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11人の戦士たち
[364]森崎名無しさん:2011/12/17(土) 00:38:09 ID:??? ギャレンじゃなくて橘さんやってた人が出てたんですよ
[365]森崎名無しさん:2011/12/17(土) 00:40:47 ID:??? さすがにギャレン出たら大変だね、そういう番組やってたのはもう3年は前だ。 でもいまだに天野さんは「ダディ」「ギャレン」として根強い人気が(ネット上では)あるけどw
[366]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/17(土) 00:40:53 ID:??? >>363-364 あとはアマネちゃんや、龍騎のオルタナティブの教授も出演されたみたいですね。 ブログなどを見てキャプを見てきましたが、橘さんが凄い笑顔……。
[367]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/17(土) 02:28:36 ID:??? >A.「すげぇ! 変身ヒーローかよ! 剣崎さんかっけぇ!!」 剣崎を尊敬してみる ================================================================================ 佐野満は男の子である。 夕方にカインの槍を見て興奮をしていたように、今、目の前に変身ヒーローが存在する事に彼は純粋に喜び。 剣崎を尊敬の眼差しで見つめながら興奮をしていた。 テレビの中やゲームの中、漫画の中にしかいないような存在がこんなに近くにいるというのだから、興奮をしない訳がない。 剣崎「そんな大層なもんじゃないぞ。 給料安いしね」 佐野「でも変身ヒーローだろ!? やっぱ凄いよ……。 な、なんでヒーローに剣崎さんはなったんだ?」 剣崎「コドモノコロカラ、ヒーローニアコガリチタ」 佐野「剣崎さん、夢中だね!」 剣崎「ああ!」 興奮をした佐野に対して剣崎は朗らかに笑いながら返答をする。 そんな元気ハツラツとした2人のやり取りを霊夢は呆れたように見守りつつ……手元にあった湯呑を口に運ぶ。 霊夢「(変身……ヒーロー、ねぇ)」 佐野「やっぱり変身! とか言うのか剣崎さん?」 剣崎「勿論。 言わなきゃ気合も入らないしな」 佐野「言ってみて! 言ってみて!!」 剣崎「……ヘシン!!」 佐野「かっけぇ!! 変身って聞こえないけどかっけぇ!! 生変身かっけぇ!!」 霊夢「……あんたら、やかましい」 次々と質問をする佐野に、それに応える剣崎、そして茶を啜りツッコミを入れる霊夢。 こうして2日目の夜は、昨日に比べ賑やかに更けてゆくのだった。 ※剣崎と仲良くなりました。 2日目終了
[368]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/17(土) 02:29:39 ID:??? 3日目 明けて3日目、この幻想郷に来て初めてのサッカーに触れられる日とあって、佐野は誰より早く飛び起き朝の支度に取り掛かった。 普段は不真面目に見える佐野も、それでもことサッカーにかける情熱は誰にも負けないつもりである。 誰よりも早く準備をし、サッカーをしたいと思う気持ちも当然の事であろう。 この佐野の行動には、一同も驚き……また、クーガーは自分が一番の早起きで無かった事にショックを受けていたのだが。 それはそれとして、食事を終えたイレギュラーズメンバーは早速神社の裏側にある練習場へと移動をする。 佐野「おお、意外に広いな。 11人で練習するくらいなら十分すぎるぜ。 ……えーと、それでこれからどうするかだが……サッカー知らない奴もいるんだよなぁ」 霊夢「昨日の内に簡単には説明しておいたわ。 後はまぁ……やってりゃ覚えるでしょ」 佐野「適当だなオイ」 割かし広い練習場を見て佐野は感嘆の息を吐きつつ、さてどうしたものかと一同を見て考える。 サッカーに関する知識がある律子に剣崎、クーガーは問題ないとして……。 あまりサッカーに詳しくないアイビス、そしてそもそもサッカーの存在自体を知らない他の面々。 彼らにはまずサッカーというものそのものを教えなければ、練習もへったくれもないと考えるのだが……。 霊夢は事前にある程度、サッカーとはどういうものかという事を説明していたらしく。 やっている内に覚えてくるだろう、と楽観的に見ている。 水銀燈「要はその球っころをあっちの口あけた所に放り込めばいいんでしょう? 簡単よ簡単」 レイ「で、手をつかっちゃいかなかったんだね。 任せときな、脚技には自信がある」 佐野「うーん、不安だ……不安だが……。 ……まぁ、とりあえずはやってみるしかないか。 確かに習うより慣れろでいった方がよさそうだし……」 ブースター「キュ?」 佐野「そもそもブースターとか、教える事が出来るかどうかすら疑問だし……」 ちゃんと理解しているのかしていないのか微妙な言葉を吐く水銀燈とレイに、思わず佐野は不安を覚えるが……。 とはいえ、試合まで時間が無い今は、確かに霊夢の言うように体にルールを覚えさせるのが先決かと判断した。
