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森崎ミニ劇場!
[703]お試しβな人:2011/12/30(金) 16:13:24 ID:HJY4YFvI ショウゴ「…それは……」 村長「妾は知っておる。とあるエルフは人に迫害され殺された事を。天空人が何故人と共に住まわぬかと いうことを」 ショウゴ「……」 村長「だが同時に人とキツネが決して相容れぬものでも無いということも知っておる。妾が生まれる前 の話じゃが、この村には人間の大工が住み着いており村人の1人と仲睦まじく暮らしておったし、 もっと過去には子をなした例もあったようじゃ。」
[704]お試しβな人:2011/12/30(金) 16:14:29 ID:HJY4YFvI ショウゴ「人間とキツネが?」 村長「左様。我らは変化の力を持つゆえか美醜の感覚が他の獣とはかなり異なる。キツネ同士の恋もあれば 異種族間の愛もある。そして妾の一族が滅びた今、妾もその一族の長として選択せねばならぬ。 このまま滅びの道を歩むか…純血を穢してでも再興を望むか。そなたについていくということは、 妾の人生も…ひいては滅びた同胞の意志も背負うという事じゃ。そなたにそれが出来るか?」 ショウゴ「………」 どうしますか? A.幾らなんでも話が重過ぎる。村長を旅に誘うのを諦める。 B.わかった。一族の意志もひっくるめて村長を身請けする。 C.そっちの都合なんて俺には関係が無い。商談として俺に身をささげればいいんだという。 D.その他 先に1票入ったものを選択します。
[705]森崎名無しさん:2011/12/30(金) 16:18:27 ID:??? 選択肢のひりつくような重さに中毒性があるんだよな
[706]森崎名無しさん:2011/12/30(金) 16:35:15 ID:??? B
[707]お試しβな人:2011/12/31(土) 15:15:08 ID:75FRQ8fI B.わかった。一族の意志もひっくるめて村長を身請けする。 山森はごく一瞬自分の行動を恥じた。彼は彼女がこの狐ヶ原から離れないのは獣ゆえに人里へ 降りることに躊躇しているからだとたかを括っていたのだ。 だが実際はそんな甘ったれた感情ではなく、一族郎党全てを失った彼女は、悲しみ、悲嘆にくれること さえも許されず、長としての責務を果さんがために本来自らが守るべきものを身を切るような思いで 見ず知らずの旅人に託そうとしていたのだ。 彼女の言葉によりその隠された意味を理解し、…いや理解したからこそ彼もまた自身に忠実に 返答する事にする。 ショウゴ「わかった。ではその一族の意志も運命もひっくるめて貴方を貰い受ける」 それは途轍もなく重い契約。まだ未成年である彼はたった今、この瞬間、化けギツネの 最後の生き残りである彼女を契約によって自らのものとしたのだ。…彼女の種族の命運と共に。 村長「…そうかえ。そこまで妾を欲するか。ならば契約により我が身をそなたに奉げよう。 妾の名は紺菊にして紺子。化けギツネの里の最後の生き残りじゃ」 薄暗い朝靄が日の出の光によって蹂躙されていき、彼女は光をもって映し出される。 そこにいたのは、先ほどまでの小さな女の子ではなく、銀色の髪をまるで舞妓や芸妓のように 美しく結い上げ、豊満な双房をはるか東方に伝わるの着物で隠した妖艶な美女だった。
[708]お試しβな人:2011/12/31(土) 15:16:13 ID:75FRQ8fI ショウゴ「………」 紺菊「妾の名は紺菊。先ほどまのでこまいのが紺子。共に妾じゃ。どうじゃ?中々美しかろう?」 太陽に染められた肌は光に当てられてなお白雪のように白く、艶やかな肉感と相まって まるで魔性のように人を惹きつける。 紺菊「我ら化けギツネというものはその名のとおり化けるもの。故に見た目もいかようにも 変えることが出来る。その中でも紺子は我が年月を体現し変化したもの。そして紺菊は 妾の精神を具現化したもの。故にそのどちらかであれば変化したまま寝食を過ごす事が出来る」 ショウゴ「………」 紺菊「慣れればもっと他の姿見を取る事も出来ようが、今の妾ではこの二種類じゃ」 ショウゴ「………」 紺菊「どうなされた主殿。ポカーンと口をだらしなく開けておると阿呆に見られるぞ?」 ショウゴ「……す、すみません。あまりにも意外な変化だったので…」 紺菊「…、ま、おいおい慣れれゆくと良かろう。では、もう一度迦陵頻伽のところへいこうかの。 あの子には悪い事をしてしまった故に。謝って許してくれるだろうか…」 ショウゴ「大丈夫ですよ。きっと」 〜〜〜
[709]お試しβな人:2011/12/31(土) 15:17:13 ID:75FRQ8fI 〜〜〜 そしてそのショウゴの言葉通り、美しい純白の翼を持った小さな姫は紺子を…紺菊を笑って許してくれた。 頻伽「…でも驚きました。紺子ちゃんと紺菊さんが同一人物だったなんて。ずぅっと姉妹だとばかり…」 見様によっては鳥篭にも見えた一室から出てきた少女は驚いていた。目の前にいる麗しく結い上げられた 銀髪の女性があの小さな紺子と同一人物であるという事実に。 紺菊「わるかったの。隠すつもりは無かったのじゃが混乱させてしまっても仕方が無いとおもって。」 頻伽「ううん、いいの。私は紺菊さんも紺子ちゃんも大好きだから!」 腰まで届く長い髪を臍の裏辺りで真っ白なリボンで留められている少女は美しい声で笑う。 頻伽「あ、そうだ。えっと…ショウゴさん、申し訳ありませんがこれからよろしくお願いします。」 日本風家屋の板の間で三つ指を突き頭を下げる、まるで小鳥のように美しい少女。 ショウゴ「ええ、任せてください。それに貴方がいれば天空城の扉は開くのですし、俺にとっても 益のあることですから」
