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銀河シュナイダー伝説11 〜大望篇〜
[430]森崎名無しさん:2011/11/13(日) 20:17:57 ID:??? デスクワーク8回目→運営能力96+( 14 + 29 +20)/4
[431]銀河シュナイダー伝説:2011/11/13(日) 21:38:42 ID:rMYyHndA デスクワーク8回目→運営能力96+(14+29+20)/4=111.75 111.75/4=27.9375≒28 シュナイダー「………」 メッツァ(うわっついているな) モニカ(心ここにあらずという雰囲気ですね) 珍しく顔を見合わせる副官2人。 その話題の中心は結納の日取りが決まり、婚約の内定という奇妙な状態である金髪碧眼の青年。 それは仕事にも予想以上に影響を与えており、副官が処理を行った資料の数々にサインを書いて行くだけ という情けないものであった。 ☆☆☆ ●勲功値1171 → 1199 ●後方系経験0 → 2 となりました。 〜〜〜
[432]銀河シュナイダー伝説:2011/11/13(日) 21:39:42 ID:rMYyHndA 帝国暦482年12月 休暇ターン シュナイダー「…それにしても慌しすぎないか?」 つい先月見合いをしたばかりだというのにもう結納である。その場に相応しい服装を吟味すべく メイド長と共に『ああでもない、こうでもない』と試着を繰り返している。 結納に使う予定の資産10のうちの大半を割り振ったオーダーメイドのダイヤの婚約指輪も既に手元に あり、用意は既に磐石のものとなっていた。 メイド長「何を言っているんですか。リッテンハイム侯の姪御さんなんて、 こんな良縁そうそうはありませんよ。私としてもようやく肩の荷が下りたというものです」 殊更明るい声で『こっちは派手だし、こっちは生地が今一…』と評価をくだしながら雑談に 付き合ういつもどおりのメイド長。 シュナイダー「……そうか」 その言葉が僅かに悲しいのは彼の未練か、それとも単なる独占欲か。
[433]銀河シュナイダー伝説:2011/11/13(日) 21:40:42 ID:rMYyHndA メイド長「まあ、私も結婚するまでは坊ちゃんのメイドは続けますのでまだしばらくはご一緒 できますよ」 その嘆息に気付いたのか、不意に彼女は話を転換させる。 シュナイダー「…やはりシューマッハ家の方へ戻るのか?」 メイド長「ええ。丁度良い節目ですし。それに母からは再三『立派なメイド長になるための 修行をしなさい!』といわれていますからね」 シュナイダー「そうか。そういえばメイド長の母はうちの屋敷代々のメイド長をしている 代々の家系だったな」 メイド長「はい。主家がシューマッハ家となったからには私もいつか戻らなくてはならないですし。 遅かれ早かれ決まっていた事ですよ。」 シュナイダー「……頑張れよ。」 メイド長「坊ちゃんも。私の変わりに新しい子がこちらに派遣されるはずなのであまり 甘やかしてはいけませんよ。坊ちゃんは女性に甘い一面がありますから……よし、 コーディネイトはこれでどうでしょう?必要以上に華美にはならず、かといって 場の主人公に相応しい堂々としたいでたち。我ながら上出来だと思うのですが」
[434]銀河シュナイダー伝説:2011/11/13(日) 21:41:46 ID:rMYyHndA シュナイダー「ああ。それではこれで行くか。ありがとう」 メイド長「どういたしまして。では、万事つつがなく終わる事をお待ちしていますよ」 最後までいつもどおりの彼女にごく僅か、後ろ髪を引かれる思いをしつつ、シュナイダー子爵は 目の前の栄光を自らのものとすべく、新たなる一歩を踏み出すのだった。 〜〜〜 クルツバッハ男爵邸……リッテンハイム侯の腹違いの弟である、バルタザル・フォン・クルツバッハ のために建てられた屋敷であり、古さを伝統とし格式とする貴族たちの豪邸にしてはかなり新しい部類の ものだった。 クルツバッハ男爵「ようこそおいでなすった、子爵殿。ああ、これはこれはシューマッハ家の御当主様と その奥方様も」 今回の主人公はシュナイダーであるはずなのだが、やはり貴族としての格はシュナイダー自身よりも 伯爵家の当主の方が上であるため、どうしても並び立つと僅かな差が生まれてしまう。
[435]銀河シュナイダー伝説:2011/11/13(日) 21:42:47 ID:rMYyHndA ベルンハルト「今回は急に日取りを決めてしまい申し訳ない」 クルツバッハ男爵「いえいえ、あの娘も心待ちにしていたのでこちらとしても願ったりです」 ある意味においてこの男爵は素直である。『性格の問題からいき遅れになってしまった娘が まさかこの新進気鋭の新興勢力の代表格たる人物の弟を釣り上げてしまった』のである。 これを逃がす手は無く、本心から言えば…この風変わりな子爵の気が変わる前に婚約を 済ませたい。というのが本当のところだった。 ローゼマリー「まあまあ、あのエルヴィーネちゃんが?子爵も隅に置けないこと」 ベルンハルトの妻であるローゼマリー・フォン・シューマッハがコロコロと笑う。 考えても見れば彼女もまた貴族の中では異端たる存在。幼きころより兄であるベルンハルトと 共に野山を駆け巡るような女性である。ある意味においては今回のヒロインである エルヴィーネ・フォン・クルツバッハと通じるものもあるのだろう。