[369]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/17(土) 02:30:49 ID:??? 佐野「とはいっても、まずは全員がどれくらい動けるか確認しねーとな……。 ポジションとかの割り振りとかも考えなきゃいけねーし……」 律子「あ、それについて意見があるんだけど……私はゴールキーパーをやっていいかしら?」 佐野「ん? 別に他に希望が無ければいいと思うが……なんで?」 ひとまず今後の予定を考える佐野に、不意に声をかけたのは律子である。 殆どがサッカー未経験者であり、ポジションなども決まっていない以上、 空いているゴールキーパーの位置を律子が務める事は別段何も問題は無いように思えたが……。 一体どうしてか、と佐野が問いかけると律子は腕組みをしながら苦笑しつつ返答をする。 律子「他の人はやっぱり男性だったり……或いは女性でも身体能力が高そうな人が多いけど、私はただの一般人だしね。 上手く足でボールをコントロールできる自信無いし……」 佐野「あー……なるほど、だから手を使えるゴールキーパーを……と」 律子「そう。 ゴールキーパーが楽なポジションだとは思っていないけれど……他に比べればマシでしょう?」 佐野「確かに……そうだな。 それじゃゴールキーパーはりっちゃんでいこう」 明らかに身のこなしが普通でないレイやダークドリームに、水銀燈。 そして、一応は戦闘機のパイロットをやっていたというアイビスに対し、律子はあくまでもただの一般人。 身体能力は格段に差があると分析した律子は、それなら自分はゴールキーパーをやった方がチームに迷惑がかからないと判断をしたのである。 これには佐野も納得をし、了承をした。 佐野「んじゃ……残った皆は適当に分かれてくれ。 俺と霊夢ちゃんで練習を見るから」 霊夢「(……佐野の実力の方もちゃんと見ておかないとねぇ)」 ……… …… …
[370]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/17(土) 02:31:51 ID:??? それから数時間、佐野と霊夢は2組に分かれたイレギュラーズメンバーの運動能力。 サッカーのセンスと、何が得意そうで何が苦手そうかを把握する為に数々のプレーを行わせた。 タタタタタタッ ダークドリーム「ボールを持って走るのがドリブル……だよね」 佐野「(やっぱ結構うまいな……っていうかうかうかしてると抜かれかねんレベルだ……)」 まず、佐野のグループに入って練習を行っていたダークドリーム。 彼女は1日目の夜に佐野が見た予感が的中し、サッカーセンスは中々のものを持っていた。 特に攻撃力――その中でもパスの精度はかなりのもの。 恐らくはあの夜に佐野から教えてもらった言葉を忠実に守っているだけなのだろうが……。 その精度は佐野の上をあっさりと超えており、教えた佐野としては立場が無かった。 パシュッ ダークドリーム「パスは味方に渡すもの。 取れなきゃ意味がない……だよね」 佐野「(置くならOMFか……SHかな。 守備はそこまで強くなさそうだし)」 ササッ パシッ 水銀燈「ふんっ、通さないわよおバカさぁ〜ん」 ダークドリーム「……駄目かぁ」 佐野「(水銀燈も普通に上手いな……)」 そして、水銀燈はそのドリームのパスをカット……少なくとも零れ球にする事は可能な程度には、守備が上手かった。 その性質から攻撃性が高いかと思われていた水銀燈ではあるが、意外にも守備面で彼女は輝いていたのである。 攻撃面においてもパス以外の能力は軒並み平均して高く。 更にタックル、パスカットといった主要な守備的能力は佐野以上なのだが……。
[371]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/17(土) 02:32:51 ID:??? バシッ! ガシャーッ!! 水銀燈「うっ!?」 ユーノ「あ、ご、ごめん! 大丈夫?」 佐野「(……やたら吹き飛ばされてるよなぁ。 人形だから軽いのか?)」 その水銀燈は、何故かこの練習で軽い接触をしただけでも吹き飛ばされる事が多かった。 幸いにも怪我――否、欠損こそしなかったものの、水銀燈は吹き飛ばされるたびに苦々しげな表情を浮かべ……。 佐野もこれを見て、頭をかきながらどうしたものかと考える。 守備に使うにしても攻撃に使うにしても、サッカーをやる上で接触プレーというものは避けられないからだ。 佐野「(改善……出来るといいんだが、どうなんだろうなぁ? ありゃ体格の問題な気がするし……。 ……と、それはそれとして他の選手は……?)」 剣崎「ウェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエイッ!!」 バコォッ! バシュウウウウッ!! ユーノ「……ハッ!」 チィッ! パサァッ!! 剣崎「よし、ゴールだ!」 ユーノ「……やっぱり止められないなぁ」 ゴール前で攻防を繰り広げていた剣崎とユーノの勝負は、剣崎の勝利で幕を閉じる。 どうやら剣崎はパワーに自信があるタイプの選手らしく、そのシュート力は優に佐野を超えており。 また、ブロックや競り合いといった体を張ったプレイも得意としている事がわかった。 ただ、異様なまでにタックルは苦手であり……その他の能力も、決して高いとは言えない、というのが佐野の感想である。 佐野「(それでも俺と同じくらい上手いんだよなぁ……本当に素人なんだろうか……。 で、ユーノ君はというと……)」
