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銀河シュナイダー伝説10 〜星海篇〜
[922]銀河シュナイダー伝説:2011/11/05(土) 20:28:40 ID:UWEqXWm2 シュナイダー「……ヘルミーネ。」 メイド長「はい坊ちゃん。今林檎を剥きおわったところです。お一ついかがですか?」 いつもの紺色のメイド服…ではなく、ツィード切り替えの黒を基調としたワンピースに胸に 金細工の美しいチェーンのアクセサリーをつけており、雰囲気がより大人っぽくなっていた。 シュナイダー「…夢を見ていた。昔の。……ヘルミーネもそこにいたよ」 ヘルミーネに向っての言葉ではあったが、それはまるで自身の昔話を独白するような趣があり、 彼女自身、その言葉にあまり意識は持っていかなかった。 シュナイダー「……感謝する」 ヘルミーネ「え?」 シュナイダー「今、思い出した。一番初めに私に私の道を指し示したのはヘルミーネだったのだな」 記憶の欠片というものは一旦手から離れてしまうと容易く崩れ去りその原型をも失ってしまう。
[923]銀河シュナイダー伝説:2011/11/05(土) 20:29:40 ID:UWEqXWm2 毎日が……たとえそれが休日であっても、生きることに一生懸命であったシュナイダーもまた、 他の人物達と同じように本当は大事であった『初めて覚悟を決めた瞬間』をいつの間にか忘れ去っており、 彼女がこの道を指し示した事すらなかった事にしていた。 ヘルミーネ「いえ。私は今でも後悔しております。もし、このような未来がお待ちであれば 私は、私は………」 林檎を持った手に小さな粒が落ちる。その雫は透明で、何よりも純粋で何よりも美しく悲しいものだった。 シュナイダー「………」 ヘルミーネ「私が…あの時の坊ちゃんをただお慰めするだけならば、坊ちゃんは今頃ただの シュナイダー子爵家の当主として、いつでもマリー様とお会いする事が出来たのに。なのに、 私が余計なことを言ってしまったせいで、こんなにも苦難の道を歩ませる事になってしまいました」 彼女はたった1人でその呵責に耐えていたようだった。自分の言葉がシュナイダーの運命を大きく狂わせて しまったことにたいして。そしてそれは、今回のこの事件によって決定的に大きな傷となってしまったのだ。
[924]銀河シュナイダー伝説:2011/11/05(土) 20:30:43 ID:UWEqXWm2 シュナイダー「………」 どうしますか? A.それは違う。と強く否定する。 B.……… かける言葉が見つからない。 C.そのとおり。なのかもしれないな。と認める。 D.その他 先にID表示で2票入ったものを選択します。
[925]森崎名無しさん:2011/11/05(土) 20:36:31 ID:8A9dD9k6 A まあ、人生を選ぶのは本人だしねえ。 動乱の時代(という予感はまだないんだろうが)の貴族としてはいい生き方だとも思うよ
[926]森崎名無しさん:2011/11/05(土) 20:37:33 ID:eWwP+0ZI Aむしろ感謝しなくてはいけない。
[927]銀河シュナイダー伝説:2011/11/05(土) 22:29:09 ID:UWEqXWm2 >>925 そうですね。人生を他人任せに生きたからといったからといって、自身に責任が ないわけではありませんし。 >>926 はい。たとえその判断が間違っていたとしても、純粋にその人のことを思って行動してくれる人は ものすごく大切です。…だからこそ、無能な賛同者が最も厄介ともいわれるのですが。 A.それは違う。と強く否定する。 シュナイダー「それは違う。ヘルミーネには感謝の言葉こそあれ、恨みなど欠片も無い。」 強くキッパリ否定の言葉を口にする。 シュナイダー「それに、私のとった道筋の全ては私が選んだものだ。確かにヘルミーネの言葉で 私は『ただ泣き喚くだけで自分からは何もしようとしない、享受されることが当たり前のボンクラ』 であることを止めた。」 ヘルミーネ「………」 シュナイダー「だが、それと今の状況は関係ない。道を諭したからといってその責任を君が 負うことは無い。……それに、その言葉は私を思って言ってくれたのだろう?」 長年自分に仕え続けてくれた年長の姉のような存在の彼女に優しく声をかける。