[710]お試しβな人:2011/12/31(土) 15:18:17 ID:75FRQ8fI 頻伽「益?」 ショウゴ「はい。俺、実はこの世界の住人じゃなくて、元の世界から落ちてきたみたいなんです。 だから、この世界の神である人に会う事でどうにかなるんじゃないかと思うんです」 『益』という言葉にちょこんと首をかしげる彼女にそう説明するショウゴ。こうしておけば 仲介してくれるかもしれないという下心もあっての行動である。 頻伽「そうなんですか。私も天空城から落ちちゃったんですよ。ご一緒ですね」 コロコロと心地よい声色で笑う少女。彼女の言葉…というよりもその音そのものがまるで天上の旋律の ようで、心が洗われていくようであった。 ショウゴ「そうですね。…あと申し訳ありませんが天空城までは長く険しい道のりになりますし 正直今の我々だけでは天空の塔があるゴッドサイドまでたどり着く事すら難しいでしょう。ですので…」 頻伽「わかっておりますわ。明日明後日にたどり着けるものであればとっくに帰っておりますから。 そこまで往く方法は全てショウゴ様にお任せします」 そう行動に関する全権を委任してくれる事を宣言する。
[711]お試しβな人:2011/12/31(土) 15:19:17 ID:75FRQ8fI ショウゴ「ありがとうございます。では、そう決まったところで準備をお願いします。 その間に俺達はちょっと外で用意をしておきますので」 そういいながら、ある程度は弔ったとはいえまだ残る戦闘のつめ跡を片付けに向かうのだった。 〜〜〜 ショウゴ(死んだものは全て狐に戻るのか…) 息を引き取っていた狐の数は全て合わせて53匹。数とすれば相当な量であったが、大きさ自体は 人間に比べればたいしたことないため墓を掘るのも埋葬するのもそれほど難しい事ではなかった。 紺菊「……すまぬ。長たる我のみ生き永らえてしまった…」 太陽の日差しを浴び、銀の髪が美しく反射するまるで一幅の絵のような美しさを持つ狐の耳を持つ 美女は悲痛な表情で目を瞑り墓前の前にしゃがんでいた。 スコット「…ヤマモリ殿。今は彼女をそうっとしておきましょう。あと、この近辺で起こった出来事は 全て昨夜の魔族の手先の仕業としておきます」 中年の戦士は美しい着物を羽織った美女の背後でそう呟く。
[712]お試しβな人:2011/12/31(土) 15:20:25 ID:75FRQ8fI ショウゴ「ああ、ありがとうございます。…それよりもこれからはついてはきてくれないのですか?」 スコット「本来であればそうしたいところですが、俺の本当の雇い主はトルネコ殿ですからな。 俺が手助けできるのはここまででしょう」 やや残念そうにそう告げるスコット。 …そして、出立の時となる。 〜〜〜 頻伽「皆さんに挨拶をしておきたかったのですが…」 残念そうに呟く小さな迦陵頻伽。だが、前もって紺菊から『すでに村は解散し、おのおの森の中へ帰った』 と告げられており、誰もいない村に対しそれほど不信感は持たなかったようである。 紺菊「ああ主殿。そういえば妾は紺菊の状態と紺子の状態ではステータスも使える魔法も異なる。 まあ、妾は妾でしかないのだからレベルや装備は変わらぬのだが。」 と、出かける直前になってそう言葉にする紺菊。
[713]お試しβな人:2011/12/31(土) 15:21:39 ID:75FRQ8fI 紺菊「具体的にいうと以下の通りじゃ」 ステータス 紺菊 レベル4 職業 銀毛の妖狐(人間ではないため転職不可) 特性(敵の雄たけびで必ず竦み、尚且つ変化が解ける。変化が解けたまま攻撃を貰うと必ず痛恨の一撃) HP32/32 MP36/36 力12 素早さ20 身の守り6 賢さ(魔力)16 運の良さ(魔防)8 使える魔法 ホイミ 体力を(魔力)+!dice分回復。消費MP4 スカラ 味方1人の身の守りを2倍にする 消費MP3 (累積不可) 紺子 レベル4 職業 金毛の幼狐(人間ではないため転職不可) 特性(敵の雄たけびで必ず竦み、尚且つ変化が解ける。変化が解けたまま攻撃を貰うと必ず痛恨の一撃) HP24/24 MP40/40 力8 素早さ20 身の守り4 賢さ(魔力)20 運の良さ(魔防)12 使える魔法 メラ 敵の体力へ(魔力)+!diceのダメージ 消費MP2 ルカニ 敵1匹の回避値を半分にする 消費MP3 共通装備 魔導師の杖 攻撃力23 耐久力26/30 道具として使うと敵一体に対しメラと同様の効果 化けギツネの衣 防具値10 固定防御力2 素早さ+2 回避値40 非痛恨値35 ※メラ系ギラ系、及び火炎ブレス系の攻撃を30%カットにする。
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0ch BBS 2007-01-24