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【楽しい】城山正の挑戦23【合宿】
[664]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2012/01/10(火) 01:50:41 ID:c1c8IxfY 美津乃「さー乗った乗った。あんまり遅くなると肉なしカレーになるよー」 早くも運転席に座っている美津乃がクラクションで同乗者たちをせかす。 城山「後ろの席でもシートベルトはしておけよ」 美津乃の運転の怖さ、危険さを熟知している城山はシートベルトを装着した上で、ドアの上のアシストグリップもしっかり握っている。 木下・窪田・岡部『サーッ!!!』 それを受けて後部座席に並んで座った選手達もイソイソとシートベルトを装着する。 窓の外では城山の愛車にまたがった島崎が荷台に朝比奈を載せ、準備完了のサインを送っている。 美津乃「そんじゃ。行くよーっ!」 言葉が終わらないうちにアクセルは踏み込まれる。爆音と共にタイヤが空転し、グリップを取り戻すと、 マーチは引き絞られた弓から放たれた矢の様に走り出す。 あっという間に島崎たちは見えなくなったが、行き先は告げてあるのでおっつけやって来るだろう。 それよりも自分達の身のほうが心配だ。 木下「うっきーっ!?」 窪田「ぐぅぉおぉぉっっ!!」 岡部「あう゛う゛ぅぅ〜〜っ」 城山「がんばれよ。3分位の辛抱だ」 視界を彩るのは見慣れた町の風景のはずだったが、前に横に高速で写り行く様は、操縦者の美津乃以外の同乗者にとって、 前衛的な映像美術のようでもあり、次の動きが予想も想像もできないことは更なる恐怖を掻き立てるのだった。
[665]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2012/01/10(火) 01:54:01 ID:c1c8IxfY 本来なら商店街でコマゴマとゆっくり買い物をするのが楽しいのだが、今日は時間が迫っている都合もあり、 一箇所で全てまかなえる南葛モールへやってきた一行。今は駐車場で島崎たちの到着を待っている。 美津乃「着いた着いた。お肉買うんだっけ?福神漬けとからっきょうとかも買った方がよくない?」 城山「……そ、そうだね」 言葉少なに答える城山。慣れてるとはいえ、三半規管が正常に戻るのにはまだ時間が必要なのだ。 後部座席から這い出てきた3人は地面にへたばり、半死半生のありさまだった。 美津乃「牛乳とかデザートのフルーツとかも買う?あ、お肉は牛?豚?チキン?海で食べるんだから、イカとかエビにする?」 一人元気な美津乃は買い物する気満々で、希望をつらつらと並べ立てる。 しかも調理するのは自分ではないので、食材に対する選択も容赦なしである。 そうしている間に島崎達が到着する。途中でプレデター婦警さんにでも出くわしたのか、朝比奈は自らの足で走ってきた。 美津乃「よし。これでみんな揃ったね。 シロちゃん。そのへたばってる子達まとめてカートに乗っけてあげて。そろそろ時間がヤバそう」 城山「あいよ。ほらお前ら歩けないなら乗った乗った」 よろよろと立ち上がろうとするが、いまだフラフラする3人を島崎と協力してカートに山積みにする。 城山「買い物する前にカートが一杯になっちまった。島崎こっちのカート押せ。朝比奈空っぽのもう1コ持ってこい」 島崎・朝比奈『サーッ!!』 チームメイトを山積みにしたカートを先頭に押したて、一向は南葛モールへと突入していく。 果たしてカレーの肉は何になるのか?付け合せは?食後のデザートは? 全ては7人の肩にかかっているのだった。
[666]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2012/01/10(火) 01:58:04 ID:c1c8IxfY 先着数名様でこのスレに 城山のお買い物→!dice+!dice+!card 美津乃のお買い物→!dice+!dice+!card 島崎のお買い物→6+!card 朝比奈のお買い物→5+!card 窪田のお買い物→4+!card 木下のお買い物→4+!card 岡部のお買い物→3+!card と(!とcardの間の)スペース&(!とdiceの間の)スペースを埋めて書き込んで下さい。 全員の達成値が 33〜60→肉:マトン のみ購入 61〜80→肉:チキン 福神漬け のみ購入 81〜100 肉:ポーク 福神漬け・らっきょう スイカ を購入 101〜110 肉:ビーフ 福神漬け・らっきょう スイカ 牛乳 を購入 111〜120 エビ・イカ 福神漬け・らっきょう スイカ 牛乳・ビール を購入 121〜137 参加者で好きなものを相談して購入してよいです。ただしカレーの材料、もしくは付け合せの範疇でお願いします。 となります。 マトンが下位なのは中の人が以前食べた時に上手く料理できずに難儀したからです。マトン好きの方ごめんなさい。 カレーおいしいですよね。中の人の最高記録は7食連続カレーライス。一ヶ月連続カレー食品(カレーライス・カレーパン等)です。 それじゃまた明日。眠いいね!
