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11人の戦士たち
[27]森崎名無しさん:2011/12/08(木) 22:32:12 ID:??? >>23 初回プレイに限れば この子は多くの人が死なせてしまっただろうしある意味では不遇かもね
[28]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/08(木) 23:02:27 ID:??? >>19 どうも乙感謝ですー。俺はしょうきにもどった! >>20 わからない人にも興味を持っていただけるように書きたいな、と思いますね。 半分以上布教活動的側面もありますから。この外伝。 >>21 乙感謝ですー。翠の子は……多分、出番ないんだ……すまぬ……! >>22-24 >>26-27 何かしらある人たちが集められた、という感じですね。はい。 >>25 ダイスらないように今の内から応援してあげてください!
[29]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/08(木) 23:04:25 ID:??? 佐野「へー、ユーノくんは図書館の司書やってんのか〜」 ユーノ「(図書館と言うと少し語弊はあるけど……別に訂正はしなくていいかな) うん、元々調べものや発掘とかは昔からやってて得意だったからね」 佐野「(19歳で公務員として働いてんのか……道理でしっかりしてる筈だぜ)」 道中、変に沈黙をしてただ歩くだけというのも気まずいもの。 ただ迷った為に出会った縁(少なくとも佐野はそう認識をしていた)とはいえ、袖擦り合うも他生の縁である。 そう考えた佐野は積極的にユーノに声をかけ、互いに簡単な自己紹介をした。 その中で、佐野よりも長身でずっと大人びているように見えたユーノは、実は佐野と1歳しか違わない19歳である事が発覚し。 佐野はそれならそこまで畏まった話し方をするのも変かと考え、ある程度砕けた口調になる。 ユーノ「佐野君は仕事は?」 佐野「いやいやいや、俺はまだ学生だよ。 卒業後も大学に進学するつもりだし」 ユーノ「あ、そっか……。 大学でどんな勉強する、とか考えてるの?」 佐野「いやー、そこら辺は結構適当かな〜。 どっちかってーとサッカーする為に大学行くようなもんだし」 ユーノ「さっかあ?」 佐野「え? 何? サッカー知らないのか?」 そして会話がサッカーの事に及ぶと、ユーノはきょとんとした顔でオウム返し。 まるでサッカーの事を知らないかのような口ぶりに、逆に佐野がびっくりしたような表情で問いかけると。 ユーノはこくり、と素直にうなずいた。 まだサッカーがマイナースポーツである日本でも、一般層にはそれなりにどのようなスポーツか認知はされている。 外国人――少なくとも日本よりサッカーが盛んであろう欧米人に見えるユーノがサッカーを知らないとは思えず。 佐野はやはりユーノの事を空を飛ぶ事といい奇怪な人間だなと判断をする。
[30]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/08(木) 23:05:42 ID:??? 佐野「ユーノくんってどこの国出身なんだ? そのブロンドといい、欧米人にしか見えないんだが……。 あ、もしかしてアメリカとか? アメリカって日本よりサッカーが人気無いって言うし……」 ユーノ「ああ、いや、僕は……(……うぅん、あまり干渉をするのはよくないかもしれないけれど……。 この世界から出るには、ある程度僕の素性も話しておいた方がいいのかな……? これまでにも魔法の存在とか話しちゃってるし、今から現地人に会おうとしてるんだし……形振り構ってられないか……)」 ユーノの出身国はどこなのかと問いかけると、ユーノはしどろもどろになりながら高速で脳内を回転させる。 その間にも2人の足は一歩一歩着実に階段を上り、やがて頂上に到達するのだが……。 ブルルルルルルゥゥゥゥゥウウウウウウウウウウウウウウウウウンッ!! ドガガガガガガガガガガガガガ〜ッ!! 佐野「げっ!?」 ユーノ「!? 危ない!」 その時、不意に2人の背後――つまり階段の下段の方から聞こえてきたのは唸るエンジンの轟音。 