[928]銀河シュナイダー伝説:2011/11/05(土) 22:30:44 ID:UWEqXWm2 ヘルミーネ「……私は、私は……思い上がっていたのですね。私が坊ちゃんの運命を狂わせたのだと。 そう思っていたこと自体、私は、坊ちゃんを…いや、シュナイダー子爵をまだ小さな子供と 同じように見ていた。」 シュナイダー「それでいいじゃないか。私にとってヘルミーネは家族の…姉のようなものだ。 家族というものはそういうものなのだろう?」 ヘルミーネ「そうですね。私にとって…貴方は弟のように思っていました。だから、こんなにも 胸が苦しいのでしょう」 シュナイダー「ああ。だから気にするな。子供はいつか成長し、親の掌から羽ばたくものだ。 巣立った後の子供のことまで考えて生きるのは不幸だ。」 ヘルミーネ「はい。心のわだかまりがすっととけたようです。今日はこうして話すことが出来て良かった…」 シュナイダー「ああ、私もだ」 思わぬところで思わぬことを知るシュナイダーだった。 ☆☆☆ 思わぬところで思想の変化がおきました。 〜〜〜
[929]銀河シュナイダー伝説:2011/11/05(土) 22:31:44 ID:UWEqXWm2 帝国暦482年5月 任務ターン あの事件から約3週間。ようやく重厚なコルセットから軽い簡易的な固定具へ変更され、 病院内であればある程度歩き回る事が許されるようになった。 シュナイダー(今回は任務中の負傷だから勲功値の減少はないのだが、だからといって 何もしないというのは暇で仕方が無いな。モニカとメッツァはおのおので仕事をしなければ いけないから見舞いにもこないだろうし) 動けなかった事による筋力の低下を少しでも速く回復させるために、高級フィットネス場も更に設備の良い 超高級施設でリハビリを受けながらそんなことを思う。 今月のお客様その2→!card !cardのスペースを抜きコピペってください。 ダイヤ おや?兄上が誰かを連れて……見舞いに来たぞ? ハート おお!マリーがお見舞いに来てくれた! スペード 兄上が見舞いに来てくれた。 クラブ またもやメイド長が見舞いに来てくれた。 となります。
[930]森崎名無しさん:2011/11/05(土) 22:32:14 ID:??? 今月のお客様その2→ クラブ10
[931]森崎名無しさん:2011/11/05(土) 22:33:32 ID:??? ヘルミーネさん……
[932]銀河シュナイダー伝説:2011/11/05(土) 22:48:46 ID:UWEqXWm2 >>931 恋愛対象外キャラのはずなのに幾らなんでも出現しすぎですね。 今月のお客様その2→クラブ10 クラブ またもやメイド長が見舞いに来てくれた。 あの見舞いの日から…ほとんど毎日のようにお見舞いに来てくれるメイド長。 今日もリハビリのメニューを終え、くたくたになりながら病室に戻ると、そこには花瓶の 花束を取り替えている彼女の姿があった。 シュナイダー(…こうしてみると、彼女はなんにでもよく気がつくし、聡明だし、なにより 器量もいいんだよな。) 窓から入ってくる春の日差しに照らされた彼女の素顔は化粧っけがないのに、まるで輝かんばかりの 美しさを持ち合わせており、様々な方法で美人に育つ貴族たちとは又別の意味で純粋な 美しさを醸し出していた。 出現に大きい数値ばかり引くのでボーナス→!card !cardのスペースを抜きコピペってください。 ダイヤ 一度目のカード判定の数字である12 ハートスペード その中間の11 クラブ 二回目のカード判定の数字である10 の容姿を得ることになり、まず起きないでしょうが今回のカードの数値がそれ以上ならそれを参照。
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0ch BBS 2007-01-24