[667]森崎名無しさん:2012/01/10(火) 01:59:25 ID:??? 城山のお買い物→ 2 + 4 + ハートK 美津乃のお買い物→ 3 + 4 + スペードQ
[668]森崎名無しさん:2012/01/10(火) 02:23:58 ID:??? 島崎のお買い物→6+ ダイヤ3 朝比奈のお買い物→5+ ダイヤ9 窪田のお買い物→4+ クラブ5
[669]森崎名無しさん:2012/01/10(火) 02:25:48 ID:??? 木下のお買い物→4+ スペードQ 岡部のお買い物→3+ ハート8
[670]森崎名無しさん:2012/01/10(火) 02:29:55 ID:??? 大人たちのおかげでスイカが食べれるようでなによりだ
[671]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2012/01/11(水) 03:46:01 ID:vFuZkbVs >>670 確かに。どちらかが欠けても81以上になりませんからね。まぁたまには活躍しないとね。 城山のお買い物→ 2 + 4 + ハートK =19 美津乃のお買い物→ 3 + 4 + スペードQ =19 島崎のお買い物→6+ ダイヤ3 =9 朝比奈のお買い物→5+ ダイヤ9 =14 窪田のお買い物→4+ クラブ5 =9 木下のお買い物→4+ スペードQ =16 岡部のお買い物→3+ ハート8 =11 合計 97。81〜100 肉:ポーク 福神漬け・らっきょう スイカ を購入 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 南葛モールは南葛SC買出し部隊を冷たく出迎えた。 空調の効いた店内は真夏の海でこんがりと焼かれた身体には心地よく、 一行は全身から力が抜けてその場に溶けそうになるのをどうにか堪えた。 カートに山積みにされていた連中も次々と復活してくる。 岡部「あぁ……涼しい……」 窪田「ここにテント建てましょうよ」 木下「うきー」 城山「よし。みんな目が覚めたな。それじゃあ作戦を開始するぞ。時計を合わせろ」 島崎・朝比奈・木下・窪田・岡部『サーッ!!!!!』 時計もしていないくせにポーズだけはしっかりとる隊員達。 城山「作戦目標はカレー用の食肉及び、つけあわせの福神漬け、らっきょう等の確保だ」 島崎・朝比奈・木下・窪田・岡部『サーッ!!!!!』 城山「各員の健闘を祈る。行けっ!全員生きてキャンプへ帰るぞ!」 作戦開始の言葉を受け南葛モール一階食品売り場に散っていく隊員達。 その背中を城山と美津乃はじっと見つめていた。
[672]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2012/01/11(水) 03:47:38 ID:vFuZkbVs 美津乃「……相変わらずノリのいい子供達だねぇ。どこで覚えて来るんだか。それともシロちゃんが仕込んだの?」 城山「……嗜みだよ、タ・シ・ナ・ミ。3時の方向って言ってもちゃんと通じるぞ」 美津乃「そんなもんかねぇ」 作戦目的は伝えたし、5年生ともなればお使いの一つや二つこなせて当然。 自分達は適当に涼を取りながらモール内を流すことにする。任務が完了すれば隊員達のほうから接触してくるだろう。 城山「……ビール1ケースだけ買っていこうかな」 美津乃「飲むのはいいけど、飲んだ後何かあったら『サッカー少年団キャンプで大事故。事件当時監督は飲酒して泥酔!』 とか、そりゃあ大いに叩かれるよ?」 城山「……やめとこう」 名残惜しそうに缶ビール6缶セットを売り場に戻す城山。 その頃各地に散開した隊員達の動向は――。 島崎「見ろ!窪田!新しいプロティンだ!」 窪田「ほ、ホントだ!」 生鮮食品の類は他の隊員に任せた筋肉兄弟は、つけあわせ探索のために保存食品のエリアに足を踏み入れた。 その一角、缶詰コーナーに、英文の書かれた、いかにも輸入品、メイドインUSAなものを発見してしまった。 島崎「アミノ酸がどーたらこーたら……」 窪田「たんぱく質も、どーたらこーたら……」 任務も忘れて新プロティンの効能や配合成分に興奮し始めてしまう。 筋肉兄弟の筋肉談話は会計を済ませた他の面々が捜索に来るまで続くのだった。 筋肉兄弟戦線離脱(リタイヤ)