[436]銀河シュナイダー伝説:2011/11/13(日) 21:43:48 ID:rMYyHndA …もしかしたら、兄であるベルンハルトとカールハインツは趣味も似通っているのかもしれない。 シュナイダー「それで、彼女は?」 この場所は所謂エントランス前。本来であれば彼女もその場で彼らの到着を待ちわびなければならない 筈なのに、どういうわけかこの場にはいない。 クルツバッハ男爵「ああ、すみません。先に広間の方でお待ちしています。本日は些少ながら宴の方の 用意もさせてもらっておりますので。」 シュナイダー(なるほど…早速当家との関係性を強調させようという魂胆か) 親族達による婚約パーティというのはこの時代において珍しい事ではない。しかし、貴族の催す宴で あれば少なからずそういう思惑があるものであり、今回はそのお題目としては丁度良いものだった。 ベルンハルト「それは素晴らしい。シュナイダー子爵、では、早速宴に参加させてもらおうか」 そういいながら、あまりこういう経験の無い弟を牽引するために歩を進めるのだった。 〜〜〜
[437]銀河シュナイダー伝説:2011/11/13(日) 21:44:56 ID:rMYyHndA 〜〜〜 その婚約パーティはささやかというにはやや過小であり、純白のドレスに赤い口紅、 頭には小さなティアラで飾り付けられた彼女が上座に座っていた。 この宴に参加している貴族の数は数十人。中にはシュナイダーも知る門閥貴族の代表格である 1人、リッテンハイム侯とその家族も参加しており、規模のわりには盛大という印象があるのは 彼とシューマッハ伯が参加しているからなのだろう。 エルヴィーネ(ちょっと、遅かったじゃない。私、流石にもう愛想笑いなんてできないわよ) シュナイダーが到着して、勧められるがままに通されたのは予想通り絹のテーブルクロスが かかった長机の椅子。当然隣には本日婚約をする筈の彼女が既に顔を赤くしていた。 シュナイダー(いや、これでも時間通りのはずですが…) 愛想笑いの表情が少し引きつって見えるのは恐らく気のせいではないのだろう。 エルヴィーネ(こういうときは開始30分前に来てやきもきするのが男の役目でしょ?)
[438]銀河シュナイダー伝説:2011/11/13(日) 21:46:03 ID:rMYyHndA シュナイダー(すまないがそんな役目聞いたことが無いですよ。…だけど、美しい。こんなお嫁を もらえるのは私の一番の成果かもしれない) つい先月、着飾っている相手には、服ではなく本人を褒めた方が相手は喜ぶ、と聞いたシュナイダー はそれを忘れずまずは実践してみる。 エルヴィーネ(………ま、まあ…ありがたく受け取っておくわ。……私、本当に可愛い?) 更に頬を赤くしてそう尋ねてくる。先ほどまでの赤さはアルコールの所為だと思われるが、 今は1人の女性としての素直な反応のようだ。 シュナイダー(ええ、可愛いし美しい。) エルヴィーネ(そっか……それじゃ許してあげる。感謝しなさい) たった一言二言で機嫌を直してしまうあたり、本質的に彼女は単純なのだろう。 陰謀、謀略、底企の渦巻く毒蛇の住まう華やかな貴族社会において彼女のような気質は非常に珍しく、 だからこそ、この年齢まで貰い手がいなかったのかもしれない。 〜〜〜
[439]銀河シュナイダー伝説:2011/11/13(日) 21:47:27 ID:rMYyHndA 〜〜〜 クルツバッハ男爵「さあ、今日は無礼講で参りましょう。皆様、今しばらくのご歓談をお楽しみください!」 ベルンハルトとクルツバッハのスピーチも終わり、門閥貴族の代表格であるリッテンハイム侯が 仲人役になることを会場に約束した後、既に出来上がっている貴族たちは、男爵の一言によって 再び自由気ままに飲み食いを始める。 シュナイダー(このタイミングなら誰かに話しかけても大丈夫か?) 通常の結婚式であるのならば新郎は化粧直しなどのごく一部の例外を除き自分の席から移動する事は 許されないのだが、今回は婚約パーティであり、多少の移動は大丈夫だろう。
[440]銀河シュナイダー伝説:2011/11/13(日) 21:48:28 ID:rMYyHndA そう判断したシュナイダーは…… どうしますか? A.隣に座るエルヴィーネに話しかける。 B.リッテンハイム侯に話しかける。 C.ベルンハルトに話しかける。 D.ローゼマリーに話しかける。 E.クルツバッハ男爵に話しかける。 F.その辺を闊歩する貴族に話しかける。 G.誰かに話しかけられるのを待つ。 H.その他 先にID表示で2票入ったものを選択します。
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0ch BBS 2007-01-24