そして、何かがガタガタと石階段を豪快な音を立てて上ってくる音である。 驚いた2人は反射的にそちらを振り向き、同時に我が目を疑った。 そこにはなんと石階段を超高速で上ってくるという非常識的な動きを見せる禍々しい程の紫色をした車があるではないか。 佐野は持ち前のすばしっこさで進路上から離れ、ユーノもまた飛んで回避をする。 ギュギュギュギュギュギュギュギュギュギュギュウウウウウウンッ!! キキィィィィイイイイイイイッ!! ピタッ 頂上に辿り着いたその車は、急ブレーキを踏んだ事によるスリップの音をこれまた豪快に立て。 急にブレーキを踏まれた車は横に滑りながらピタリと止まる。 思わず呆気に取られる佐野とユーノが一体何事かとその車を見守る中……。 ガチャリ
[31]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/08(木) 23:06:52 ID:??? グラサン「1分52秒32……また世界を縮めてしまったァ〜……」 赤毛「うっ……うぷっ……」 小動物「きゅ〜……」 ドアが開くと共に運転席、そして助手席から2人と1匹が姿を現す。 運転席から出てきたのは、やたらと長身でやけに速そうな髪形をしたサングラスをかけた青年。 助手席から出てきたのは、へそだしの癖に何故か色気が皆無という奇妙な恰好をした赤毛の少女と。 その少女に抱かれていた、赤い毛をたっぷりと生やした犬のような小動物。 サングラス男はやけにすっきりした顔を浮かべながら満足そうに空を見上げて息を吐いており。 一方で赤毛の少女、及びそれに抱かれた小動物は彼の荒くたい運転で気分を悪くしたのか。 赤毛の少女は口を押えて呻いており、小動物も目を回している。 佐野「……なんぞこれ」 ユーノ「(あの乗り物……見た感じは、ただの悪趣味な車にしか見えないけれど……。 止まった瞬間から、微かにだけど少しずつ物質としての構成を失い始めている。 魔法でつくられたものではないと思うけれど、一体何なんだ?)」 これには佐野とユーノもしばし呆然とし、反応が出来なかったのだが……。
[32]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/08(木) 23:07:54 ID:??? 茶髪「あ、人だ! 人がいたぞ!!」 銀髪「うるさいわねぇ、一々言わなくてもわかってるわよ」 ピンク髪「(こんなにいっぱいの人……えっと、なんて声をかけたらいいんだろう……?)」 メガネ女「……なんだか色々と面倒そうな人も若干一名いますけど、それ以外の人は話が幾分か通じやすそうですね」 鎧男「フッ、随分と毒舌だな」 チャイナ服「誰だっていいさ。 こんな訳わかんない場所から出してくれる奴ならね」 そうしている間に、佐野達が来た方向の反対側から現れたのは6人組の男女入り混じれた団体さん。 妙に明るそうだが、そこはかとなく影を帯びたようにも見える茶髪の青年。 その傍らをふよふよと浮遊しながら(これには佐野も再び驚いた)嫌味ったらしい言葉を吐く銀髪の小さな少女。 きょろきょろと周囲を物珍しそうに見回す、ピンクの髪のゴスロリ少女。 フレームのついたメガネを上げながら腕を組み、グラサン男一点を見つめながら呟く少女。 その発言に苦笑をする、重そうな鎧甲冑を着た青年。 そして、肩を竦めながら皮肉っぽい発言をするチャイナ服を着込んだ女性。 佐野「……なんかまた増えた件について」 ユーノ「(……これはいよいよ何かの事件に巻き込まれたのかな?)」 このなんとも統率を取れていない団体を見た佐野は思わず脱力し項垂れ。 ユーノもまた焦りを抱きながら、それでも表面上は冷静を取り繕う。 ユーノ「……ともかく佐野君、彼らと接触をしてみよう」 佐野「えぇぇ? なんかすごい危ない匂いぷんぷんするぜ? 特に鎧着てるのとか、車運転してたグラサンとか……」 ユーノ「それでも前進しなければ何も進まないよ。 それに多分だけど悪そうな人には見えないし……」 佐野「……そうかなぁ。 でもまぁ、ここでボーッとしてるよりはマシか……」 正直言ってかなり気乗りしないが、確かにユーノの言うように話しかけ、動かなければ事態解決の進展は無い。 そもそもここまでやってきたのは人と会う為、人に道を尋ねる為。 多少なりと奇妙な者たちが相手でも、ここは話しかけるべきだろうと佐野は渋々動いたのだが……。
