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【見開き1ページの】キャプテン森崎43【晴れ舞台】
[221]2 ◆vD5srW.8hU :2012/01/13(金) 16:56:21.71 ID:7Y+RgC0Q >B 井出に会いに行く。 森崎「久しぶりに井出に会いに行くか。あいつは変なデータ持っている事があるしな」 森崎は情報目当てで井出に会いに行った。すると彼と似た狙いを持っていた先客が二人居り、 一人は三杉で、もう一人は松山だった。二人は井出が手渡すバインダーを熱心に見ている。 森崎「よう、井出…ん?三杉はともかくとして、松山がここに居るのか?」 松山「何だよ、俺だって相手の分析くらいするぞ。それに今回は気になっている事があったし」 森崎「気になっている事?オランダについてか?」 三杉「松山はオランダに執心しているからね。前から井出に頼んでいたんだよ」 三杉の発言で森崎の視線が自然と井出に向かい、井出は自発的に喋りだした。 井出「実はアジア予選の終了後に松山さんから頼まれていたんだな。 オランダユースについて調べてくれ、特に彼らがオランダ国内でどんな評判なのかを」 森崎「オランダでの評判か?なんでそんな物知りたがったんだよ、 奴らが東邦学園みたいに評判悪いかも、とか期待したのか?」
[222]2 ◆vD5srW.8hU :2012/01/13(金) 16:56:37.63 ID:7Y+RgC0Q 松山「…まあな。俺は理解できないんだ。日向みたいなタイプは分かる。 勝てば良いんだ、評判や信念などどうでも良いって言うのは。だがオランダユースは… あいつらは自分たちが批判を受けるのを承知の上で、自分らなりの信念を貫いている様に思えて…」 三杉「概ねその通りだと思うよ。日向のやり方は自分を頂点とした権力構造しか築けないけど、 オランダユースは全体の利益の為に意思統一を図っているんだ。だから結束が固い」 松山「だから分からないんだよ!何であんな考え方が一つの集団に受け入れられるんだ? あんなやり方で強固なチームワークが作られるなんて俺にはどうしても想像できないんだ!」 井出「…と、と言う事でオランダのサッカー雑誌やらテレビ番組やらからオランダユース絡みの 情報を選抜して、このバインダーにまとめたんだな」 森崎「ぶ厚いなあ…今から読んでたら夜になっちまいそうだ。手短に頼むぜ」 井出「えーと、現オランダユースの自国内での評判は一言で言えば賛否両論なんだな。 勝つ為には何でもすると言う覚悟はトータルフットボールを汚す恥知らずな言い訳だと見る者も居れば、 他にも汚い国はいくらでもいるのに我が国だけ美しさに拘ってどうすると賛同する者も居るんだな。 勿論中立や静観派も多く居て、現オランダ代表キャプテンのマルコ・ファンベルグもそうなんだな」 三杉「そして徐々に賛同者の方が増えてきている、と言った印象があるね。 ヨーロッパ予選での圧倒的な強さと実際に決勝トーナメントに進出している実績が物を言っているんだろう」
[223]2 ◆vD5srW.8hU :2012/01/13(金) 16:57:01.73 ID:7Y+RgC0Q 森崎「なるほどな。そういやオランダは強豪国の割に一度も世界一になった事がないんだよな? その辺りの事情も関係しているんじゃないか?」 三杉「良い所に気がついたね。我々は誰よりも美しくテクニカルなサッカーをしている筈だ、 ならばダーティさを厭わぬ執念も身につければ今度こそ最強になれるのでは… そんな心理状態なんじゃないかな。実際に賛同者のコメントや論説ではそう言う言い回しが多いし、 オランダユースのキャプテンのクライフォート自身そういう趣旨の発言をしていたよ」 松山「でも!勝ったら何でも許される訳じゃないだろう!相手にケガをさせてでも勝つサッカーが 最強だなんて風潮が出来上がったら、やがてサッカーは相手をケガさせる為のスポーツになるじゃないか!」 森崎「………」 A 「お前、そんないきり立ったまま次の試合に出るつもりか?カードをくらうのがオチだぞ」 B 「線引きの問題だろ。どこで線を引くか、まちまちなのは当たり前だ」 C 「俺はオランダが悪いとは思わねえな。世界にはもっとダーティなチームだっている」 D 「手段を選ばない強さってのは弱点でもあるんだ。そこを突けば勝てるぞ」 E 「お前の言っている事は正しいぜ。だが、それを証明するには結局勝たなくちゃいけないんだ」 F 「どうでもいいよオランダなんて。所詮は通過点だろ、問答無用で蹴散らしゃ良いんだ」 http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1307461974/l50にて ☆2012/1/13 21:00:00☆ から投票期間を設けます。 そこから 15 票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は その次の票をタイブレーカーに使います。尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。
[224]2 ◆vD5srW.8hU :2012/01/13(金) 16:57:51.04 ID:7Y+RgC0Q 今日の更新はこれだけになりそうです。また明日お会いしましょう。
[225]がんばりセービング!:がんばりセービング! がんばりセービング!