[673]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2012/01/11(水) 03:50:48 ID:vFuZkbVs 朝比奈「こっちの方に福神漬けとかありそうだな。って岡部いないし! いるのは木下だけか。ってオイ!なんでバナナなんか持って歩いてるんだ!買えって言われてないだろ!帰して来いよ」 木下「うき〜」 しょんぼりと青果コーナーに戻っていく木下。 それを見送りながら朝比奈はタクアンだの浅漬けだのが並ぶ漬物コーナーの棚を指差し確認していた。 朝比奈「……福神漬け、福神漬け……。あった!これでいいんだよな?どれ位買えばいいんだ?一人一袋じゃ多いよな……?」 思考の沼に沈み込む朝比奈の元にらっきょうを手にした木下が帰ってくる。その目は爛爛と輝いている。 朝比奈「木下帰ってきたか。お!らっきょう見つけたか。ってなんだよその顔!」 木下「うきうき♪」 朝比奈「……あ〜。サルはらっきょうを剥き始めると止まらないって言うからなぁ。……飯の時間になったらな」 木下「うき!」 目を輝かせた木下に生気を吸い取られたように憔悴しながらも朝比奈は福神漬けとらっきょうを5袋ずつ買うことにして、 本隊との合流を目指すことにしたのだった。 そしてメインであるところの肉を任せられることになった隊員中紅一点の岡部。 岡部「おっにくっおっにくっ♪」 フリーザーから漏れる冷気も涼しい精肉コーナーを一人上機嫌で歩く岡部。 ふだんも母親と一緒に買い物に行くことはある。そして岡部家のカレーはポークカレーであった。よって 岡部「あった豚肉。……何グラムぐらいいるんだろ?監督なんにも言ってなかったな。いいや、あるだけ買っちゃえ!」 と、豚腿肉5キログラム購入に迷わず踏み切るのだった。脇の牛肉コーナーの特売牛すね肉、100グラム100円に目もくれずに。
[674]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2012/01/11(水) 03:52:16 ID:vFuZkbVs 城山「ビールはダメでもスイカはいいよな」 美津乃「それは賛成。スイカ割しようよ。私上手いよ?スイカ割るの。 目隠しされてグルグル回されても心眼と鍛え抜かれた三半規管でどんなスイカもまっ!まっ!まっぷたーつぅ♪」 城山「木っ端微塵にして食べられなくなりそうだな。割るだけだよ、割るだけ」 スイカどころかボーリングの球ですら真っ二つにできる美津乃の腕には信頼と不安がつきまとう。 それでもスイカの購入は決めたらしく、二人で展示されているスイカをコツコツ叩いていく。 城山「どんな音がいいんだっけ?響かないのだっけ?」 美津乃「確か、ね。そういえばさ、ブルースリーって皮をそのままに中身をジュースにするんだっけ。ワンインチパンチ?」 城山「やるなよ?やっちゃだめだぞ。失敗したら買い取りだし、成功してもいきなりスイカジュースだし」 美津乃「ちぇ〜。試してみたかったのに」 流石に自分も経営者なだけあり、成功したものを置いていくという発想は無いようで、大人しくスイカを叩く作業に戻る美津乃。 1ダースほどのスイカを叩き終え、王者を決めたところで隊員たちが戦利品を手に戻ってくる。 城山「よし。ご苦労。あとは会計だな。島崎と窪田が戻ってないが……やつらを待つ時間はオレ達には無い。 戦いに犠牲はつきもの。悲しいけどこれって戦争なのよね」 美津乃「何と戦ってるのさ」 平時に非情な発言をさらりと言ってのける。非常の方かもしれないが。 しかしその発言は豚肉5キロを目の当たりにしたことで撤回される。 城山「こんなもん持って歩けるか。朝比奈!木下!筋肉馬鹿2人探して来い!」 朝比奈・木下『サーッ!!』 新たな指令を受けた二名の隊員が遭難者探索に挑む。 それから10分後。最終ミッションをクリアされ、無事7名全員生還という結果と共に一路キャンプへと向かうのだった。
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0ch BBS 2007-01-24