[33]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/08(木) 23:08:58 ID:??? ∧_∧ ⊂(#・ω・) 佐野「それでなんでこんだけの人数おって誰も帰り道を知らんねや!!!」 / ノ∪ し―-J |l| | 人ペシッ!! 彼ら8人(小動物は流石に話せなかったので、8人)に話しかけてから数分後。 佐野満は思わず関西弁になりながらツッコミを入れ、被っていない帽子を地面にたたきつける真似をした。 数分間互いに情報交換をし、自己紹介をし、意見を交わし合ったのだが……。 案の定というかなんというか、彼ら8人は全員、ここがどこなのかもどうやったら元の場所に戻れるかも知らなかったのである。 クーガー「おいおい、そうカッカするなよ。 速さは確かに大事だが短気は損気だぜ?」 ダークドリーム「なんで怒ってるの?」 そして、このミニコントを始めた佐野を注意したのは先ほどのグラサン男――ストレイト=クーガー。 ピンク髪のゴスロリ少女――ダークドリーム(妙な名前だなぁと佐野は思った)は佐野を不思議そうに見ており。 他の者たちも呆れるなり苦笑するなりしているのを肌で感じ取った佐野は、地面に落ちたエア帽子をくるりんぱと頭にかぶり直し。 どうも取り乱してすみませんと一同に平謝りした。 律子「……あなた、本当に芸人じゃないんですか?」 佐野「違うって! 俺、ただの高校生サッカー選手ですから!」 律子「(やっぱりドッキリとかじゃないのか……)ええと……それで、これからどうします?」 一連の動作を見ていたメガネの少女――秋月律子。 彼女は佐野の事を芸人ではないのかと再三聞きながら、それが違うとわかるとガックリと肩を落とし。 しかし、すぐに姿勢を正してからメガネに触れつつ一同に質問を投げかけた。 先ほどの情報交換の際も、話しかけたのは佐野達からであったがそれを受けて場を取り仕切ったのはこの律子。 なんとなく出会ってから僅か数分でこの少女の立ち位置というかポジションというものが、佐野にはわかったような気がしていた。
[34]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/08(木) 23:10:02 ID:??? カイン「どうするも何も、帰るよりほかにあるまい。 いつまでもこんな所をほっつき歩いているつもりは俺にはない」 アイビス「そうだよ! いきなりこんな訳のわかんない所に来させられて……このまんまでいい訳ないじゃない!」 剣崎「落ち着けよ、それは皆同じ気持ちなんだ。 そう苛々するんじゃない」 アイビス「……わかってるよ!」 この律子の問いかけに一番先に反応をしたのは鎧を着込んだ青年――カイン=ハイウインド。 続けてヒステリー気味に反応をしたのは、赤毛の少女――アイビス=ダグラス。 不思議な事に気づいたら知らない場所にいたという現象に、この場の全員がかかっており。 それに対してアイビスは苛立ちを隠そうともしないまま発言し……。 隣に立っていた茶髪の青年――剣崎一真に窘められ、そっぽを向きながらふてぶてしく頷く。 佐野「そうだよなぁ……こんだけ人数集まって、それでその全員が迷子になってんだから困ったってレベルじゃねぇ。 どうすりゃ元いた場所に戻れるんだろ……」 水銀燈「ほーんと。 こんな辺鄙な世界、出られるならさっさと出たいわぁ。 (nのフィールドを通って帰れるかと思ったけれど、その入り口すら見当たらないしねぇ……)」 レイ「こういう時ぁ、誰か元凶があたいたちを呼んだってのが相場さ。 そいつをぶったたいて返すよう言やいいんだよ」 ユーノ「……あまり乱暴な真似はしない方がいいと思いますよ。 この世界、かなり強い結界術で違う世界と隔離されてる。 下手にそれを破れば、僕たち自身もただ事じゃすまなさそうだ」 佐野の呟きに反応を示したのは、ゴスロリ服を着た銀髪の少女――否、人形である水銀燈。 チャイナ服を着込んだ少女――レイ=クウゴに、先ほどから周囲の様子を伺っているユーノ=スクライア。 他の者たちに比較をし、違う世界に飛ばされる……或いは移動するという手段を知っている彼らは。 しかし、それぞれが持つ移動手段を試そうとしてもうまく行かず途方に暮れていた。 小動物「キュイ?」 佐野「……うんまあ、お前は多分何も考えんでいい」 唯一、言葉を話せず自己紹介が出来なかった小動物は佐野らの顔を伺いながらそれぞれの匂いを嗅いだり、 或いは足に体を擦りつけたりして無邪気に遊んでいた。