[372]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/17(土) 02:34:09 ID:??? ユーノ=スクライアは、その見た目通り、やはり運動は苦手なのだろう。 ダークドリームや水銀燈、剣崎に比較をすると見劣りをするレベルの能力しか持っていなかった。 特に攻撃能力はパス以外壊滅的であると言え、守備に関しても水銀燈に劣っていた。 ユーノも自分であまり役に立てそうにもない事を理解しているのか、剣崎にゴールを奪われても悔しそうな表情を浮かべてはおらず。 ただ苦笑を浮かべながら、頬をかいているだけである。 佐野「(剣崎さんは……FWにするかDFにするか微妙な所だなぁ。 他の選手によってポジションを流動的に変えた方がいいかもしれん。 ユーノ君は……DFに置くしかないかなぁ……。 さて、次はクーガーさん……なんだが……)」 シュタタタタタタタタタ―――ッ!!!! クーガー「俺はこう思うんですドリブルとは最高の攻撃手段だとパスで攻めるのも確かに優雅で文化的完成されたパスサッカーは芸術です ですがパスの場合オフサイドというつまらないルールに引っかかる可能性があるそれで攻撃失敗しては元も子もない なによりだれよりはやく相手ゴールまでいきたい俺にとって誰かのパスを"待つ"というのは我慢できない事です ならシュートはどうかそれも駄目だぁシュートは体力を過大に消費してしまいます それでガッツを失って攻撃失敗したら誰に何と言われるかわかったもんじゃない それに比べてドリブルのなんと素晴らしい事かドリブルで敵を抜くたびに観客席から湧き上がる歓声 焦る敵の表情を見ながらゴールに近づいていくと絶頂すら覚えてしまいそうになる ゴールまで進めば後はGKをかわしてゴールにボールを押し込むだけこれで1点無駄に体力を消耗する心配などありません 失敗しても敵をゴール前まで押し込めるという長所もあります ああなんと素晴らしい攻撃手段かだから俺はドリブルが大好きなんです」 シュタ―――ッ!!! 佐野「(……この人は、俺よりうまい。 ドリブルだけじゃなく、他の面でも)」 スピード狂として周囲に認識されているストレイト=クーガー。 彼は、佐野の予想以上にサッカーセンスに恵まれ……そして、この場にいる誰よりも素早くドリブルをする事が出来た。 ドリブルに自信を持つ佐野以上に、である。
[373]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/17(土) 02:35:09 ID:??? そのスピードに乗ったドリブルは……佐野には到底真似する事が出来ず。 佐野は一瞬、少しだけ……ほんの少しだけ、どうして素人が俺よりもうまくドリブルが出来るんだと嫉妬を覚えた。 だが、すぐに頭を振ってその考えを振り払った。 元の世界に帰る為には、今は一人でも戦力が必要な状況――クーガーがサッカー上手いという事実は、喜ばしい事なのだから。 佐野「(……でもやっぱり納得出来ない俺が嫌いだ。 くそっ、素人に負けてたまるか! すぐにクーガーさん超えるくらいドリブル上手くなって……ん?)」 クーガー「はぁ……はぁ……」 佐野「(息切れしてる……? そりゃまああんだけ早口で何か叫んでたんだから当然といや当然……? いや、でもドリブル開始して少ししか経ってねぇぞ? も、もしかして体力がねぇのか?)」 負けん気を出す佐野は、そのままクーガーを観察していたのだが……。 やがてクーガーはドリブルでの往復のスピードを徐々に落とし始め、荒々しく息を吐き始めた。 始めはあれだけ喋りながら体を動かしていたなら息が切れるのも当然かと佐野は思ったのだが……。 しばらく経っても体力が回復した様子を見せないクーガーを見て、もしや体力が無いのだろうかと考えを抱く。 佐野「(この体力の無さは……ちょっとしたウィークポイントになりそうだな。 ……でも、なんだってあんな動きが出来るのにそんなに体力が無いんだ?)」 クーガー「(ちっ、この程度の運動すら満足に出来ないか……)」 とにもかくにも、こうして佐野は自身の組に入った選手達全員の能力を見る事が出来た。 それぞれ長所と短所があるものの、概ね攻撃と守備のバランスは取れており……。 これならばポジションを決めるのもそこまで苦労はしないかもしれないと考えつつ、 能力確認はここまでだと自身もボールを持ち、佐野は練習の輪の中に混ざってゆくのだった。
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0ch BBS 2007-01-24