「ふ〜ん、おんしがシュナイダー家の坊ちゃんか。まあよろしくな」 シュナイダー「……ああ。」 カルツ「時にシュナイダー。そこにいるちっこいのは誰じゃ?」 シュナイダー「あ、ついてきたのかい、マリー。マリーはついてこなくてもいいんだぞ?」 マリー「ヤダヤダ!マリーもお兄ちゃんと一緒がいい!!」 カルツ「……マリーちゃんか」 これはまだ10にも満たないシュナイダーが近くの小さな町で出会った1人の男との出会いの記憶。 彼はこの時の記憶をまだ覚えているのだろうか? 〜〜〜
[919]銀河シュナイダー伝説:2011/11/05(土) 20:25:34 ID:UWEqXWm2 〜〜〜 シュナイダー(………) 記憶の海は少しずつ現在に近づいていく。 シュナイダー(………) ヘルミーネ「ここにいらしたのですか、カール坊ちゃん」 恐らくずっと探していたのだろう、メイド長……いやこのときはまだそうではなく、本名である ヘルミーネと呼ばれていた少女は冷たい季節でありながら汗をかきシュナイダーを探していた。 そして見つけたのは、庭の片隅でまるで自分なんて消えてしまえばいいとばかりに 樹の影に隠れていたまだ幼さの残る少年だった。 ようやく見つけたと安心したうら若き乙女はメイド服が汚れるのも構わずにシュナイダーの隣に 座り込む。 シュナイダー「どうして!どうしてマリーは行っちゃうんだ!!」 見つかったことに対しての怒りはなく、ただただこの理不尽な状況に対し幼い彼は怒っていた。
[920]銀河シュナイダー伝説:2011/11/05(土) 20:26:37 ID:UWEqXWm2 ヘルミーネ「…そうですわね。私も少しびっくりしちゃいました」 彼女は知っていた。もし、彼女が皇帝に見初められなかったとしても、自家の政略の道具として 見目麗しく育った彼女は彼女の意志とは関係なくどこかの門閥貴族に嫁ぐ事になっただろう。 それが、どこぞの貴族であるよりは皇帝である方がはるかにマシな選択なのだ。だが、 恐らくこの妹を愛する少年にそのことを諭しても意味はないだろう。だから… ヘルミーネ「行っちゃうのは仕方の無いことなのです。でも、会えなくなるのをそのままに しておいて良いのですか?ただそうやって、悲しみに打ちひしがれて、何もせずうずくまっている だけなのですか?」 少年に対しては厳しい言葉だろう。本当ならば慰めるのが彼女の役目である。だが、あえて 安易な慰めをしないのは彼女の厳しさの中にある聡明さゆえだろう。 シュナイダー「……嫌だ!俺は…俺は!!」 ぎゅっと小さな掌を握り締める。食い込む爪に自分の白い肌が更に白く…まるで全ての血液は怒りで 蒸発してしまったかのような白さをだしていた。
[921]銀河シュナイダー伝説:2011/11/05(土) 20:27:39 ID:UWEqXWm2 ヘルミーネ「ならばお強くなる事です。マリーお嬢様に再び出会えるように。そして、 お嬢様を守って差し上げられるように」 握り締められた拳を優しく包み込むように両手でしっかりと押さえ、シュナイダーに生きる希望と そして、それによって始まる沢山の苦難を…最初にさししめたのだった。 〜〜〜 カリカリカリ…… 記憶が浅くなるにつれ、それにつられるように意識も浅くなる。 シュナイダー(音……?) 普段聞こえるリラックスのできるスローテンポの曲以外の音に違和感を感じ、そこでようやく 覚醒しはじめる。 ???「あ、坊ちゃん。起こしてしまいましたか?」 ほんの僅かな甘酸っぱい香りと共に聞きなれた優しい声がこの部屋を支配する。
[922]銀河シュナイダー伝説:2011/11/05(土) 20:28:40 ID:UWEqXWm2 シュナイダー「……ヘルミーネ。」 メイド長「はい坊ちゃん。今林檎を剥きおわったところです。お一ついかがですか?」 いつもの紺色のメイド服…ではなく、ツィード切り替えの黒を基調としたワンピースに胸に 金細工の美しいチェーンのアクセサリーをつけており、雰囲気がより大人っぽくなっていた。 シュナイダー「…夢を見ていた。昔の。……ヘルミーネもそこにいたよ」 ヘルミーネに向っての言葉ではあったが、それはまるで自身の昔話を独白するような趣があり、 彼女自身、その言葉にあまり意識は持っていかなかった。 シュナイダー「……感謝する」 ヘルミーネ「え?」 シュナイダー「今、思い出した。一番初めに私に私の道を指し示したのはヘルミーネだったのだな」 記憶の欠片というものは一旦手から離れてしまうと容易く崩れ去りその原型をも失ってしまう。
[923]銀河シュナイダー伝説:2011/11/05(土) 20:29:40 ID:UWEqXWm2 毎日が……たとえそれが休日であっても、生きることに一生懸命であったシュナイダーもまた、 他の人物達と同じように本当は大事であった『初めて覚悟を決めた瞬間』をいつの間にか忘れ去っており、 彼女がこの道を指し示した事すらなかった事にしていた。 ヘルミーネ「いえ。私は今でも後悔しております。もし、このような未来がお待ちであれば 私は、私は………」 林檎を持った手に小さな粒が落ちる。その雫は透明で、何よりも純粋で何よりも美しく悲しいものだった。 シュナイダー「………」 ヘルミーネ「私が…あの時の坊ちゃんをただお慰めするだけならば、坊ちゃんは今頃ただの シュナイダー子爵家の当主として、いつでもマリー様とお会いする事が出来たのに。なのに、 私が余計なことを言ってしまったせいで、こんなにも苦難の道を歩ませる事になってしまいました」 彼女はたった1人でその呵責に耐えていたようだった。自分の言葉がシュナイダーの運命を大きく狂わせて しまったことにたいして。そしてそれは、今回のこの事件によって決定的に大きな傷となってしまったのだ。
[924]銀河シュナイダー伝説:2011/11/05(土) 20:30:43 ID:UWEqXWm2 シュナイダー「………」 どうしますか? A.それは違う。と強く否定する。 B.……… かける言葉が見つからない。 C.そのとおり。なのかもしれないな。と認める。 D.その他 先にID表示で2票入ったものを選択します。
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0ch BBS 2007-01-24