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銀河シュナイダー伝説11 〜大望篇〜
[436]銀河シュナイダー伝説:2011/11/13(日) 21:43:48 ID:rMYyHndA …もしかしたら、兄であるベルンハルトとカールハインツは趣味も似通っているのかもしれない。 シュナイダー「それで、彼女は?」 この場所は所謂エントランス前。本来であれば彼女もその場で彼らの到着を待ちわびなければならない 筈なのに、どういうわけかこの場にはいない。 クルツバッハ男爵「ああ、すみません。先に広間の方でお待ちしています。本日は些少ながら宴の方の 用意もさせてもらっておりますので。」 シュナイダー(なるほど…早速当家との関係性を強調させようという魂胆か) 親族達による婚約パーティというのはこの時代において珍しい事ではない。しかし、貴族の催す宴で あれば少なからずそういう思惑があるものであり、今回はそのお題目としては丁度良いものだった。 ベルンハルト「それは素晴らしい。シュナイダー子爵、では、早速宴に参加させてもらおうか」 そういいながら、あまりこういう経験の無い弟を牽引するために歩を進めるのだった。 〜〜〜
[437]銀河シュナイダー伝説:2011/11/13(日) 21:44:56 ID:rMYyHndA 〜〜〜 その婚約パーティはささやかというにはやや過小であり、純白のドレスに赤い口紅、 頭には小さなティアラで飾り付けられた彼女が上座に座っていた。 この宴に参加している貴族の数は数十人。中にはシュナイダーも知る門閥貴族の代表格である 1人、リッテンハイム侯とその家族も参加しており、規模のわりには盛大という印象があるのは 彼とシューマッハ伯が参加しているからなのだろう。 エルヴィーネ(ちょっと、遅かったじゃない。私、流石にもう愛想笑いなんてできないわよ) シュナイダーが到着して、勧められるがままに通されたのは予想通り絹のテーブルクロスが かかった長机の椅子。当然隣には本日婚約をする筈の彼女が既に顔を赤くしていた。 シュナイダー(いや、これでも時間通りのはずですが…) 愛想笑いの表情が少し引きつって見えるのは恐らく気のせいではないのだろう。 エルヴィーネ(こういうときは開始30分前に来てやきもきするのが男の役目でしょ?)
[438]銀河シュナイダー伝説:2011/11/13(日) 21:46:03 ID:rMYyHndA シュナイダー(すまないがそんな役目聞いたことが無いですよ。…だけど、美しい。こんなお嫁を もらえるのは私の一番の成果かもしれない) つい先月、着飾っている相手には、服ではなく本人を褒めた方が相手は喜ぶ、と聞いたシュナイダー はそれを忘れずまずは実践してみる。 エルヴィーネ(………ま、まあ…ありがたく受け取っておくわ。……私、本当に可愛い?) 更に頬を赤くしてそう尋ねてくる。先ほどまでの赤さはアルコールの所為だと思われるが、 今は1人の女性としての素直な反応のようだ。 シュナイダー(ええ、可愛いし美しい。) エルヴィーネ(そっか……それじゃ許してあげる。感謝しなさい) たった一言二言で機嫌を直してしまうあたり、本質的に彼女は単純なのだろう。 陰謀、謀略、底企の渦巻く毒蛇の住まう華やかな貴族社会において彼女のような気質は非常に珍しく、 だからこそ、この年齢まで貰い手がいなかったのかもしれない。 〜〜〜
[439]銀河シュナイダー伝説:2011/11/13(日) 21:47:27 ID:rMYyHndA 〜〜〜 クルツバッハ男爵「さあ、今日は無礼講で参りましょう。皆様、今しばらくのご歓談をお楽しみください!」 ベルンハルトとクルツバッハのスピーチも終わり、門閥貴族の代表格であるリッテンハイム侯が 仲人役になることを会場に約束した後、既に出来上がっている貴族たちは、男爵の一言によって 再び自由気ままに飲み食いを始める。 シュナイダー(このタイミングなら誰かに話しかけても大丈夫か?) 通常の結婚式であるのならば新郎は化粧直しなどのごく一部の例外を除き自分の席から移動する事は 許されないのだが、今回は婚約パーティであり、多少の移動は大丈夫だろう。
[440]銀河シュナイダー伝説:2011/11/13(日) 21:48:28 ID:rMYyHndA そう判断したシュナイダーは…… どうしますか? A.隣に座るエルヴィーネに話しかける。 B.リッテンハイム侯に話しかける。 C.ベルンハルトに話しかける。 D.ローゼマリーに話しかける。 E.クルツバッハ男爵に話しかける。 F.その辺を闊歩する貴族に話しかける。 G.誰かに話しかけられるのを待つ。 H.その他 先にID表示で2票入ったものを選択します。
[441]森崎名無しさん:2011/11/13(日) 21:48:46 ID:MCTtczic A
[442]森崎名無しさん:2011/11/13(日) 21:49:50 ID:nUGEA1Rs A
[443]銀河シュナイダー伝説:2011/11/14(月) 23:58:39 ID:MAMsbaZU A.隣に座るエルヴィーネに話しかける。 カルテットによって華やかな音楽が鳴り響く。それはまるでシュナイダーとエルヴィーネを祝福して いるようで僅かに気恥ずかしい。 シュナイダー「……ところで、エルヴィーネ」 考えてみればであってまだ一月程度の仲だ。自分は彼女のことをほとんど知らないうちにこういう 事になったことに僅かに違和感に似た感情を抱きながら、仮初の笑顔を振りまいている彼女に… 何か話しますか? A.今更だが、本当に私で良かったのか?と聞く。 B.改めて趣味などの基本的なことを聞く。 C.折角、楽団が来ているのだ。一緒に踊らないか?と誘う。 D.こういう場は苦手だろう、少し出ないか?と、誘う。 E.その他 先にID表示で2票入ったものを選択します。
[444]森崎名無しさん:2011/11/15(火) 00:01:34 ID:D3yT4wqM B 「ご趣味は」 …お見合いってこういうものだよねw
[445]森崎名無しさん:2011/11/15(火) 00:03:34 ID:tRXaKUdI B
[446]銀河シュナイダー伝説:2011/11/15(火) 00:58:07 ID:f1Grpx/c B.改めて趣味などの基本的なことを聞く。 シュナイダー(そういえば、私は彼女のことを何も知らないな……) ふと、隣に座る小柄な女性を見てそんなことを思うシュナイダー。考えてみれば彼女と会ったのは 初回のお見合いを含めてもごく僅か。任務の終わりに日取りを決めるために寄ったり、 花束を渡しにきたりとごくその程度であり、彼女のことは何も知らないといっても過言ではなかった。 エルヴィーネ「ん?どうしたの?」 こちらの視線に気づいたのか黒曜石の瞳を輝かせながら小首をかしげて質問を投げかけてくる。 シュナイダー「ああ、いや…そういえば、エルヴィーネさんの事を何も知らないんだな…と思って」 彼女の漆黒の瞳はどうも人の本性を映し出す鏡のような魔力を持っているようで、素直にそう 返事をしてしまう未来の夫。 エルヴィーネ「……あ、そういえば私も子爵のことを何も知らない、かも。おかしいね、今日、 婚約するのに」 ころころと明るい笑顔で「それは確かに問題だわ」と、なんともたいしたことでもないように話し出す。
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0ch BBS 2007-01-24