[226]2 ◆vD5srW.8hU :2012/01/17(火) 22:48:30.71 ID:7VIxslwC また忙しい日々が続き、なかなか更新できない状態にあります。 なんとか明日はまとまった時間が取れそうなのでしばしお待ちを。
[227]2 ◆vD5srW.8hU :2012/01/18(水) 20:04:05.46 ID:DTw38wsK >E 「お前の言っている事は正しいぜ。だが、それを証明するには結局勝たなくちゃいけないんだ」 森崎「(カッカしてんなあ。ちょっと落ち着かせないと)お前の言っている事は正しいぜ。 だが、それを証明するには結局勝たなくちゃいけないんだ」 松山「…どういう意味だよ。そりゃ」 森崎「ああいう奴らには口でいくら言っても聞くわきゃねえって事だ。勝つ為には何でもやる奴は、 勝っている限り他者を認めたりしない。だからまずは勝つ事を考えるのが最優先だ」 森崎は宥める狙いも込めて松山を肯定した。だが松山は顔を顰めるのを止めなかった。 松山「それって結局奴らを肯定しているんじゃないかよ…勝たなきゃ正しくても意味がないってのは」 森崎「まあな。それを認めない限り、正しければ負けても良いなんて事になっちまうぞ?」 松山「…やっぱりお前はそう言うだろうな!分かっていたけどな!」 森崎「えっ?おい!」 森崎は自分にしては穏やかに説得を試みたつもりだったがそれは松山の求めていた答えでは無かったらしく、 松山は声を荒げて出て行ってしまった。後に残されたのは呆れた顔の森崎と三杉、そしておろおろする井出である。
[228]2 ◆vD5srW.8hU :2012/01/18(水) 20:04:24.53 ID:DTw38wsK 森崎「なんだよ、折角優しくしてやったのに。相変わらずガキな奴だぜ」 三杉「君もオランダに負けない位手段を選ばないからね。松山は君の強さも オランダの強さも現実として受け入れている。だからこそより心が納得出来ないんだろうさ」 森崎「お前が言うか、お前が?」 三杉「フフッ、お互い様さ。松山がチームに必要な”お子様”として利用している時点でね」 森崎「だが俺がオランダだったら今のあいつの精神状態を利用しない手はないぜ」 三杉「そこは悩み所だね。いっそスタメンから外した方が良いかも知れないが、 能力的に言って彼よりオランダとの相性が良い選手が居るかと言うとそうでもない」 井出「(この二人の会話って何時もこんな感じなのかなあ…予想以上に黒いモノを見たんだな)」 *松山の感情値が−1され、±0になりました。
[229]2 ◆vD5srW.8hU :2012/01/18(水) 20:04:47.14 ID:DTw38wsK 森崎「(さて、夕食までまだ時間がありそうだな。どうやって暇を潰すかな)」 A 監督に会いに行く。 B このまま井出の所にいる。 C 特定の選手に会いに行く(続いて選択)。 D 何もしないで体を休める。 http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1307461974/l50にて ☆2012/1/18 21:00:00☆ から投票期間を設けます。 そこから 15 票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は その次の票をタイブレーカーに使います。尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。
[230]2 ◆vD5srW.8hU :2012/01/19(木) 19:17:15.71 ID:f6ktBwlq >A 監督に会いに行く。 森崎「んじゃ、俺はもう行くぜ。監督の顔でも見てくる」 三杉「ああ。監督によろしく」 井出「オランダは今までになかったタイプの強敵なんだな。お願いするんだな、森崎さん」 森崎は井出の部屋を出て見上の部屋へ向かった。ノックをし、「誰だ?」「入れ」と言われるのも最早慣れっこである。 見上「オランダについてだな?」 森崎「ええ、その通りです。メンバーは決まりそうですか?」 見上「まだまだ弄繰り回している最中だ。今回は特に懸念事項が多い相手なのでな」 森崎「当ててみましょうか。松山の事でしょう?」 見上「井出から聞いたのか?」 森崎「ええ、さっきハッパをかけてやろうとしたんですが。聞く耳持たずって感じで反発されましたよ、全く」
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0ch BBS 2007-01-24