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森崎ミニ劇場!
[687]森崎名無しさん:2011/12/30(金) 01:11:57 ID:??? A
[688]お試しβな人:2011/12/30(金) 02:04:42 ID:HJY4YFvI A.その依頼を引き受ける。 実は天空城という言葉を山森は何度か聞いたことがある。 それはトルネコ商会の総帥であるトルネコが伝説の勇者と共に旅をしていた時の事であり、そこには 資格があるものしか行く事が出来ないという事で山森には関係の無い場所だと思われた。 しかし…恐らく『天空人』であるのならばその資格は十分にあると思われる。そして、そういうことで あるのならば、この世界の神である『マスタードラゴン』に会うことも出来るのではないか? そう思うのは当然だろう。そして、この世界の神であるのならば… ショウゴ(もしかして…元の世界に戻れる!?) それはこの一年間、元の世界に戻るための情報が何もない現状から一歩どころか十歩も百歩も 前進することを意味していた。 ショウゴ「…わかりました。ならば私どもが責任を持ってその方を天空城をお連れ致します」 多少の下心はあるものの、それを対価と考えれば後ろめたいものではなく、山森はそう回答する。 スコット「ちょ、ヤマモリ殿!?」 ショウゴ「袖擦る中も他生の縁でしょう?それにこのまま放っておいて次の魔族の襲来が来たら ただ蹂躙されるだけなんだろうし。…そういえば何故魔物が彼女を狙っているのですか?」 不意にもたげる疑問にそう尋ねる山森。
[689]お試しβな人:2011/12/30(金) 02:05:57 ID:HJY4YFvI 村長「…そなたは勇者の伝説というものを知っておるか?」 ショウゴ「まあ、常識程度には……まさか!?」 村長「恐らく思っているとおりだ。勇者とは『天空人』と『人間』の間に儲けられた子を指す。 そして勇者というものは他のものとは一線を画す強さを持つことは先の戦においても証明されている だろう。…もし、間に儲けられたものが『人間』ではなく『魔族』であったとして… もし、天空人と他の種族との子であっても特別な力が与えられるとすれば…彼女を絶対に魔族の手に 落とすわけにはいかない。」 ショウゴ(…これは……俺が思っているよりも大事になる可能性があるな…) 今更ながら断らなくて良かったと思う山森。どうやら彼女の運命は山森だけでなく、 この世界全体にも影響しえるほど強力なものであるようだった。 〜〜〜
[690]お試しβな人:2011/12/30(金) 02:07:01 ID:HJY4YFvI 〜〜〜 ???「そこにいるのは…紺子ちゃん?」 夜明け前のまだ暗い空間にまるで置物のようにたたずむ人影が一つ。それはまるで象牙によって創られた 人形のような美しい少女だった。 村長「ああ…私だよ、迦陵。ちょっと野暮用でね。朝も空ける前から失礼するよ」 山森の承諾を得たことでようやく彼女の守っていたものを守る部屋へ向かい そうできるだけ硬質な声をかける村長。 迦陵「紺子ちゃん?……どうしたの?」 村長「ああ…何時までもこの地で匿うわけには行かなくなってね。悪いけど出て行ってはくれまいか?」 迦陵「え?嘘でしょう?……突然…どうしたの?」 村長「所詮我らは獣だという事さ。玩具に飽きたから捨てようっていうだけの事。お前さんの引き取り手 がついたんだ。…聞いているのだろう?入っておいで」 背中から感じる気配はそれに応じるように姿を現す。 ショウゴ「………」 村長「先ほど言っただろう。この子が迦陵頻伽(かりょうびんが)。すまないが 天空城にでも捨ててきてくれないか?」 ショウゴ「……そんな言葉で別れてもよいのか?」
[691]お試しβな人:2011/12/30(金) 02:08:19 ID:HJY4YFvI 村長「………」 迦陵「う、嘘よね?紺子ちゃん?」 美しい声を悲しみの音色に乗せてまるで縋るように訴える美しい黒髪の少女。…彼女の背中には 特徴的な純白の大きな翼が生えている。 村長「………旅の人。はやく彼女を連れて行かないか。」 迦陵頻伽に見られないように彼女に背を向ける紺子と呼ばれた村長。その瞳には大粒の涙が溜まっている。 ショウゴ「………」 どうしますか? A.黙って迦陵頻伽を連れ出す。 B.村長に一緒に着いてくる義務があるはずだと訴える。 C.そうだ!彼女を連れる対価として村長の身を貰う事にしよう。 D.その他 先に1票入ったものを選択します。
[692]森崎名無しさん:2011/12/30(金) 02:19:48 ID:??? 個人的にはCなんだけど、この人がこういう選択肢を自由選択肢でなく 見せてくるってのは「ついていけるわけないだろ」で一蹴される系な気がするんだよなあ。