[35]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/08(木) 23:11:08 ID:??? こうして、10人と1匹。 名前も姿も世界も時代も何もかもが違う10人と1匹は出会い――そして、途方に暮れていた。 3人寄れば文殊の知恵……しかし、ここに10人と1匹が集まっても何の解決手段も現れなかったのである。 佐野「そもそもここがどこだかすらもわかんないってどういう事なんだよ……長崎じゃないの?」 律子「私はさっきまで東京にいましたから。 ……信じたくないですけど、多分、ユーノさん達が言ってるように異世界だとか魔法だとか結界だとか、 そういう夢物語を信じるしかないと思いますよ……。 ……カインさんの姿とかクーガーさんの車とか。 アイビスさんやレイさんの時代の話とか。 水銀燈の存在とかを見る限り、信じないとやっていけませんし」 佐野「まあそりゃそうだが……りっちゃんやけに順応性高くね?」 律子「765プロではよくあること。 あとりっちゃん言うな」 佐野の馴れ馴れしい言葉に、ここまで比較的丁寧な言葉遣いだった律子の言葉が荒れる。 それはともかくとして、佐野もここにきてようやくこの状況が普通に迷子になってしまった的な簡単な問題ではないという事を理解した。 というか、せざるを得ない状況になってしまう程、色々と信じられない事をここ数分間で見たり聞いたりした。
[36]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/08(木) 23:12:08 ID:??? アイビス「……本当に皆、バルマー戦役の事を知らないの?」 カイン「俺からしてみればお前たちの格好の方がおかしいのだが……」 クーガー「ここにいる全員がアルターの存在すら知らないってぇのは確かに奇妙だわなぁ」 水銀燈「誇り高きローゼンメイデンを拝めた事を天に感謝するのね」 佐野「……あと俺からしてみれば、りっちゃんの持ってるその携帯電話すらおかしい。 携帯ってもっとデカイのだろ?」 律子「……佐野君は私と同じ世界ではあるけれど、時代が違うって事かしらね」 アイビスの話によれば彼女は戦闘機――のようなもののパイロットで、既に彼女の時代では人類は宇宙に進出をしているらしく。 カインはカインで剣と魔法とモンスターが入り乱れる世界で生きてきたとある国の騎士。 クーガーは日本の一部分が大規模な隆起を起こし、その変異からかその隆起を起こした土地の人間が特殊能力を使える世界からの出身。 水銀燈に至っては、そもそも彼女は人間ではなく人形とのこと。 更に言ってしまえば、佐野から見れば律子の持っている超小型で薄型の携帯電話は玩具にしか見えず。 これにより佐野は律子とも生きている世界が違うのだという事を認識する。 小動物「キュ?」 佐野「そもそもお前も何の動物かわからないしなぁ。 お前もどっかの世界から来たのか?」 果たしてこれからどうすればいいのか……右も左もわからない10人と1匹だったのだが……。 先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、 ★やっぱり幻想入りでしたー→!card=★ と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。 JOKER→スキマ少女「はーい、こんにちわ〜!」 ジャーン! ジャーン! ジャーン! ゲェッ、ババア!? ダイヤ・ハート→紅白巫女「!! 何、これ!? こんなにたくさんの参拝客が……!!」 巫女があらわれた! スペード・クラブ→白黒魔法使い「おお? なんだなんだ、この騒ぎは」 魔法使いがあらわれた!
[37]森崎名無しさん:2011/12/08(木) 23:12:26 ID:??? ★やっぱり幻想入りでしたー→ ダイヤ9 =★
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0ch BBS 2007-01-24