[693]森崎名無しさん:2011/12/30(金) 02:19:59 ID:??? C
[694]お試しβな人:2011/12/30(金) 03:36:48 ID:HJY4YFvI >>692 ん?中の人が根拠も伏線もなくこういった用意された選択で一蹴したことは無いのですが。 カード運で悪い結果になったことならば掃いて捨てるほどありますし、 選択肢に無い『その他』でその場にそぐわない発言をしたときも大抵は一蹴しますので そのどちらかと勘違いしていると思いますよ。 あと、ぶっちゃけるとこのイベント、ドラクエ4のすべての章のオマージュだったりします。 一章はやや強引ですがボスの名前『ピサロの手先』から、二章は出てくる暴れ狛犬+αの構成が 最初の中ボスと一緒。三章は狐の村のイベント、五章は村襲撃イベント、 …そして四章は、二人の女性がこのイベントの主人公…ここで言う2人とは迦陵頻伽とこの 村長(紺子、紺菊)のことである予定でした。とまあそんなことから、このリュートリアルイベント、 元々素直に村長の屋敷に泊まり進めていけば戦闘で彼女らが死なない限り二人とも仲間になる予定です。 (そのためにわざわざロレンス外して2人パーティにしてますしw) まあ完全に自己満足なのでこういう話が出なければ誰も気づかなかったでしょうが。
[695]お試しβな人:2011/12/30(金) 03:37:58 ID:HJY4YFvI C.そうだ!彼女を連れる対価として村長の身を貰う事にしよう。 彼女の…村長の涙を見たとき、山森はほぼ直感でそれを感じた。彼女もまた本当は別れたくないのだと。 しかし、獣が人里に下りることはあり得ないしあってはいけないのだ。所詮彼女は野生の獣であり 人と分かり合えることなど有るはずは無いのだから。 ショウゴ(…野生の獣……?……ということは、もしかして野生じゃなければいいのか?) そこで山森はピコーンと来る。人里にだって獣はいる。それは犬だったり猫だったり馬だったり するのだが、それらに共通されているものは全て人間に飼われているということ。つまりは… ショウゴ「気が変わりました。村長、商談を成らせる前に少し話があります」 と、迦陵頻伽をつれる前に最後の選択を迫ることにする。 ショウゴ「…先ほど対価となるものは何も無いといいましたよね?」 そこは天空人からは話が聞こえない場所。
[696]お試しβな人:2011/12/30(金) 03:39:01 ID:HJY4YFvI 村長「ああ、確かに」 ショウゴ「では、もし対価となるものがあれば村長は払うつもりはあるのですか?」 あくまで冷静に語る山森。この商談はある意味において『人買い』にも通じる非人道的な行為なのだ。 出来るだけ感情を殺さなければ自分で自分を制御することができない。 村長「あれば…な」 ショウゴ「よろしい、ならば成立だ。私は貴方の身を対価として要求します。そして私を天空の城まで 護衛を依頼します。」 村長「な!?お前にはこの耳と尻尾が見えないのか?妾は化けギツネだぞ!そのような存在が 人里に降りれるものか!!」 あまりにも突拍子の無い言葉に絶句しそうになる村長。そして、金髪の上部にぴょこんと飛び出した 狐の耳とローブから飛び出した黄金色の尻尾を見せつける。 ショウゴ「では、貴方の覚悟はその程度ということなのですか?キツネの天空人に対する責務というのは 得体の知れない旅人に全てを投げ出して本人は野に下るだけなのですか?」 村長「そ、それは…だが…ワシらは獣だ。獣が人里に下りれば狩られるのが必定。それが人と獣の理じゃ」
[697]お試しβな人:2011/12/30(金) 03:40:04 ID:HJY4YFvI ショウゴ「ですが、全ての獣が人に狩られているわけではない。犬も猫も馬だって人と共に生きている。 キツネの中にも人に飼われているものだっているでしょう?」 村長「妾を愚弄するつもりか!?人に飼われるなどと!!我がプライドが許さん!!!」 ショウゴ「では貴方はその安っぽいプライドのために彼女を見捨てるつもりなのですか!!」 村長「!!!」 ショウゴ「貴方の本心は別れを悲しんでいるはずだ。それに、あんな形で彼女と別れて良いのですか? 貴方は彼女の所為でこの村が壊滅したことを知らせないようにするために芝居をしていることは 俺にもわかります。でも、だからといってそれでおしまいにするには…あまりにも悲しすぎる。」 村長「………」
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0ch BBS 2007-01-24